JPS5856622Y2 - ポケツトナイフのはさみ - Google Patents
ポケツトナイフのはさみInfo
- Publication number
- JPS5856622Y2 JPS5856622Y2 JP7148079U JP7148079U JPS5856622Y2 JP S5856622 Y2 JPS5856622 Y2 JP S5856622Y2 JP 7148079 U JP7148079 U JP 7148079U JP 7148079 U JP7148079 U JP 7148079U JP S5856622 Y2 JPS5856622 Y2 JP S5856622Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- scissors
- scissor
- pocket knife
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Knives (AREA)
- Scissors And Nippers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はポケツI・ナイフの側板間に開閉可能に設け
られるはさみに関するものである。
られるはさみに関するものである。
このようなはさみにおいては、はさみ全体が小さいので
、それを使い易くするために、両はさみ片間を開く方向
に附勢するスプリングが必要となる。
、それを使い易くするために、両はさみ片間を開く方向
に附勢するスプリングが必要となる。
このため従来採用されてきた構造は、第1図に示すよう
に、一方のはさみ片1の柄に小孔2を設け、その小孔2
に板ばね3の一端に形成した環状部4を嵌合固定して、
その板ばね3の先端を他方のはさみ片5の柄に係合させ
ることにより両はさみ片1,5間が開くようにしていた
。
に、一方のはさみ片1の柄に小孔2を設け、その小孔2
に板ばね3の一端に形成した環状部4を嵌合固定して、
その板ばね3の先端を他方のはさみ片5の柄に係合させ
ることにより両はさみ片1,5間が開くようにしていた
。
このように従来のはさみは両はさみ片間を開く方向へ附
勢するスプリングとして板ばねを使用しているので、堅
牢性にかけて折易く、シかも一端に環状部を形成してそ
の環状部を小孔内に嵌合する必要があるので、組付が面
倒であった。
勢するスプリングとして板ばねを使用しているので、堅
牢性にかけて折易く、シかも一端に環状部を形成してそ
の環状部を小孔内に嵌合する必要があるので、組付が面
倒であった。
さらには、両側板間にはさみをガタつかず、しかも全体
を円滑に開閉できるように組付けるには、両側板間の間
隔と、はさみの厚さとの関係を所定のものに保つ必要が
あるが、ポケットナイフはその種類によって側板間の間
隔に差があり、このために、各種のポケットナイフにあ
わせてはさみ全体を所定の厚さに加工しなければならな
い。
を円滑に開閉できるように組付けるには、両側板間の間
隔と、はさみの厚さとの関係を所定のものに保つ必要が
あるが、ポケットナイフはその種類によって側板間の間
隔に差があり、このために、各種のポケットナイフにあ
わせてはさみ全体を所定の厚さに加工しなければならな
い。
従って、製作が面倒で手間がかかるばかりでなく、各種
のポケットナイフに対するはさみの互換性が乏しくなる
欠陥があった。
のポケットナイフに対するはさみの互換性が乏しくなる
欠陥があった。
この考案はこのような従来技術に存する幾多の問題を解
消できるポケットナイフのはさみを提供することを目的
とする。
消できるポケットナイフのはさみを提供することを目的
とする。
以下、この考案を具体化した一実施例を第2図以下につ
いて説明すると、11は対向配置された一対の側板、1
2は第一、第二はさみ片13.14をそれらの中央部に
おいて軸15着して構成したはさみであって、第二はさ
み片14の基端において前記両側板11の一端部間に軸
支されている。
いて説明すると、11は対向配置された一対の側板、1
2は第一、第二はさみ片13.14をそれらの中央部に
おいて軸15着して構成したはさみであって、第二はさ
み片14の基端において前記両側板11の一端部間に軸
支されている。
この軸は図示しない。
16.17は両はさみ片13.14の刃部、16a、1
7aはその切刃、18.19は両はさみ片13.14の
柄部である。
7aはその切刃、18.19は両はさみ片13.14の
柄部である。
20は第二はさみ片14の柄部19の内側面に重合され
、第一はさみ片13と同じ厚さか、又はわずかに厚い棒
ばねよりなるスプリングであって、基端部に形成した透
孔21において第二はさみ片14とともに両側板11間
の前記軸に支持されるとともに、先端部が第一はさみ片
13の刃部16の背部に係合してその第一はさみ片13
を開く方向に附勢している。
、第一はさみ片13と同じ厚さか、又はわずかに厚い棒
ばねよりなるスプリングであって、基端部に形成した透
孔21において第二はさみ片14とともに両側板11間
の前記軸に支持されるとともに、先端部が第一はさみ片
13の刃部16の背部に係合してその第一はさみ片13
を開く方向に附勢している。
なお、この明細書における柄部の内側面とは両はさみ片
13.14の互いに接する側のことである。
13.14の互いに接する側のことである。
22はスプリング20の先端に形成された規制面であっ
て、第一はさみ片13が一定角度量いたときにその第一
はさみ片13の刃部16基端に形成した切欠部23が掛
止されて第一はさみ片13を開いた状態に掛止保持する
ようになっている。
て、第一はさみ片13が一定角度量いたときにその第一
はさみ片13の刃部16基端に形成した切欠部23が掛
止されて第一はさみ片13を開いた状態に掛止保持する
ようになっている。
そして、第4図に示すように、スプリング20の第一は
さみ片13との係合面は両はさみ片13.14間に人込
むようなくさび面24になっているとともに、第一はさ
み片13のその部分もくさび面24に沿う斜面25にな
っている。
さみ片13との係合面は両はさみ片13.14間に人込
むようなくさび面24になっているとともに、第一はさ
み片13のその部分もくさび面24に沿う斜面25にな
っている。
この斜面25及びくさび面24は一方のみでもよい。
26は第二はさみ片14の柄部19基端部内側面に突設
された固定ピンであって、スプリング20に形成した二
叉部が係止され、そのスプリング20が第二はさみ片1
4の内側面から回動しないようになっている。
された固定ピンであって、スプリング20に形成した二
叉部が係止され、そのスプリング20が第二はさみ片1
4の内側面から回動しないようになっている。
なお、このスプリング20の固定は柄部19からしは゛
り出した突起を利用しても、又、スプリング20をスポ
ット溶接等で柄部に固定することによって行なってもよ
い。
り出した突起を利用しても、又、スプリング20をスポ
ット溶接等で柄部に固定することによって行なってもよ
い。
なお、はさみ12は第一はさみ片13の柄部18が両側
板11間の背金(図示しない)と対向した状態でその両
側板11間に収納される。
板11間の背金(図示しない)と対向した状態でその両
側板11間に収納される。
このように、このはさみ12は両はさみ片13.14間
を開く方向へ付勢するスプリングとして棒ばねを使用し
たので、従来のはさみの板ばねとは異なり、折れたりす
るおそれがないばかりでなく、環状部を設けてそれを小
孔内に嵌合するような作業が不用となって組付を簡単に
行なうことができる。
を開く方向へ付勢するスプリングとして棒ばねを使用し
たので、従来のはさみの板ばねとは異なり、折れたりす
るおそれがないばかりでなく、環状部を設けてそれを小
孔内に嵌合するような作業が不用となって組付を簡単に
行なうことができる。
さらに、スプリング20を厚さの異なるものに変更すれ
ば、このはさみ12を両はさみ片13.14の厚さを最
小厚さとしてその厚さを自由に調節できる。
ば、このはさみ12を両はさみ片13.14の厚さを最
小厚さとしてその厚さを自由に調節できる。
すなわちはさみ全体に加工を施さなくてもスプリング2
0を厚さの異なるものに変更するのみで全体の厚さを調
節でき、このはさみ12を各種のポケットナイフに具合
よく取付けることができる。
0を厚さの異なるものに変更するのみで全体の厚さを調
節でき、このはさみ12を各種のポケットナイフに具合
よく取付けることができる。
従って、製作が簡単になるばかりでなく、互換性にも秀
でたものとなる。
でたものとなる。
又、このはさみ12はスプリング20の第一はさみ片1
3との係合面にくさび面24を設けるとともに、第一は
さみ片13のその部分にはくさび面24に沿う斜面25
を設けたので、第4図に示すように、スプリング20は
その附勢力によって第一はさみ片13と第二はさみ片1
4との間に人込もうとする。
3との係合面にくさび面24を設けるとともに、第一は
さみ片13のその部分にはくさび面24に沿う斜面25
を設けたので、第4図に示すように、スプリング20は
その附勢力によって第一はさみ片13と第二はさみ片1
4との間に人込もうとする。
従って、スプリング20が第一はさみ片13から上方へ
離脱するのを防止できるばかりでなく、第一はさみ片1
3にはその切刃16aが第二はさみ片14の切刃17
aに接合する方向へのひねりが加えられ、常に最良の切
味で切断作業を行なうことができる。
離脱するのを防止できるばかりでなく、第一はさみ片1
3にはその切刃16aが第二はさみ片14の切刃17
aに接合する方向へのひねりが加えられ、常に最良の切
味で切断作業を行なうことができる。
さらに、第一はさみ片13にはスプリング20の先端に
掛止される切欠部23を設けて、一定角度量いた状態で
規制されるようにしたので、スプリング20の附勢力に
余力があっても両はさみ片13゜14間が開きすぎるこ
とを防止できて切断動作に支障をきたすことがないとと
もに、スプリング20製作及び組付精度の公差を大きく
とることができる。
掛止される切欠部23を設けて、一定角度量いた状態で
規制されるようにしたので、スプリング20の附勢力に
余力があっても両はさみ片13゜14間が開きすぎるこ
とを防止できて切断動作に支障をきたすことがないとと
もに、スプリング20製作及び組付精度の公差を大きく
とることができる。
以上実施例で例示したように、この考案は一方のはさみ
片の柄部内側面に棒ばねよりなるスプリングを重合する
とともに、そのスプリングの先端を他方のはさみ片に係
合させて、両はさみ間を開く方向に附勢したことにより
、製作、組付を容易に行ない得るとともに、丈夫なもの
とすることができ、しかも互換性に秀いでたものとし得
る効果を発揮するので、ポケットナイフのはさみとして
優れた考案である。
片の柄部内側面に棒ばねよりなるスプリングを重合する
とともに、そのスプリングの先端を他方のはさみ片に係
合させて、両はさみ間を開く方向に附勢したことにより
、製作、組付を容易に行ない得るとともに、丈夫なもの
とすることができ、しかも互換性に秀いでたものとし得
る効果を発揮するので、ポケットナイフのはさみとして
優れた考案である。
なお、この考案と直接の関係はないが、第5図に示すよ
うに柄部の内側面に設けられるスプリングとして棒ばね
の代りに板ばねを使用することも考えられる。
うに柄部の内側面に設けられるスプリングとして棒ばね
の代りに板ばねを使用することも考えられる。
第1図は従来のポケットナイフのはさみを示す斜視図、
第2図以下はこの考案のポケットナイフのはさみを示す
ものであって、第2図は両はさみ間を開いた状態を示す
斜視図、第3図は同じく閉じた状態を示す斜視図、第4
図は第2図のA−A線断面図、第5図はこの考案に近似
しfq9Jを示す斜視図である。
第2図以下はこの考案のポケットナイフのはさみを示す
ものであって、第2図は両はさみ間を開いた状態を示す
斜視図、第3図は同じく閉じた状態を示す斜視図、第4
図は第2図のA−A線断面図、第5図はこの考案に近似
しfq9Jを示す斜視図である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 ポケットナイフの両側板間に対し、収納位置と使用
位置とに開閉可能に設けられるはさみにおいて、一方の
はさみ片の柄部内側面に棒ばねよりなるスプリングを重
合するとともに、そのスプリングの先端を他方のはさみ
片に係合させて、両はさみ片間を開く方向に附勢したこ
とを特徴とするポケットナイフのはさみ。 2 スプリングと係合するはさみ片は、両はさみ片間が
一定角度量いたときに、スプリングの先端が掛止されて
その開いた状態に規制するための切欠部を設けたもので
ある実用新案登録請求の範囲第1項に記載のポケットナ
イフのはさみ。 3 スプリングははさみ片との保合面に両はさみ片間に
入込むように作用するくさび面を設けたものである実用
新案登録請求の範囲第1項に記載のポケットナイフのは
さみ。 4 スプリングと係合するはさみ片はその保合面をくさ
び面に沿う斜状にしたものである実用新案登録請求の範
囲第3項に記載のポケットナイフのはさみ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7148079U JPS5856622Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | ポケツトナイフのはさみ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7148079U JPS5856622Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | ポケツトナイフのはさみ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55170065U JPS55170065U (ja) | 1980-12-06 |
JPS5856622Y2 true JPS5856622Y2 (ja) | 1983-12-27 |
Family
ID=29305180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7148079U Expired JPS5856622Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | ポケツトナイフのはさみ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856622Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-28 JP JP7148079U patent/JPS5856622Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55170065U (ja) | 1980-12-06 |
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