JPS5860957A - 動物用飼料添加剤、又は飼料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動物用飼料添加剤、又は飼料に関する。

更に詳しくは、特定の脂肪酸エステル類及び／又は該脂
肪酸エステル類のアルキレンオキシド付加物と脂肪酸塩
類とを含有ト１．家畜、家禽、魚類等の動物の成長促進
、飼料効率の改善等の優れた効果を有する動物用飼料添
加剤、又は飼料に関するものである。

近時、動物用飼料は従来の自家製飼料を主体とするもの
から動物の栄養要求量、成長促進、健康保持等を考慮に
入れて近代的工場で生産され、る配合飼料への転撃急速
に進められた結果、現在では全飼料中に占める配合飼料
の比率は極めて高い１直となっている。

これらの配合飼料においでは、主原料である穀類、油粕
類、糟糠類、魚粉、油脂類等の他に栄養補給、栄養強化
、消化吸収改善、成長促進、扶病防止等！々の目的で、
アミノ酸類、ミネラル類。

ビタミン類、酵素類、抗生物質等の添加剤が８原料とし
て用いられるのが一般的である。

家畜や家禽の生産、魚の養殖等にＪける最大の目標の一
つは、より短期間で、しかもより少ない飼料で効率良く
畜水産物を生産することである。

従来、この様な目的を達成する為に主として抗生物質が
使用されているが、飼料への抗生物質の安易な添加は耐
性菌の出現を早め、又、その残留移行により人間にアレ
ルギーや腸内細菌の変化を引き起す恐れがある為、問題
になっており、抗生物質の種類、使用量、使用期間等を
限定、縮小する方向にあり、抗生物質等の薬づけに依存
することなく畜水産物の生産性を向上させることが可能
な高安全性の新規な飼料添加剤、又は飼料の出現が待ち
望まれているのが現状である。

本発明者らはかかる現状に鑑み、鋭意検討を進めた結果
、糖アルコール脂肪酸エステル、糖アルコール脱水環化
物の脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
グリセリンモノ脂肪酸エステル及びプロピレングリコー
ルモノ脂肪酸エステルから成る群から選択される少なく
とも一種類の脂肪酸エステル類及び／又は骸脂肪酸エス
テル類のアルキレンオキシド付加物の少なくとも一種類
と脂肪酸塩類とを含有して成る飼料添加剤、又は飼料が
家畜、家禽、魚類叫の諸動物の成長促進、飼料効率の改
善等の優れた効果を発揮することを見い出し、本発明を
樋成通せるに至ったものである。

因みに、ソルビタン脂肪酸エステルやグリセリンモノ脂
肪酸エステルの如き脂肪酸エステル類及び／又は該脂肪
酸エステル類のアルキレンオキシド付加物であるポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレングリセリーンモノ脂肪酸エステル等を子牛の如き
特定の幼若哺乳動物用飼料に添加することにより、飼料
の物理化学的特性の改良や消化器官の機能が充分ではな
い幼若哺乳動物による飼料の消化吸収性を改善すること
が可能であることが知られているが、その効果は充分で
はなく、脂肪酸エステル類及び／又は該脂肪酸エステル
責のアルキレンオキシド付加物と脂肪酸塩類とを併用す
ることに、よって初めて幅広い動物に対して極めて大き
な効果を有することを見い出したものである。

次に本発明の詳細な説明する。

本発明の動物用飼料添加剤、又は飼料が対象とする動物
は肉用牛、乳用牛、子牛、豚、子豚、羊、山羊、馬、ウ
サギ、犬、猫等の家畜類、肉用鶏、採卵鶏、雛、種鶏、
アヒル、鵞鳥、七爾鳥、うずら、子馬等の家禽類、鰻、
鯉、鮎、鱒、虹鱒、ブリ（ハマチ）、鯛、ギンザケ、金
魚、錦鯉、熱帯魚轡の魚類、員類、甲殻類、ミンク等の
毛皮専用獣、マウス、ラット、ハムスター等の実験用動
物等が代表的な例である。

本発明に使用される糖アルコール脂肪酸エステルとは、
糖アルコールの脂肪酸エステルであり、着アルコール骨
格が保持されたままの状態で脂肪酸骨格とエステル結合
で結ばれた化合物の総称である。

糖アルコール脂肪酸エステルを構成する糖アルコール成
分としては、通常、水酸基を４〜３０個１度有する糖ア
ルコールが用いられる。これらの糖アルコールとしては
、水酸基を４個有するエリスリトール、スレイトール等
のチドリトール類。

水酸基を５個有するリビトール、アラビトール、キシリ
トール等のペンチトール類、水酸基を６個有スるアリト
ール、ソルビトール、マンニトール、ダルシトール、イ
ディトグル、アルトリトール等のへキシトール類、水酸
基を７個有するボレミトール、セドヘプチトール、ベル
セイトール等のへブチトール類、水酸基を９個有するマ
ルチトールやラクチトール等が代表的な例である。又、
環式糖アルコールであるイノシトール、スシリトール、
クエルシトール等でも良い。中でもソルビトールやマン
ニトールｉ１夫々グルコース（７’ｌ”７＄１）やショ
糖をニッケル触媒尋の存在下に水素添加する方法によっ
て大量、かつ、安価に生産されているので、糖アルコー
ル脂肪酸エステルを構成する塘アルコール成分として最
も有利、かつ、好適な糟アルコールである。

これらの糖アルコールの大半″は光学異性体を有するが
、Ｄ一体、Ｌ一体、ＤＬ一体のいずれでも良い。

又、本発明に使用される糖アルコール脱水環化物の脂肪
酸エステルとは、上記した糖アルコールが、分子内で脱
水環化して生成する環状エーテル骨格を有するソルビタ
ン、゛′マンニタン、ダルシタン、ソルバイト、マンニ
ドの如き糖アルコール脱水環化物の脂肪酸エステルを指
す。これらの糖アルコール脱水環化物の脂肪酸エステル
のうち、ソルビタン脂肪酸エステルは、工業的に大量に
生産されている為、入手の容易さ、価格等の点で、本発
明に最も有利に使用し得るものの一つである。

又１本発明に使用されるポリグリセリン脂肪酸エステル
とは、グリセリンの重合物であるポリグリセリンの脂肪
酸エステルを指す。

ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成するポリグリセリ
ン成分としては、通常、重合度２〜３０程度のポリグリ
セリンが用いられる。これらのポリグリセリンの代表的
なものとしてジグリセリン、トリグリセリン、テトラグ
リセリン、ペンタグリセリン、ヘキサグリセリン、ヘプ
タグリセリン、オクタグリセリン、ノナグリセリン、デ
カグリセリン勢を例示することができる。

尚、上記した糖アルコール脂肪酸エステル、糖アルコー
ル脱水環化物の脂肪酸エステル並びにポリグリセリン脂
肪酸エステルとしては、１分子中にエステル結合を１個
有するモノエステル、又は２個以上のエステル結合を有
するジエステル、トリエステル、テトラエステル等のポ
リエステル、又はこれらのモノエステルやポリエステル
の混合物のいずれでも良いが１通常、モノエステル、ジ
エステル及びトリエステルが特に好ましい。

又、本発明番こ使用されるグリセリン七ノ用肪酸エステ
ルやプロピレングリコールモノ脂肪酸ニスアルはモノエ
ステルが主成分であれば良く、゛／エステル等を含有し
ていても特に支障はない。

尚、上記した糖アルコール脂肪酸エステル、糖アルコー
ル脱水環化物の脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸
エステル、グリセリンモノ脂肪酸エステル及びプロピレ
ングリコールモノ脂肪酸エステルを構成する脂肪醸成分
としては、通常、炭素数６〜２４程度の脂肪酸が適当で
ある。脂肪酸は飽和、又は不飽和の脂肪酸のいずれでも
良い。

父、脂肪酸の炭素鎖は直鎖型に限定されず、分岐型のも
のでも良く、更に水酸基等の置換基を有する脂肪酸でも
差支えない。又、脂肪酸は必ずしも一塩基酸に限定され
ず、二塩基酸等も用いることが可能である。

これらの脂肪酸の代表的なものとして、カプロン酸、エ
ナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラ
ウリン酸、トリデカン酸、２−メチルテトラデカン酸、
５−メチルテトラデカン酸、２．２−ジメチルテトラデ
カン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、
ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸
、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸−、リルン酸
、リシノール醒、アラキドン酸、エイコサベンクエン酸
、エルカ酸、アゼライン酸、セバシン酸、１゜２０−エ
イコサメチレンジカルボン酸等を例示することができる
。

上述の糖アルコール脂肪酸エステル、ｍフル：１−ル脱
水環化物の脂肪酸エステル、又はポリグリセリン脂肪酸
エステルは、糖アルコール、糖アルコール脱水環化物、
又、はポリグリセリンと０）脂肪酸塩化物、又は脂肪酸
無水物、偉）脂肪酸、（３）脂肪酸低級アルキルエステ
ル、又は脂肪酸グリセリド等を反応させる方法等の公智
の廷意の方法によって容易に製造することが可能であり
、いずれの方法に従って製造したものでも本発明に使用
することが可能である。特に、（２）や（３）の方法は
、通常、塩基触媒を用いて反応を行なう為、粗反応生成
物中には目的とする脂肪訳エステル類の他、必然的に一
生する脂肪酸塩類を含有しているので、−粗反応生成物
をそのま算木発明に使用できる利点がある。

尚、グリセリンモノ脂肪酸エステルは、通常、油脂（脂
肪酸トリグリセリド）や脂肪酸低級アルキルエステルと
グリセリンとを反応させる方法等により、又、プロピレ
ングリコールモノ脂肪酸エステルは脂肪酸とプロピレン
グリコール、又はプロピレンオキシドを反応させる方法
等によって容易に製造することが可能であり、いずれの
方法に従って製造したものでも本発明に使用できる。

父、本発明に使用される脂肪酸エステル類の、アルキレ
ンオキシド付加物とは、上述の各種脂肪酸エステル類の
水酸基部分に塩基触媒、又は酸触媒の存在下、エチレン
オキシドやプロピレンオキシドの様なアルキレンオキシ
ドを付加させた化合物を指す◎脂肪酸エステル類に対す
るアルキレンオキシドの付加量は、通常、前者１モルに
対して後者１〜３０モル程度が適当である。

上記のアルキレンオキシド付加物の中では、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステルやポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸エステルが入手の容易さ、価格等の
点で最も有利である。

尚、上記した脂肪酸エステル類やそのアルキレンオキシ
ド付加物は必ずしも単品で使用する必要はなく、脂肪酸
エステル類やそのアルキレンオキシド付加物を構成する
糖アルコール、糖アルコール脱水環化物、ポリグリセリ
ン、脂肪酸、アルキレンオキシド等の各成分の梅類やエ
ステル結合敗勢の異なる二種以上の混合物も単品同様に
使用するこ、とができる。

一方、本発明に使用される脂肪酸塩類とは、前記した脚
素数６〜２４の脂肪酸のリチウム塩、ナトリウム塩、カ
リウム塩等のアルカリ金属塩、マグネ７ウム塩、カルシ
ラ金塩、９バリウム塩等のアルカリ土類金属塩、亜鉛塩
、アルミニウム塩、鉄塩、マンガン塩等の各種金属塩、
アンモニウム塩。

モノエタノールアミン塩、ジェタノールアミン塩、トリ
エタノールアミン塩勢の各種有機アミン塩。

リジン塩、オルニチン塩、アルギニン塩、ヒスチジン塩
、オキシリジン塩等の塩基性アミノ酸、塩が代表的な例
であ昨、通常、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、塩基
性アミノ酸塩が最も一般的に使用される。

尚、上記した脂肪酸塩類は前述の脂肪酸エステル類やそ
のアルキレンオキシド付加物の場合と同様、必ずしも単
品である必要はなく、脂肪酸塩類を構成する脂肪酸成分
や対カチオン成分の異なる二ｉＭ以上の脂肪酸塩類の混
合物も単品同様番こ使用できる。

これらの脂肪酸塩類は、脂肪酸、又は脂肪酸低級アルキ
ルエステル、脂肪酸グリセリド等とアルカリ金属やアル
カリ土類金属等の酸化物、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素
塩、塩基性アミノ酸、アンモニア、有機アミン等を反応
させる方法その他によって容易に製造することができる
。

尚、脂肪酸塩類は必ずしも上述の方法に従って前もって
製造しておく必要はなく、例えば、脂肪酸たアルカリ金
属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩や塩基性ア
ミノ酸等を夫々遊離の形で使用し１本発明の動物用飼料
添加剤、又は飼料中で脂肪酸塩類を生成させる方法を採
用することも可能である。

尚、上記した本発明に使用される脂肪酸エステル類、脂
肪酸エステル類のアルキレンオキシド付加物並びに脂肪
酸塩類は、必ずしも高度に精製されたものである必要は
なく、これらの化合物を製造する際一部未反応のまま残
存、又は残存する可能性のある原料類や副生物のうち、
糖アルコール、糖アルコール脱水環化物、ポリグリセリ
ン、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリント
リ脂肪酸エステル（脂肪酸トリグリセリド）、グリセリ
ン？脂肪酸エステル（脂肪酸ジグリセリド）、グロビレ
ングリコールジ脂肪酸エステル、脂肪酸、脂肪酸低級ア
ルキルニスρＭ、塩基性アミ／＃等の如く、高安全性の
もので小れば含有されていても特に支障はない。

本発明の動物用飼料添加剤、又は飼料中の脂肪酸エステ
ル類及び／又は該脂肪酸エステル類のアルキレンオキシ
ド付加物（両者を併用する場合はその合計量）と脂肪蒙
塩類との使用比は、通常、９７：３乃至３ｔ９７重量比
、好ましくは９５：５乃至５：９５重量比、巖も好まし
くは９０：１０乃至１０：９０重量比が適当である。

本発明の動物用飼料添加剤、又は飼料に対する脂肪酸エ
ステル類及び／又は該脂肪酸エステル類のアルキレンオ
キシド付′加物と脂肪酸塩類の使用量は、対象とする動
物の種類、日令、脂肪酸エステル類、脂肪酸エステル類
のアルキレンオキシド付加物及び脂肪酸塩類以外の成分
の種類やその配ａ比等によってｉなるが゛、最終的に家
畜、家禽、魚類等の動物に給与する飼料に対して前記３
者の合計量が通常、ａ００１〜２０重量大、好ましくは
　０．０１〜１０重量シ、最も好ましくはＣＬ［Ｊ２〜
５重量シ程度が適当である。３者の合計使用量が上記し
た範囲の下限値未満の場合には本発明の効果を充分に発
揮しにくくなり、又、上限値よりも多量に用いても特別
の効果は発揮されず、寧ろ経済的でなくなる為、いずれ
も望ましくない。

本発明の動物用飼料添加剤は、脂肪酸エステル類及び／
又は皺脂肪醗エステル類のアルキレンオキシド付加物と
脂防酸塩類との混合物をそのまま、又は水で希釈して水
溶液、水性懸濁液等にするか、又はビタミン類、ミネラ
ル類、酵素類等の既存の添加物の場合に準じて小麦粉、
−デンプン、デキストリン等や飼料用原料の穀類、糟糠
類、油粕類等の適当な一釈剤で希釈して用いることがで
き、最終的には通常、飼料に添加、混合して動物に給与
されるが、飲料水の形で給与することも可能である。

一方、本発明の飼料は、トウモロコシ、小麦、大麦、ラ
イ麦、米、燕麦、マイａ（コーリャン）等の穀類、米ぬ
か、脱脂米ぬか、ふザま、麦ぬか等の糟糠類、大豆油粕
、菜種油粕、綿実油粕、亜麻仁油粕等の油粕類、に粉類
、フィッシュソリュプル、脱脂粉乳、ホエー、石油蛋白
、糖蜜、イエローグリース、り０−１大豆油、パーム油
、ココナツ油、魚油等の油脂類弛当該産業分野で広く使
用されている飼料用原料に前述の飼料添加剤を配合する
ことによって調製される。父、メチオニン、リジン、ト
リプトファン、スレオニン、グリシン等のアミノ醗類、
ビタミン人、ビタミンＢ、ビタミンＣ１ビタミンＤ、ビ
タミンＥ、ビタミンに等のビタミン類、コリン、ニコチ
ン酸、ニコチン酸アミド、食塩、カルシウム、リン等の
ミネラル類。

グロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ等の
酵素類、レシチン、糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン糖脂肪酸エステル等の乳化剤。

ホルモン類、化学的保存剤１着香料、プロピレングリコ
ール、グリセリン等の多価アルコール類。

ブドウ糖、果糖、ショ糖、乳糖等の糖類、ソルビトール
、マンニトール、キシリトール、マルチトール、ラクチ
トール等の糖アルコール類、粘結剤。

抗生物質等の諸添加剤を任意に添加することも可能であ
る。

尚、本発明の動物用飼料添加剤、又は飼料中の脂肪酸エ
ステル類及び／又は該脂肪酸エステル類のアルキレンオ
キシド付加物と脂肪酸塩類以外の飼料用原料や諸添加剤
等の種類、配合比は特に限定を受けず、適用選択し得る
ものである。

本発明の動物用飼料添加剤、又は飼料は粉末状、粒状、
ペレット状、クランプル状、キューブ状、半湿状、ペー
スト状等の任意７の形態に調製して用いて良い。

本発明の動物用飼料添加剤、又は飼料は脂肪酸エステル
類及び／又は該脂肪酸エステル類のアルキレンオキシド
付加物と脂肪酸塩類との相乗作用によって飼料中の諸栄
養率の消化吸収を改善し、もって家畜、家禽、魚類等の
動物の成長促進、飼料効率の向上等の極めて優れた効果
を発揮する。

この様な浸れた効果は、脂肪酸エステル類、脂肪酸エス
テル類のアルキレンオキシド付加物、又は脂肪酸塩類の
単独使用では到底達成し得ぬものである。

父、本発明の動物用飼料添加剤、又は飼料は、家畜、家
禽、魚類等の動物の健康保持、体力増強等の点でも好ま
しい影響を与える。

更に、脂肪酸エステル類及び／は該脂肪酸エステル類の
アルキレンオキシド付加物と、’ｌｌ肪酸ｔｊＮ類との
併用により、夫々を単独に使用した場合に比べて一層浸
れた乳化力を発揮することが可能な為、脱脂粉乳と油脂
を主成分とする子牛等の幼若哺乳動物用の代用乳（通常
、粉末状、又は顆粒状）等に本発明を適用した場合、単
に上記した生理学的特性が発揮されるのみに留まらず、
代用乳に水、又は温湯を添加して代用乳溶液を調製する
際の代用乳の水、又は温湯に対する分散、溶解性の改良
、代用乳溶液の相安定性の大偏向上等の効果も有する。

しかも、脂肪酸エステル類、脂肪酸エステル類のアルキ
レンオキシド付加物並びに脂肪酸塩類はいずれも極めて
安全性が高い為、本発明の飼料添加剤、又は飼料を長時
間に亘って動物に給与しても安全性の点で全く問題がな
い。

以上に詳述した如く、本発明の動物用飼料添加剤、又は
飼料は、優れた性能と極めて高い安全性とを楚備してい
る為、産業上の利用価値が高い。

以下に実施例並びに比較例によって本発明を更に詳細に
説明する。

実施例１〜７、比較例１〜３ ブロイラー２００羽（雌雄各１００羽）を用い、各群２
０羽（雌雄各１０羽）ずつの１０群に分け、夫々の群に
下記組成の基本飼料１０５重量部に対して表−１に示し
た脂肪酸エステル類及び／又は骸脂肪讃エステルのアル
キレンオキシド付加物と脂肪酸塩類（実施例１〜７）、
脂肪酸エステル類及び／Ｘは諌脂肪酸エステル類のアル
キレンオキシド付加物のみ（比較例１〜２）、脂肪酸塩
類のみ（比較例３）を夫々所定量（基本飼料１０３重量
部に対する添加量で表示した）添加した飼料を給与し、
１０週間の飼養試験を冥施した。試験結果を表−２に示
した。

基本飼料の組成 （注）１　試験用標準飼料 粗蛋白≧２０％、粗脂肪≧５％、 代謝エネルギー≧２８００Ｋｃａｌ／〜（注）２　試験
用標準飼料 粗蛋白≧１７シ、粗脂肪２８％、

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　糖アルコール脂肪酸エステル、糖アルコール
   脱水環化物の脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エ
   ステル、グリセリン七ノ所、初酸エステル及びグロピレ
   ングリコール七ノ脂肪酸エステルから成る群から選択さ
   れる少なくとも一種類の脂肪酸エステル類及び／又は該
   脂肪酸エステル類のアルキレンオキシド付加物の少なく
   きも一種類と脂肪酸塩類とを含有して成る動物用飼料添
   加剤、又は飼料。 （２）糖アルコール脂肪酸エステルが水酸基を４〜５０
   個有する糖アルコールの脂肪酸エステルである特許請求
   の範囲第１項記載の動物用飼料添加剤、又は飼料。 （６）糖アルコール脂肪酸エステルがソルビトール脂肪
   酸エステルである特許請求の範囲第１項、又は第２項記
   載の動物用飼料添加剤、又は飼料。 （４）糖アルコール脱水環化物の脂肪酸エステルがソル
   ビタン脂肪酸エステルである特許請求の範囲第１項記載
   の動物用飼料添加剤、又は飼料。 （５）ポリグリセリン脂肪酸エステルが重合度２〜５０
   のポリグリセリンの脂肪酸エステルである特許請求の範
   囲第１項記載の動物用飼料添加剤、又は飼料。 （６）アルキレンオキシド付加物がエチレンオキシド付
   加物である特許請求の範８第１項記載の動物用飼料添加
   剤、又は飼料。 Ｑ）脂肪酸塩類が脂肪酸アルカリ金属塩である特許請求
   の範囲第１項記載の動物用飼料添加剤、又は飼料。・ （８）　　脂肪酸塩類が脂肪酸の塩基性アミノ酸塩であ
   る特許請求の範囲第１項記載の動物用飼料添加剤、又は
   飼料〇