JPS585942B2 - フンマツジヨウヒフクソセイブツ - Google Patents
フンマツジヨウヒフクソセイブツInfo
- Publication number
- JPS585942B2 JPS585942B2 JP1902773A JP1902773A JPS585942B2 JP S585942 B2 JPS585942 B2 JP S585942B2 JP 1902773 A JP1902773 A JP 1902773A JP 1902773 A JP1902773 A JP 1902773A JP S585942 B2 JPS585942 B2 JP S585942B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- softening point
- resin
- resins
- average particle
- particle size
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はブロツキング性(貯蔵あるいは輸送時の粒子相
互の融着による塊状化)の改良された粉末状被覆組成物
に係る。
互の融着による塊状化)の改良された粉末状被覆組成物
に係る。
従来より粉末状被覆粗成物を製造するに際し、原料樹脂
の軟化温度は比較的低い(50〜100℃程度)ものが
使用されている。
の軟化温度は比較的低い(50〜100℃程度)ものが
使用されている。
しかして該樹脂粉末は貯蔵中にプロツキングをおこし易
いという欠点を有していた。
いという欠点を有していた。
この欠点を改良するため一般に軟化点100℃以上の樹
脂を使用したり、或はシリカ、タルクなどの無機顔料微
粉末を混合していた。
脂を使用したり、或はシリカ、タルクなどの無機顔料微
粉末を混合していた。
しかし前者の場合、樹脂の軟化点の上昇による、粉末樹
脂の溶融時のフロー性の低下、焼付温度の上昇などの欠
点が見られる。
脂の溶融時のフロー性の低下、焼付温度の上昇などの欠
点が見られる。
一方、後者の場合プロツキング性は改良されるが得られ
た被膜の光沢、鮮映性は不充分であり美装用被覆組成物
としては不適当であった。
た被膜の光沢、鮮映性は不充分であり美装用被覆組成物
としては不適当であった。
又特に熱硬化性樹脂を用いる場合、顔料分散のための練
合温度の上昇にともなう樹脂のゲル化を防止するため、
反応温度の高い樹脂を選択する必要があるという欠点も
あった。
合温度の上昇にともなう樹脂のゲル化を防止するため、
反応温度の高い樹脂を選択する必要があるという欠点も
あった。
本発明はこれら欠点を改良するためになされたものであ
る。
る。
すなわち軟化点100℃以下の樹脂で、かつ平均粒子径
が20μ以上である様な粉末状被覆組成物97〜70重
量%と、該平均粒子径の1/3以下の平均粒子径をもつ
軟化点120℃以上の樹脂微粉末3〜30重量楚とより
なるプロツキング性の改良された粉末状被覆組成物に関
する。
が20μ以上である様な粉末状被覆組成物97〜70重
量%と、該平均粒子径の1/3以下の平均粒子径をもつ
軟化点120℃以上の樹脂微粉末3〜30重量楚とより
なるプロツキング性の改良された粉末状被覆組成物に関
する。
つまり、本発明の被覆組成物は低軟化点樹脂粒子の周囲
に、高軟化点樹脂微粉末が付着し、それらはクッション
の機能を示し、低軟化点樹脂粒子同志の付着、凝集、塊
状化を防ぐことが出来るものである。
に、高軟化点樹脂微粉末が付着し、それらはクッション
の機能を示し、低軟化点樹脂粒子同志の付着、凝集、塊
状化を防ぐことが出来るものである。
又、低軟化点樹脂と高軟化点樹脂の選択に際し、互に相
溶性のある樹脂を適宜選択する事により被膜化したとき
に、均一で光沢、鮮映性のよい被膜を得ることができる
。
溶性のある樹脂を適宜選択する事により被膜化したとき
に、均一で光沢、鮮映性のよい被膜を得ることができる
。
本発明において使用される低軟化点樹脂粒子(軟化点1
00℃以下)の平均粒子径は、一般の粉末状被覆組成物
と同様、20μ以上のものであり、好ましくは30〜3
00μのものが使用される。
00℃以下)の平均粒子径は、一般の粉末状被覆組成物
と同様、20μ以上のものであり、好ましくは30〜3
00μのものが使用される。
又、高軟化点樹脂粒子(軟化点120℃以上)としては
、低軟化点樹脂粒子の平均粒子径の1/3以下、好まし
くは1/5以下になる様に選択する必要がある。
、低軟化点樹脂粒子の平均粒子径の1/3以下、好まし
くは1/5以下になる様に選択する必要がある。
しかして粒子径が小さくなる程、低軟化点粒子との接触
機公が多くなり、本発明の目的とする効果は大となる。
機公が多くなり、本発明の目的とする効果は大となる。
又、本発明組成物中に占める高軟化点樹脂の割合は3〜
30重量%、好ましくは5〜20重量%になる様に選択
する必要がある。
30重量%、好ましくは5〜20重量%になる様に選択
する必要がある。
3重量%より少ない場合は本発明の目的とする耐ブロツ
キング性に対する効果はほとんどなくなる。
キング性に対する効果はほとんどなくなる。
又、30重量受をこえると、本発明の組成物の軟化点が
高軟化点樹脂側に寄るため、樹脂の溶融時の流動性(フ
ロー性)が欠け、したがって平滑な被膜が得にくくなる
。
高軟化点樹脂側に寄るため、樹脂の溶融時の流動性(フ
ロー性)が欠け、したがって平滑な被膜が得にくくなる
。
本発明における粒子の製造法としては、機械的粉砕法、
化学的粉砕法、造粒法など公知の方法か用いられる。
化学的粉砕法、造粒法など公知の方法か用いられる。
又粉末粒子は樹脂以外に染料、顔料硬化剤、表面調整剤
、その他粉末被覆組成物に要求される各種添加剤を含有
したものも含まれる。
、その他粉末被覆組成物に要求される各種添加剤を含有
したものも含まれる。
本発明の組成物に使用される低軟化点樹脂(軟化点10
0℃以下)としては、例えばポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、等があげら
れる。
0℃以下)としては、例えばポリエステル樹脂、アクリ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、等があげら
れる。
又高軟化点樹脂(軟化点120℃以上)としては、一般
に粉末被覆組成物として使用されるものが大体相応し、
たとえば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル
樹脂、塩化ビニル樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリカーボネート樹脂、酢ビエチレン樹脂、ポリオ
レフイン樹脂、センイ素系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げ
られ、これらは単独或は2種以上併用して使用すること
ができる。
に粉末被覆組成物として使用されるものが大体相応し、
たとえば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル
樹脂、塩化ビニル樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリカーボネート樹脂、酢ビエチレン樹脂、ポリオ
レフイン樹脂、センイ素系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げ
られ、これらは単独或は2種以上併用して使用すること
ができる。
本発明組成物のモデル図を第1図に示した。
図中、Aは低軟化点樹脂、即ち軟化点100℃以下の樹
脂を示し、Bは高軟化点樹脂、即ち軟化点120℃以上
の樹脂を示す。
脂を示し、Bは高軟化点樹脂、即ち軟化点120℃以上
の樹脂を示す。
かくして、本発明の方法により得られた粉末状被覆組成
物は耐プロツキング性にすぐれている上、加熱時のフロ
一温度が低く、かつ得られた被膜の平滑性、光沢、鮮映
性はすぐれたものである。
物は耐プロツキング性にすぐれている上、加熱時のフロ
一温度が低く、かつ得られた被膜の平滑性、光沢、鮮映
性はすぐれたものである。
以下本発明の詳細を実施例により説明する。
各実施例で使用されている「部」又は「%」は重量であ
る。
る。
実施例 1
〔I〕エポキシ樹脂 65部〔シェル
社商品名エピコート 001:軟化点64〜74℃〕 二酸化チタン 30エボキシ用硬
化剤 4.0〔シエル社商品名エピキ
ュア−108〕 表面調整剤 0.2〔モンサン
ト社商品名モダフロー〕 上記の混合物を二軸スクリューエクストルーダーで分散
したのち、公知の粉砕機で平均粒子径100μになる様
粉砕する。
社商品名エピコート 001:軟化点64〜74℃〕 二酸化チタン 30エボキシ用硬
化剤 4.0〔シエル社商品名エピキ
ュア−108〕 表面調整剤 0.2〔モンサン
ト社商品名モダフロー〕 上記の混合物を二軸スクリューエクストルーダーで分散
したのち、公知の粉砕機で平均粒子径100μになる様
粉砕する。
〔■〕エポキシ樹脂 65部〔シェル
社商品名エピコート#1007:軟化点122−132
℃〕 二酸化チタン 30モダフロー
0.2を〔I〕同様に2軸ス
クリューエクストルーダーで分散したのち平均粒子径1
0μになる様微粉砕する。
社商品名エピコート#1007:軟化点122−132
℃〕 二酸化チタン 30モダフロー
0.2を〔I〕同様に2軸ス
クリューエクストルーダーで分散したのち平均粒子径1
0μになる様微粉砕する。
得られた〔I〕及び〔■〕の粉末を種々の割合で混合し
、粉末状被覆組成物としての粉末の性質と比較した。
、粉末状被覆組成物としての粉末の性質と比較した。
実施例 2
メタクリル酸2−エチルヘキシル 260部メタク
リル酸メチル 170スチレン
200メタクリル酸
20メククリル酸β−ヒドロキシエチル
50トリメチルアミンメククリルイミド 5
0アゾイソブチロニトリル 10を攪拌
機、温度計および窒素ガス発生装置を備えた反応容器に
入れ、水1000部とリン酸エステル系界面活性剤(日
本サーファクタント社商品名:ニツコールDDP−10
)30部を加え、撹拌し水分散物として窒素雰囲気下温
度を75−80℃にあげ、5時間反応させた。
リル酸メチル 170スチレン
200メタクリル酸
20メククリル酸β−ヒドロキシエチル
50トリメチルアミンメククリルイミド 5
0アゾイソブチロニトリル 10を攪拌
機、温度計および窒素ガス発生装置を備えた反応容器に
入れ、水1000部とリン酸エステル系界面活性剤(日
本サーファクタント社商品名:ニツコールDDP−10
)30部を加え、撹拌し水分散物として窒素雰囲気下温
度を75−80℃にあげ、5時間反応させた。
かくて軟化点80℃の樹脂懸濁液が得られた。
得られた懸濁液を噴霧乾燥機(入口温度200℃、出口
温度100℃)で乾燥し平均粒子径30μの透明な樹脂
粉末を得た。
温度100℃)で乾燥し平均粒子径30μの透明な樹脂
粉末を得た。
該粉末95部に対してセルロース・アセテート・ブチレ
ート樹脂(軟化点155〜165℃、平均粒子径5μを
5部添加したものは40℃、1週間の貯蔵に及てもプロ
ツキングは全くおこらず、150℃,30分焼付けて得
られた塗膜は透明、平滑で物性、耐溶剤性等のすぐれた
ものであった。
ート樹脂(軟化点155〜165℃、平均粒子径5μを
5部添加したものは40℃、1週間の貯蔵に及てもプロ
ツキングは全くおこらず、150℃,30分焼付けて得
られた塗膜は透明、平滑で物性、耐溶剤性等のすぐれた
ものであった。
実施例 3
〔I〕ポリエステルポリオール樹脂 70部(バイエ
ル社商品名、デスモフエ ン#650 軟化点60−65℃) ブロックイソシアネート樹脂 30(ジイソシ
アネート1モルとε−カ プロラクタム2モルより得られるプ ロックイソシアネート樹脂:軟化点 70−75℃) 二酸化チタン 30モダフロー
0.5をエクストルーダーで
練合(60−70℃)し、粉砕・篩分けし平均粒子径■
20−60μ,■60−100μ,■100−200μ
の3種類、の微粉末を得た。
ル社商品名、デスモフエ ン#650 軟化点60−65℃) ブロックイソシアネート樹脂 30(ジイソシ
アネート1モルとε−カ プロラクタム2モルより得られるプ ロックイソシアネート樹脂:軟化点 70−75℃) 二酸化チタン 30モダフロー
0.5をエクストルーダーで
練合(60−70℃)し、粉砕・篩分けし平均粒子径■
20−60μ,■60−100μ,■100−200μ
の3種類、の微粉末を得た。
〔■〕エピコート1007 65部二酸化チ
タン 30モダフロー
0.2を〔I〕と同様エクストルーダ
ーで練合し、粉砕して平均粒子径20μの微粉末を得た
。
タン 30モダフロー
0.2を〔I〕と同様エクストルーダ
ーで練合し、粉砕して平均粒子径20μの微粉末を得た
。
〔I〕の各篩分したものと〔■〕の粉末を第2表の如く
混合して比較試験に供した。
混合して比較試験に供した。
第1図は本発明組成物のモデル図であり、Aは低軟化点
樹脂、Bは高軟化点樹脂を夫々示す。
樹脂、Bは高軟化点樹脂を夫々示す。
Claims (1)
- 1 軟化点100℃以下の樹脂でかつ平均粒子径20μ
以上である粉末状組成物97〜70重量楚と、該平均粒
子径の1/3以下の平均粒子径をもつ軟化点120℃以
上の樹脂微粉末3〜30重量%とより成るブロツキング
性の改良された粉末状被覆組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1902773A JPS585942B2 (ja) | 1973-02-16 | 1973-02-16 | フンマツジヨウヒフクソセイブツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1902773A JPS585942B2 (ja) | 1973-02-16 | 1973-02-16 | フンマツジヨウヒフクソセイブツ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS49108136A JPS49108136A (ja) | 1974-10-15 |
JPS585942B2 true JPS585942B2 (ja) | 1983-02-02 |
Family
ID=11987968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1902773A Expired JPS585942B2 (ja) | 1973-02-16 | 1973-02-16 | フンマツジヨウヒフクソセイブツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS585942B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60104167A (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-08 | Nitto Electric Ind Co Ltd | エポキシ樹脂粉体塗料とその製造法 |
JPH02178362A (ja) * | 1988-12-29 | 1990-07-11 | Nippon Paint Co Ltd | 粉体塗料 |
JP2840953B2 (ja) * | 1988-12-29 | 1998-12-24 | 日本ペイント株式会社 | 粉体塗料 |
JP2849353B2 (ja) * | 1994-05-27 | 1999-01-20 | 日本ペイント株式会社 | 粉体塗料 |
JP5314843B2 (ja) * | 2006-09-13 | 2013-10-16 | トヨタ自動車株式会社 | 水分散スラリー塗料、その製造方法、及び塗膜 |
-
1973
- 1973-02-16 JP JP1902773A patent/JPS585942B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS49108136A (ja) | 1974-10-15 |
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