JPS586474B2 - 3,4−ジメトキシトロポロンおよびその製造法 - Google Patents
3,4−ジメトキシトロポロンおよびその製造法Info
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- JPS586474B2 JPS586474B2 JP52050275A JP5027577A JPS586474B2 JP S586474 B2 JPS586474 B2 JP S586474B2 JP 52050275 A JP52050275 A JP 52050275A JP 5027577 A JP5027577 A JP 5027577A JP S586474 B2 JPS586474 B2 JP S586474B2
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- Japan
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- dimethoxytropolone
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- culture
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は式I
で表わされる3,4−ジメトキシトロポロンおよびその
製造法に関する。
製造法に関する。
本発明は、さらに詳しくはストレプトパーティシリウム
( Streptoverticillium ;以下
Str.と略す)属に属し、3,4−ジメトキシトロボ
ロンを生産する能力を有する菌株を栄養培地にて培養し
て、培養中に3.4−ジメトキシトロポロンを生成蓄積
せしめ、ついでこれを採取することを特徴とする3,4
−ジメトキシトロボロンの製造法に関する。
( Streptoverticillium ;以下
Str.と略す)属に属し、3,4−ジメトキシトロボ
ロンを生産する能力を有する菌株を栄養培地にて培養し
て、培養中に3.4−ジメトキシトロポロンを生成蓄積
せしめ、ついでこれを採取することを特徴とする3,4
−ジメトキシトロボロンの製造法に関する。
3,4−ジメトキシトロポロンは新規な抗生物質である
。
。
本発明者らは種々の微生物を用いて、抗生物質の生産性
について種々検討した。
について種々検討した。
その結果、神奈川県秦野市郊外の畑の土壌から分離した
菌株MK一100およびMK−104の培養物中に抗生
物質が蓄積することを見い出した。
菌株MK一100およびMK−104の培養物中に抗生
物質が蓄積することを見い出した。
培養物から該抗生物質を精製、単離し、同定したところ
MK−100株が生産する抗生物質は既知物質である、
3−メトキーシトロポロンで、MK−104株が生産す
る抗生物質は3,4−ジメトキシトロポロンであること
が判明した。
MK−100株が生産する抗生物質は既知物質である、
3−メトキーシトロポロンで、MK−104株が生産す
る抗生物質は3,4−ジメトキシトロポロンであること
が判明した。
またMK−100株およびMK−104株はともにスト
レブトバーティシリウム属に属する菌株であることが判
明した。
レブトバーティシリウム属に属する菌株であることが判
明した。
そこで本発明者らはこれらの知見をもとにさらに研究し
てMK−100株に関しては3−メトキシトロボロンの
製造法の発明、およびMK−104株に関しては3.4
−ジメトキシトロボロンおよびその製造法の発明を完成
した。
てMK−100株に関しては3−メトキシトロボロンの
製造法の発明、およびMK−104株に関しては3.4
−ジメトキシトロボロンおよびその製造法の発明を完成
した。
本発明はこのうち3,4−ジメトキシトロポロンおよび
そのMK−104株からの製造法に関するものである(
なお、前記MK−100株による3一メトキシトロポロ
ンの製造法については特願昭52−48518号(特開
昭53−136588号):出願日:昭和52年4月2
88?こ詳細に説明されている)。
そのMK−104株からの製造法に関するものである(
なお、前記MK−100株による3一メトキシトロポロ
ンの製造法については特願昭52−48518号(特開
昭53−136588号):出願日:昭和52年4月2
88?こ詳細に説明されている)。
従来トロポロン系化合物は合成か、植物からの抽出によ
ってつくられており、発酵法による生産は知られていな
い。
ってつくられており、発酵法による生産は知られていな
い。
次に本発明をさらに詳しく説明する。
本発明化合物の理化学的性状は次の通りである。
本発明化合物は淡黄色の鱗片状結晶で78.5〜79.
5°Cに融点を示す。
5°Cに融点を示す。
メタノールやエタノールなどのアルコール類やアセトン
、酢酸エチル、クロロフォルム、四塩化炭素や水に可溶
である。
、酢酸エチル、クロロフォルム、四塩化炭素や水に可溶
である。
さらに本発明化合物の呈色反応は塩化第二鉄反応が陽性
でニンヒドリン反応が陰性である。
でニンヒドリン反応が陰性である。
本発明化合物の紫外部吸収曲線は第1図に示した通りで
、メタノール溶液では262nm335nmに吸収極大
を示し、280nmに肩を示す。
、メタノール溶液では262nm335nmに吸収極大
を示し、280nmに肩を示す。
0.1N塩酸メタノール溶液(本発明化合物をメタノー
ルに溶解し、0.1N塩酸で酸性にしたもの)では26
5nmおよび335nmに吸収極大を示す。
ルに溶解し、0.1N塩酸で酸性にしたもの)では26
5nmおよび335nmに吸収極大を示す。
さらに0.1N苛性カリ・メタノール溶液(本発明化合
物をメタノールに溶解し、0.IN苛性カリでアルカリ
性にしたもの)では262nmおよび335nmに吸収
極大を示し、268nmおよび279nmに肩を示した
。
物をメタノールに溶解し、0.IN苛性カリでアルカリ
性にしたもの)では262nmおよび335nmに吸収
極大を示し、268nmおよび279nmに肩を示した
。
マススペクトルで測定した結果、本発明化合物の分子量
は1820579で分子式C9H10O4が与えられる
。
は1820579で分子式C9H10O4が与えられる
。
また、本発明化合物の臭化カリ錠での赤外吸収スペクト
ラムは第2図に示す通りで、3160、1580、15
26、1397、1302、1251、1142、10
42、787、430crrL−1に吸収を示した。
ラムは第2図に示す通りで、3160、1580、15
26、1397、1302、1251、1142、10
42、787、430crrL−1に吸収を示した。
さらに、重クロロフォルム中での核磁気共鳴の結果、δ
3.96に3プロトンのシングレット、δ4.00に3
プロトンのシングレット、δ6.6〜7.5に互いに隣
接した3プロトンのマルチプレット、δ8.4〜6.5
に1プロトンのブロードなシングレットのシグナルを示
した。
3.96に3プロトンのシングレット、δ4.00に3
プロトンのシングレット、δ6.6〜7.5に互いに隣
接した3プロトンのマルチプレット、δ8.4〜6.5
に1プロトンのブロードなシングレットのシグナルを示
した。
本発明化合物の各種展開剤によるペーバークロマトグラ
フイーのRf値は表1に示すとおりである。
フイーのRf値は表1に示すとおりである。
表1 上昇式ペーバークロマトグラフイ一本発明化合物
の分子量、分子式、赤外線吸収スペクトル、紫外線吸収
スペクトル、核磁気共鳴スペクトル、融点などの物理化
学的性質から式Iに示す構造を有する物質すなわち、3
,4−ジメトキシトロポロンであることが明らかとなっ
た。
の分子量、分子式、赤外線吸収スペクトル、紫外線吸収
スペクトル、核磁気共鳴スペクトル、融点などの物理化
学的性質から式Iに示す構造を有する物質すなわち、3
,4−ジメトキシトロポロンであることが明らかとなっ
た。
つぎに3.4−ジメトキシトロポロンの寒天希釈法(p
H7.0)による各種微生物に対する抗菌スペクトルを
示すと表2のとおりである。
H7.0)による各種微生物に対する抗菌スペクトルを
示すと表2のとおりである。
表2 寒天希釈法による最少阻止濃度
3.4−ジメトキトロポロンのマウスに対するLD50
は141.7mg/kgである。
は141.7mg/kgである。
本発明化合物、3,4−ジメトキシトロポロンは実験室
のガラス器具類や外科用の器具類を清潔にしたり殺菌す
るのに有用である。
のガラス器具類や外科用の器具類を清潔にしたり殺菌す
るのに有用である。
また衛生のために用いられる種々の洗剤と一緒にして病
院の病室や厨房を清潔にし、かつ衛生的にするために用
いることができる。
院の病室や厨房を清潔にし、かつ衛生的にするために用
いることができる。
次に本発明化合物、3,4−ジメトキシトロポロン製造
法について述べる。
法について述べる。
本発明の使用菌株はストレブトバーティシリウム属に属
し、3,4−ジメトキシトロポロンを生産する能力を有
する菌株であればいずれの菌株でもよい。
し、3,4−ジメトキシトロポロンを生産する能力を有
する菌株であればいずれの菌株でもよい。
その代表的なものは、ストレブトバーティシリウム・ス
ペーシーズMK−104株で、下記のごとき菌学的性質
を有する。
ペーシーズMK−104株で、下記のごとき菌学的性質
を有する。
■ 形態的特徴
本菌株は、スターチ無機塩寒天培地およびオートミール
寒天培地上で良好な生育を示し、その基生菌糸の色は褐
色を呈する。
寒天培地上で良好な生育を示し、その基生菌糸の色は褐
色を呈する。
また可溶性色素の生成は数種類の培地で認められ、薄茶
色ないし薄紫色を呈する。
色ないし薄紫色を呈する。
一方、気中菌糸の着生は殆ど認められず、分枝法などに
ついては、不明である。
ついては、不明である。
■ 各種培地上での生育状態
基生菌糸の表面および裏面の色は、それぞれの培地上で
すべて同じであり、気中菌糸はほとんど着生不能であっ
た。
すべて同じであり、気中菌糸はほとんど着生不能であっ
た。
1.ツアペック寒天培地
生 育:不良
基生菌糸の色:ダステイオレンジ(4lc)可溶性色素
:な し 2.クルコース・アスパラギン寒天培地 生 育:不良 基生菌糸の色:ゴールド(2lc) 可溶性色素:な し 3.グリセロール・アスパラギン寒天培地生 育:
不良 基生菌糸の色:ゴールド(2lc) 可溶性色素:な し 4.スターチ無機塩寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:ココアブラウン(5lg)可溶性色素:
薄紫色 5.チロシン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:イエローメーブル(3ng)可溶性色素
:な し 6.栄養寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:コロニアルイエロ−(2ga)可溶性色
素:な し 7.イースト麦芽寒天培地 生 育:晋通 基生菌糸の色:ハニーゴールド(2ic)可溶性色素:
な し 8.オートミール寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:ココアブラウン(5ni)可溶性色素:
薄紫茶色 9.ベネット寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタードゴールド(2ne)可溶性色
素:薄茶色 10.エマーソン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:無色〜ブライトゴールド (2nc) 可溶性色素:茶色 11.ペブトン・イースト鉄寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:ディープブラン(5pl)〜チョコレー
トブラウン(5pm) 可溶性色素:濃茶紫色 以上は、30℃、2週間後の観察結果を示し、色の表示
は、Color Hormony Manual(Co
ntainer Corporation of Am
erica)による色の分類に従ったものである。
:な し 2.クルコース・アスパラギン寒天培地 生 育:不良 基生菌糸の色:ゴールド(2lc) 可溶性色素:な し 3.グリセロール・アスパラギン寒天培地生 育:
不良 基生菌糸の色:ゴールド(2lc) 可溶性色素:な し 4.スターチ無機塩寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:ココアブラウン(5lg)可溶性色素:
薄紫色 5.チロシン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:イエローメーブル(3ng)可溶性色素
:な し 6.栄養寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:コロニアルイエロ−(2ga)可溶性色
素:な し 7.イースト麦芽寒天培地 生 育:晋通 基生菌糸の色:ハニーゴールド(2ic)可溶性色素:
な し 8.オートミール寒天培地 生 育:良好 基生菌糸の色:ココアブラウン(5ni)可溶性色素:
薄紫茶色 9.ベネット寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:マスタードゴールド(2ne)可溶性色
素:薄茶色 10.エマーソン寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:無色〜ブライトゴールド (2nc) 可溶性色素:茶色 11.ペブトン・イースト鉄寒天培地 生 育:普通 基生菌糸の色:ディープブラン(5pl)〜チョコレー
トブラウン(5pm) 可溶性色素:濃茶紫色 以上は、30℃、2週間後の観察結果を示し、色の表示
は、Color Hormony Manual(Co
ntainer Corporation of Am
erica)による色の分類に従ったものである。
■ 生理的諸性質
■.炭素源の資化性
D−グルコースおよびi−イノシトールを資化するが、
D−ラフィノース、D−アラヒノース、D−マンニトー
ル、L−ラムノースD−キシロースは資化しない。
D−ラフィノース、D−アラヒノース、D−マンニトー
ル、L−ラムノースD−キシロースは資化しない。
また、D−フラクトースおよびシュークロースは、非常
に貧弱にしか資化しない。
に貧弱にしか資化しない。
2,ゲラチンの液化作用 :あ り
3.スターチの加水分解作用:あ り
4.脱脂乳のペプトン化 :あ り
5,脱脂乳の凝固 :非常に弱い6.メラニン
様色素の生成 :あり(チロシン寒天培地および ペブトン・イー スト鉄寒天培地 7、至適生育温度 :27°C〜37°C以上
は、30℃、2週間後の観察結果であるが、温度は5日
後、脱脂乳に対する作用については、3週間後の結果で
ある。
様色素の生成 :あり(チロシン寒天培地および ペブトン・イー スト鉄寒天培地 7、至適生育温度 :27°C〜37°C以上
は、30℃、2週間後の観察結果であるが、温度は5日
後、脱脂乳に対する作用については、3週間後の結果で
ある。
■ 同定
以上のごとく、本菌株MK−104は、寒天培地上では
ほとんどあるいは全く真性気中菌糸を形成しない。
ほとんどあるいは全く真性気中菌糸を形成しない。
しかし、その細胞壁構成アミノ酸にL,L−ジアミノピ
メリン酸およびグリシンを含むことから、ストレブトミ
セス属あるいはストレブトバーティシリウム属に属する
菌株と考えられる。
メリン酸およびグリシンを含むことから、ストレブトミ
セス属あるいはストレブトバーティシリウム属に属する
菌株と考えられる。
一方、MK−104株はMK−104株とともに分離さ
れたMK−100株と酷似する。
れたMK−100株と酷似する。
MK−100株は、既知のストレブトバーティシリウム
属のいかなる菌種にも属さず、これを新菌種とし、その
採取地に因んで、本発明者らは、ストレブトバーティシ
リウム・ハダノネンセMK−1 0 0 (Str.h
adanonense MK−100)と命名した(前
記特願昭5 2−48518号)。
属のいかなる菌種にも属さず、これを新菌種とし、その
採取地に因んで、本発明者らは、ストレブトバーティシ
リウム・ハダノネンセMK−1 0 0 (Str.h
adanonense MK−100)と命名した(前
記特願昭5 2−48518号)。
MK−104株はMK−100株よりさらに気中菌糸の
形成が悪く、脱脂乳に対する作用に若干の相違はあるも
のの、他の生理的諸性質は全く一致している。
形成が悪く、脱脂乳に対する作用に若干の相違はあるも
のの、他の生理的諸性質は全く一致している。
また各種寒天培地上での生育をみても、MK−104株
の方が全般にMK−100株よりやや明るい色調を呈す
ること以外、相違を見い出すことは困難である。
の方が全般にMK−100株よりやや明るい色調を呈す
ること以外、相違を見い出すことは困難である。
さらにMK−104株もMK−100株もトロポロン系
化合物を生産する。
化合物を生産する。
上述のことからMK−104株をストレブトバーティシ
リウム・ハダノネンセの亜種とし、ストレブトバーティ
シリウム・ハダノネンセ・サブスペーシズ・トロポロニ
ウム(Str.ha−一anonense subs.
tropolonium)と命名した。
リウム・ハダノネンセの亜種とし、ストレブトバーティ
シリウム・ハダノネンセ・サブスペーシズ・トロポロニ
ウム(Str.ha−一anonense subs.
tropolonium)と命名した。
該菌は工業技術院微生物工業技術研究所に寄託され、微
工研菌寄第4026号が与えられている。
工研菌寄第4026号が与えられている。
MK−104菌株は、他の放線菌の場合にも見られるご
とく、例えば紫外線、Co60照射、エックス線、種々
の変異誘起薬品などを用いる人工的変異手段で変異し得
るものであり、このような変異株であっても3,4−ジ
メトキシトロポロン生産能をもつ株はすべて本発明にお
いて使用できるものである。
とく、例えば紫外線、Co60照射、エックス線、種々
の変異誘起薬品などを用いる人工的変異手段で変異し得
るものであり、このような変異株であっても3,4−ジ
メトキシトロポロン生産能をもつ株はすべて本発明にお
いて使用できるものである。
本発明の培養においては通常の放線菌の培養法が一般に
用いられる。
用いられる。
培養のための栄養源としてはいろいろのものが用いられ
る。
る。
炭素源としてはブドウ糖、殿粉、グリセリン、マンノー
ス、フラクトース、イノシトール、シュークロース、糖
蜜などが単独または組み合わせて用いられる。
ス、フラクトース、イノシトール、シュークロース、糖
蜜などが単独または組み合わせて用いられる。
さらに、菌の資化性によっては炭化水素、アルコール類
、有機酸なども用いうる。
、有機酸なども用いうる。
無機および有機窒素源としては塩化アンモン、硫酸アン
モン、尿素、硝酸アンモン、硝酸ソーダなどがまた天然
窒素源としてはペブトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥
酵母、コーン・スチーブ・リカー、大豆粉、カザミノ酸
、ソリュブル・ベジタブル・プロテインなどが単独また
は組み合わせて用いられる。
モン、尿素、硝酸アンモン、硝酸ソーダなどがまた天然
窒素源としてはペブトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥
酵母、コーン・スチーブ・リカー、大豆粉、カザミノ酸
、ソリュブル・ベジタブル・プロテインなどが単独また
は組み合わせて用いられる。
そのほか必要に応じて食塩、塩化カリ、炭酸カルシウム
、燐酸塩などの無機塩類を加えるほか、本菌の生育や3
,4−ジメトキシトロポロンの生産を促進する有機物や
無機物を適当に添加することができる。
、燐酸塩などの無機塩類を加えるほか、本菌の生育や3
,4−ジメトキシトロポロンの生産を促進する有機物や
無機物を適当に添加することができる。
培養法としては、液体培養法、とくに深部攪拌培養法が
もつとも適している。
もつとも適している。
培養温度は20〜40℃、pHは中性付近で培養を行う
ことが望ましい。
ことが望ましい。
液体培養で通常1日ないし5日間培養を行うと、本抗生
物質が培養液中に生成蓄積される。
物質が培養液中に生成蓄積される。
培養液中の生成量が最大に達したときに培養を停止し、
菌体を沢別して得られる培養液中より目的物を精製単離
する。
菌体を沢別して得られる培養液中より目的物を精製単離
する。
培養ろ液から本物質の精製単離には、微生物代謝生産物
を、その培養液から単離するためにふつう用いられる分
離、精製の方法が利用される。
を、その培養液から単離するためにふつう用いられる分
離、精製の方法が利用される。
3,4−ジメトキシトロボロンはアルコール類や酢酸エ
チルなどの有機溶媒に溶けるので、その性質を用いた方
法で採取することができる。
チルなどの有機溶媒に溶けるので、その性質を用いた方
法で採取することができる。
すなわち、本物質の精製法としてはブタノールや酢酸エ
チルなどの非水溶性有機溶媒による抽出法、あるいはア
ンバーライトXAD(ロームアンド・ハース会社製、米
国)やダイヤイオンHP−10(三菱化成社製)などの
樹脂を用いた吸脱着法、シリカゲルやセファデツクスL
H−20、セファデツクスG−15(ファーマシア・フ
ァイン・ケミカルズ・インコーポレーション製、米国)
などを用いたカラム・クロマトグラフイーなどの方法を
適当に組み合わせて行なう精製法を挙げることができる
。
チルなどの非水溶性有機溶媒による抽出法、あるいはア
ンバーライトXAD(ロームアンド・ハース会社製、米
国)やダイヤイオンHP−10(三菱化成社製)などの
樹脂を用いた吸脱着法、シリカゲルやセファデツクスL
H−20、セファデツクスG−15(ファーマシア・フ
ァイン・ケミカルズ・インコーポレーション製、米国)
などを用いたカラム・クロマトグラフイーなどの方法を
適当に組み合わせて行なう精製法を挙げることができる
。
例えば、培養ろ液をpH7付近に調整し、ダイヤイオン
HP−10を充填したカラムに通塔する。
HP−10を充填したカラムに通塔する。
3,4−ジメトキシトロポロンはダイヤイオンHP−1
0に吸着するので水洗した後、80%メタノール水溶液
で溶出する。
0に吸着するので水洗した後、80%メタノール水溶液
で溶出する。
溶出された3.4−ジメトキシトロポロン区分を濃縮し
、メタノールを除去した後、濃縮液を鉱酸でpH2に調
整し、酢酸エチルで抽出する。
、メタノールを除去した後、濃縮液を鉱酸でpH2に調
整し、酢酸エチルで抽出する。
酢酸エチル層を濃縮乾固することにより3.4−ジメト
キシトロボロンの粗粉末を得る。
キシトロボロンの粗粉末を得る。
この粗粉末をシリカゲルカラムにのせ、酢酸エチルで溶
出し、溶出してきた3,4−ジメトキシトロポロンの区
分を減圧下で濃縮し、冷室(0℃)に放置することによ
り3,4−ジメトキシトロボロンの淡赤色の結晶を得る
ことができる。
出し、溶出してきた3,4−ジメトキシトロポロンの区
分を減圧下で濃縮し、冷室(0℃)に放置することによ
り3,4−ジメトキシトロボロンの淡赤色の結晶を得る
ことができる。
以下、本発明の実施例を示す。
これは単なる一例示であって何等本発明を限定するもの
でない。
でない。
実施例 1
(A)二種菌としてストレブトバーティシリウム・ハダ
ノネンセ・サブスペーシズ・トロボロニウムMK−10
4(微工研菌寄番号第4026号)を用い、第1種培地
としてグルコース1g/dl、可溶性でんぷん1g/d
l、酵母エキス0.1g/dl、ペブトン0.5g/d
l、CaCO30.1g/dl(殺菌前pH 7. 2
)の培地を用いた。
ノネンセ・サブスペーシズ・トロボロニウムMK−10
4(微工研菌寄番号第4026号)を用い、第1種培地
としてグルコース1g/dl、可溶性でんぷん1g/d
l、酵母エキス0.1g/dl、ペブトン0.5g/d
l、CaCO30.1g/dl(殺菌前pH 7. 2
)の培地を用いた。
種菌1白金耳を250mlエルレン・マイヤーフラスコ
中30mlの上記第1種培地に植菌し、30゜Cで48
時間振盪培養した。
中30mlの上記第1種培地に植菌し、30゜Cで48
時間振盪培養した。
第1種培養液30mlを、2l−バツフルつきエルレン
・マイヤーフラスコ中に入った300mlの第2種培地
に植菌する。
・マイヤーフラスコ中に入った300mlの第2種培地
に植菌する。
第2種培地は第1種培地と同じ組成の培地を使用する。
第2種培養も30℃で48時間振盪培養を行う。
この第2種培養液1.5lを30l−ステンレス製ジャ
ーファーメンター中の本培地15lに植菌する。
ーファーメンター中の本培地15lに植菌する。
この本培地の培地組成は、グルコース2g/dl,ビー
・ビ・ラレツクス(動物油:アデカファインケミカル社
製)2g/dl、大豆粕2g/dl、肉エキス0. 5
g/dl、K2HP040.05g/dl、MgS04
0.05g/dl、KCl0.03g/dl、CaCO
30.3g/dl(殺菌前pH8.0)である。
・ビ・ラレツクス(動物油:アデカファインケミカル社
製)2g/dl、大豆粕2g/dl、肉エキス0. 5
g/dl、K2HP040.05g/dl、MgS04
0.05g/dl、KCl0.03g/dl、CaCO
30.3g/dl(殺菌前pH8.0)である。
このジャーファーメンター培養は30℃で60時間通気
攪拌方式(回転数300rpm.通気量15l/min
)により行う。
攪拌方式(回転数300rpm.通気量15l/min
)により行う。
その結果培養液中には約50γ/mlの3.4−ジメト
キシトロポロンが蓄積する。
キシトロポロンが蓄積する。
(B):(A)で得られた培養液を塩酸でpH7.0に
調整し、800gの沢過助剤ラジオライトNo.600
(昭和化学工業社製)を加え、減圧下でろ過し、15l
のろ液を得る。
調整し、800gの沢過助剤ラジオライトNo.600
(昭和化学工業社製)を加え、減圧下でろ過し、15l
のろ液を得る。
このろ液を1lのダイヤイオンHP−10(三菱化成社
製)を充填したカラムに通塔する。
製)を充填したカラムに通塔する。
3,4−ジメトキシトロポロンはこの樹脂に吸着し、水
洗後、80%メタノール水溶液により溶出される。
洗後、80%メタノール水溶液により溶出される。
この方法で3lの3,4−ジメトキシトロポロン活性区
分が得られ、3,4−ジメトキシトロポロンは100γ
/mlの割合で含まれている。
分が得られ、3,4−ジメトキシトロポロンは100γ
/mlの割合で含まれている。
(C):(B)で得られた活性区分を減圧下で300m
lにまで濃縮し、濃縮液のpHを塩酸で2.0に調整し
、100mlの酢酸エチルで3回抽出する。
lにまで濃縮し、濃縮液のpHを塩酸で2.0に調整し
、100mlの酢酸エチルで3回抽出する。
3,4−ジメトキシトロポロンは酢酸エチル層に転溶す
る。
る。
酢酸エチル層を減圧下で濃縮乾固し、約30%の純度の
粗粉末を1.5g得る。
粗粉末を1.5g得る。
(D):(C)で得られた粗粉末を500mlのシリカ
ゲル力ラムにのせ、酢酸エチルで展開溶出し、得られた
活性区分を約1mlにまで濃縮し、1晩冷室(0℃)に
放置すると淡赤色の結晶を得る。
ゲル力ラムにのせ、酢酸エチルで展開溶出し、得られた
活性区分を約1mlにまで濃縮し、1晩冷室(0℃)に
放置すると淡赤色の結晶を得る。
この結晶をろ別し、四塩化炭素中で再結すると約100
■の淡赤色の結晶を得る。
■の淡赤色の結晶を得る。
この結晶の理化学的性状は発明の詳細な説明の項に本発
明化合物の理化学的性状として示した通りであり、これ
によりこの結晶は式Iで表わされる3,4−ジメトキシ
トロポロンと同定される。
明化合物の理化学的性状として示した通りであり、これ
によりこの結晶は式Iで表わされる3,4−ジメトキシ
トロポロンと同定される。
第1図は3.4−ジメトキシトロポロンの紫外部および
可視部の吸収スペクトラムを示す。 実線はメタノール溶液、点線は0.1NHClメタノー
ル溶液、一点鎖線は0.1NKOHメタノール溶液を使
用した場合を示す。 第2図は3.4−ジメトキシトロポロンの赤外部吸収ス
ペクトラムを示す。
可視部の吸収スペクトラムを示す。 実線はメタノール溶液、点線は0.1NHClメタノー
ル溶液、一点鎖線は0.1NKOHメタノール溶液を使
用した場合を示す。 第2図は3.4−ジメトキシトロポロンの赤外部吸収ス
ペクトラムを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1式 で表わされる3,4−ジメトキシトロポロン。 2 ストレブトパーティシリウム属に属し、式で表わさ
れる3,4−ジメトキシトロポロンを生産する能力を有
する菌株を栄養培地に培養し、培養液中に3,4−ジメ
トキシトロポロンを生成蓄積せしめ、ついでこれを採取
することを特徴とする発酵法による3,4−ジメトキシ
トロポロンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52050275A JPS586474B2 (ja) | 1977-04-30 | 1977-04-30 | 3,4−ジメトキシトロポロンおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52050275A JPS586474B2 (ja) | 1977-04-30 | 1977-04-30 | 3,4−ジメトキシトロポロンおよびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53135954A JPS53135954A (en) | 1978-11-28 |
| JPS586474B2 true JPS586474B2 (ja) | 1983-02-04 |
Family
ID=12854380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52050275A Expired JPS586474B2 (ja) | 1977-04-30 | 1977-04-30 | 3,4−ジメトキシトロポロンおよびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS586474B2 (ja) |
-
1977
- 1977-04-30 JP JP52050275A patent/JPS586474B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53135954A (en) | 1978-11-28 |
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