JPS5858616B2 - ピンボ−ル検出器の遮光装置 - Google Patents

ピンボ−ル検出器の遮光装置

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JPS5858616B2
JPS5858616B2 JP1176878A JP1176878A JPS5858616B2 JP S5858616 B2 JPS5858616 B2 JP S5858616B2 JP 1176878 A JP1176878 A JP 1176878A JP 1176878 A JP1176878 A JP 1176878A JP S5858616 B2 JPS5858616 B2 JP S5858616B2
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light source
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test
groove
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JP1176878A
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久吉 工藤
奉行 上中
正 大塚
重雄 鏑流馬
三善 田中
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、圧延成形される帯状の金属薄板に発生したピ
ンホールを光学的に検知するピンホール検出器において
、ピンホールを通過した以外の光が受光部へ入射しない
ように金属薄板の両側端に対して受光部を遮光する遮光
装置に関する。
圧延により成形される金属薄板には、鋳造組織が残留し
て微少なピンホールが発生していることがあり、特に厚
さ方向に金属薄板を貫通したピンホールは、後で種々の
不具合を生ずることが多い。
例えば、帯鋼の連続圧延によって成形されるスズメッキ
用の鋼板では、このようなピンホールの存在が直接その
耐食性の優劣を左右する重要な事項の一つとなり、この
ため圧延成形された鋼板中からピンホールを検出して、
このピンホールが含まれた鋼板の部分を切り取ってしま
うことが一般に行なわれている。
このような鋼板の厚さ方向に貫通したピンホールに検出
するには、通常、光学的な方法が採用されるが、これは
帯状をなして移動してゆく鋼板に向けて光源部から光を
照射する一方、この鋼板を挾んで光源部と対向する光電
子増倍管等の受光部により鋼板のピンホールを通過した
光を電気的に検知し、これによって鋼板中のピンホール
の有無を確認するようになっている。
このピンホール検出器は、被検板である鋼板のピンホー
ルを通過した非常に微弱な光を受光して、このピンホー
ルの存在を検知するものであるから、その検出精度を維
持・向上するためには、ピンホールを通過した以外の光
が迷光となって受光部へ入り込まないようにする必要が
ある。
このため、ピンホール検出器には、鋼板の幅方向両側端
から受光部側へ光が漏れないようにする遮光装置がこの
鋼板の幅方向両側端部に取り付けられている。
従来の遮光装置では、プリズム式のものやブラシ式のも
のが一般に知られており、プリズム式遮光装置の主要部
の概略平面を表わす第1図中、そのB−B矢視を表わす
第1図b、及びブラシ式遮光装置の主要部の断面構造を
表わす第2図に示すように、帯状をなして第1図中中、
上下方向に移動する被検板1の幅方向(図中、左右方向
)両側端部(図では一方の側端部のみ示した)に位置す
ると共に被検板1の移動に伴う幅方向の揺れや幅の変動
に対して追従するように図示しない追従装置のアーム2
に支持された塊状をなす装置本体3には、被検板1の側
端部が通過する溝4と、被検板1の全幅に亘って光を照
射する光源部5からの光が被検板1の側端部を照射する
ように第1図す及び第2図中、溝4を上下に横切る切り
欠き部6とが形成されている。
更に、光源部5からの光が溝4内に位置する被検板1の
両側端から、この被検板1を挾んで光源部5と上下に対
向し且つ被検板1の長手方向(第1図中中、上下方向)
からの光に対して遮光された暗箱7内の受光部8へ入り
込まずに、被検板1のピンホールを通過した光だけが受
光部8へ到達するように、プリズム式のものではプリズ
ム9が光源部5に近い方の切り欠き部6に、又ブラシ式
のものでは被検板1の両側端部を覆うブラシ10が溝4
内にそれぞれ取り付けられている。
ところが、このようなプリズム式の遮光装置は、プリズ
ム9による漏光防止が不完全であるため、被検板1の両
側端部を切り欠き部6よりも深く溝4の奥へオーバーラ
ツプする必要があり、従って、このオーバーラツプした
部分(第1図す及び第2図中、tで示される長さの部分
)には光源部5からの光が照射されず、ここの部分のピ
ンホールを検知することが不可能であった。
又、このプリズム式の遮光装置では、溝4の間隔(第1
図す中、上下方向の長さ)をあまり大きく取ることがで
きないため、被検板1の移動に伴ってこの被検板1が上
下にばたついた場合には、プリズム9を損傷したりする
虞があった。
一方、ブラシ式の遮光装置もプリズム式のものと同様に
、遮光のため被検板1の両側端部をブラシ10内へ深く
オーバーラツプする必要があり、このため被検板1の両
側端部のピンホールを検知することが不可能である。
しかも、被検板1の表面に軟質のメッキが被覆されてい
る場合には、ブラシ10によってこのメッキがはがされ
たり、或いはブラシ10の毛が抜けて被検板1に付着し
、発生の原因となる等の欠点かあった。
本発明は、従来のピンホール検出器に使用されているプ
リズム式やブラシ式の遮光装置の欠点を解消し、被検板
におけるピンホール検出不可能な部分を極めて少なくす
ると共に被検板両側端から受光部への漏光を非常に効果
的に防止して、高精度のピンホール検出を行ない得るピ
ンホール検出器の遮光装置を提供することを目的とする
この目的を達成する本発明のピンホール検出器の遮光装
置にかかる構成は、帯状をなす被検板の全幅に亘って光
を照射する光源部と前記被検板を挾んでこの光源部と上
下に対向すると共に前記被検板のピンホールを通った前
記光源部からの光を検知する受光部との間の前記被検板
の両側端部にそれぞれ設けられ、前記被検板の側端から
前記受光部へ入り込む前記光源部の光を遮蔽するピンホ
ール検出器の遮光装置において、前記被検板の側端部が
通過する溝を刻設した装置本体を前記被検板の両側端部
へ相互に対向して配置し、前記光源部からの光が前記被
検板の側端部を照射するように前記装置本体に前記溝を
上下に横切る切り欠き部を設ける一方、上面が前記溝の
上面よりも上方に位置すると共に下面が前記溝の下面よ
りも下方に位置する空洞を前記溝に接続して前記装置本
体内に形成し、更にこの空洞の前記被検板側の側面のう
ち前記受光部に近い方の側面を前記光源部に近い方の側
面よりも前記被検板側に近づけて位置させ、前記光源部
からこの光源部側の前記切り欠き部を通って前記被検板
の側端に入り込んだ光を前記空洞内へ導くようにしたこ
とを特徴とするものである。
以下、本発明によるピンホール検出器の遮光装置の一実
施例について、第3図〜第4図を参照しながら詳細に説
明する。
本実施例の概略平面を表わす第3図中及びそのB−B矢
視を表わす第3図すに示すように、帯状をなしてその長
手方向(第3図中中、上下方向)に移動してゆく被検板
11の上方(第3図す中、上側)には、この被検板11
の全幅に亘って光を照射する光源部12が位置している
父、この被検板11の下方には、被検板11を挾んで光
源部12と対向し且つ被検板11の長手方向からの光に
対して遮光された暗箱13が位置しており、この暗箱1
3内には、被検板11のピンホールを通った光源部12
からの光を検知する光電子増倍管等の受光部14が多数
取り付けられている。
なお、この光源部12と受光部14との上下関係は逆で
もよい。
被検板11の両側端(図では一方の側端部のみを示して
いる)から暗箱13内の受光部14へ漏れる光源部12
からの光を受光部14に対して遮光する遮光装置の塊状
をなす装置本体15は、これが被検板11の移動に伴う
幅方向(図中、左右方向)の揺れや幅の変動に対して追
従してゆくように、図示しない追従装置のアーム16に
支持された状態となって光源部12と受光部14との間
の被検板11の両側端部に位置している。
この装置本体15には、被検板11の側端部が通過する
溝17と、光源部12からの光が被検板11の側端部を
照射するように溝17を上下に横切る切り欠き部18と
が形成されており、更に、この装置本体15には、上面
19が溝17の上面20よりも上方に位置すると共に下
面21が溝の下面22よりも下方に位置する空洞23が
、溝17に接続して形成されている。
この空洞23の被検板11側の側面のうち、受光部14
に近い方の側面24は、光源部12に近い方の側面25
よりも被検板11側に近づけて位置しており、この側面
24と前記下面21との接続部は丸みが付けられた状態
となっているが、他の部分と同じように直線状に形成し
てもよい。
光源部12からの光か切り欠き部18から被検板11の
側端に入射した場合、これらの光はすべて空洞23内へ
入り込むため、この被検板11の側端から暗箱13内の
受光部14へ到達する光は極めて微量である。
本発明では、被検板11の側端へ入り込んだ光をすべて
空洞23内へ導くようにする必要があるため、空洞23
の被検板11側の側面24,25のうち、受光部14に
近い方の側面24を被検板11の側端面26と同一平面
となる程度にまで被検板11側に近づけることが可能で
あり、従って、ア 被検板11と溝17の上下面20.22とのオーバーラ
ツプ長さtを非常に短かくすることができる。
このため、ピンホール検出不可能な部分が極めて少なく
なる利点がある。
次に、従来のブラシ式遮光装置と本発明の遮光装置との
遮光効果を比較するためのグラフを第4図a、bに示す
これは、第2図及び第3図す中、被検板1,11と溝4
,17とのオーバーラツプ長さtに対する電流の大きさ
に変換した受光部8゜14への漏光量の関係を表わし、
第4図aが従来、第4図すが本発明のものである。
図中、27の実線ハ、直径が25ミクロンのピンホール
に対する受光部8,14の検出電流であり、これらから
も判るように、従来のブラシ式遮光装置では、オーバー
ラツプ長さtを長く取っても漏光(暗電流)とピンホー
ルとの判別がかなり困難であるのに反し、本発明の遮光
装置では、オーバーランプ長さtがわずか1ミリメート
ル程度でも漏光(暗電流)とピンホールとの識別が非常
に容易に行なうことが可能であり、高精度のピンホール
検出ができる。
このように本発明のピンホール検出器の遮光装置による
と、被検板の側端に入射する光を導く空洞を装置本体内
に形成したので、受光部への漏光を非常に効果的に防止
することができ、高精度のピンホール検出を行なうこと
が可能である。
父、溝に対する被検板のオーバーラツプ長さを極めて短
かくすることができるので、被検板のピンホール検出不
可能な部分を従来のものより大幅に減少させることが可
能である。
【図面の簡単な説明】
’IA I 図aはピンホール検出器における従来のプ
リズム式遮光装置の概略を表わす平面図、第1図すは同
図a中のB−B矢視図であり、第2図は従来のブラシ式
遮光装置の概略構造を表わす第1図す同様の断面図であ
る。 又、第3図aは本発明によるピンホール検出器の遮光装
置の一実施例の概略を表わす平面図、第3図すは同図a
中のB−B矢視図であり、第4図a、bはそれぞれ従来
のブラシ式遮光装置及び本発明の遮光装置の遮光効果を
溝に対するオーバーラツプ長さと電流の大きさに変換し
た漏光量との関係で表わすグラフである。 図面中、11は被検板、12は光源部、14は受光部、
15は装置本体、17は被検板通過用の溝、18は光通
過用の切り欠き部、19は空洞の上面、20は溝の上面
、21は空洞の下面、22は溝の下面、23は空洞、2
4は受光部に近い方の被検板側の空洞の側面、25は光
源部に近い方の被検板側の空洞の側面である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 帯状をなす被検板の全幅に亘って光を照射する光源
    部と前記被検板を挾んでこの光源部と上下に対向すると
    共に前記被検板のピンホールを通った前記光源部からの
    光を検知する受光部との間の前記被検板の両側端部にそ
    れぞれ設けられ、前記被検板の側端から前記受光部へ入
    り込む前記光源部の光を遮蔽するピンホール検出器の遮
    光装置において、前記被検板の側端部が通過する溝を刻
    設した装置本体を前記被検板の両側端部へ相互に対向し
    て配置し、前記光源部からの光が前記被検板の側端部を
    照射するように前記装置本体に前記溝を上下に横切る切
    り欠き部を設ける一方、上面が前記溝の上面よりも上方
    に位置すると共に下面が前記溝の下面よりも下方に位置
    する空洞を前記溝に接続して前記装置本体内に形成し、
    更にこの空洞の前記被検板側の側面のうち前記受光部に
    近い方の側面を前記光源部に近い方の側面よりも前記被
    検板側に近づけて位置させ、前記光源部からこの光源部
    側の前記切り欠き部を通って前記被検板の側端に入り込
    んだ光を前記空洞内へ導くようにしたことを特徴とする
    ピンホール検出器の遮光装置。
JP1176878A 1978-02-04 1978-02-04 ピンボ−ル検出器の遮光装置 Expired JPS5858616B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1176878A JPS5858616B2 (ja) 1978-02-04 1978-02-04 ピンボ−ル検出器の遮光装置

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JP1176878A JPS5858616B2 (ja) 1978-02-04 1978-02-04 ピンボ−ル検出器の遮光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54104890A JPS54104890A (en) 1979-08-17
JPS5858616B2 true JPS5858616B2 (ja) 1983-12-26

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ID=11787146

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JP1176878A Expired JPS5858616B2 (ja) 1978-02-04 1978-02-04 ピンボ−ル検出器の遮光装置

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JP (1) JPS5858616B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048112U (ja) * 1990-05-14 1992-01-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048112U (ja) * 1990-05-14 1992-01-24

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JPS54104890A (en) 1979-08-17

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