JPS585951B2 - タシヨクエンシンヨウインキ - Google Patents

タシヨクエンシンヨウインキ

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JPS585951B2
JPS585951B2 JP49137116A JP13711674A JPS585951B2 JP S585951 B2 JPS585951 B2 JP S585951B2 JP 49137116 A JP49137116 A JP 49137116A JP 13711674 A JP13711674 A JP 13711674A JP S585951 B2 JPS585951 B2 JP S585951B2
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JP
Japan
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hydrogen
ink
methyl
ethyl
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JP49137116A
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JPS5163744A (ja
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多賀秀治
平野克己
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Pilot Ink Co Ltd
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Pilot Ink Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 従来より色鉛芯と呼ばれているものは無機顔料又は有機
顔料を色素成分とし、これらに体質顔料、ロウ、油脂等
を加えて成形乾燥したいわゆるワツクス芯がよく知られ
ている。
これらは一般に(1)耐摩耗性に劣る(2)芯の曲げ強
度が弱く折れ易い(3)筆感にムラがあり運筆が滑らか
でない(4)消ゴムによる筆跡の消去が困難である等の
欠点を有している 本発明者はこのような欠点について検討した結果、多孔
質の芯体に特殊のインキを含浸させればかかる欠点のま
ったくないすぐれた芯体が得られることを見い出した。
このような芯体としては多孔質であること適度な強度を
有すること等の要件がある。
このような芯体としてもつとも公的なものは近年新しい
タイプの色鉛芯として窒化硼素及び粘度と色素として顔
料を用いられたものが発表されている。
窒化硼素及び粘土を主成分としてこれらに有機高分子化
合物を加えた混線物を作成し、細線状に押出成型したの
ち高温で焼成されたものは白色状の鉛芯(以下単に白色
芯と記す)となり、無数のポーラス(気孔)を有してい
る。
これらのポーラス状の白色芯に適当なインキを含浸させ
る事により良好な色鉛芯が得られる。
然るにこの種のインキについては白色芯の性質からイン
キこ対する品質上の多くの制約がある。
従って次の条件を満足する溶剤が必要となる。
■ 不揮発性であること 沸点150℃以上、蒸気圧0.05mmHg(20℃)
以下のものが望ましい。
蒸発性の犬なるものを使用した場合(例えばベンジルア
ルコール、エチレングリコール等)、時日の経過により
、これらの溶剤を用いて作られたインキを含浸された色
鉛芯はその表面及び先端部より溶剤の蒸発が進行し、次
第にインキ中の色素成分が析出してくる。
この現象が進行した場合色鉛芯の色調の淡色化及び筆感
の低下が著しくなる。
2 吸湿性が殆んどないこと 吸湿性の犬なる溶剤を使用した場合は、色鉛芯の曲げ強
度の低下となる。
この現象は定かでないが吸湿された水分により色鉛芯中
の粘土骨格が溶出又は膨潤する事により弱くなる為と思
われる。
このことを具体的に説明すれば次の表の通りである。
JIS S−609鉛芯の曲げ強度試験に準じて行った
P:折損した時の荷重(g) L:Span=20rr d:芯径=d 3 着色剤の溶解ないし分散が秀れている事白色芯の曲
げ強度を適度の強さに維持する為にはその気孔率を50
%以下にする事が望ましい。
それ故色鉛芯で筆記された筆跡の紙に対するインキの付
着量は50係以下(ボールペンインキの場合は100%
)となり、この場合濃厚な色調のインキでないと良好な
色調となり難い。
この事から色鉛芯に用いられるインキの溶剤は出来るだ
け多くの量の着色剤を溶解ないし、分散させるものでな
ければならない。
4 潤滑性に富んでいる事 上記1〜3の性能を満足する溶剤でインキとした場合こ
れらの中の一部の溶剤に於ては色鉛芯として筆感の劣る
ものが見られる。
良好な筆感を得る為には潤滑性に富んだ溶剤としてオレ
イン酸等の不揮発性の脂肪酸を主溶剤とするか、又はこ
れらを適量加える事により筆感は良好となる。
又脂肪酸エステル、高級アルコール、高級アマイド等の
潤滑性に富んだ一部の溶剤を適量加える事により筆感を
改良することも可能である。
この様な条件を全て満たす溶剤は非常に限られたもので
ある。
本発明者はこのような条件を満たす溶剤について研究し
た結果、カルボン酸、エステル、エーテル、炭素環化合
物などの化合物のうちの特定のものが前記の各条件を満
足し、色芯用インキの溶剤として均等な作用効果を奏す
るとい.う新知見を得本発明をなしたのである。
これらの条件を満足するものとしては一般式(A)R1
COOH又はR1COOR2 R1は炭素数4〜20の炭化水素からなり、直鎖、分枝
鎖、直鎖モノエン、分枝モノエン、ジー、トリーおよび
テトラエン R2はメチル、エチル、プロビル、ブチル基(B)Ra
O(CH2CH20)n−R4R3は水素、又はアセチ
ル基 R4nフエニル、ベンジル、α−メチルベンジル,α,
α−ジメチルベンジル基及びこれらのベンゼン核にメチ
ル基、エチル基が結合した基。
nは1,2,3,4である。
R5,R6は各々水素、メチル、水酸基 R7はメチル、エチル、プロビル、ブチル基R8はメチ
レン、エチレン、ビニレン基 〔R,は水索又は炭素数1〜4のアルキル基、R10,
R11は水素(但しR10,R11かいずれも水素の場
合を除く)、 又は (R13〜R56は水素又は炭素数1〜4のアルキル基
、R′はメチル基又はエチル基である。
)、RI2は炭素数1〜4のアルキル基、mは1,2,
3である。
〕以上A−Dのものがある。
例えばヘキサン酸、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸
、2−メチルウンデカン酸、2,2ジメチルドデカン酸
、8一メチルテトラデカン酸、2−ペンチルウンデカン
酸、9−ウンデシル酸、3−ドデセン酸、12一トリデ
セン酸、9−テトラデンセン酸、cis−9−オクタデ
セン酸、2,5−ジメチル−2−へプタデセン酸、ci
s−9,cis−12−オクタデカジエン酸、cis−
9,cis−12,cis−15オクタデ力トリエン酸
、カブリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ステアロール
酸ブチル、リシノール酸メチル、ミリスチン酸ブチル、
オレイン酸プロピル等の脂肪酸及び脂肪酸エスチル エチレングリコールモノフエニルエーテル、エチレング
リコールモノベンジルエーテル、エチレンクリコールモ
ノα−メチルベンジルエーテル、エチレングリコールモ
ノα,α−ジメチルベンジルエーテル、エチレングリコ
ールモノメチルフエニルエーテル、エチレングリコール
モノジメチルフエニルエーテル、ジエチレングリコール
モノフエニルエーテル、ジエチレングリコールモノベン
ジルエーテル、トリエチレングリコールモノフエニルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノベンジルエーテル
、テトラエチレングリコールモノフエニルエーテル、テ
トラエチレングリコールモノベンジルエーテル等のグリ
コールエーテル類エチレングリコールモノベンジルエー
テルアセテート、ジエチレングリコールモノフエニルエ
ーテルアセテート、テトラエチレングリコールモノベン
ジルエーテルアセテート等のグリコールエーテルアセテ
ート類 安息香酸のメチル、エチル、プロビル、ブチルエステル
、ケイ皮酸のメチル、エチル、プロビル、ブチルエステ
ル等の芳香族有機酸エステル類ビフエニル及びその誘導
体、ジフエニルメタン及びその誘導体、ジフエニルアル
キル誘導体、トリフエニルジメタン及びその誘導体、ナ
フタリン誘導体、テトラリン誘導体等の高沸点芳香族炭
化水素溶剤等がある。
本発明においてはこれらの溶剤のみを使用することが好
ましいが他の溶剤を上記の条件を満足する範囲内で併用
しても良い。
但し前記溶剤は全溶剤の30%以上を使用することが必
要である。
使用出来る溶剤としては例えばグリセリン、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、カービトール、ヘキシレングリコールなどのグリ
コール類やベンジルアルコール等のアルコール類や芳香
族溶剤や炭化水素溶剤がある。
使用する色素としては塩基性染料、油溶性染料、酒精溶
性染料等が望ましく、又微粉細化した顔料及び加工顔料
等も使用可能である。
更に筆跡の堅牢性をよくする目的でケトン樹脂、ビニー
ル系ポリマー、ブチラール樹脂、環状炭化水素樹脂、芳
香族系石油樹脂等の樹脂を加える事も出来る。
又、必要に応じて鉛芯に対する含浸を溶易ならしめる目
的でポリアレキレングリコーレアレキレエーテル、ポリ
アルキレングリコールアルキルフエニルエーテル、ポリ
アルキレングリコール脂肪酸エステル等の界面活性剤を
加える事も可能である。
次に本発明の実施例について説明する以下の部数は重量
部である。
実施例 1 組成 オレイン酸 70部ビクトリア
ピュアーブルーベース 30部製法 オレイン酸70部にビクトリアピュアーブルーベース3
0部を加え60℃1時間攪拌溶解後漏過を行い良好な鉛
芯用青色インキを得た。
実施例 2 組成 ジエチレングリコーレ〔ノフエ=ルエーテレ 50部製
法 ジエチレンN潟コールモノフエニルエーテル50部とス
テアリン酸ブチル35部にスピロンバイオレツl−CR
H15部を加え100℃2時間攪拌溶解後漏過を行い良
好な鉛芯用紫インキを得た。
実施例 3 組成 製法 ジエチレンN潟コールモノフエニルエーe泣65部とオ
レイン酸15部にハイラツク111、5部を加え100
℃1時間攪拌溶解後ニグロシンベースEP15部を加え
100℃で2時間攪拌溶解を行なう。
次に漏過を行い良好な鉛芯用黒インキを得た。
実施例 4 組成 製法 実施例2と同様な方法でインキを作製し漏過を行い良好
な鉛芯用緑色インキを得た。
実施例 5 組成 製法 実施例2と同様な方法でインキを作製し、漏過を行い良
好な鉛芯用赤色インキを得た。
実施例 6 組成 製法 実施例2と同様な方法でインキを作製し、漏過を行い良
好な鉛芯用赤色インキを得た 実施例 7 組成 製法 実施例2と同様な方法でインキを作製し漏過を行い良好
な鉛芯用青色インキを得た。
実施例 8 組成 製法 実施例2と同様な方法でインキを作製し漏過を行い良好
な鉛芯用赤色インキを得た。
実施例 9 組成 製法 実施例2と同様な方法でインキを作製し漏過を行い良好
な鉛芯用緑色インキを得た。
実施例 10 組成 メイゲンEA−33 35部 (第一工業製薬社製非イオン系界面活性剤)バリファー
スブルー−1605 10部 (オリエント化学工業社製酒精溶性染料)製法 ジエチレングリコールモノフエニルエーテル55部とノ
イゲンEA−33、35部にパリファーストブルー16
05、10部を加え100℃で2時間攪拌溶解を行う。
次に漏過を行い良好な鉛芯用青色インキを得た。
実施例1,2,3,4,5,6,7,8,9,10、の
インキ中に白色芯を浸漬し、1時間70℃で加温する。
インキが含浸された白色芯の表面に附着していろ過判の
インキを拭き取れば良好な色鉛芯が得られた。
これらの色鉛芯について紙に筆記した結果のその作用効
果は以下の表の如くとなり良好な性能の色鉛芯が得られ
た。
その筆跡について市販されている消ゴムで消去したとこ
ろ容易に消去する事が出来た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式(ト)乃至(D)で示される化合物の1
    種または2種以上を30重量係以上含む溶剤とこれに溶
    解または分散する着色剤を必須成分とし、所望に応じて
    樹脂、界面活性剤を含有してなる、多孔質芯体に含浸さ
    せる多色鉛芯用インキ。 (A)R1COOR2 R1は炭素数4〜20の直鎖または分枝アルキル、アル
    ケニル、アルカジエニルまたはアルカトリエニル基、 R2は水素、メチル、エチル、プロビルまたはブチル基
    、 (B)RsC(CH2CH20)nR4 R3は水素またはアセチル基 R4はフエニル、ベンジル、α−メチルベンジル、α,
    α−ジメチルベンジル基またはこれらのベンゼン核にメ
    チルまたはエチル基が結合した基、 nは1,2.3または4 R5,R6はそれぞれ水素、メチル基または水酸基、R
    7はメチル、エチル、プロビルまたはブチル基、R8は
    メチレン、エチレンまたはビニレン基、 R9は水素または炭素数1〜4のアルキル基、R1o,
    R1,はそれぞれ水素(但しR10,R11がいずれも
    水素の場合を除く)または(R13〜R56はそれぞれ
    水素または炭素数1〜4のアルキル基、R′はメチルま
    たはエチル基),R12は炭素数0〜4のアルキル基、
    mは1,2または3をそれぞれ表わす。
JP49137116A 1974-11-29 1974-11-29 タシヨクエンシンヨウインキ Expired JPS585951B2 (ja)

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JPS4934045A (ja) * 1972-07-31 1974-03-29

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