JPS5857810A

JPS5857810A - 水晶振動子

Info

Publication number: JPS5857810A
Application number: JP15708381A
Authority: JP
Inventors: Kimio Aizawa; 公男相澤
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1981-10-01
Filing date: 1981-10-01
Publication date: 1983-04-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、厚み振動をする水晶振動子に関するもので、
特に機械的強度のすぐれた構造をもち、信頼性の高い水
晶振動子を提供するものである。

水晶振動子の機械的強度を強くするだめの保持構造のひ
とつとして、第１図ムおよびＢに示すような水晶振動子
はすでに公知である。ここで第１図ムは水晶振動子の正
面図、同図Ｂは上面図であ゛る０水晶板１は、両生面に励振電極２，３および各々の励振
電極２．３に接続され水晶板１の一端ま置され、この端
子電極４，６を通して、保持基板６に設けられた導電パ
ターン７．８に導電性接着剤９，１ｏで固着されている
。この水晶板１と保持基板６を一体化したものは、導電
パターン７゜８を通して、ベース基材１１に設けられた
リード端子線１２．１３に半田付１４．１５されている
。

このような構造をもつ水晶振動子は、水晶板１自体は保
持基板６によって補強されているが、保持基板６とベー
ス基材１１との固着が、保持基板６の導電パターン７．
８を介して保持基板６の一方の主面のみで行われている
ため、保持基板６の主面に対して垂直な応力に非常に弱
かった。

したがって保持基板６がその主面に対して垂直な方向に
傾き易く、もし傾いたまま気密容器に封止されてしまう
と、保持基板６または水晶板１が気密容器に接触あるい
は接触に近い状態に至り、気密容器が導電体の場合、回
路が短絡することがあった。また外部から機械的衝撃が
加わった場合、保持基板６と気密容器間の衝突が生じた
り、衝撃が気密容器を介して保持基板６に直接伝わり、
結釆として水晶板１が破壊することがあった。このため
、このような構造をもつ水晶振動子を製造する場合、保
持基板６の傾きを十分管理する必要があり、また密封容
器を小形化して容器と保持基板６間のスペースを小さく
することは機械的強度をいっそう低下させることになる
。

さらに保持基板６は、導電パターン７．８を介してベー
ス基材１１のリード端子線１２．１３に固定されている
ため、大きな機械的衝撃が加わった場合には、導電パタ
ーン７．８が保持基板６から剥離することもあった。導
電パターン７．８には一般的に銅箔、銀印刷などが使用
されるが、この導電パターン７．８が保持基板６から剥
離すれば、回路の断線はいうまでもなく、保持基板６の
保持が全く要をなさない。

本発明は、水晶少を固着する保持基板の一部分を、ペー
ス基材のリード端子線で挾み込むことによって、従来例
にみられたような問題点を解決するものである。

以下に、その実施例をもって具体的に賜明する。

第２図は本発明の水晶振動子の一実施例であり、第２図
ムはその正面図、同図Ｂは同図ムにおけるｘ　−ｘ’線
から下方をみた断面図である。

水晶板２１の主面上には、水晶板２１を介して１対の励
振電極２２．２３および各々の励振電極２２．２３に接
続され水晶板２１の一端まで引出された端子電極２４．
２５が配置されている。水晶板２１は円形板ないしは方
形板等で、厚みすべり振動または厚み縦振動等の厚み振
動を行う。各励振電極２２．２３、端子電極２４．２５
は金。

銀、銅、アルミニウム等の金属物質よりなり、蒸着法や
化学メッキ法等によって形成される。保持基板２６０両
主面上には、導電パターン２７．２Ｂ。

２９．３０と透孔３１が形成され、導電パターン２９．
３０は、保持基板２６を介して導電パターン２７．２８
の一部分と対向するように配置される。保持基板２６．
導電パターン２７，２８，２９゜３ｏおよび透孔３１を
総称して以下端子基板と称すイミド等の樹脂基板、アル
ミナ、コープイライト等の磁器板等が用いられる。各導
電ノくターン２７〜３ｏは、金、銀、銅、アルミニウム
等の薄膜が蒸着法、化学エツチング法、印刷法等によっ
て形成される。水晶板２１は、端子電極２４．２５を通
じて端子基板の導電パターン２７．２８にそれぞれ導電
性接着剤等の導電材３２．３３で固着される。この時、
水晶板２１の励振電極２３の中心は、端子基板の透孔３
１の中心と位置合わせしておく。こうすることによって
水晶板２１は、保持基板２６によって補強される。また
水晶板２１の圧電振動は、端子基板の透孔３１によって
伺ら妨げられることはない。ペース基材３４は、水晶振
動子を外気から気密封止するもので、水晶板２１および
端子基板を内部に収める大きさをもつ封止容器（図示し
ていない）とベアで用いられ、外部との接続用のリード
端子線３５．３６を有している。ペース基材３４は、樹
脂、金属等が用い−１られる。リード端子線３５．３６
は、保持基板導電材３７．３８で固着される。こうする
ことによって、端子基板は両生面でリード端子線３６゜
３６で支えられるため、端子基板が機械的応力によって
傾きにくく、また導電パターン２７〜３０の剥離は皆無
である。したがって水晶振動子全体の機械的強度は大巾
に向上する。さらに端子基板とベース基材３４の位置が
リード端子線３５゜３６によって導かれ゛るため、これ
ら相互間の位置が正確であり、かつ作業性が良くなると
いう利点もある。

第３図五〜Ｃは本発明の水晶振動子の他の実施例を示し
ており、２個の水晶振動板を１個の容器に収めたもので
ある。第３図において、同図ムは正面図、同図Ｂは背面
図、同図Ｃは同図ムにおけるＹ　−Ｙ’線から下方をみ
た図である。

保持基板４ｅの正面に、導電パターン４７．４８が設け
られ、それぞれに、励振電極４２．４３と端子電極４４
．４５が配置された水晶板４１が導電材５７．５８によ
って固着される。保持基板４６それぞれに、励振電極６
０．６１と端子電極６２゜６３が配置された水晶板５９
が導電材６７．６８によって固着される。保持基板４６
には、さらに透孔４９が設けられており、透孔４９と、
励振電極４３．６１は同心にくるように水晶板４１．５
９を位置合わせする。また導電パターン４７　、６５は
保持基板４６の側面で導電材５ｏによって電気的に接続
される。ベース基材６１は、互いに一直線上に並ばない
３本のリード端子線５２　、５３　。

６４を有し、各リード端子線５２．５３．５４は、保持
基板４６をその両生面で挾み、かつ導電パターン４７，
６４．４８にそれぞれ導電材５５．．６６゜５６で固着
される。

このような構造をもつ水晶振動子は、第２図に示す水晶
振動子と同様の利点を有するだけでなく、以下に記述す
るような利点がある。

（１）端子基板の機械的応力に対する最も弱い方向。

すなわち端子基板の主面と垂直な方向の応力に対してよ
シ強度が増す。

固着する場合、３本のリード端子線のうち少なくとも１
本が、端子基板の背面の導電パターンに接続されている
ため、従来のように端子基板の正面だけでリード端子線
と導電パターン間の接続を行う場合に比べて、導電パタ
ーンの正面と背面の接続が少くてすむ。

（３）第３図に示すような構造をもつ水晶振動子では、
３個以上の水晶板を保有することも容易に可能であるが
、そうした場合、リード端子線の数量が増すため、いっ
そう端子基板の保持強度が強くなる。

第４図および第５図は、本発明を摘用した応用例を示し
ており、以下その説明をする。

第４図ムは、水晶振動子の正面図、同図Ｂは上面図であ
る。

水晶板７１の主面には、励振電極７２．７３と端子電極
７４．７５が配置されている。保持基板７６には、導電
パターン了７，７Ｂ、透孔８１゜・およびその側面に凹
部８了、８８が設けられてお７１の端子電極７４．７５
が導電材７９．８０で固着されている。この時、水晶板
７１、は、その励振電極７３が保持基板７６の透孔８１
と対面するように位置合わせされている。ベース基材８
２は、リード端子線８３．８４を有し、各々のリード端
子線８３．８４は、保持基板７６をその凹部８７゜８８
で挾みこみ、かつ導電材８５．８６で導電パターン７７
．７８に固着される。

このような構造をもつ水晶振動子は、すでに述べた実施
例第４図の水晶振動子と同様の特徴を有するが、特に水
晶振動子の高さに制限がある時には優位である。

第５図は、本発明を３端子モノリシツク水晶フイルター
の実装に摘用した応用例であり、同図ムは正面図、同図
Ｂは、同図ムにおけるｚ　−ｚ’線から下方をみた断面
図である。

水晶板９１の主面には入出力励振電極９２，９３゜なら
びに共通励振電極９４．および各々の励振電極に接続さ
れている端子電極９５，９６．９７が配置されている。

保持基板９８には、導電、Ｓターン９９．１００，１０
１．１０５．１０６　、および透孔１１４が設けられて
おり、導電、Ｃターン１ｏ５．＋０６はそれぞれ保持基
板９８を介して導電パターン９９，１００の一部分と対
向するように配置されている。導電パターン９９，１０
０゜１０１にそれぞれ水晶板９１の端子電極９５，９６
゜９７が導電材１０２，１０３，１０４で固着される。

この時水晶板９１は、共通励振電極９４が保持基板９８
の透孔１１４と対向するように配置される。ペース基材
１０７は、リード端子線１０８゜１０９．１１０を有し
、リート端子線１ｏ８゜１１ｏは、保持基板９８の側面
を挾み込んで導電パターン９９，１０５および導電パタ
ーン１００゜１０６にそれぞれ導電材１１１．１１３で
固着される。また、リード端子線１゛ｏ９は、導電ノ（
ター／１０１に導電材１１２で固着される。この時、保
持基板９′８は、その輪郭の一辺がペース基材１０７と
密接する状態にあるようにする。こういった構造をもつ
水晶振動子は、水晶板を保持する他の１つの側面がペー
ス基材で固定されるため、よりいっそう堅固なものとな
る。

第２図から第６図に示す本発明の水晶振動子は最終的に
封止容器によって気密封止されるが、封止方法としては
、樹脂、金−等の部材を用いた一般の封止方法が摘用で
きる。

以上述べたように、本発明の水晶振動子は、水晶板を保
持する保持基板の一部分を、ペース基材に具備されるリ
ード端子線によって挾み込む構造をとることによって、（１）ペース基材と保持基板の正確な位置出しが容易に
行うことが可能で、作業性の向上が計れる。

（２）保持基板が外部応力に対して堅固であるため、製
造管理が不要となる。

（３）保持基板の固定が堅固であるため、製品の機械的
強度がすぐれ、信頼性が向上する。

など、従来にはない利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来や水晶振動子で、同図ムは正面図、同図Ｂ
は上面図、第２図と第３図はそれぞれ本発・明の水晶振
動子で、第２図ムは正面図、同図Ｂは、同図ムのｘ　−
ｘ’線から下方をみた断面図、第３図ムは正面図、同図
Ｂは背面図、同図Ｃは、同図ムのＹ　−Ｙ’線から下方
をみた断面図、第４図と第６図は本発明の水晶振動子の
応用例で、第４図ムは。正面図、同図Ｂは上面図、第５図ムは正面図、同図Ｂは
、同図五のｚ　−ｚ’線から下方をみた断面図である。１．２１．４１．５９，７１．９１・・・・・・水晶板
、２．３，２２，２３，４２，４３，６０，６１　。７２．７３．９２．９３．９４・・・・・・水晶励振電
極、６．２６，４６，７６．９８・・・・・・保持基板
、７゜８．２７，２８，２９，３０，４７，４８，６４
゜６５．７７．７Ｂ、９９，１００，１０１．１０５゜
１０６・・・・・・導電パターン、３１．４９．８１　
。１１４・・・・・・透孔、１１　、３４　、５１　、８
’２，１０７・・・・・・ペース基材、１２，１３，３
５，３６，５２゜５３．５４，８３，８４，１０８，１
０９，１１０・　　　・・・・・・リード端子線。第　１　図（４）　　　　　　　　　　　　（Ｉ）第３図第４図（Ａ）　　　　　　（Ｂ）第５図

Claims

【特許請求の範囲】（１）水晶板の主面上にその水晶板を介して対向する１
対または２対以上の励振電極と、これら励振電極にそれ
ぞれ接続されかつ対向しないように配置された端子電極
を有する水晶振動板と、保持基板の主面上に複数個の導
電パターンと透孔を有する端子基板と、複数個のリード
端子線を有するベース基材とを具備し、前記水晶振動板
の端子電極と前記端子基板の導電パターンとを、前記水
晶振動子の励振電極が前記端子基板の透孔と対向するよ
うに、導電的に固着し、また前記ベース基材のリード端
子線と前記端子基板の導電パターンとを、前記ペース基
材のリード端子線の長手方向と垂直な方向で前記端子基
板の一部分を挾むように、導電的に固着し、前記水晶振
動板、前記端子基板および前記ベース基材を一体化した
ものを、さらに密封容器で気密封止したことを特徴とす
る水晶振動子。＠）ペース基材が３本以上のリード端子線を有し、各々
のリード端子線のうち少なくとも１本が、前記リード端
子線の長手方向からみて一直線上　。に並は力いことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の水晶振動子。（３）端子基板の輪郭の一辺が、ペース基材の一面と密
接していることを特徴とする特許請求の範囲第１項濠ン
体第２項記載の水晶振動子。