JPS5856424Y2 - ダンパ軸受 - Google Patents

ダンパ軸受

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Publication number
JPS5856424Y2
JPS5856424Y2 JP3754680U JP3754680U JPS5856424Y2 JP S5856424 Y2 JPS5856424 Y2 JP S5856424Y2 JP 3754680 U JP3754680 U JP 3754680U JP 3754680 U JP3754680 U JP 3754680U JP S5856424 Y2 JPS5856424 Y2 JP S5856424Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
damper
ring
vibration
rotating shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP3754680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56139018U (ja
Inventor
洋敏 下田
Original Assignee
日立造船株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立造船株式会社 filed Critical 日立造船株式会社
Priority to JP3754680U priority Critical patent/JPS5856424Y2/ja
Publication of JPS56139018U publication Critical patent/JPS56139018U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転軸の振動量が許容範囲を超えた場合でも
、その振動量を許容範囲内に自動的に調整できるダンパ
軸受に関するものである。
近年高速回転機械に用いられる回転軸を支承保持する軸
受、特にころがり軸受の場合には前記回転軸の振動を効
果的に減衰させるために前記ころがり軸受の外輪を更に
スクイズ油膜を介して二次軸受で支承する油膜ダンパ軸
受を用いることが多い。
しかし、上述した様な油膜ダンパ軸受では各構成部品の
許容範囲内の蓄積誤差により上記−次軸受と二次軸受と
の間の間隙内に形成されるスクイズ油膜の厚さを各軸受
毎に適宜調整する必要があり、この調整をするために従
来は再度設計変更、組替えを行なうか、又は上記−次軸
受外輪と二次軸受の内周面を同一テーパで形威し、前記
両軸受の相対位置をライナ等の調整機構を用いて変化さ
せることにより両者間の間隙を調整していたが、このよ
うな方法では調整が非常にわずられしいのみならず、手
間のががるものであった。
本考案は、上述問題点を解消せんとしてなされたもので
あり、回転軸の振動を効果的に減衰せしめるためのスク
イズ油膜厚さおよび後述する幅を自動的に最適に調整し
うるダンパ軸受を提供せんとするものである。
以下本考案の一実施例を示す図面に基づいて説明する。
図面において、1は回転軸、2は該回転軸1を支承する
一次軸受(本実施例にあってはころがり軸受であり、以
下ころがり軸受と言う)、3は二次軸受(以下スライド
リングと云う)である。
上記スライドリング3はケーシング4内周部に精嵌され
ると共に、その一端部にサーボ弁5および上記スライド
リング3との相対変位量を検出するための位置検出器6
を備えたアクチュエータ7が取付けられている。
なお上記アクチュエータ7は例えばボルト等によりケー
シング4に固定配置されており、また上記スライドリン
グ3の内周面はテーパ面に形成されている。
8は上記したころがり軸受2とスライドリング3間に介
装されたダンパリングであり、該ダンパリング8はころ
がり軸受2に潤滑油を噴射するための給油口9を有する
と共に、その外周面を上記スライドリング3の内周テー
パ面と同一のテーパ面とした軸受支承部10と、該支承
部10の一端より延設された適宜数の棒ばね部11と、
鉄棒ばね部11の端部に固着されたフランジ部12と、
更に該フランジ部12の端部に延設されたリング部13
とからなっている。
なお、このダンパリング8はそのフランジ部12で例え
ばボルト等によりケーシング4に固定配置されている。
14は上記リング部13に取付けられて、回転軸1の振
動を検出する振動ピックアップであり、15゜16は、
ダンパリング8の軸受支承部10と、スライドリング3
の外周面にそれぞれ嵌装されたOリングである。
17はケーシング4に設けられたスクイーズ油膜形成用
潤滑油の供給口であり、該供給口17より供給された潤
滑油はスライドリング3に開設された油路18を通って
スライドリング3内周面とダンパリング8の軸受支承部
10外周面間の間隙に充填されてスクイーズ油膜を形成
する。
なお、上記スクイーズ油膜の厚さと幅の調整は、スライ
ドリング3に取付けられたアクチュエータフの伸縮動作
により、上記スライドリング3がケーシング4内を摺動
することで行なわれる。
上述した如く横取されたダンパ軸受は、回転軸1の振動
値を常時振動ピックアップ14にて検出し、該検出値a
を自動制御装置19に出力する。
自動制御装置19はあらかじめ入力されている計算プロ
グラムによって振動分析と演算処理を行ない、上記振動
値の適否を判断し、その振動値が許容値を超えた場合に
は、回転軸の振動値を低減すべくサーボ制御器20にス
ライドリング3の位置制御信号が出力され、その出力値
を受けてサーボ制御器20はサーボ弁5に出力信号すを
出力する。
この出力信号すによってサーボ弁5は駆動し、油圧ユニ
ット21から給油されているアクチュエータ7が作動す
る。
そして位置検出器6のフィードバック信号Cによりスラ
イドリング3の軸方向の位置が制御されて適正な位置に
セットされる。
また振動値が許容値内の場合には、スライドリング3の
現在位置が適正であるので、サーボ制御器20、油圧ユ
ニット21等は何等作動しない。
すなわち、油膜スクイーズダンパ軸受で得られる減衰係
数は、図面に示した記号を用いて表わすと下記式の如く
である。
B=f (uB (L/C) s、 ε) ここで、
Bは減衰係数、μは油の粘度、Rはダンパリングの半径
、Lはスクイーズ油膜の幅、Cはスクイーズ油膜厚さ、
εはダンパリングの回転軸中心に対する偏心量である。
上記式において、いまμ、R1εを一定とすると減衰係
数BはLとCの関数となり、上述した様にスライドリン
グ3を軸方向に変位させることにより、図中のLl、L
2.L3の幅か゛変位すると同時にCも変化する。
一方、一つの回転軸系を想定した場合、振動特性上その
軸系に最適な支持特性が存在し、すなわち、支持部の弾
性係数と減衰係数の組合わせによって軸系の振動特性が
影響を受ける。
更に、それは軸上の励振力(主に回転機械においてはア
ンバランス質量によることが多い)の位置によっても、
その振動モードが変化することから影響を受ける。
上述した理由により、本考案装置を用いることによって
、振動ピックアップ14で検出される軸振動の大きさに
応じて、スクイーズ油膜の厚さCと幅りの自動調整がで
き、ある範囲内で最適な減衰特性を得ることができる。
上記実施例では自動制御機構として油圧サーボによる方
法について説明したが、これに代えてサーボモータによ
る機械的なサーボ機構を用いてもよい。
また一次軸受2としてころがり軸受を対象にしたダンパ
軸受について説明したが、これに代えてすべり軸受を用
いてもよい。
更に本実施例ではスクイーズ油膜の厚さCと幅りを変更
する機構について開示したが、上記関係式からもわかる
ようにダンパリング8の偏心量εを関数でもあり、ダン
パリング8を自動偏心させつる機構を付設することによ
り、振動値を適正に制御してもよい。
また更に本実施例ではダンパ軸受の減衰係数のみに着目
した装置について説明したが、棒ばね部11の弾性係数
をも変更し得る装置を付設すればさらに広範囲の調整が
可能となる。
以上述べた如く本考案ダンパ軸受によれば、回転軸を支
承保持する、一次軸受と二次軸受間にダンパリングを介
設すると共に、このダンパリング外周面と、二次軸受内
周面を同一テーパ面にて形成し、上記二次軸受をダンパ
リングに対して相対移動すべくアクチュエータおよび自
動制御装置等の自動調整装置を関連付設したために、回
転軸の振動が、運転中に何等かの原因により、増大した
場合にも自動的にスクイーズ油膜厚さおよび幅を調整し
て減衰能を強化し、回転軸の振動を許容範回内に制振す
ることができ、従来の如く調整に長時間を要することも
ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案ダンパ軸受の一実施例を示す説明図である
。 1は回転軸、2は一次軸受、3は二次軸受、4はケーシ
ング、7はアクチュエータ、8はダンパ1ング、14は
振動ピックアップ、19は自動制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸を支承保持する一次軸受と該−次軸受を更にケー
    シング内面上で支承する二次軸受との間に棒ばね部を有
    する一次軸受用ダンパリングを介設し、かつ該ダンパリ
    ング外周面と二次軸受内周面を同一テーパ面に形威して
    これら両テーパ面間に油膜介在間隙を構成すると共に上
    記ダンパリングには回転軸の振動値を検出する振動ピッ
    クアップを取付け、又上記二次軸受にはアクチュエータ
    を付設して上記振動ピックアップとアクチュエータ間に
    自動制御装置を介装することにより、上記ダンパリング
    に対して二次軸受を最適位置に相対移動可能に構成した
    ことを特徴とするダンパ軸受。
JP3754680U 1980-03-21 1980-03-21 ダンパ軸受 Expired JPS5856424Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3754680U JPS5856424Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 ダンパ軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3754680U JPS5856424Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 ダンパ軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56139018U JPS56139018U (ja) 1981-10-21
JPS5856424Y2 true JPS5856424Y2 (ja) 1983-12-26

Family

ID=29633107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3754680U Expired JPS5856424Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 ダンパ軸受

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JPS56139018U (ja) 1981-10-21

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