JPS5856567B2 - 粒状発泡剤の製造法 - Google Patents

粒状発泡剤の製造法

Info

Publication number
JPS5856567B2
JPS5856567B2 JP6536480A JP6536480A JPS5856567B2 JP S5856567 B2 JPS5856567 B2 JP S5856567B2 JP 6536480 A JP6536480 A JP 6536480A JP 6536480 A JP6536480 A JP 6536480A JP S5856567 B2 JPS5856567 B2 JP S5856567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blowing agent
granular
parts
mixture
wax
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6536480A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56161435A (en
Inventor
守久 阪本
瑛 矢作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd filed Critical Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Priority to JP6536480A priority Critical patent/JPS5856567B2/ja
Publication of JPS56161435A publication Critical patent/JPS56161435A/ja
Publication of JPS5856567B2 publication Critical patent/JPS5856567B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粒状発泡剤の製造法に関するものである。
従来からポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン樹脂およ
びポリスチレン樹脂等の押出或は射出発泡成形に各種の
分解型発泡剤が使用されている。
前記分解型発泡剤は通常樹脂100部に対して0.2〜
5部と少量添加されるため、発泡剤の分散不良による不
均一発泡が生じやすく、また飛散性があるため自動計量
化等には適さないという欠陥があった。
本発明者等は前記欠陥を解消すべく種々研究を重ねた結
果、発泡剤にワックスを加え発泡剤の分解温度より低い
温度でもって高速混合機で混合すると配合物が75〜8
0℃に温度が上昇するためシンタリングが生じるので、
このシンタリングした配合物を更に造粒機に供して造粒
すると飛散性が少なく、自動計量化に適した粒状発泡剤
が得られることを知見して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は分解温度が90〜180℃の発泡剤
に天然または合成ワックスを配合し、この配合物を高速
混合機に入れて攪拌混合し、前記の高速混合機の摩擦熱
で配合物をシンタリング(仮凝結)せしめ、次いでシン
タリングした配合物を造粒機によって造粒することを特
徴とする粒状発泡剤の製造法。
本発明で用いる分解温度が90〜180℃の発泡剤とは
例えばベンゼンスルホニルヒドラジド、P−)ルエンス
ルホニルヒドラシト、トルエン2・4−ジスルホニルヒ
ドラジド、P−P’−オキシビスベンゼンスルホニルヒ
ドラジド、P−J’クロルンゼンスルホニルヒドラジド
、4−ニトロベンゼンスルホニルヒドラジド、3−ニト
ロベンゼンスルホニルヒドラジド、3・4−ジクロルベ
ンゼンスルホニルヒドラジド、■・3−ジメチルベンゼ
ンスルホニルヒドラジド、α−ナフタレンスルホニルヒ
ドラジド、β−ナフタレンスルホニルヒドラジド、ベン
ゼント3−ジスルホニルヒドラジド、ブタント4−ジス
ルホニルヒドラジド、Pトルエンスルホニルヒドラシー
ン、トルエン2・4−ジスルホニルヒドラシーン、重炭
酸ソーダおよび重炭酸ソーダとクエン酸等の有機酸を混
合した処理発泡剤等が挙げられる。
本発明で用いる天然または合成ワックスとはノ〈ラフイ
ンワックス、マイクロクリスタンワックス、モンタンワ
ックス、カルナバワックス、キャンデリラロウ、ミツロ
ウ、ポリエチレンワックス、エマルジョンワックスおよ
びサゾールワックス等である。
本発明においては前記天然または合成ワックスに対して
発泡剤を通常0.5〜85重量%添加して使用される。
なお本発明においては前記天然または合成ワックスに必
要に応じて紫外線吸収剤、染料、顔料、帯電防止剤、酸
化防止剤、難燃剤金属石けん等を添加することができる
本発明の粒状発泡剤を作るためには、まずワツクろに発
泡剤を配合し、この配合物を高速混合機、例えば三井三
池製作所製のヘンシェルミキサ等に入れて攪拌すると摩
擦熱で配合物の温度が70℃位に上昇してシンタリング
(仮凝結)が生じる。
この状態になったときに高速混合機を止めて、シンタリ
ングした配合物を更に造粒機に入れて60℃付近の温度
で造粒することによって目的とする粒状発泡剤が得られ
る。
本発明の粒状発泡剤は高速混合機で=度シンタリングせ
しめた配合物を更に造粒機に供して造粒しであるため、
造粒物は大変(ずれにくい。
そのため飛散性がなく、自動計量器による計量性にもす
ぐれている。
従って作業性が極めて良好であり、また発泡剤はワック
ス中に均一に分散しているので過度に分解することがな
く、そのため、発泡成形品を局部的に着色させる欠点が
ない。
本発明の粒状発泡剤を用いて発泡成形する樹脂としては
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、エチ
レンープロピレンコーホリマーエチレンー酢酸ビニルコ
ーホリマー、エチレンアクリル酸メチルコーポリマー、
ポリスチレン、ABS樹脂、AS樹脂、メチルメタクリ
レート樹脂およびポリアミドなどである。
前記発泡成形用樹脂に対する粒状発泡剤の添加量は使用
する樹脂と発泡倍率の関係で適宜調整することができる
が通常発泡成形用樹脂100部に対して粒状発泡剤を0
.5〜5.0部添加する。
本発明の粒状発泡剤を使用したプラスチックスの発泡成
形を行なうと、特に発泡剤の過度の分解によって生ずる
局部着色を完全に防止することができ、顔料を用いて着
色する場合も色むらをなくすことができる。
そのため本発明の粒状発泡剤を用いて得られる発泡成形
品は従来の分解型発泡剤単独を用いた場合には得られな
かったほど色調が均一で外観の美麗なものとなり、軽量
性、断熱性、緩衝性など既知の発泡成形品の特徴とあわ
せて、構造機、パツキン機、包製機、断熱機、緩衝機、
玩具などに広く用いることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中、部とあるのは重量部を意味する。
実施例 1 アゾビスイソブチロニトリル70部に低分子量ポリエチ
レンワックス(商品名;サンワックス151P三洋化成
社製品)30部を配合し、この配合物を高速混合機(商
品名;ヘンシェルミキサー三井三池製作所製品)に入れ
25〜30分間混合すると内容物の温度は75〜80℃
になりシンタリング(仮凝結)が起こるので、混合を止
め、次いで得られた混練物を孔径約1mmのスクリーン
を有する押出造粒機に装入して60℃で押出造粒し、粒
状発泡剤を得た。
この発泡剤は運搬、秤量、包装等の取扱い時において飛
散性による汚染の問題は実質的に解決されていた。
更に本発明の粒状発泡剤は自動計量性に非常に1ぐれて
いる。
この粒状発泡剤をポリプロピレンペレット100部に対
して0.8部の割合でスクリュー型射出成形機の樹脂供
給部のスクリュー上にポリプロピレンペレットと共に自
動計量機を通して直接供給し、成形温度200℃にて容
器を成形したところ発泡むらのない微細な発泡表面を有
する製品が得られた。
実施例 2 パラトルエンスルホニルヒドラジド20部に低分子量ポ
リエチレンワックス(商品名;三井ハイワックス三井石
油化学社製品)30部、ポリプロピレンパウダー44.
95部、ポリファン−15部および酸化防止剤(商品名
;イルガノックス1010チバガイギー社製品)0.0
5部を配合し、この配合物を高速混合機(商品名;ヘン
シェルミキサー三井三池製作所製品)に入れ25〜30
分間混合すると内容物の温度は75〜80℃になり、シ
ンタリング(仮凝結)が起るので、混合を止め、次いで
得られた混線物を孔径約1間のスクリーンを有する押出
造粒機に装入して60℃で押出造粒し、粒状発泡剤を得
た。
この発泡剤は運搬、秤量、包装等の取扱い時において飛
散性による汚染の問題は実質的に解決されていた。
更に本発明の粒状発泡剤は自動計量性に非常にすぐれて
いる。
この粒状発泡剤をポリプロピレンペレット100部に対
して0.8部の割合でスクリュー型射出成形機の樹脂供
給部のスクリュー上にポリプロピレンペレットと共に自
動計量機を通して直接供給し、成形温度200℃にて容
器を成形したところ発泡むらのない微細な発泡表面を有
する製品が得られた。
実施例 3 4・4′−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド5
0部に低分子量ポリエチレンワツ、クス(商品名;サン
ワックス151P三洋化戒社製品)30部、ポリブテン
−15部およびポリエチレンパウダー15部を配合し、
この配合物を高速混合機(商品名:ヘンシエルミキサー
三井三池製作所製品)に入れ25〜30分間混合すると
内容物の温度は75〜80℃になりシンタリング(仮凝
結)が起こるので、混合を止め、次いで得られた混練物
を孔径約1m1rLのスクリーンを有する押出造粒機に
装入して60℃で押出造粒し、粒状発泡剤を得た。
この発泡剤は運搬、秤量、包装等の取扱い時において飛
散性による汚染の問題は実質的に解決されていた。
更に本発明の粒状発泡剤は自動計量性に非常にすぐれて
いる。
この粒状発泡剤をポリエチレンペレツ)100部に対し
て0.6部の割合でスクリュー型射出成形機の樹脂供給
部のスクリュー上にポリエチレンペレットと共に自動計
量機を通して直接供給し、成形温度180℃にて容器を
成形したところ発泡むらのない微細な発泡表面を有する
製品が得られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 分解温度が90〜180℃の発泡剤に天然または合
    成ワックスを配合し、この配合物を高速混合機に入れて
    攪拌混合し、前記の高速混合機の摩擦熱で配合物をシン
    タリング(仮凝結)せしめ、次いでシンタリングした配
    合物を造粒機によって造粒することを特徴とする粒状発
    泡剤の製造法。
JP6536480A 1980-05-19 1980-05-19 粒状発泡剤の製造法 Expired JPS5856567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6536480A JPS5856567B2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 粒状発泡剤の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6536480A JPS5856567B2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 粒状発泡剤の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56161435A JPS56161435A (en) 1981-12-11
JPS5856567B2 true JPS5856567B2 (ja) 1983-12-15

Family

ID=13284825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6536480A Expired JPS5856567B2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19 粒状発泡剤の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5856567B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56161435A (en) 1981-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5366675A (en) Foamable polyethylene-based composition for rotational molding
AU713091B2 (en) Additive-coated resin composition
US4038238A (en) Low density rapid-setting polyurethanes
JPS5825097B2 (ja) ネンリンモヨウオ ユウスルハツポウタイセイゾウホウ
EP0115341B1 (en) Granular organohalide flame retardant additive and methods of preparing the same
US3472801A (en) Method of making particulate polymer foams
US3417171A (en) Method of producing a foamed soil-improving material
US3502754A (en) Process of extruding a cellular polymeric composition
JPS5856567B2 (ja) 粒状発泡剤の製造法
JPS6285908A (ja) マスタ−バツチ
JP3456758B2 (ja) 帯電防止性を有するポリオレフィン系樹脂予備発泡粒子およびその製法
JPS5679131A (en) Preparation of resin foam highly loaded with inorganic material
US3470113A (en) Process for the production of polyolefines containing blowing agents
JPS58199125A (ja) 発泡性熱可塑性樹脂粒子の予備発泡方法
JPS5848576B2 (ja) ハツポウセイポリエチレンビ−ズノセイゾウホウ
JP3482519B2 (ja) 発泡気泡ポリマー製品の製造用の混合物および前記混合物を利用する製造方法
JPS58101134A (ja) 樹脂組成物の製造法
JPS6253346A (ja) 保香性オレフイン系樹脂発泡体の製造方法
JPH04220441A (ja) 発泡性熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形品
JPH0328240A (ja) 発泡用直鎖状低密度ポリエチレン樹脂着色粒子及び直鎖状低密度ポリエチレン樹脂予備発泡着色粒子
JPH0768400B2 (ja) 発泡用直鎖状低密度ポリエチレン樹脂着色粒子及び予備発泡着色粒子
JPH0443929B2 (ja)
GB2029838A (en) Pigment Preparations for Plastics
JPS5812137B2 (ja) マダラモヨウオユウスル セイケイヒンノ セイゾウホウホウ
JPS63159450A (ja) 発泡性エチレン系樹脂ビ−ズの製造方法