JPS5862034A - 紙の流れ方向に段ボ−ルの波形を成形する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は９段ボール製造過程において中しん原紙に波
形を紙の流れ方向に成形する方法に関する０ 従来の段ボールにおいては、中しん原紙の繊維２“の方
向と段ボールの強度の要求される方向が一致しないため
９段ボールの強度について不利な利用をしていたｄこの
点を、第１図に従って説明する。

即ち、中しん原紙１が供給されて上段ロール３と下段ロ
ール４の間を通過する際に波形が形成され。

これと別に供給されるライナ２が貼合わされ片面段ボー
ルが形成されてティクアップコンベア８から送シ出され
る。更に、この片面段ボールに別に供給されるライナが
貼合わされて両面段ボールとなる。この図面の５．６．
　’７は、それぞれライナ貼着のだめの糊ロール、フィ
ンガ、プレッシャロールを表わす。この過程において、
中しん原紙はその流れ方向に凹凸が繰返されて波形が形
成されることになる。ところが、殺ボール中しん原紙の
中の繊維は２紙の流れ方向に伸びた形で並んでおり。

このため圧縮に対する。抵抗力も流れ方向の強さは直角
方向に比べて大きくなっているにもかかわらず９段ボー
ルとして利用する際には圧縮強度の小さい方向を利用し
ていた。

この発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくシ、
耐圧縮強度を著しく向上さオるように紙の流れ方向に段
ボールの波形を成形する方法を提供するにある。

紙の流れ方向に段ボール波形を形成するため本発明では
、波形々成部の入口側の前部ガイドロールは、その直径
が全幅に亘って同一であり、一方出口側の後部ガイドロ
ールの外面形状は成形すべき波形の凹凸形状に一致させ
た。即ちその縦断面形状と該波形を同一にした。そして
１両ロールに伸縮性ある無端ガイドベルトを装着したも
のを上下対称に設け２両ベルトの回転に伴いその間に供
給される中しん原紙に順次所望の波形が付与されるよう
にしたことを特徴としている。

以下に２本発明を図に従って説明する。第２図は１本発
明を用いる段ポール製造装置の主要部分の構成図である
。中しん原紙１は、前部ガイド凸−ル９．９と後部ガイ
ドロール１［１，１０に掛けられた上下のガイドベル）
　１１．１１の間を進んで行く。

この時９両後部ガイドロール１０は段ボール中しんのと
るべき波形と同一に形成されているため。

入口部で平面であった中しん原紙工は両ガイドベルト１
１の凹凸に従い順次波形が形成されて行き。

後部ガイドロール１０から押し出される時には段ボール
中しんの形状をなしている。この中しん原紙１は好まし
くは１次に成形ロール１２に誘導され最終的に中しん形
状が完成する。その後、上下に設けられた糊ロール５の
間を通過する時に接着材が塗布されて、プレッシャロー
ル７によりライナ２に接着される。ここで２両ガイドベ
ルト１１は、第３図の（ａ）、　（ｂ）に示す如く伸縮
性のあるベルト基材１４の中にテンションワイア１５を
埋め込んだ状態にしである。また、ガイドベルト１１の
張力を全幅に渡って一定にするため張力補正ロール１３
を置き両ベルトの張力補正を行うことによって、所望の
波形々状を得られるように構成している。

中しんの形成過程は第４図と第５図に示すとおりで、中
しん原紙１が前部ガイドロール９に入って行きＡＮの箇
所からガイドベルト１１にはさみこまれ始める。この時
の中しん形状は、第５図のイに示すとおり平面のままで
あり、その幅は仕上ｐ段ボール幅寸法に段繰シ率を乗じ
た寸法である。

中しん原紙１が、ガイドベルト１１に沿って矢印”Ｉ−
０方向に進むに従って徐々に波形が形成されて行き、　
Ｂ１３’の箇所では第５図の口の形状となり。

幅はその凹凸に応じて減少してくる。後部ガイドロール
１０の外部に出る時点ＣＣ′の箇所では、中しん原紙１
は第５図のハに示す様にほぼ波形を完成しており２幅は
イの寸法を段繰り率で徐した数値となる。これを更に成
順−臼−ル１２を通過させる′事により、所定の形状の
中しんが得られる。

本発明によると、原紙の流れ方向即ち繊維の流れ方向と
段ボールの強度の要求される方向が一致するため、耐圧
縮強さで約１．５倍の強度の段ポールが得られる。この
ため、同一強度の段ボールを得るためには、約６０％薄
手の原紙でよいことになる。また、成形上のメリットと
して上下ライナの同時貼着が可能となるため２機械の設
置スペースも少なくてよい。また、構造上フィンガが不
要□となり、外観を悪くするハイローも原理的に生じな
くなると共に、中しん成形時の騒音が減少する等のメリ
ットがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来方法を用いる段ボール製造装置の概略図、
第２図は本発明を用いる段ポール製造装置の概略図、第
３図はガイドベルトを示す概略図であって（ａ）は概略
縦断面を・（ｂ）は正面図を示す。 そして第４−図と第５図は、何れも波形々成状態の説明
図である。 １：中しん原紙　　　２：ライナ ５：糊ロール　　　　　７：プレツシヤロール９：前部
ガイドロール１０：後部ガイドロール１１ニガイドベル
ト　　１２：成形ロール１５：張力補正ロール 代理人　弁理士　中　村　純之助

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 段ボール製造工程における中しん原紙に波形を成形する
   方法において、一様な直径を有する前部ガイドローを９
   と、成形すべき中しん原紙１の波形と同一の縦断面形状
   を有する後部ガイドロール１０と、該両ガイドロールに
   装着した伸縮性ある無端ガイドベルト１１とを、上下対
   称に配゛設したものの両ガイドベル）　１１．１１間を
   通過させることによって中しん原紙に波形を成形するこ
   とを特徴とする紙の流れ方向に段ボールの波形を成形す
   る方法。