JPS585697B2 - カプセル化方法 - Google Patents

カプセル化方法

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JPS585697B2
JPS585697B2 JP48029562A JP2956273A JPS585697B2 JP S585697 B2 JPS585697 B2 JP S585697B2 JP 48029562 A JP48029562 A JP 48029562A JP 2956273 A JP2956273 A JP 2956273A JP S585697 B2 JPS585697 B2 JP S585697B2
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    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/26Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests in coated particulate form
    • A01N25/28Microcapsules or nanocapsules
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/06Making microcapsules or microballoons by phase separation
    • B01J13/14Polymerisation; cross-linking
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカプセル化方法に関するもので、特に液体外ど
の材料塊を包被している有機組成物の皮または薄壁によ
り構成される小まだは微小カプセルの製造に関するもの
である。
本発明の方法は、その場(in situ)における化
学反応でバラバラの球体またはカプセル状の長球体の懸
濁液まだは集合が液体の中に形成され、ついでこれが容
易に分離され、捷だけ前記液体中に保持され使用されう
るような方法で、予め定めだ寸法に、便宜迅速に製造さ
れうるカプセルの製造に向けられたものである。
この種のカプセルは広範な用途、例えば染料、インク、
化学剤、薬品、香料、殺かび剤、殺菌剤、殺生物剤(除
草剤、殺虫剤など)等々を含有するために使用され、こ
れら物質はカプセルによって包被さるべき材料として、
まだはその中に溶解、懸濁または分散されうる。
包被さるべき材料は最初の分散液中にその融解点以上の
温度で使用され、まだは適当な水に不混和性の有機溶剤
中に溶解または分散されうる。
包被さるべき水に不混和性の材料の性質は、もともと有
機まだは無機でありうる。
一旦包被されると、液体まだはその他の形体は、カプセ
ルの皮を破き、潰し、溶融しまたはその他の方法で取除
く何らかの手段により解放されるまで、または適凸な条
件下で拡散による解放が行なわれるまで、その形を保つ
本発明の重要な具体的態様は、その他の特徴および利点
もさることながら、ポリューリアのカプセルの皮を生成
させるだめのポリイソシアネート単量体間の反応を含む
重合技術にある。
従来技術の記述 カプセル化方法については従来多くの技術が使用され、
1たは記述されている。
これらのうち一つの方法は、縮合、および小滴捷たは周
囲を取り囲む連続液相中に含まれる物質を重合させて、
その結果の重合体を小滴の表面に付着させるようにする
ことを含むその他の技術によって包被フイルムを付着さ
せることである。
他の方法は、液状のカプセル壁材料の落下フイルム中に
小滴を射出して、ついでカプセル壁材料を個々の小滴の
周りに固化させることを含む。
直接作用性の相補的諸反応材間の界面間縮合による種々
のカプセル化方法は公知である。
これらの方法の中には、種々のタイプの重合体をカプセ
ル壁として生成させる反応がある。
コーチング物質を生成させるだめのこれら反応の多くは
、少なくとも二官能性でなければならないアミンと、酸
まだはよシ正確には酸から誘導された性質の第2反応材
中間体(これはポリアミドを生成するだめには二官能ま
だは多官能酸塩化物である)との間に生じる。
これら方法で主に使用される、まだは提案されているア
ミンは、少なくとも2個の第一アミン基を有するエチレ
ンジアミン等が典型である。
多くのカプセル化方法については、包被(カプセル化)
された材料をその形成媒体から分離することが最終要件
である。
この取扱い工程中に、カプセル壁材料は大きな圧力およ
び応力を受ける。
このため、高度に望ましい薄皮まだは細胞壁は従来技術
の方法中で太いに制約される。
本発明の具体的な目的は、迅速かつ効果的であって、カ
プセル化された材料の分離の必要をなくした新規改良に
係るカプセル化方法を提供することである。
従って特別の利点は、カプセルについて極度に薄い皮ま
だは細胞壁の形成が許されることである。
界面間重合は一般に、互いに反応して固体重縮合物を形
成するであろう相補的な、直接作用性の有機中間体をそ
れぞれ含有している2種の混和性液、例えば水と有機溶
剤を一緒にすることからなる。
これら重縮合物、例えばポリアミド、ポリエステル、ポ
リウレタン、ポリューリアまたは同効物質は樹脂中間体
または単量体から形成されうる,また、二酸塩化物を含
有する有機溶剤の小滴を例えばエチレングリコールを含
有している水性液中に霧吹きして、有機液またはオイル
をポリエステルカプセル内に包被させることも提案され
ている,しかし、これらの努力は種々の点で実用性に欠
けている。
例えばこの技術には特殊外製造が必要である。
さらに、種々の経験上、バラバラの形の所望カプセルを
形成することが困難で、部分的に形成されたカプセルが
異質材料塊に癒着し、はっきりしたカプセル形成ができ
ないことが示されている。
カプセル寸法または均一性の調節も従来技術の方法では
厄介である。
これら方法は特定タイプの反応および生成物に限定され
ているようである。
界面間重縮合によるカプセル化の一つの特定方法が米国
特許第3,577,515号(1971年5月4日)に
開示されている。
この特許は、第1反応材と、これに相補的な第2反応材
とを要し、各反応材は別個の相にあるものとし、第1お
よび第2反応材が小滴の界面で反応してカプセル化した
小滴を形成する、連続まだは回分式方法を記載している
後に明らかになる如く、本発明は第2反応材の必要を除
いたもので、ポリューリア型のカプセル化本体が極めて
容易に形成されうろこと、そして特別の利点がえられる
ことを見出したものである。
本発明の要説 従来技術と相反して本発明の好適実施態に従えば、有機
インシアネート中間体の界面重合による有効なカプセル
化は、2種の本質的に不混和性の液体、すなわち一つは
水性相、もう一つは有機相を利用する方法であって、水
性相中に有機相の物理的分散液を形成することからなる
方法によって実現されうる(該有機相はポリューリア・
カプセル皮膜または包被体のだめの有機インシアネート
中間体を含有している)。
カプセル壁を形成するだめの本発明の界面重合は、イン
シアネート単量体を加水分解してアミンを形成させ、こ
れをついで他のインシアネート単量体と反応させてポリ
ューリア包被体を形成させることを包含する。
イソシアネート単量体の加水分解中に、二酸化炭素が放
出される。
有機相の小滴を連続液状相(すなわち水性相)中に形成
させる分散液が完成されれば、他の反応材の添加は必要
ない。
その後、好適には分散液を穏やかに攪拌しながら、分散
した有機小滴の囲シにポリューリア・カプセル皮膜の形
成が、連続液状相を加熱するか、またはインシアネート
の加水分解速度を増加させることのできる塩基性アミン
まだはその他の化学剤、例えば}リ−n−ブチル錫アセ
テートなどの触媒量を導入することによシ実現され、さ
らに任意分散液のpHを調整して有機小滴と連続相との
界面における所望縮合反応が導かれる。
この方法で、完全に満足しうるバラバラのカプセルが形
成され、その皮は反応により生成されたポリューリアか
ら成立ち、包被されだ材料を含有している。
本発明の方法において、カプセルの皮または包体を形成
する反応はほぼ完全であシ、本質的に未反応のポリイソ
シアネートを残さない。
所望の用途のだめにカプセルを分離することは必要なく
、意図する用途に応じて包被された材料を直接使用する
ことができる。
しかし使用前にかような分離を、例えば沈殿、f過また
は集合したカプセルのすくい取り、洗浄および所望によ
り乾燥などの通常の分離技術によって実行してもよい。
本発明の方法の生成物は特に直接的な農業用殺生物用途
に適しており、増稠剤、殺生物剤、表面活性剤および分
散剤などの添加剤を加えて貯蔵安定性や適用の容易さを
改善することができる。
水性相中における有機相の最初の分散は、適宜乳化剤ま
たは分散剤によって補助することができ、最終カプセル
の寸法および均一性の調節は、一つの液を他の液の中に
分散させる便宜な方法によって容易に行なわれる。
本発明の詳説 本発明の実施において、すべての場合に有効な手続は、
まず単純な攪拌によって水と適宜表面活性剤と保護コロ
イドとの溶液を作ることである。
これら3成分は本方法の水性相または連続相を構成する
水性相または連続相は、その中の材料または材料群のい
ずれかと反応するような成分を本質的に含んでいない。
水性相における表面活性剤および保護コロイドは、カプ
セル壁を形成するための重縮合反応に参加しない。
さらに詳しく例示すれば水性相中の表面活性剤はHLB
(親水一親油バランス)範囲約12から約16までの非
イオン系、陰イオン系または陽イオン系表面活性剤と記
述しうる。
このHLB範囲の要件を満たす多くの表面活性剤がある
このうちにはナトリウムイソプロビルナフタリンスルホ
ネート、ホリオキシエチレンソルビットオレエートラウ
レート、エトキシル化ノニルフェノールなトトして知ら
れる化合物があるが、好適な表面活性剤は線状アルコー
ルのポリエチレングリコールエーテルの群のものである
ここで表面活性剤は水性相中に入れられるものとして述
べたが、有機相に入れることもできる。
表面活性剤が入れられる相を特に述べない限りは、両相
を混合すると相対可溶度によって各相の間に表面活性剤
が分かれて分布することになる。
分散液を形成するため十分高い剪断率が用いられるなら
ば、表面活性剤の使用は省くこともできる。
しかし好適実施態様においては、表面活性剤が用いられ
る。
最も望ましいと認められた表面活性剤の濃度範囲は水性
相に対して約0.01%から約3.0%(重量)までで
ある。
これより高い濃度を用いても分散性の容易さは増加しな
い。
同じく水性相中に存在するのは、保護コロイド、これは
広い範囲から選択されうる。
使用可能なものは例えばポリアクリレート、メチルセル
ロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、
およびポリ(メチルビニルエーテル/無水マレイン酸)
である。
コロイド使用量は、分子量、種類、媒体内の有効度、相
容性等々の要因により変る。
保護コロイドは有機相を水性相に添加する前に水性相に
添加しうると認められた。
或いは保護コロイドを有機相の添加の後に、またはその
分散の後に反応系に添加することもできる。
さらに異なる方法として保護コロイドは一部を有機相の
添加の前に、一部を分散工程の後に添加することもでき
る。
一般に水性相に対して約0.1%から約5.0%(重量
)までが用いられる。
第2の相、すなわち有機相は、包被さるべき材料とポリ
イソシアネートからなる。
包被さるべき材料は水に不混和性の溶剤の濃縮形または
溶液として使用されうる。
包被さるべき材料はポリイソシアネートのだめの溶剤と
して使用されうる。
しかし最終生成物中に活性材料の所望濃度を実現するた
めには、水に不混和性の有機溶剤を包被さるべき材料と
ポリイソシアネートとを溶解するだめに使用しうる。
包被さるべき材料とポリイソシアネートは同時に水性相
に添加される。
包被さるべき材料とポリイソシアネートは均質有機溶液
とするのに十分な時間で別々にゆっくり攪拌しながら反
応器に添加することができるが、有機相の成分の好適な
同時添加方法は予備混合、すなわち包被さるべき材料と
ポリインシアネートを予め混合して均質相とし、ついで
これを水性相に添加し混合することである。
有機相の量は反応容器内に存在する水性相の体積の約1
%から約75%までに変化しうる。
この範囲の下限の濃度は比較的望ましくない。
それは極めて薄いカプセル懸濁液を生ずるからである。
好適々有機相の量は約25%から約50%(体積)まで
である。
有機ポリイソシアネートの性質は本方法により形成され
たカプセルの解放性を決定する。
ポリインシアネートはまだカプセルの皮の構造的物理的
強さをも決定する。
本発明で考えられている有機ポリイソシアネートには、
芳香族ジインシアネートを含む芳香族ポリイソシアネー
ト群、脂肪族ポリイソシアネート群、高分子量線状脂肪
族ジインシアネートおよびイソシアネートプレポリマー
などが含まれる。
芳香族ジイソシアネートおよびその他のポリイソシアネ
ートの代表例は以下の通シである。
1−クロロー2,4−フエニレンジイソシアネート m−フエニレンジイソシアネート p−フエニレンジイソシアネート 4,4′−メチレンビス(フエニルイソシアネート) 2,4−トリレンジインシアネート トリレンジインシアネート(60%が2,4−異性体、
40%が2,6一異性体) 2,6−トリレンジイソシアネート 3,3′−ジメチル−4,4−ビフエニレンジインシア
ネート 4,4’一メfレンビス(2−メチルフエニルイソシア
ネート 3,3l−シメトキシー4,4′−ビフエニレンジイン
シアネート 2,2’,5,5’−テトラメチル−4,4′−ビフエ
ニレンジイソシアネート トリレンジインシアネー}(80%2,4−および20
%2,6一異性体) ポリメチレンポリフエニルインシアネート(PAPI) 上記有機ポリイソシアネートの組合せを使用することが
高度に望ましい。
かような組合せ、例えばポリメチレンポリフエニルイソ
シアネートと80%2,4−および20%2,6一異性
体を含有するトリレンジイソシアネートとは、すぐれた
カプセル包被体を生成すると共に異常に調節された解放
性を備える。
本方法に使用される有機ポリイソシアネートの量は形成
されるカプセルの壁の含有分を決定する。
一般に有機相に対して約2%重量以上の有機ポリイソシ
アネートが存在するであろう。
しかし、これは何ら限定ではなく、これ以上の量、すな
わち100%に至るまでを使用できる。
しかし100%は包被さるべき材料がないことであるか
ら全面的に望ましくはない。
好適範囲は約20%から約75.0%(重量)までの有
機ポリイソシアネートであり、これは従って約20%か
ら約75.0%までの壁含有量のカプセル化生成物を形
成する。
より詳細には、好適範囲は約50%から約50.0%ま
での壁含有量である。
本発明の好適実施態様によれば、次の一般的工程が前記
の実質的に不混和性の二つの相を利用する方法を構成す
る。
本質的に、この方法は、水性相または連続相内に有機相
の物理的分散を行なわしめ、水性相内に所望寸法の小滴
を形成させることからなる。
その後、その結果の混合物のpHを調整し、適当な温度
範囲内に温度を調整することにより、所望の縮合反応が
小滴と連続相の間の界面で行なわれる(第1図)。
pH調整と所要加熱の間の工程順序の或る変化がありう
ることは以下の説明および実施例から明らかであろう。
2相混合物、すなわち水性相中における有機相の分散液
の温度は約40℃から約60℃までに上昇される。
本発明の範囲内における縮合反応のだめの温度範囲は約
20℃から約90℃までである。
反応開始のだめの熱は、水性相内における有機相の分散
液に対し、pHの所望値への調整と同時に、まだはその
後で加えることができるが、水性相は有機相の添加およ
び分散の工程の前に所要温度に加熱されうる(第3図)
この変形方法において、pH調整は分散液ができた後に
なされ、このpHは以下に述べる限界内に維持される。
本発明の一つの実施態様においては(第2図)インシア
ネートの加水分解速度を増加させることのできる触媒、
例えば塩基性アミンのタイプを、所望縮合反応の開始前
に有機相または水性相に添加することができる。
しかしこれは本発明の成功的な実施のため必ず必要とい
うわけではない。
触媒を工程中の温度増加の代りに選んだ場合、それによ
って得られる生成物は非触媒系のものに匹敵しうる。
温度増加と触媒を同時に使用して所望重縮合反応を行な
うこともできる。
かような方法における触媒は好適には有機相に添加され
、また水性相と有機相の混合時点で系に添加される。
種々の触媒が使用可能と認められ、その選択は西業者に
よシ容易に決定される要因によっている。
或る塩基性有機アミン、好適には第三アミン、およびア
ルキル錫アセテート、例えばトリブチル錫アセテートお
よびジーn−ブチル錫ジアセテートが容認しうる触媒で
ある。
アルキル錫アセテートは有機相に対し約0.001%か
ら約10%までが使用される。
塩基性有機第三アミンはトリエチレンジアミン、N,N
,N’,N’−テトラメチル−1,3−ブタンージアミ
ン、トリエチルアミン、トリーn一プチルアミンなどが
ある。
触媒量は特定系および条件によって変化する。
塩基性有機アミンは有機相に対し約0.01%から約1
0.0%までが使用される。
時々、水は包被さるべき水に不混和性の材料にわずかに
可溶であることが認められよう。
包被さるべき材料内に溶解される水の量は材料の性質に
よって異なる。
通常、溶解される水の量は比較的小さい。
しかし相当量の水を溶解しりろ水に不混和性の材料を使
用する時は、ここに述べる正常方法をや\修正すること
が好ましい。
かような系においては、貧弱に形成された壁構造の粒子
が生ずることと認められた。
本発明において良好に形成された微小カプセルは、エマ
ルジョンが形成された後に適宜触媒を水性相に添加する
ことによって製造されうる。
これにより重合の塊が触媒の存在する界面に生じる。
この方法の混合物の加熱はすべきでない。
さもないと重合体は表面にだけ生じるのではなく、増加
した割合が相当量の水を溶解しうる水に不混和性の材料
内に形成されてしまう。
この方法は好適に大体室温(15〜30℃)で行なわれ
る。
この、分散後に水性相への触媒添加方法は相当量の水を
溶解しうる水に不混和性の材料だけのカプセル化に限定
されるものでなく、本明細書に述べるいかなる水不混和
性の材料にも広く応用性を有する。
水性相は上記の如く調製するのが満足である。
水性相をかき捷ぜながら、有機相を好適には予備混合状
態で添加する。
有機相を水性相に添加するに当っては、一つの液を他の
液へ分散させるための適当な分散手段が用いられる。
約0.5ミクロンから約4000ミクロンまでの範囲内
の所望小滴寸法を得るために、いかなる高剪断装置も便
宜使用しうる。
現実の粒径範囲は所望最終用途によって決まる。
例えば、最も実際的な用途のだめの好適範囲は約1ミク
ロンから約100ミクロンまでである。
本発明は広範囲に変化するが均一な寸法のカプセルを製
造するのに適している。
一旦適当な小滴寸法が得られたら、このために使用した
分散手段は切離す。
以後の工程には穏やかな攪拌を要するだけである。
本発明の方法は、特定qH値に調整することなくカプセ
ル化した材料の満足な性能と製造を可能にするものであ
る。
すなわち、カプセル化工程の間、系のpHの調整はする
必要がない。
カプセル化工程は0から約14までの間のpH値で進行
する。
特定値へのpH調整の望ましさは系の成分、例えば表面
活性剤、コロイド、触媒など、温度、包被さるべき材料
などの性質によって決まる。
例えばpHが約7.0以下に下がるのを許すと反応中に
二酸化炭素が発生する。
この二酸化炭素発生を除くことが望ましければ、少なく
とも約70のpH値への調整がなされうる。
第1図および第2図の実施例においては、pHが分散の
後に調整され、以後の縮合反応中その値に維持される。
pH調整は、有機相の添加分散に先立って水性相内で行
なわれつる。
反応中を通じる特定pHの調整および維持はポリイソシ
アネート中間体に非反応性の種々の水溶性塩基まだは酸
によって実行されうる。
好適には濃縮水酸化ナトリウム(25%溶液)、水酸化
カリウム塩酸等が使用されうる。
二酸化炭素の発生は相当を望まし<ない泡の発生および
(または)反応混合物の処理を妨げる体積膨脹を来たす
過剰な泡の生成を除くだめのpH調整の代替方法は消泡
剤の添加である。
これにより酸性系へアルカリを添加することなく、酸の
pHでカプセル化材料を満足に生成することができる。
消泡剤は、水に不混和性の材料を包被するように重合体
のカプセル皮膜が形成される時点で反応混合物に添加さ
れうる。
小滴と連続相の間の界面での所望縮合反応は極めて迅速
に生じ、大部分は反応時間の最初の半時間以内であるけ
れども、系全体にわたりほぼ完全な縮合反応を保証する
ため反応条件を約2〜3時間継続する。
適切に調整した条件下で、まだは適宜触媒を用いて反応
時間を短縮することができる。
この時間の終りに、カプセル壁の形成は完了し、有機物
質は重縮合物の皮の内部に包被され、ここに使用可能な
カプセル化生成物となる。
非常に望ましい本発明の特別な特徴は、或る予定用途の
ためにカプセル化材料のそれ以上の分離または処理を要
し々いということ、すなわち生成物が直接使用可能であ
ることである。
カプセル化された材料はこの時点で種々の直接的用途に
使用することができ、またはこの材料を他の生成物に混
入して間接的に使用することができる。
カプセル壁の厚さまたは化学的組成は種々に選択し、ま
だは調節することができる。
例えばこれらの性状は反応条件の調節により、化学的選
択、特に本発明に従いポリインシアネートの官能性によ
り決定される交サ結合の生成における選択により、影響
されうる。
カプセルの皮の厚さは、壕だ、有機相内における反応材
の量を変えることによっても変化させうる。
カプセル寸法を調節する一つの便宜な方法は攪拌速度の
調整(最初有機相を分散させるに際し)で、高速の攪拌
により大きな剪断力を生じる程、小さいカプセルが得ら
れる。
試験の結果、本発明に従い生成されたカプセルは他のカ
プセル化方法の生成物と同様に利用されうろことが示さ
れた。
かくて、例えばカプセル化した除草剤まだは殺虫剤を、
所望の場所で中味の材料の調節された解放を行なうとい
う応用目的のため、分散液として実現することができる
カプセル化によって材料の早期気化その他の劣化が避け
られる。
かようなカプセル化はまだ所望の時点まで作用を遅らせ
る目的にも役立つ。
これら材料の調節された解放は環境保護および防除すべ
き有機体への適切な効果のだめ、ならびに有用有機体へ
の毒性減少のため、重要である。
本発明はバッチ式、バッチ類似式まだは連続式、連続類
似式で実施することができる。
バッチ類似式の場合は、種々の液および反応材はすべて
一緒にされ、種々の工程は適切な時間順序で単一液体塊
に対し行なわれる。
バッチ工程は、連続的または連続類似式カプセル化方法
を実行しうるような適宜反応器を用いることによって変
更しうる。
本発明の連続方法においては、反応する諸相の分散およ
び攪拌を適当な速さで連続実行して連続相内に適宜小滴
の分散液を連続形成し、かつ連続供給される連続相内の
小滴分散液の部分を反応器へ添加して、そこでpH調整
し適宜熱を加えて縮合を実行させるようにする。
連続系内において、適切な反応速さは適切な条件を選択
することによって得られる。
本発明のバッチ式も連続式態様も高度に望ましいもので
、その間の選択は所望生産条件にのみ依存する。
例1 水(500cc)に10%の中性化したポリ(メチルビ
ニルエーテル/無水マレイン酸)保護コロイド(商標G
ANTREZ AN139)と0.2%の線状アルコー
ルエトキシレート乳化剤(同Tergitol 15−
S−20)を含有させて開放反応容器に入れる。
別ノ容器で16.7gの〇一エチルーS−フエニルエチ
ルホスホノジチオエート(殺虫剤)、39gのポリメチ
レンポリフエニルイソシアネート(PAPI)および1
9.5gのトリレンジイソシアネート(TDI、80%
2,4、20%2,6)を一緒に混合する。
ついでこの混合物を前記反応容器に添加し、高剪断攪拌
器で乳化する。
この結果の粒径範囲は約1〜約20ミクロンである。
以後の反応には穏やかな攪拌を要するだけである。
反応材の温度は17分間で50℃に上がり、同時に分散
液のpH25%水酸化ナトリウム溶液の添加により8.
5に維持される。
反応混合物の温度は50℃に維持され、pHは界面重合
を完了させるため2.5時間8.5に維持される。
この時点で、例えば0.25%のナトリウムベントナイ
ト増稠剤および0、05%ナトリウムペンタクロロフエ
ネート殺生物剤を、生成物を分離またはさらに洗浄する
ことなく、これに配合するため添加することができる。
配合物のpHは25%NaOH溶液の添加により通常9
.75に調整され、反応混合物は室温に冷却される。
これら配合物は極めてよく水に分散し、バラバラのカプ
セルが顕微鏡で観察される。
これらカプセルの壁含有量は約26%である。
例2 水(500cc)に15%のヒドロキシプロビルメチル
セルロース保護コロイド(商標Methoce11 6
5HG)と0.2%の線状アルコールエトキシレート乳
化剤(同Tergitol 15−S−20)を含有さ
せて開放反応容器に入れる。
別の容器で15.0gのS一エチルジイソブチルチオカ
ーパメート(除草剤)、35gのポリメチレンポリフエ
ニルイソシアネー}(PAPI)、17。
5gのトリレンジインシアネー}(TDI、80%2,
4、20%2,6)および0.05gのトリプチル錫ア
セテート触媒を一緒に混合する。
この混合物をついで反応容器に添加し、高速攪拌器で乳
化する。
この結果の粒径は約1〜約20ミクロンの範囲である。
以後の反応には穏かな攪拌だけを要する。
反応混合物のpHはここで10%水酸化ナトリウムで8
.0に調整される。
このpHは10%水酸化ナトリウム溶液の継続添加によ
り3時間維持される。
触媒の存在が界面重合を室温(25℃)で導くことを可
能にする。
この配合物は水に極めてよく分散し、バラバラのカプセ
ルが顕微鏡で観察される。
このカプセルの壁含有量は約26%である。
例3 水(500cc)に0.5%のポリアクリルアミド保護
コロイド(商標Cyanamer A370)と0.2
%の線状アルコールエトキシレー}(Tergitol
15−S−20)を含有させて開放反応容器に入れる
別ノ容器で16、7gの〇一エチルーS−フエニルエチ
ルホスホノジチオエー}(殺虫剤)、14.5gのポリ
メチレンポリフエニルイソシアネート(PAPI)およ
び14.5gのトリレンジイソシアネート(TDI、8
0%2,4、20%2,6)を一緒に混合する。
開放反応容器内の水性相を45℃に加熱し、ついで上記
有機混合物を反応容器に添加し、高剪断攪拌器で乳化す
る。
この時点でpHは約6.5に等しい。
この結果の粒径範囲は1〜20ミクロンである。
以後の反応には穏やかな攪拌だけを要する。
反応混合物のpHは25%水酸化ナトリウム溶液で8.
5に調整される。
反応混合物の温度は50℃に調整される。
この温度およびpHは界面重合を完了させるだめ、それ
ぞれ3時間維持される。
pHは25%水酸化ナトリウム溶液の継、続添加により
8.5に維持される。
この時点で0.25%ナトリウムベントナイト増稠剤を
カプセル分散液に添加することができ、さらに分離まだ
は処理することなくカプセル化された材料を組成するだ
めpHを9.8に調整することができる。
この組成物は室温に冷却される。
この組成物は水に容易に分散させることができ、バラバ
ラのカプセルが顕微鏡で観察されつる。
このカプセルの壁含有量は約15%である。
例4 水(500cc)に3%のポリアクリレート保護コロイ
ド(商標Goodrite K−718)と0.2%の
線状アルコートエトキシレート乳化剤(同Tergit
ol 15−S−20)を含有させて開放反応容器に入
れる。
別の容器で30gの4′一エチルフエニルゲラニルエー
テル−6,7−エポキシド(昆虫ホルモン模造品)およ
び24gのトリレンジイソシアネート(TDI、80%
2,4、20%2,6)を一緒に;混合する。
この混合物をついで開放反応容器に添加し、高剪断攪拌
器で乳化する。
その結果の粒径範囲は1〜20ミクロンである。
以後の反応には穏やかな攪拌だけを要する。
界面重合の速さを増すため反応材の温度をここで15分
間50℃に上げ、同時に分散液のpHを10%水酸化ナ
トリウム溶液で8.5に維持する。
界面重合を完了させるため温度およびpHは2時間それ
ぞれ50℃、8.5に維持される。
組成物は室温に冷却される。この組成物は水によく分散
し、バラバラのカプセルが顕微鏡で観察される。
カプセルの壁含有量は約7、4%である。
例5 水(500cc)に10%のポリビニルアルコール保護
コロイド(商標Vinol 540)と0.2%の線状
アルコールエトキシレート乳化剤(同Tergitol
15−S−20)を含有させて開放反応器に入れる。
この溶液の温度を40℃に上げる。
別の容器で30gのS一エチルジプロピルチオカーバメ
ート(除草剤)と10gのポリメチレンポリフエニルイ
ソシアネー}(PAM)を混合する。
この混合物を反応器に添加し、高速攪拌器で乳化する。
系の温度をついで60℃に上げ、温度を50℃に維持し
つつ穏やかな攪拌を15時間継続する。
ついで材料を沢過し、3回洗い、室温で放置乾燥する。
顕微鏡観察でバラバラの長球体粒子が認められる。
カプセルの壁含有量は25%であった。
例6 水(500cc)に3.0%のヒドロキシプロビルメチ
ルセルロース保護コロイド(商標Methocel 6
5HG)と0.2%の線状アルコールエトキシレート乳
化剤(同Tergitol 15−S−20)を含有さ
せて開放反応器に入れる。
別の容器で15.0gのS一エチルジグロピルチオカー
バメート(除草剤)35gのポリメチレンポリフエニル
イソシアネート(PAPI)、17、5gのトリレンジ
イソシアネー}(TDI、80%2,4、20%2,6
)および0.05gのトリブチル錫アセテート触媒を一
緒に混合し、ついで前記反応器に添加し、高速攪拌器を
使って乳化する。
この結果の粒径は約5ミクロンである。
以後は穏やかな攪拌を要するだけである。
系の温度は15時間の間にゆっくり50℃に上昇する。
50℃で相当な発泡が起きる。系をさらに15時間50
℃に保ってから室温に冷却する。
顕微鏡で観察するとバラバラの、よくできたカプセルが
認められた。
壁は26%である。例7 水(500cc)に3%のポリアクリレート保護コロイ
ド(商標Goodrito K−718)と0.3%の
線状アルコールエトキシレー}乳化剤(Tergito
l 15−S−20)を含有させて開放反応器に入れる
別の容器で30gのS一エチルジイソブチルチオカーバ
メート(除草剤)、6.7gのポリメチレンポリフエニ
ルイソシアネート(PAPI)、および33gのトリレ
ンジイソシアネート(TDI、80%2,4、20%2
,6)を混合し、この有機相をついで反応器に添加し、
高剪断攪拌器で乳化する。
その結果の粒径範囲は約1〜10ミクロンである。
以後は穏やかな攪拌を要するだけである。反応混合物の
pHは濃塩酸で4.5に調整する。
反応混合物の温度は50℃に上がり、3時間この温度に
維持される。
pHは反応中4.5にとどまっていた。この生成物は水
によく分散し、バラバラのカプセルが顕微鏡で観察され
る。
カプセルの壁含有量は約25%である。
例8 水(900cc)に0.3%の線状アルコールエトキシ
レート乳化剤(Tergitol 15−S−7)を含
有させて開放反応器に入れる。
別の容器で33.4gのS一エチルジイソブチルチオカ
ーバメート( 除草剤)、20.7gのポリメチレンポ
リフエニルイソシアネートおよび20.7gのトリレン
ジイソシアネート(TDI、80%2,4、20%2,
6)を混合し、この有機相をついで反応器に添加して高
剪断攪拌器で乳化する。
この結果の粒径範囲は5〜15ミクロンである。
以後の反応には穏やかな攪拌を必要とするだけである。
ついでポリアクリルアミド保護コロイド(Cyamam
er A−370)の50%の水溶液100gを反応混
合物に添加する。
反応混合物の温度は50℃に上げられ、同時に分散液q
Hは水酸化ナトリウム25%溶液の添加で8.5に維持
された。
界面重合を完了させるだめ反応混合物の温度は50℃に
、pHは8.5に3時間維持される。
反応混合物を室温に冷却する。反応混合物は水に容易に
分散させることができ、顕微鏡でバラバラのカプセルが
観察できる。
カプセルの壁含有量は約11%である。
例9 この例は高塩基性pH値(13.6)の使用を例示する
2.0%のヒドロキシプロビルメチルセルロース保護コ
ロイド(Methocel KG)、0.2%の線状ア
ルコールエトキシレート乳化剤(Tergitol 1
5−S−70)、および1.5%の水酸化ナトリウム(
pH=13.6)を含有する水(500cc)を開放反
応器に入れる。
別の容器で15.0gのS一エチルジイソブチルチオカ
ーバメート(除草剤)、35.0gのポリメチレンポリ
フエニルイソシアネート(PAPI)、17.5gのト
リレンジイソシアネート(TDI、80%2,4、20
%2,6)および0.05gのトリブチル錫アセテート
を混合する。
水性相を9℃に下げる。
ついで有機相を反応器に添加し、高剪断攪拌器で乳化す
る。
すべての粒子は40ミクロン以下になった。
以後は穏やかな攪拌を要するだけである。
温度は徐々に室温(22℃)に上がった。
攪拌は約16時間継続した。バラバラのカプセルが顕微
鏡で観察された。
カプセルの壁含有量は約25%である。
例10 この例は高酸性値のpH(0)の使用を例示する。
3.0%のポリビニルアルコール保護コロイド(Vin
ol 540)、0.3%の線状アルコ−ルエトキシレ
ート乳化剤(Tergitol 15−S−7)および
3.7%の塩酸(pH=0)を含有する水(500cc
)を開放反応器に入れる。
別の容器で15.0gのS−n−プロピルジーn−プロ
ビルチオカーバメー}(除草剤)、17.7gのポリメ
チレンポリフエニルインシアネート(PAPI)および
8.8gのトリレンジイソシアネート(TDI、80%
2,4、20%2,6)を混合する。
ついでこの混合物を反応器に添加し、高剪断攪拌器で乳
化する。
すべての粒子は15ミクロン以下になった。
以後は穏やかな攪拌だけを要する。
反応材の温度は20分かかって50℃に上がる。
界面重合を完了させるだめ反応混合物の温度は2,5時
間50℃に維持される。
バラバラのカプセルが顕微鏡で観察される。カプセルの
壁含有量は15%である。
例11 この例は相当量の水(この場合54%)を溶解しうる、
水に不混和性の材料のカプセル化を示す。
10%のポノアクリルアミド保護コロイド(Cyana
mer A370)と0.3%の線状アルコールエトキ
シレート(Tergito1 15−S−20)を含有
する水(500cc)を開放反応器に入れる。
別の容器で3 3.4 gのトリスーβ−クロロエチル
ホスフエー}(難燃剤)、4.0 gのポリメチレンポ
リフエニルイソシアネ−}(PAPI)および2.0g
のトリレンジインシアネート(TDI、80%2,4、
20%2,6)を混合する。
ついでこの混合物を反応器に添加し、高剪断攪拌器で乳
化する。
この結果の粒径範囲は2〜15ミクロンである。
ここで、水10mlに溶解した10gのトリエチレンジ
アミン触媒を水性相に添加し、pHを9.5に調整する
pHは25%水酸化ナトリウム溶液の添加により9.5
に維持され、攪拌は室温(約25℃)で1.7時間続行
された。
バラバラの、よく形成された微小カプセルが顕微鏡で観
察される。
カプセルの壁含有量は15%である。
例12 この例は、固体材料を溶解している水に不混和性の溶剤
の周りに包被体を形成することによる、通常固体の材料
のカプセル化を例示する。
20%の加水分解ポリ(メチルビニルエーテル/無水マ
レイン酸)保護コロイド(Gantrez AN119
)と0.3%の線状アルコールエトキシレート乳化剤(
Tergitol 15−S−7)を含有する水(50
0cc)を開放反応器に入れる。
この溶液のpHは4.5に調整される。
別の容器で、重質芳香族ナフサ溶剤(Panasol
AN−3)に入れたN一(メルカプトメチル)フタルイ
ミドS−(0,0−ジメチルホスホロジチオエート)(
殺虫剤、融点72℃)の30%溶液167g,ポリメチ
レンポリフエニルイソシアネー}(PAPI)83gお
よびトリレンジイソシアネート(80%2,4、20%
2,6)4.2gを混合する。
ついでこの混合物を反応器に添加して高剪断攪拌器で乳
化する。
すべての粒子は20ミクロン以下にされる。
以後は穏やかな攪拌だけを要する。
反応材の温度は20分かかつて50℃に上げられる。
界面重合完了のだめ2.5時間の間50℃に維持される
この組成物は水によく分散し、顕微鏡でバラバラのカプ
セルが観察される。
この物を室温で2日間保存した後、殺虫剤の結晶は顕微
鏡で認められない。
例13 この例は有機相内の2種の水に不混和性の材料のカプセ
ル化を例示する。
0.5%のポリアクリルアミド保護コロイド(Cyan
amer A370)と0.3%の線状アルコールエト
キシレート(Tergitol 15−S−7)を含有
する水(500cc)を開放反応器に入れ、pHを8.
5に調整する。
別の容器でS一エチルジプロピルチオカーバメート(除
草剤)138.5g,N,N−ジアルリルジクロロアセ
トアミド(除草剤解毒剤)115g、ポリメチレンポリ
フエニルイソシアネート(PAPI)35.0gおよび
トリレンジイソシアネート(TDI、80%2,4、2
0%2,6)17.5gを混合する。
この混合物をついで開放反応器に添加し、高剪断攪拌器
で乳化する。
この結果の粒径範囲は5〜30ミクロンである。
以後は穏やかな攪拌を要するだけである。
ついで反応混合物は26分かかつて50℃に加熱される
反応混合物は2.5時間50℃に維持される。
pHは25%水酸化ナトリウム溶液の添加により8.5
に維持される。
この組成物は水によく分散し、顕微鏡でバラバラのカプ
セルが観察されうる。
カプセルの壁含有量は約25%である。
以上諸例で述べたように本発明のカプセル化方法は、包
被されだ有機材料の解放を抑制することのできるカプセ
ルを与える。
特に重要で代表的なのは、以下のチオカーバメート群の
除草剤を有機相の構成分として含んでいる方法およびカ
プセルである。
すなわちS一エチルジイソブチルチオカーバメート、S
一エチルジプロピルチオカーバメート、S一エチルへキ
サヒドロ−1−H−アゼピン−1一カーボチオエート、
S−プロビルへキサヒド口−1−H一カーボチオエート
、S−プロビルジプロピルチオカーバメート、S一エチ
ルエチルシクロへキシルチオカーバメー}、S−プ口ピ
ルブチルエチルチオカーバメート、オルガノホスホノお
よびホスホロチオエートおよびジチオエート群の有機リ
ン殺虫剤、例えが〇一エチルS−フエニルエチルホスホ
ノジチオエート、S−〔(p−クロロフエニルチオ)メ
チル)O,O−ジメチルホスホロジチオエート、s−(
(p−クロロフエニルチオ)メチル)0.0−ジエチル
ホスホロジチオエート、S一〔(p−クロロフエニルチ
オ)メチル)0,0−ジエチルホスホロジチオエート、
0,O−ジメチル0−p−ニトロフエニルホスホoチオ
エ−}、0,0−シエチルO−p−ニトロフエニルホス
ホロチオエートなど、ならびに以下のような昆虫ホルモ
ンおよび模造品: セクロピアー幼虫ホルモン■ 1−(4’一エチル)フエノキシ−3,7−ジメチル−
6,7−エポキシートランス−2−オクテン 1−(3’,4’−メfレンジオキシ)フェノキシー3
,7−ジメチル−6,7−エポキシートランス−2一ノ
ネン エチル3,7,11−}リメチルドデカー2,4−ジエ
ノエート イソプロピル1,1−メトキシ−3,7,11トリメチ
ルードデカー2,4−ジエノエート植物病兆抑制に有効
な化合物のカプセルは、一般に短期間しか有効性がない
と見られていた化合物を使って長期の病兆抑制の道を与
える。
同様に除草剤、殺線虫剤、殺昆虫剤、殺舗歯類剤および
土壌肥沃剤もカプセル化で有効な結果が得られる。
種子処理に使用される化学剤も本発明により容易にカプ
セル化できる。
その他の生物学的生成物、例えば駆虫剤、ランフリーお
よびスライム抑制剤、殺藻剤、水泳プール用化学剤、殺
ダニ剤、動物誘引剤、防腐剤、防臭剤、消毒剤、殺ベト
病菌剤等等もカプセル化しうる。
本発明の方法によりカプセル化される材料は、水に不混
和性のいかなる種類でもよい。
材料は1種だけでなく、2種またはそれ以上の水に不混
和性材料の組合せでもよい。
例えば適当な水に不混和性の材料を使うと、これは活性
除草剤でもあり、活性殺虫剤でもある。
また除草剤と水または助剤などの不活性成分とを含有す
る水に不混和性の材料もカプセル化しうる。
本発明による固体材料のカプセル化は、適宜溶剤中で固
体の溶液を形成することにより実行しうる。
例えば殺虫剤N−(メルカプトメチル)フタルイミドS
−(O,O−ジメチルホスホロジチオエート)(融点7
2℃)は、まず固体を重質芳香族ナフサ溶剤などの適宜
溶剤に溶解することによりカプセル化することができる
【図面の簡単な説明】
第1図はカプセル分散液を形成するだめの本発明の第1
実施態様の工程図、第2図は同じく第2実施態様の工程
図、第3図は第3実施態様の工程図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水に不混和性の材料をポリューリアの殻中に包被す
    る方法にして、 (a)水性相を用意し、 (b)この水性相に、カプセル化さるべき水に不混和性
    の材料及び芳香族イソシアネートからなる水に不混和性
    の相を、又は必要に応じてこの相にさらに加水分解反応
    触媒を添加してなる水に不混和性の相を、添加し、 (c)水に不混和性の相を水性相中に分散させ、水性相
    中に水に不混和性の相の小滴を生じさせ、(d)水性相
    のpHを0から10までの間に調整し、(e)分散した
    水に不混和性の相と水性相を約20℃から約60℃に保
    持して加水分解反応を生起させ、かくして水に不混和性
    の材料をポリューリア・カプセル包被体中に包被するこ
    とからなる方法。
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