JPS585900Y2 - 太陽熱温水器用ホ−スの支持具

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【考案の詳細な説明】この考案はホース詳しくは太陽熱温水器に連絡するホー
スの支持具に関する。

従来、太陽熱温水器を瓦屋根上に設置した場合、それに
連絡するホースを瓦屋根上に固定する方法がなかつため
、該ホースを瓦のない壁面へわざわざ迂回させて固定し
ていた。

従って配管作業が困難であると共に瓦のない壁面までの
瓦屋根に配管される部分が放置したままであるので風雨
により移動してゆるみ、損傷の原因となったり、ホース
が余分に必要になるという欠点もあった。

この考案はこれらの問題を解消し、太陽熱温水器に連絡
するホースを瓦屋根上に確実に容易に固定させることを
目的とするものである。

この考案の基本的な構成は瓦桟に瓦を介して係止した腕
杆先端を瓦屋根面上に表出させてホース支持片を設ける
ことによって瓦に直接子を加えることなく太陽熱温水器
用ホースを固定させるものである。

以下、この考案の一実施例を図に基づいて説明する。

図中ａは屋根裏板す上面に設けられた瓦桟で、Ｃは該瓦
桟ａに係止した瓦で、それらによって瓦屋根Ａが構成さ
れていると共に所定位置の瓦Ｃ上面に支持具ｄが重設さ
れる。

支持具ｄは腕杆１とホース支持片２よりなり、腕杆１は
金属又は合成樹脂により帯状に形成され、上部が瓦Ｃ上
端に沿って階段状に屈曲する係止部３を形成すると共に
該係止部３の上端が更に屋根裏板すに沿って上方に延び
てビス４又は接着剤により固定される。

また腕杆１の下部即ち先端は上記瓦Ｃに沿って下方に延
び、上記瓦Ｃとその上方に位置する瓦Ｃ′との間より突
出して瓦屋根Ａ面上に表出する表出部５を形或する。

その表出部５上面に（ま太陽熱温水器（図示せず）に連
絡する２本のホース６を固定するホース支持片２が設け
られる。

ホース支持片２は金属又は合成樹脂により、上部が略Ｕ
字形に形成されて２本のホース６を並例状に挾持する挾
持部７を形成すると共に下部が該挟持部７より幅方向に
突出するフランジ部８が形成されておりそのフランジ部
と上記表出部５がビス９又は接着、溶着により固定され
ている。

また上記挟持部７は弾性を有しており、２本のホース６
を挟持した際に、幅方向に締着し風雨によって移動しな
いように固定している。

一方、ホース６は合成樹脂製で、図示せぬが内管と外管
の間に断熱材を介在せしめである。

尚、前記実施例においては腕杆１の係止部３を階段状に
形成して更に上端を延長して屋根裏板すに固定したがそ
れに限定されることなく、該係止部３を瓦Ｃの上端に係
合する形状、即ちコの字形に屈曲せしめて瓦Ｃ上端に係
合させることも任意である。

而して斯る支持具ａは所定位置の瓦Ｃの上方に位置する
瓦Ｃ′を取外し、腕杆１の係止部３を瓦Ｃ上端を介して
瓦桟ａに係止すると共に屋根裏板すに固定する。

そして上記瓦Ｃ′を再び固定した後、ホース支持片２の
挟持部７に太陽熱温水器に連絡する２本のホース６を前
例状に挾持させることにより、上記ホース６が固定され
る。

この考案は、上記の構成であるから、以下の利点を有す
る。

（１）帯状の腕杆を瓦桟に瓦を介して係止し、該杆の先
端を瓦相互間より突出させてホース支持片を設けたので
、瓦に直接手を加えることなく太陽熱温水器に連絡する
ホースを最短距離に容易に固定することができ、風雨に
よりホースが移動することがない。

（２）瓦屋根上に太陽熱温水器に連絡するホースを固定
できるので、特に夏期おいて太陽熱を更に吸収すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案支持具の実施態様を示し、第１図は取付状
態を示す縦断正面図、第２図は第１図のＩＩ −ＩＩ線
断面図である。Ａ・・・・・・瓦屋根、ａ・・・・・・瓦桟、Ｃ・・・
・・・瓦、ｄ・・・・・・支持具、１・・・・・・腕杆
、２・・・・・・ホース支持片、５・・・・・・表出部
。

【実用新案登録請求の範囲】

瓦桟に瓦を互して帯状の腕杆を係止し、その腕″杆先端
を瓦相互間より突出させて瓦屋根面上に表出させると共
に該表出部にホース支持片を設けたことを特徴とする太
陽熱温水器用ホースの支持具。