JPH0318395B2 - - Google Patents

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JPH0318395B2
JPH0318395B2 JP57082889A JP8288982A JPH0318395B2 JP H0318395 B2 JPH0318395 B2 JP H0318395B2 JP 57082889 A JP57082889 A JP 57082889A JP 8288982 A JP8288982 A JP 8288982A JP H0318395 B2 JPH0318395 B2 JP H0318395B2
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signal
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video signal
signals
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JP57082889A
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Nobuaki Takahashi
Seiichi Takashima
Takeshi Shibamoto
Hiroyuki Sugyama
Fujio Suzuki
Koji Tanaka
Mitsuo Kubo
Yoshiaki Amano
Mitsuru Kikuchi
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/804Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components
    • H04N9/806Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components with processing of the sound signal
    • H04N9/8063Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components with processing of the sound signal using time division multiplex of the PCM audio and PCM video signals
    • H04N9/8066Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback involving pulse code modulation of the colour picture signal components with processing of the sound signal using time division multiplex of the PCM audio and PCM video signals with insertion of the PCM audio signals in the vertical blanking interval of the PCM video signal

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデイジタル信号記録方法に係り、デイ
ジタルオーデイオ信号と共に時系列的に記録媒体
に記録されるデイジタルビデオ信号の各画素デー
タの夫々を所定の量子化数とすると共に、相隣る
2本の走査線の各走査開始より走査終了までに存
在する各標本点の画素データ同士を、夫々上記デ
イジタルオーデイオ信号の一標本点のデータ伝送
期間に等しい期間に同一標本点における2画素の
画素データ同士が伝送される同一ワードに配置し
て記録することにより、再生装置における走査線
数変換を容易に行なわせ得るデイジタル信号記録
方法を提供することを目的とする。
近年、ビデオ信号やオーデイオ信号をパルス符
号変調(PCM)等のデイジタルパルス変調をし
て得たデイジタルビデオ信号やデイジタルオーデ
イオ信号を夫々円盤状記録媒体(以下「デイス
ク」という)に断続するピツト列の変化として記
録し、デイスクから光の強度変化あるいは静電容
量変化を検出して既記録信号を読み取り再生する
方式が盛んに開発されている。このうち、デイジ
タルオーデイオ信号に付加的な情報としてカラー
静止画情報に関するデイジタルビデオ信号を付加
してデイスク上の同じトラツクに記録するデイジ
タルオーデイオデイスクの記録方式が知られてい
る。かかるデイジタルオーデイオデイスクの同一
盤面には通常、複数の音楽プログラムが記録され
ており、各音楽プログラムに対応して夫々カラー
静止画情報に関するデイジタルビデオ信号が記録
されているが、このデイスクを再生した場合は音
楽プログラムは世界共通の再生系で再生すること
ができる。
これに対し、ビデオ信号の再生に関してはテレ
ビジヨン方式が世界共通でないため、かかるデイ
スクを記録したビデオ信号のテレビジヨン方式と
異なるテレビジヨン方式の地域や国でも再生でき
るようにするためには、ビデオ信号に関しては再
生表示するその地域や国のテレビジヨン方式に準
拠した信号形態に変換する必要がある。特に、上
記のデイジタルビデオ信号はデイジタルオーデイ
オ信号の再生音を聴く聴取者の想像力を助けるた
めの補助的な役割を果たすカラー静止画像に関す
るものであるから、上記のデイスクは世界のテレ
ビジヨン方式の相違によらず世界共通方式とし、
各テレビジヨン方式に準拠した信号形態で再生す
ることが望ましい。
上記の世界のテレビジヨン方式のうち、色信号
の伝送形態についてみると現在NTSC方式、
PAL方式及びSECAM方式の3方式があり、これ
らの方式はいずれも輝度信号と2種の色差信号と
からカラー画像信号を構成しているので、輝度信
号と2種の色差信号とを夫々別々にデイジタルパ
ルス変調して伝送するコンポーネント符号化方式
を採用することが、上記3方式間の互換性が容易
にとれ、しかも将来、出現の可能性のあるPGB
の3原色信号入力端子をもつたデイスプレイモニ
ターを使用した場合の画質の良さや、特に前記の
デイジタルオーデイオデイスクでは部分動画の可
能性などの長所を有するので望ましい。
そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたもの
であり、更に走査線数の変換の容易さ等をも考慮
してデイジタルビデオ信号を記録するようにした
ものであり、以下図面と共にその一実施例につい
て説明する。
第1図は本発明方法の要部の一実施例のブロツ
ク系統図を示す。同図において、1はカラーテレ
ビジヨンカメラ、フライングスポツトスキヤナ、
VTR等のビデオ信号源で、必要に応じてTV同
期信号発生器2よりのTV同期信号が供給され
て、記録すべきカラー静止画に関する3原色信号
が取り出されマトリクス回路3に供給される。マ
トリクス回路3は走査線数625本、水平走査周波
数15.625kHzの輝度信号Y、色差信号B−Y及び
R−Yを生成し、これらをAD変換器4,5及び
6に夫々別々に供給する。他方、TV同期信号発
生器2の出力TV同期信号はクロツク発生器7,
8,12及び13に夫々供給される。
AD変換器4は帯域4.5MHz程度の輝度信号Y
を、クロツク発生器7よりの9MHzのクロツクに
より標本化周波数9MHzで標本化した後量子化数
8ビツトで量子化してデイジタル輝度信号に変換
し、この信号をメモリ9に供給する。AD変換器
5は周知の人間の視覚特性を考慮して輝度信号の
数分の一程度の帯域とされた色差信号(B−Y及
びR−Yのうち一方の色差信号B−Yを、クロツ
ク発生器8よりの2.25MHzのクロツク信号に基づ
き標本化周波数2.25MHzで標本化した後量子化数
8ビツトで量子化してデイジタル色差信号に変換
し、この信号をメモリ10に供給する。更にAD
変換器6は上記色差信号R−Yを、クロツク発生
器8よりのクロツク信号に基づきAD変換器5と
同様に標本化周波数2.25MHz、量子化数8ビツト
のデイジタル色差信号に変換し、この信号をメモ
リ11に供給する。
メモリ9はメモリライトコントローラ12の出
力パルスにより上記デイジタル輝度信号を例えば
1フレーム分書き込み、メモリリードコントロー
ラ14の出力パルスにより順次読み出し動作を行
なう。このメモリ9に供給されるデイジタル輝度
信号は、走査線1本当り、例えば456個の標本点
(水平方向の画素数456)におけるデイジタル輝度
信号である。すなわち、走査線数625本で水平走
査周波数15.625kHzの輝度信号を、標本化周波数
9MHzで標本化すると、1走査線の標本点は576
(=9×106/15625)個得られるが、第2図に水
平走査期間単位で示すビデオ信号のうち実際に画
像情報を含む映像期間VTは1水平走査期間
(1H)の約80%程度であり、他方水平、垂直の各
同期信号やカラーバースト信号は再生装置におい
て付加することができるので、上期映像期間VT
における456個の標本点にデイジタル輝度信号が
メモリ9に供給されるものとする。また、このメ
モリ9から読み出されるデイジタル輝度信号は、
625本の走査線のうち、画像情報を含む572本走査
線に関するデイジタル輝度信号であり、その標本
化周波数は94.5kHz(又は88.1kHz)、量子化数8
ビツトで読み出される。
また前記メモリ10,11はメモリライトコン
トローラ13からの書き込み制御信号に基づいて
前記デイジタル色差信号が例えば1フレーム分書
き込まれ、記憶したデータがメモリリードコント
ローラ14の出力読み出し制御信号に基づいて読
み出される。メモリ10,11に供給されるデイ
ジタル色差信号は標本化周波数がデイジタル輝度
信号のそれの1/4である2.25MHzであるから、
夫々走査線1本当りの標本点が114(=456/4)
個のデイジタル信号であり、これがメモリ10,
11から標本化周波数94.5kHz(又は88.2kHz)、
量子化数8ビツトの第1、第2のデイジタル色差
信号として読み出される。この第1及び第2のデ
イジタル色差信号は、デイジタル輝度信号と同様
に572本の走査線の画像情報に関する。メモリ9,
10及び11の各出力デイジタル信号は切換回路
15に夫々供給される。
他方、入力端子16には記録される静止画信号
の切換わり毎に発生する信号等が入来し、ヘツダ
ー信号発生器17に供給される。ヘツダー信号発
生器17は後記する如く、ヘツダー部を構成する
各信号やコードの集合である16ビツトのヘツダー
信号を発生し、これをメモリ18に供給する。メ
モリ18はヘツダー信号を、例えば684ワード伝
送期間周期で、標本化周波数47.25kHz(又は
44.1kHz)量子化数16ビツトで読み出して切換回
路15に供給する。
切換回路15はメモリ9,10,11及び18
からの各デイジタル信号を所定の順序で切換えて
第3図乃至第5図に示す如き信号フオーマツトの
デイジタルビデオ信号を発生して、これをデイジ
タルレコーダ19に供給してここで記録せしめ
る。なお、デイジタルレコーダ19からのクロツ
ク信号に同期してメモリリードコントローラ14
から読み出し制御信号が出力される。
次に上記のデイジタルビデオ信号の信号フオー
マツトについて更に詳細に説明する。切換回路1
5から取り出されるデイジタルビデオ信号は、12
ワードのヘツダー部と、例えば684ワードの2H分
(Hは水平走査期間)のコンポーネント符号化デ
イジタルビデオ信号部とが、夫々交互に時系列的
に合成されてなり、かつ、最後部の1ワードに信
号伝送終了信号(以下「EOD信号」ともいう)
が付加されてなる信号であり、1フレーム分の画
像情報が伝送される場合は第3図に示す如く、H
1〜H286(ただしH3〜H286は図示を省
略した)の286個のヘツダー部と、V1〜V28
6(ただしV3〜V285は図示を省略した)で
示す286個のビデオ信号部と、EODで示す1ワー
ドのEOD信号とからなる計199057ワードのデイ
ジタルビデオ信号が記録される。従つて、この1
フレーム分のデイジタルビデオ信号は、後述の第
8図に示す1ブロツクの信号中、1チヤンネル16
ビツトで1ワードが伝送される場合は、この1ブ
ロツクの信号周期が、ヘツダー信号の標本化周波
数の逆数に等しい値に選定されているから、標本
化周波数が47.25kHzのときは約4.21秒で伝送さ
れ、44.1kHzのときは約4.51秒で伝送される。
上記のヘツダー部H1〜H286が本発明の要
部をなしており、その信号フオーマツトの一実施
例は第4図に示す如くになる。同図において、縦
方向はビツト配列を示し、上側がMSB(モース
ト・シグニフイカント・ビツト)、下側がLSB
(リースト・シグニフイカント・ビツト)を示し、
また横方向は時間を示す。Tは1ワードの伝送時
間を示す。ヘツダー信号の最初の1ワードには、
ヘツダー信号の始まりを示すための同期信号20
が配置されており、その上位8ビツトは16進法で
の値が「FF」、下位8ビツトは16進法での値が
「FE」に選定されている。従つて、同期信号20
を2進数で示すと、その上位8ビツトはオール
「1」、その下位8ビツトは「11111110」となる。
ここで、同期信号20の「FF」、「FE」なる値
は、デイジタルビデオ信号中において、同期信号
にだけ割り当てられた値であり、ビデオ信号部V
1〜V286中にこれらの値があるときは、第1
図に示した記録系で予め「FD」なる値に変更さ
れ、後記の再生装置で誤つて同期信号であると判
別されることを防止している。なお、この「FF」
なる値はビデオ信号の最も明るい画像データを示
すが、通常この画像データ及びこれよりやや暗い
「FE」なる画像データは殆ど現われないので、同
期信号20にこれらの値を割り当てても実用上問
題はない。
上記の同期信号20の次のヘツダー信号の第2
ワード目には、各種の識別コードが伝送される。
まず、上位4ビツトには「MODE」で示す画像
種別識別コードが配置される。このコードは記録
すべきデイジタルビデオ信号が標準の静止画像で
あるか(第1図についての前記説明はこの標準の
静止画像である場合を例にとつて説明した)、ラ
ンレングスコードによる動画であるか、例えば、
走査線数1125本のような高精細度、高品位の静止
画像であるかなどを示すコードである。次に上位
第5ビツト目には「1P/2」で示す伝送チヤン
ネル識別コードが配置される。このコードは、デ
イジタルビデオ信号が後記の4つの伝送チヤンネ
ルのうちの何チヤンネルで伝送されるかを識別さ
せるコードで、その値が「1」のときは1P、す
なわち第4チヤンネルで伝送されることを示し
(本実施例ではこの場合を例にとつて説明する)、
「0」のときは2P、すなわち第4チヤンネルと第
3チヤンネルの計2チヤンネルで伝送されること
を示す。2Pのときは第4チヤンネルと第3チヤ
ンネルとで夫々伝送されるデイジタルビデオ信号
の画像の種類(例えば風景画、ポートレート、演
奏風景等々)を互いに異ならしめておき、視聴者
が自分の好きな方の画像を選択して楽しむことが
できる。また第4チヤンネルと第3チヤンネルと
で夫々同一の画像を各1ワードずつ、すなわち等
価的に標本化周波数が2倍になつたようにされて
伝送するようにしてもよい。
次に第4図に示すヘツダー信号の第2ワードの
上位第6ビツト目には、「FR/」で示す画像
情報量識別コードが配置され、これにより伝送さ
れるデイジタルビデオ信号が1フレーム分である
か、1フイールド分であるかを識別させ、値が
「1」のときは1フレーム分であり、「0」のとき
は1フイールド分であることを示す。デイジタル
ビデオ信号が1フレーム単位で伝送されるか、1
フイールド単位で伝送されるかによつて、後記の
ビデオ信号部の信号フオーマツトが異なるため、
再生装置ではこれを検出してそのときの信号フオ
ーマツトに従つた画像信号の取り込みを行なう。
またこの画像情報量識別コードの次の1ビツトに
は「A/」で示す画面伝送識別コードが配置さ
れ、値が「1」のときは全画面に表示されるべき
静止画のデイジタルビデオ信号が伝送されること
を示し(所謂全画面伝送)、また値が「0」のと
きは画面の一部で表示されることにより、所謂部
分書き替えされるデイジタルビデオ信号が伝送さ
れることを示す。
更に第4図に示す「1」は2進数の「1」であ
り、上記の上位第7ビツトまでに配置された各コ
ードの値が全て「0」となり、しかもこの第8ビ
ツト目も仮に「0」となつたときは、前記第3図
に示したEOD信号が上位8ビツト、下位8ビツ
ト共にオール「0」に選定されているため、この
EOD信号として誤検出されることがあり、そこ
でこれを防止するために「1」が配置されている
のである。
また第4図において、「S.E」は2ビツトの特
殊効果用コードを示し、画面に表示される静止画
像に、フエードイン、画面上側又は左側よりの画
面変更等の特殊効果をもたせて表示される場合
に、それを識別させるためのコードである。上記
の特殊効果用コード「S.E」の次の2ビツトには
「6LMODE」で示す走査線数変換用コード、更に
その次の2ビツトには「P.G」で示すプログラム
の種類を識別させるための画種識別コードが夫々
配置される。
走査線数変換用コード「6LMODE」は、走査
線数625本方式であるデイジタルビデオ信号を、
再生装置で走査線数525本方式に変換する場合に、
簡易的に6本の走査線の画像情報を5本の走査線
の画像情報として走査線数の変換を行なうときに
必要な4種の混合比のいずれか一つを示すコード
である。すなわち、上記の走査線数の変換を行な
う場合は、第6図Aに1〜6で示す走査線数625
本方式のうちの第‘走査線から第6走査線の画像
情報により、同図Bに1〜5で示す走査線525本
方式のうちの第1走査線から第5走査線の画像情
報を作るわけであるが、走査線数525本方式の第
1走査線(第1フイールドの第1H目)の画像情
報を作るには、走査線数625本方式の第1走査線
(第1フイールドの第1H目)と第2走査線(第2
フイールドの第1H目)との各画像情報を、夫々
3/4倍と1/4倍して作る。
ここで、デイジタルデータを各々1ビツトずつ
LSBの方向へシフトすると、そのデータ量は1/2
倍され、更にLSBの方向へ1ビツトずつシフト
するとそのデータ量は1/4倍になることは周知の
通りである。従つて、上記の3/4倍は1/2倍と1/4
倍との和であるから、上記走査線数625本方式の
第1走査線のデイジタルデータをLSB方向に1
ビツトずつシフトして得た第1のデイジタルデー
タと、LSB方向に2ビツトずつシフトして得た
第2のデイジタルデータとを夫々加算することに
より、第1走査線の画像情報の3/4倍の画像情報
を生成し、更にこれに走査線数625本方式の第2
走査線のデイジタルデータをそのLSB方向へ
夫々2ビツトずつシフトして得たデイジタルデー
タを加算することにより、走査線数525本方式の
第1走査線の画像情報が得られることになる。
以下、上記と同様にして、第6図A,Bに示す
ように、走査線数525本方式の第2、第3、第4、
第5走査線の画像情報は走査線数625本方式の第
2及び第3、第3及び第4、第4及び第5、第5
及び第6走査線の画像情報を夫々所定の混合比で
混合することにより得られる。これらの混合比は
第6図A,Bからわかるように、(3/4,1/4),
(1/2,1/2),(1/4,3/4),(0,1)の4種のパ
ターンで与られるので、予め得ようとする走査線
に対して混合比の値を前記「6LMODE」で示す
コードで与えておくことにより、再生装置での走
査線数525本方式への変換が容易にできることに
なる。
なお、このコード「6LMODE」が与えられて
いない場合は、第n走査線の場合、これを6で除
したときの剰余から混合比を求めるような演算に
より求める必要がある。
次に前記画種識別コード「P.G」は、第4チヤ
ンネルと第3チヤンネルの2つのチヤンネルを用
いて互いに独立してデイジタルビデオ信号を伝送
する際に、例えば第4チヤンネルでは通常の画像
のデイジタルビデオ信号を伝送し、第3チヤンネ
ルでは何種類かの画像のデイジタルビデオ信号が
時系列的に合成された特殊画像を伝送するものと
すると、この第3チヤンネルで伝送される何種類
(ここでは最大4種類)かの画像の夫々に応じて
付したカテゴリー・ナンバーの値を示す。この第
3チヤンネルで伝送される画像の夫々は表示の連
続性が要求され、表示の途中で別種の画像に切換
わることが不都合な画像(例えば楽譜、風景、イ
ラスト、演奏者など)であり、上記画種識別コー
ド「P.G」は、これらの画像の種類に応じて割り
当てられたカテゴリー・ナンバーを示す。従つ
て、視聴者が第3チヤンネルの画像の再生を選択
し、かつ、所望のカテゴリー・ナンバーを指定し
た場合は、そのカテゴリー・ナンバーの画像だけ
が連続して再生され、他のカテゴリー・ナンバー
の画像により中断されることはなくなる。
更に第4図において「B19W」、「B19R」で示
す各1ビツトのコードは、後述する再生装置内の
2個のフレームメモリの書き込み指定コードと読
み出し指定コードで、両者が共に「0」(又は
「1」)のときには第1の(又は第2の)フレーム
メモリにデイジタルビデオ信号の画素データを書
き込み、かつ、その記憶データを読み出させて画
面に表示させる。このことは、画像を表示しつ
つ、その内容を変更することであり、この結果、
静止画像の一部分に動画を表示させることができ
る。一方、「B19W」が「0」で「B19R」が
「1」のときは、第1のフレームメモリに画素デ
ータを書き込みつつ、第2のフレームメモリから
読み出した画素データを表示させ、上記第1のフ
レームメモリの書き込み動作を終了した後は
EOD信号により表示画面を第2のフレームメモ
リから第1のフレームメモリのものへ切換える。
更に「B19W」が「1」で「B19R」が「0」の
ときは上記と逆に第2のフレームメモリに画素デ
ータを書き込みつつ、第1のフレームメモリから
読み出した画素データを表示させる。
次に第4図に示すヘツダー信号の第3ワード目
から第6ワード目には夫々B3〜B18で示すア
ドレス信号21a,22a,23a及び24aが
夫々配置されており、このヘツダー信号に続けて
伝送されるビデオ信号部の各ワードの上位8ビツ
トと下位8ビツトの2つの画素データ(画素サン
プル値)のメモリ回路用アドレス信号を示す。こ
こで、世界のカラーテレビジヨン信号の走査線数
は625本又は525本であり、本発明におけるデイジ
タルビデオ信号は実際に画像情報を含む572本の
走査線の画素データの時系列的合成信号である
が、走査線数625本方式で伝送されるため、走査
線数525本方式で再生する場合には、再生装置内
で前記したように走査線数変換を行なつてからメ
モリ回路に蓄積する。従つて、このメモリ回路用
アドレス信号としては、1ワードの上位8ビツト
と下位8ビツト2つの画素データに対する異なつ
た値と、走査線数625本方式用と525本方式用での
異なつた値の計4つのアドレス値を必要とするこ
とになる。そこで、アドレス信号21aは625本
方式におけるビデオ信号部の1ワードの上位8ビ
ツトの画素データのアドレス値を示し、アドレス
信号22aは625本方式の下位8ビツトの画素デ
ータのアドレス値、23aは525本方式の上位8
ビツトの画素データのアドレス値、24aは525
本方式の下位8ビツトの画素データのアドレス値
を夫々示すように割り当てられている。
第4図に示すヘツダー信号の第7ワード目から
第12ワード目までは前記した第1ワード目から第
6ワード目までの構成と同様構成であり、第7ワ
ード目の同期信号25が同期信号20に比較して
上位8ビツトと下位8ビツトの両方共に16進法で
の値が「FF」である点が異なるだけで、他の第
8ワード目の各種コードと、アドレス信号21
b,22b,23b,24bとは、第2ワード目
の各種コードと、アドレス信号21a,22a,
23a,24aと同一内容に選定されている。こ
れは次の理由による。後述するように、第7図に
示すデイスク40に記録されるデイジタル信号中
には、エラー訂正用信号(第8図にP,Qで示
す)が含まれており、これにより伝送路で生じた
エラーの殆どが訂正されるが、訂正不能の場合も
稀に起る。この場合はデイジタルオーデイオ信号
については、補間回路等を用いてデータの補正が
行なわれ、デイジタルビデオ信号については隣接
する画素データは近似した値であることが多いこ
とを利用してその直前の画素データを用いて補正
しても問題は少ない。
しかし、ヘツダー信号のように相隣るワード間
にデータの相関がない場合は、上記のような補正
を行なうのが困難であり、またヘツダー信号の内
容が伝送されない場合はその直後のデイジタルビ
デオ信号部の取り込みもできないこととなり、例
えば2H分の画素データが欠けてしまうこととな
る。そこで、これらの不都合を避けるため、ヘツ
ダー部の情報は第4図に示す如く2度送りとし、
伝送路で前半のヘツダー信号部分が再生されなく
とも、後半のヘツダー信号部分を用いて画素デー
タの取り込みを行なうものである。なお、同期信
号20,25の各値を異ならせているので、前半
のヘツダー信号部分の同期信号が後半のヘツダー
信号部分の同期信号かを識別することができる。
次に第3図に示した本発明の要部をなすビデオ
信号部V1〜V286の信号フオーマツトにつき
説明するに、第5図はビデオ信号部V1の信号フ
オーマツトの一実施例を示す。同図において、縦
方向はビツト配列を示し、上側がMSBで、下側
がLSBを示し、また横方向は時間を示すことは
第3図、第4図と同様である。本実施例では286
個のビデオ信号部V1〜V286は夫々684ワー
ドで構成されていることは前記した通りである
が、各ビデオ信号部は相隣る走査線の画素データ
のうち一方の走査線の画素データが上位8ビツト
に配置され、他方の走査線の画素データが下位8
ビツトに夫々配置されて伝送される。言い換える
と、相隣る2本の走査線の各走査開始より走査終
了までに存在する各標本点(例えば第1標本点か
ら第456標本点)の画素データ同士は、夫々デイ
ジタルオーデイオ信号の一標本点のデータ伝送期
間に等しい期間に同一標本点における2画素の画
素データ同士が伝送される同一ワードに配置して
記録されている。従つて、最初のビデオ信号部V
1の信号フオーマツトは第5図に示す如く、各ワ
ードの上位8ビツトは画面中最上位に位置する第
1走査線(第1フイールドの第1H目)の各標本
点のデイジタルビデオ信号系列が配置され(すな
わちマトリクス状に配列されて一画面を構成する
複数個の画素のうち第1行の画素群からの画素デ
ータが配置され)、各ワードの下位8ビツトには、
2番目に位置する第2走査線(第2フイールドの
第1H目)の各標本点のデイジタルビデオ信号系
列(すなわち第2行の画素群からの画素データ)
が配置される。
また第5図において、Y0〜Y455(ただし
Y10〜Y455は図示せず)は第1走査線のデ
イジタル輝度信号の第1標本点から第465標本点
までの各配置位置を示し、Y456〜Y911
(ただしY466〜Y911は図示せず)は第2
走査線のデイジタル輝度信号の第1標本点から第
456標本点までの各配置位置を示す。またR−Y
0〜,R−Y113,B−Y0〜B−Y113
(ただしR−Y2〜R−Y113とB−Y2〜B
−Y112は図示せず)は第1走査線のデイジタ
ル色差信号R−Y,B−Yの第1標本点から第
114標本点までの各配置位置を示す。更にR−Y
114〜R−Y227,B−Y114〜B−Y2
27(ただしR−Y116〜R−Y227とB−
Y116〜B−Y226は図示せず)は第2走査
線のデイジタル色差信号R−Y,B−Yの第1標
本点から第114標本点までの各配置位置を示す。
従つて、ビデオ信号部V1は第1及び第2走査線
の2H分の画素データ群からなり、デイジタル輝
度信号の4つの標本点の画素データと、2種のデ
イジタル色差信号の各1つの標本点の画素データ
とよりなる6つの画素データを一単位として、こ
の単位毎に繰り返えして伝送される信号フオーマ
ツトとされている。なお、ビデオ信号部V2〜V
286も、V1と夫々同様の信号フオーマツトで
構成されている。
なお、第3図、第5図に示すビデオ信号部V1
〜V286の夫々は相隣る2本の走査線の画素デ
ータよりなり、1フレーム分のデイジタルビデオ
信号伝送時は、上記の如く第1フイールドの第n
走査線(ただし、nは正の整数で、ここでは1〜
286)と第2フイールドの第n走査線の画素デー
タであり、他方、1フイールド分のデイジタルビ
デオ信号伝送時はビデオ信号部は143個からなり、
かつ夫々は同じフイールドの第2m−1走査線
(mは正の整数)と第2m走査線の画素データから
構成される。このように、同じビデオ信号部に相
隣る2本の走査線の画素データを配置したのは、
走査線数を625本方式から525本方式へ変換する場
合を考慮して、その走査線数変換を容易に行なえ
るようにするためである。なお、EOD信号は16
ビツトオール「0」であるが、このEOD信号と
して誤つて検出されるのを防止するためビデオ信
号部V1〜V286の各ワードの値はオール
「0」になる場合はLSBだけが「1」となるよう
なオール「0」に近い別の値に変更される。
次に第3図乃至第5図に示す如き信号フオーマ
ツトのデイジタルビデオ信号をデイジタルオーデ
イオ信号と共に時系列的にデイスクに記録する記
録系につき説明する。デイジタルビデオ信号は計
4チヤンネルの伝送路のうち1又は2チヤンネル
の伝送路で伝送され、他の3又は2チヤンネルの
伝送路でデイジタルオーデイオ信号が伝送される
が、ここではデイジタルビデオ信号は1チヤンネ
ルで伝送され、デイジタルオーデイオ信号は3チ
ヤンネルで伝送される場合を例にとつて説明す
る。
第7図は本発明方法の他の要部の一実施例のブ
ロツク系統図を示す。同図中、第1図と同一構成
部分には同一符号を付して30,31,32は
夫々3チヤンネルのアナログオーデイオ信号が各
別に入来する入力端子で、3チヤンネルのアナロ
グオーデイオ信号には中央音像定位用信号が含ま
れており、これより従来の2チヤンネルステレオ
では得られなかつた中央音源の実像定位、聴取範
囲の拡大が得られる。また33はスタート信号入
力端子、34は上記3チヤンネルのアナログオー
デイオ信号の音楽プログラムがそれまでの音楽プ
ログラムから別の音楽プログラムに切換わる毎に
発生するキユー信号の入力端子である。
ここで、後記するデイスク40には1チヤンネ
ル分の情報量として標本化周波数47.25kHz、量子
化数16ビツトのデイジタル信号を4チヤンネル分
1本のトラツクに時系列的に記録するものとする
と、上記の3チヤンネルのアナログオーデイオ信
号はAD変換器35により各チヤンネル夫々が標
本化周波数47.25kHzで標本化され、かつ量子化数
16ビツトのデイジタルオーデイオ信号(PCMオ
ーデイオ信号)に変換されて信号処理回路37に
供給される。またこれと同時にデイジタルレコー
ダ19において再生される第3図に示す如き信号
フオーマツトのデイジタルビデオ信号は、標本化
周波数47.25kHz、量子化数16ビツトで再生されて
信号処理回路37に供給される。また入力端子3
3に入来するスタート信号と入力端子34に入来
するキユー信号とが夫々制御信号発生回路36に
供給され、ここで後記の第9図に示す構成の制御
信号を発生せしめる。この制御信号は再生針74
等のピツクアツプ再生素子の位置制御(ランダム
アクセス)などのために使用される信号であり、
上記の信号処理回路37に供給される。
信号処理回路37はこれらの16ビツト計4チヤ
ンネルの入力デイジタル信号に及び制御信号に対
して、これらが並列データであるのを直列データ
に並び換えると共に、各チヤンネルのデイジタル
信号を夫々所定区間毎に区切り、かつ、それらを
インターリーブして時分割多重する。そして、更
に誤り符号訂正用信号、誤り符号検出用信号、ブ
ロツク(フレーム)の始めを示す同期信号ビツト
を付加して記録用信号を生成する。
第8図は信号処理回路37の信号処理の結果生
成された記録用信号の中の1ブロツク(1フレー
ム)の一例を模式的に示す図で、1ブロツクは
130ビツトより構成され、その繰り返し周波数は
標本化周波数と同じ例えば47.25kHzである。
SYNCはブロツクの始めを示す10ビツトの固定パ
ターンの同期信号ビツト、Ch−1〜Ch−3は
夫々上記計3チヤンネルの16ビツトのデイジタル
オーデイオ信号、Ch−4は上記のデイジタルレ
コーダ19より再生された16ビツトのデイジタル
ビデオ信号の1ワードの各多重位置を示す。また
第8図に示すP,Qは夫々16ビツトの誤り符号訂
正用信号で、例えば、 P=W1W2W3W4 (1) Q=T4・W1T3・W2T2・W3T・W4 (2) なる式により生成される信号である。ただし、
(1),(2)式中W1,W2,W3,W4はCh−1〜Ch−4
の16ビツトの各デイジタル信号(通常は夫々異な
るブロツクにおけるデイジタル信号)、Tは所定
の多項式の補助マトリクス、は対応する各ビツ
ト毎の2を法とする加算を示す。
更に第8図中、CRCは23ビツトの誤り符号検
出用信号で、同じブロツクに配列されるCh−1
〜Ch−4,P,Qの各ワードを例えばX23+X5
+X4+X+1なる生成多項式で除したときに得
られる23ビツトの剰余であり、再生時同じブロツ
クの第11ビツト目から第129ビツト目までの信号
を上記生成多項式で除算し、それにより得られた
剰余が零のときは誤りが無いとして検出するため
に用いられる。また更に第8図中、Adrは前記制
御信号で、その各ビツトデータを分散し、1ブロ
ツク中に1ビツト伝送し、例えば126ブロツクに
より制御信号の全ビツトが伝送される(すなわち
制御信号は126ビツトより構成される。)。従つて、
デイスク40の回転数を900rpmとした場合は、
デイスク一回転当り3150ブロツク記録、再生され
るから、上記の126ビツトの制御信号はデイスク
一回転期間で25回記録、再生されることになる。
第9図は上記の制御信号の構成の一例を模式的
に示す。全126ビツトの制御信号は、42ビツトの
第1チヤプターコードCP−1,42ビツトの第2
チヤプターコードCP−2,及び42ビツトのタイ
ムコードTCとから構成されている。第1チヤプ
ターコードCP−1は、17ビツトの同期信号と、
4ビツトのモード信号と、8ビツトのチヤプター
信号と、12ビツトのチヤプターローカルアドレス
と、モード信号よりチヤプターローカルアドレス
までの信号ビツトを2を法とする加算を行つて得
た1ビツトのパリテイーコードとから構成されて
おり、第2チヤプターコードCP−2も同期信号
の値が異なるだけでそれ以外は第1チヤプターコ
ードCP−1と同一の構成及び同一の値とされて
いる。上記のモード信号はデイスク40に記録さ
れる4チヤンネルのデイジタル信号の種別を示す
信号であり、例えば「1100」のときは3チヤンネ
ルのデイジタルオーデイオ信号と1チヤンネルの
デイジタルビデオ信号が記録されており、「1101」
のときは4チヤンネルデイジタルオーデイオ信号
が記録されており、「1110」のときは2チヤンネ
ルデイジタルオーデイオ信号が2種類記録されて
おり、更に「1111」のときは2チヤンネルデイジ
タルオーデイオ信号とデイジタルビデオ信号が2
チヤンネル記録されていることを示す。また上記
チヤプター信号はデイスク40の信号記録開始位
置から記録音楽プログラムが何番目であるかを示
す信号である。
また第9図に示すタイムコードTCは例えば17
ビツトの同期信号と、第1及び第2のチヤプター
コードCP−1,CP−2中のモード信号と同様に
デイスク40に記録される4チヤンネルのデイジ
タル信号の種別を示す4ビツトのモード信号と、
デイスク40の記録音楽プログラムの位置を信号
記録開始位置からの通算の時間で示す計16ビツト
の時間識別コードと、デイスク40の一回転毎に
一ずつ増加し、0〜14の値を2進コードで示す4
ビツトのトラツク番号コードと、1ビツトのパリ
テイコードとからなる。上記の時間識別コードは
何分何秒という値で示され、その最小単位が1秒
であるのに対し、デイスク40が900rpmで回転
する場合は1秒間に15回転することになるから、
時間識別コードが同一の値の場合でも上記トラツ
ク番号により音楽プログラム記録位置をデイスク
40の一回転毎に識別することができる。
信号処理回路37より第8図に示す1ブロツク
130ビツトのデイジタル信号がブロツク単位毎に
順次直列に取り出され、第7図に示す変調回路3
8に供給され、ここで例えばモデイフアイド・フ
リケンシイ・モジユレーシヨン(MFM)の変調
方式で変調された後、例えば7MHzの搬送波を周
波数変調して周波数変調波信号とされる。この周
波数変調波信号はレーザービーム等を使用した記
録装置39によりデイスク40に記録される。
本出願人が先に提案したデイスクの記録方式を
適用した場合は、上記の記録装置39は第10図
に示す如き構成とされる。同図中、レーザー光源
41より出射されたレーザー光は光変調器42に
よりレーザー光のドリフトやノイズの除去等が行
なわれた後反射鏡43で反射されハーフミラー4
4により2つの光路に分割される。分割された一
方のレーザー光は光変調器45において入力端子
46よりの前記変調回路38の出力周波数変調波
信号及び後記する第3のトラツキング制御用参照
信号f p3によつて変調されて第1の被変調光
ビームとされる。分割された他方のレーザー光は
光変調器47において入力端子48よりの記録原
盤49の1回転周期毎に交互に入来する後記の第
1又は第2のトラツキング制御用参照信号f p
1又はf p2によつて変調されて第2の被変調
光ビームとされる。
第1の被変調光ビームは反射鏡50で反射され
て光路が変えられてシリンドリカルレンズ51及
び52、スリツト53並びに凸レンズ54よりな
る情報記録光学系を通過することにより、記録原
盤49上で長方形となる光に整形される。他方、
第2の被変調光ビームは凸レンズ55、スリツト
56及び凸レンズ57よりなるトラツキング記録
光学系により記録原盤49上で円形となる光に整
形された後反射鏡58により光路が変えられる。
夫々所望の形状に整形された第1及び第2の被変
調光ビームは、偏光プリズム59により略同一光
軸上に合成された後、ハーフミラー60を通過
し、プリズム61により光路が変えられて更にス
リツト62、記録レンズ63を経てガラス基板6
4上に感光剤層65が形成されている記録原盤4
9上、第1の被変調光ビームが66で示す長方形
状に、また第2の被変調光ビームが67で示す円
形状に集束照射せしめられる。
なお、記録原盤49は円盤状で、一定速度で同
期回転されており、またハーフミラー60より反
射された光は信号監視系68に加えられ、プリズ
ム61により反射された光は監視光学系69に加
えられる。記録原盤49上の2つの被変調光ビー
ムの間隔が監視光学系69により測定され、また
ずれは信号監視系68により監視され、シリンド
リカルレンズ51を図中、上下方向に移動するこ
とによつてずれ補正を行なう。
記録原盤49は公知の現像処理工程及び製盤工
程を経てスタンパ盤を作成せしめる。このスタン
パ盤により複製されたデイスク40には、前記し
た3チヤンネルのデイジタルオーデイオ信号及び
第3図乃至第5図に示す信号フオーマツトの1チ
ヤンネルのデイジタルビデオ信号が第8図に示す
如き信号フオーマツトで順次にブロツク単位毎に
時系列的に合成された信号の周波数変調波が断続
するピツト列として記録された螺旋状の主トラツ
クと、相隣る主トラツクの各トラツク中心線間の
略中間部分に、デイスク一回転周期毎に交互に上
記周波数変調波の帯域よりも低い帯域内に在る単
一周波数のバースト状の第1及び第2のトラツキ
ング制御用参照信号f p1及びf p2が断続
するビツト列により記録された副トラツクとが形
成されており、更にf P1,f P2の切換接
続部分の主トラツクには第3のトラツキング制御
用参照信号f p3が記録される。またこのデイ
スクには再生針のトラツキング用案内溝は形成さ
れておらず、また電極機能を有している。
このように、本実施例によれば、デイジタルオ
ーデイオ信号と共に記録されるデイジタルビデオ
信号のビデオ信号部V1〜V286は、夫々相隣
る2本の走査線の画素データからなり、更にデイ
ジタル輝度信号の4個の画素データの次に2種の
デイジタル色差信号の各1個の画素データが時系
列的に配列されて一単位を構成し、各走査線にお
ける単位の総数が6の倍数である114(すなわち
684ワード)とされ、かつ、各走査線の最初の分
割信号にはその走査線の最初の画素データ(Y
0,Y456等)が存在せしめられると共に画面
の上からの走査線の画素データが順次に伝送され
る構成とされてデイスク40に記録される。
次に本発明方法によりデイスク40に記録され
たデイジタル信号の再生装置について説明する。
第11図はデイジタル信号再生装置の一例のブロ
ツク系統図を示す。同図中、デイスク40はター
ンテーブル(図示せず)上に載置せしめられて
900rpmで同期回転せしめられる。デイスク40
上には第12図に示す如く、平坦面70とピツト
71とが繰り返されてなるトラツク幅TW、トラ
ツクピツチTPの主トラツクと、平坦面70とピ
ツト72とが繰り返されてなるトラツキング制御
用参照信号f p1記録副トラツクと、平坦面7
0とピツト73とが繰り返されてなるトラツキン
グ制御用参照信号f p2記録副トラツクとが
夫々形成されていることは前記した通りである
が、このデイスク40の表面上を再生針74の底
面74bが摺動せしめられる。
再生針74は第11図に示す如く、カンチレバ
ー75の一端に固着されており、カンチレバー7
5の他端の基部側には永久磁石76が固定されて
いる。カンチレバー75の永久磁石76が固定さ
れた部分は、再生装置に固定されたトラツキング
コイル77とジツタ補正用コイル78により囲繞
されている。トラツキングコイル77は永久磁石
76の磁界方向に対して垂直な方向に磁界を発生
せしめ、トラツキングサーボ回路79よりのトラ
ツキング誤差信号の極性に応じてカンチレバー7
5をトラツク幅方向上いずれか一方向へ、かつ、
その大きさに応じた変位量で変位させる。
再生針74の後端面に蒸着固定された第12図
示の電極74aとデイスク40との間に形成され
る静電容量が断続するピツト列に応じて変化する
ことに応動して共振周波数が変化する共振回路
と、この共振回路に一定周波数を印加する回路
と、共振回路よりの上記静電容量の変化に応じて
振幅が変化する高周波信号を振幅検波する回路
と、この振幅検波された高周波信号(再生信号)
を前置増幅する回路とよりなるピツクアツプ回路
80より取り出された高周波の再生信号は、FM
復調回路81に供給され、ここで主トラツクの主
要情報信号(ここではデイジタルオーデイオ信号
及び時系列的に合成されたデイジタルビデオ信
号)が夫々復調される一方、一部が分岐されてト
ラツキングサーボ回路79へ供給される。
トラツキングサーボ回路79は再生信号中から
前記第1乃至第3のトラツキング制御用参照信号
f p1〜f p3を周波数選択して取り出し、
両参照信号f p1,f p2の包絡線検波出力
を差動増幅して得たトラツキング誤差信号を前記
のトラツキングコイル77に出力する。ただし、
主トラツクに対するf p1,f p2の記録位
置関係はデイスク40の一回転周期毎に切換わる
から、トラツキング制御用参照信号f p3の検
出出力に基づいて生成されたスイツチングパルス
によりトラツキング極性がデイスク40の一回転
周期毎に切換えられる。なお、トラツキングサー
ボ回路79は入力端子82にキツク指示信号が入
来したときはそれに応じて再生針74を1トラツ
クピツチ分又はそれ以上強制的にトラツク幅方向
へ移送するよう、トラツキングコイル77を駆動
する。
一方、FM復調回路81より取り出された復調
デイジタル信号はデコーダ83に印加され、ここ
でMFM復号されて第8図に示す如く信号フオー
マツトの時系列合成信号とされた後、同期信号ビ
ツトSYNCに基づき信号ブロツクの始めが検出さ
れ直列信号を並列信号に変換され、更に誤に検出
が行なわれる。誤りが検出された時にのみ、誤り
符号訂正用信号P,Qを用いて誤り信号の訂正復
元が行なわれる。このようにして、必要に応じて
訂正復元が行なわれて誤りの無い、また信号配列
がインターリーブする前の本来の順序に戻された
16ビツト4チヤンネルのデイジタル信号のうち、
3つのチヤンネルの各チヤンネル16ビツトのデイ
ジタルオーデイオ信号は、デコーダ83内のDA
変換器によりアナログオーデイオ信号に変換され
た後出力端子84,85及び86へ夫々各別に出
力される。またピツクアツプ制御信号は高速位置
検索等のために所定の回路(図示せず)へ出力さ
れる。
一方、第4チヤンネル目で時系列的に再生され
た第4図乃至第5図に示す信号フオーマツトのデ
イジタルビデオ信号は、第11図に示す走査線数
変換回路87に供給され、ここで第6図A,Bと
共に説明した動作原理に基づいて走査線数が625
本方式から525本方式へ変換される。ここで、前
記したようにデイジタルビデオ信号は、時系列時
に合成される画素データは画面の上の走査線から
順番に(例えば1フレーム伝送の場合は第1フイ
ールドの第1走査線、第2フイールドの第1走査
線、第1フイールドの第2走査線、第2フイール
ドの第2走査線、第1フイールドの第3走査線、
…という順番に)伝送されるため、上記の走査線
数の変換が容易にできる。またデイジタルビデオ
信号は第3図に示す如く、同一ワードで相隣る2
本の走査線の画素データが伝送されるため、上記
の走査線数変換時に必要な演算においてメモリの
書き込み、読み出しの回数を減らすことができ
る。
この走査線数変換回路87は、第9図のように
NTSC方式に準拠したアナログカラービデオ信号
を再生出力する再生装置にのみ必要な回路であ
り、走査線625本方式のPAL方式やSECAM方式
に準拠したアナログカラービデオ信号を再生出力
する再生装置には不要な回路である。しかし、再
生装置によつては、走査線数変換回路87の入出
力を切換える切換スイツチを設け、再生するテレ
ビジヨン方式の走査線数に応じて上記回路87を
動作又は不動作とする如く切換えるようにしても
よい。走査線数変換回路87の出力画素データは
スイツチ回路88によりメモリ94又は95に供
給される。
更にデコーダ83より第3図に示す信号フオー
マツトで順次時系列的に取り出されたデイジタル
ビデオ信号は、同期信号検出回路89、ヘツダー
信号検出回路91、メモリライトコントローラ9
2にも夫々供給される。同期信号検出回路89
は、ヘツダー信号中の第4図に示す同期信号20
又は25及びEOD信号を検出し、その検出信号
を制御回路90へ供給する。ヘツダー信号検出回
路91は第4図に示すヘツダー信号中の各コード
を弁別して制御回路90へ供給する。
制御回路90は上記の同期信号検出信号とヘツ
ダー信号の各コード検出信号が供給され、更には
外部スイツチ操作等により再生装置使用者の意図
する画種(これは予めデイスク40に複数のカテ
ゴリーの異なる画像が記録されている場合に、任
意に選択され得る)を指定する信号などが入力端
子93より供給され、これらの入力信号を判別解
読して、走査線数変換回路87、スイツチ回路8
8、メモリライトコントローラ92、切換回路9
7を制御する。メモリライトコントローラ92
は、ヘツダー信号中のアドレス信号に基づいてメ
モリ94又は95に供給されるデイジタルビデオ
信号中の画素データを所定アドレスに書き込ませ
るが、ヘツダー信号とEOD信号とは書き込ませ
ないように制御する。スイツチ回路88はヘツダ
ー信号中のメモリ書き込み指定コードに基づく制
御回路90よりの制御信号により端子a又はbに
切換えられ、メモリ書き込み指定コードにより指
定されたメモリ94又は95にデイジタルビデオ
信号を供給する。
メモリ94,95はメモリリードコントローラ
及び同期信号発生回路96よりの読み出し制御信
号に基づいて書き込まれた再生画素データを同時
化して読み出すとともに、再生に伴うジツタも補
正する。ここで、メモリ94及び95から読み出
されるデイジタル輝度信号は標本化周波数9MHz、
量子化数8ビツトで読み出され、第1及び第2の
デイジタル色差信号は夫々標本化周波数2.25M
Hz、量子化数8ビツトで読み出されて切換回路9
7に供給される。
メモリ94,95はフレームメモリの場合は、
夫々例えば64kRAMを48(=6×8)個用いた構
成とされており、それらの同一アドレスにデイジ
タル輝度信号の4個の画素データと2種のデイジ
タル色差信号の各1個の画素データとが夫々書き
込まれる。ここで、前記ヘツダー信号中のアドレ
ス信号21a〜24a(又は21b〜24b)は、
デイジタル輝度信号の4個の画素データと2種の
デイジタル色差信号の各1個の画素データとより
なる計6個の画素データ毎に1ずつ増加するアド
レス番号を示しており、ここではアドレス信号2
3a,24a(又は23b,24b)のアドレス
番号に基づきまず第1フイールドの第1走査線の
画素データが上記の6個の画素データ単位毎に順
次にメモリ94又は95の指定アドレスに書き込
まれた後、第2フイールドの第1の走査線の画素
データが上記の6個の画素データ単位毎に順次に
指定アドレスに書き込まれる。以下、上記と同様
の動作が繰り返される。このようにして、メモリ
94又は95には水平帰線消去期間内で書き込み
が行なわれて計1フレーム分(又は1フイールド
分の画素データが2フイールド分)の画素データ
が書き込まれる。
メモリ94,95はメモリリードコントローラ
及び同期信号発生回路96よりの読み出し制御信
号により、画像情報が伝送される映像期間内で同
一アドレスの6つの画素データを同時に読み出さ
れる。この読み出し画素データは、切換回路97
によりヘツダー信号中の読み出し指定コード
「B19R」により指定されたメモリ94又は95
の読み出し画素データのみが選択出力される。な
お、切換回路97は前記EOD信号の検出時に供
給される切換制御信号により、メモリ94及び9
5のうちそれまで読み出し出力を選択出力してい
たメモリから他方のメモリの読み出し出力へ切換
えを行なう。切換回路97の切換に要する時間は
通常は極めて短いが、フエードイン等の特殊効果
時には一定時間(例えば1秒)かけて徐々に切換
える。
切換回路97を通過した3種のデイジタル信号
のうち、デイジタル輝度信号はDA変換器98に
よりデイジタル−アナログ変換されてアナログ輝
度信号とされてエンコーダ101に供給され、他
方、2種のデイジタル色差信号は夫々DA変換器
99,100によりデイジタル−アナログ変換さ
れて色差信号B−Y及びR−Yとされてエンコー
ダ101に供給される。エンコーダ101はこれ
らの3種のアナログ信号とメモリリードコントロ
ーラ及び同期信号発生回路96よりの水平同期信
号、垂直同期信号、カラーバースト信号等とより
NTSC方式に準拠したカラービデオ信号を生成し
て再生出力端子102よりモニター用カラーテレ
ビジヨン受像機(図示せず)へ出力し、ここで出
力端子84,85,86より出力されて再生発音
されるオーデイオ信号の聴取者の音楽観賞上の補
助的情報としてのカラー静止画像や部分的動画像
などを表示させる。
ところで、デイスク40から再生される音楽プ
ログラムとカラー画像とは夫々同期して再生され
る必要があるが、上記メモリ94,95への1フ
レーム分(又は1フイールド分)の画素データの
記憶には一定の時間かかるから、その画像の表示
開始時点より上記一定時間先行してデイジタルビ
デオ信号を記録する必要があり、従つて各音楽プ
ログラムの記録開始位置とその音楽プログラムの
最初から再生されるデイジタルビデオ信号の記録
開始位置とは後者の方が上記一定時間先行して記
録されている。このためデイスク40をランダム
アクセスするときは再生針74をデイスク40の
内周方向又は外周方向へ高速に移送させつつ第9
図に示す信号フオーマツトの制御信号を再生して
所望音楽プログラムのチヤプターコードと比較
し、所望音楽プログラムの頭初位置に至つた時点
でそこからノーマル再生などの任意のモードの再
生を開始するが、このようなときにはデイジタル
ビデオ信号の途中から再生されることがある。こ
のような場合、本出願人の先の提案方式では、画
像の1フイールド又はフレームのデイジタルビデ
オ信号の最初の位置にしか同期信号が存在してい
なかつたので、上記の途中から再生されたデイジ
タルビデオ信号の表示はできなかつたが、本実施
例によれば第3図に示したようにヘツダー部が
2H分のデイジタルビデオ信号部の前に配置され
て伝送されるから、途中から再生されてもそこか
ら最初に再生されたヘツダー部以降のデイジタル
ビデオ信号のメモリ94又は95への取り込み及
びその表示をすることができる。
更に画面中に歌詞等を部分的に表示する場合、
その部分のみの画像情報を集中して伝送すると、
その部分の早変わりができる。同様にして画面中
の限定された小画面部分に動画を再生することも
できる。すなわち、第13図に示す再生画面10
4内の限定された小画面部分106に動画を再生
する場合は、この小画面部分106のアドレスを
指定するアドレス信号21a〜24a、21b〜
24bを有するヘツダー部に引続いて画素データ
を伝送することを繰り返す。第13図中、105
はヘツダー部の伝送位置を示す。ただし、このヘ
ツダー部105は画面104に表示されないこと
は前記した通りである。小画面部分106の画素
データは、メモリ94及び95のうち画面104
に画像を表示しているデイジタルビデオ信号を読
み出している側のメモリに書き込まれるため、書
き込まれた画素データが動画として小画面部分1
06に表示される。部分画伝送の場合は、その表
示面積に応じて伝送時間が変わるから、小画面に
表示する画像は伝送期間が短く、動画とすること
ができる。この場合、ヘツダー部に続いて伝送さ
れるデイジタルビデオ信号は、4個のデイジタル
輝度信号の画素データと2種のデイジタル色差信
号の各1個の画素データとで構成される一単位に
対して、その単位の最初の部分より伝送されるよ
うにする。
また何らかの原因により、メモリ94,95に
供給されるデイジタルビデオ信号が仮に1ワード
ずれたとしても、次のヘツダー部を再生すること
により修正され、ワードの時間的ずれによる誤差
は累積されない。
なお、本発明方法によりデイスク40に記録さ
れるデイジタルビデオ信号の分割単位は、前記実
施例に限定されるものではなく、要は表示画面を
一の画像を表示しつつ他の画像へ漸次切換えるよ
うな場合に、人間の目に色と明度とが夫々別々に
切換わつていると知覚されない程度でよい(例え
ば走査線数最大10本程度の画素データ毎にまとめ
てそれにヘツダー部を付加して伝送してもよ
い。)。また、デイジタルビデオ信号は1フレーム
分又は1フイールド分を第8図に示すCh−3,
Ch−4の計2チヤンネルで伝送してもよく、こ
の場合は再生された計2チヤンネルのデイジタル
ビデオ信号は時系列的に再生されて一本の伝送ラ
インで伝送される。
また、前記の実施例ではビデオ信号の走査線数
は625本で構成したが、これはデイスク40の如
きデイジタルオーデイオデイスクの信号記録形態
は世界共通として世界共通に再生できるように
し、PAL方式又はSECAM方式に準拠したビデオ
信号に再生するときに情報の不足がないように考
慮したためである。
更に、上記の説明では本出願人が先に提案した
デイスクの記録方式及び再生装置に適用した場合
について説明したが、これに限ることはなく、ト
ラツキング案内溝を有する静電容量変化読取型の
デイスクや、光ビームにより既記録信号が読み取
られるデイスクにも本発明を適用し得るものであ
る。また、テレビジヨン受像機にR,G,Bの三
原色信号入力端子を有する場合は、エンコーダ1
01の代りにマトリクス回路を用いて、これによ
り輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−Yから三
原色信号R,G,Bに変換して上記の入力端子に
各別に供給することにより、そのテレビジヨン受
像機で極めて高品質の静止画像を写し出すことが
できるものである。更に、デイスク40に記録さ
れる色差信号はG−YとR−Y又はB−Yとの組
合せでもよく、更にはI信号、Q信号でもよく、
三原色信号でもよい。
上述の如く、本発明になるデイジタル信号記録
方法は、デイジタルビデオ信号の各画素データの
夫々は、デイジタルオーデイオ信号の一標本点の
データの1/2の量子化数で構成し、かつ、相隣る
2本の走査線の各走査開始より走査終了までに存
在する各標本点の画素データ同士を、夫々上記デ
イジタルオーデイオ信号の一標本点のデータ伝送
期間に等しい期間に同一標本点における2画素の
画素データ同士が伝送される同一ワードに配置し
て記録を行なうようにしたため、この記録媒体を
再生し、再生されたデイジタルビデオ信号とは異
なる走査線数方式のデイジタルビデオ信号に走査
線数変換を行なつて再生する場合、走査線数変換
を容易に行なわせることができ、またデイジタル
オーデイオ信号の高品質の再生音と共に、デイジ
タルビデオ信号の再生画像を高品質で再生させる
ことができる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の要部の一実施例を示すブ
ロツク系統図、第2図はビデオ信号中の伝送され
る画像情報部分を示す図、第3図は本発明方法で
記録されるデイジタルビデオ信号の1フレーム分
の構成の一実施例を摸式的に示す図、第4図は第
3図中のヘツダー信号の信号フオーマツトの一実
施例を示す図、第5図は第3図中のビデオ信号部
の信号フオーマツトの一実施例を示す図、第6図
A,Bは夫々走査線数を625本から525本へ変換す
る場合の方法の一例を示す図、第7図は本発明方
法の他の要部の一実施例を示す図、第8図は本発
明方法を適用し得る本出願人が先に提案した1ブ
ロツクの信号フオーマツトの一例を示す図、第9
図は第8図中の制御信号の信号フオーマツトの一
例を示す図、第10図は第7図の記録装置の一例
を示す系統図、第11図はデイジタル信号再生装
置の一例を示すブロツク系統図、第12図は第1
1図の再生針と円盤状記録媒体との摺動状況の一
例を示す部分拡大斜視図、第13図は限定小画面
での画面書き換えの動作を説明する図である。 1……ビデオ信号源、2……TV同期信号発生
器、3……マトリクス回路、4,5,6,35…
…AD変換器、9,10,11,18,94,9
5……メモリ、15,97……切換回路、17…
…ヘツダー信号発生器、19……デイジタルレコ
ーダ、20,25……同期信号、21a〜24
a,21b〜24b……アドレス信号、30〜3
2……アナログオーデイオ信号入力端子、36…
…制御信号発生回路、37……信号処理回路、2
9……記録装置、40……円盤状記録媒体(デイ
スク)、41……レーザー光源、42,45,4
7……光変調器、49……記録原盤、59……偏
光プリズム、60……ハーフミラー、61……プ
リズム、74……再生針、74a……電極、76
……永久磁石、79……トラツキングサーボ回
路、80……ピツクアツプ回路、83……デコー
ダ、84〜86……アナログオーデイオ信号出力
端子、87……走査線数変換回路、88……スイ
ツチ回路、89……同期信号検出回路、90……
制御回路、91……ヘツダー信号検出回路、93
……画種指定信号等入力端子、98〜100……
DA変換器、101……エンコーダ、102……
アナログビデオ信号出力端子、106……書き換
えが行なわれる小画面部分、H1,H2……ヘツ
ダー部、V1〜V286……ビデオ信号部、
EOD……信号伝送終了信号(EOD信号)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 記録すべき画像情報のアナログビデオ信号を
    デイジタルパルス変調して、一画面を構成する各
    画素からの画素データの時系列的合成信号である
    デイジタルビデオ信号を生成すると共に、記録す
    べき音声情報のアナログオーデイオ信号をデイジ
    タルパルス変調してデイジタルオーデイオ信号を
    生成し該デイジタルビデオ信号及びデイジタルオ
    ーデイオ信号を夫々時系列的に合成して記録媒体
    に記録するデイジタル信号記録方法において、 上記デイジタルビデオ信号の各画素データの
    夫々は、上記デイジタルオーデイオ信号の一標本
    点のデータの1/2の量子化数で構成し、かつ、相
    隣る2本の走査線の各走査開始より走査終了まで
    に存在する各標本点の画素データ同士を、夫々上
    記デイジタルオーデイオ信号の一標本点のデータ
    伝送期間に等しい期間に同一標本点における2画
    素の画素データ同士が伝送される同一ワードに配
    置して記録を行なうことを特徴とするデイジタル
    信号記録方法。 2 該相隣る2本の走査線は、第1フイールドの
    第n走査線(ただしnは正の整数)と第2フイー
    ルドの第n走査線であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のデイジタル信号記録方法。
JP57082889A 1982-05-17 1982-05-17 ディジタル信号記録方法 Granted JPS58181379A (ja)

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