JPS5856104B2 - タンク建設法 - Google Patents

タンク建設法

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JPS5856104B2
JPS5856104B2 JP52002167A JP216777A JPS5856104B2 JP S5856104 B2 JPS5856104 B2 JP S5856104B2 JP 52002167 A JP52002167 A JP 52002167A JP 216777 A JP216777 A JP 216777A JP S5856104 B2 JPS5856104 B2 JP S5856104B2
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JP
Japan
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detection
sheet
tank
oil
foundation
Prior art date
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JP52002167A
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English (en)
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JPS5387285A (en
Inventor
隆裕 山口
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Asahi Giken Co Ltd
Original Assignee
Asahi Giken Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Giken Co Ltd filed Critical Asahi Giken Co Ltd
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Publication of JPS5387285A publication Critical patent/JPS5387285A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、粘性土の軟弱地盤、又は緩い砂質土の地盤
上に長期に亘り保安防災に適したタンク建設法に関する
ものである。
軟弱地盤上にタンクを建設する方法として、従来公知の
方法に、下記の方法がある。
即ち、タンクを建設すべき軟弱地盤に間隔をおいて、多
数の砂ぐいを設け、その上に盛砂基礎を構築し、タンク
の底板の外郭を構成するアニユラプレートのみを相互に
溶接し、内部の底板を設けることなく、タンクの側板を
組み立て、前述のアニユラプレートとともに、水密に構
築し、可撓性不透水膜の仮嵌をタンクの底面に敷き、そ
の外周を前記のアニユラプレートに水密に接続し、しか
るのちタンク内に注水して仮水荷重として、地盤の圧密
を人工的に促進し同時に沈下を発生せしめてタンク内の
水を排出し、上記の可撓性不透水膜の仮嵌を除去し、基
礎底百を所要の形状に仕上げた後、底板を敷き込み、底
板の相互及び底板とアニユラプレートと溶接して、タン
クを建設する方法は、従来より公知である。
上記の方法では不透水膜の仮嵌の状態で、タンクに注水
する場合、特に満水に近い状態の時、仮嵌にピンポール
、不透水膜相互の接続及び不透水膜とアニユラプレート
との接続部の不良等のため、漏水を生ずる恐れがあるの
で、注水前に細心の検査が必要であり、かつ注水中にお
いても漏水の発見に格段の配慮と労力を要するという施
工管理上の困難性がある。
又、タンクを完成して、石油等の貯蔵時においても、底
板の孔食や亀裂などのため、漏洩を生じ、これを発見す
ることが遅れたために、大きな事故を招いたこともある
この発明は、上述の様な施工管理上の困難性と漏洩検知
の問題点を一挙に解決する方法を提供するものである。
この発明を図によって説明する。
タンク本体21を建設すべき軟弱地盤1に、水平間隔を
おいて、多数の脱水体16を設け、土質試験の資料を用
いて、流体を入れたタンク本体21及び盛砂基礎2の最
大荷重によって生じる推算沈下量に相当した高さBを求
め、タンク基礎の計画高さHに加えて、盛砂基礎2を構
築する。
この時、漏洩検知用シート3を盛砂基礎2の上層部に設
け、前記のシート3の上部に位置する盛砂基礎2の中央
上部にオイルサンド層又は岩綿等を用いた含油耐油性層
部材4を設けて、底板20の防食対策とする。
盛砂基礎2の上面外周には、タンク本体21の荷重を支
持するコンクリートブロック15を水平に配し、その上
面の高さがH+Hの高さになるように据えつける。
(但し、コンクリートブロック15を据え付けない場合
もある。
)前記コンクリートブロックの上に、タンク本体21の
底板20の外郭を構成するアニユラプレート6を配し、
該アニユラプレート6相互を溶接し、その上にタンク本
体21の側壁rを固着して水密に設け、次に前記含油耐
油性層部材4の上に、可撓性の仮設シート5を敷き、該
仮設シート5の外周を前記アニユラプレート6の上面に
水密に接続してから、タンク内に徐々に水18を注水し
、これを荷重として、軟弱地盤1の圧密を促進する。
時間の経過と共に圧密は進行し、これと共に沈下も進行
して、所要の地盤支持力が得られ、はぼAの沈下量に達
したならば、バルブ8を開いて排水する。
その時の状態は、通常第4図の如く、仮設シート5の中
央部は大きく沈下して凹形になる。
排水後のこの状態において、可撓性の仮設シート5を除
去し、第5図に示す如く、含油耐油性層部材4を補充し
て、所定の形状に仕上げ、底板20を敷き込み溶接して
水密に仕上げる。
前記盛砂基礎2の上部に設けられた前記漏洩検知用シー
ト3は、漏洩液が漏洩位置の直下に浸透して漏洩検知を
困難ならしめることを防ぐもので、材質は耐油性の合成
樹脂、又は金属板等の強じんな材料で形成されており、
漏洩液は、この上部にそって流れ、漏洩検知ケーブル1
3、及び検知素子14で検知される。
又、この発明では、第3図に示す如く、漏洩検知用シー
ト3の上面、下拵又は、両面に凸形部17を設けること
により、施工時、圧密促進時などに、前記漏洩検知用シ
ート3と盛砂基礎2又は含油耐油性層部材4とのずれを
防ぎ、施工を容易にするとともに、相互の一体化をはか
ることをも提供する。
前記漏洩検知用シート3の上部外縁部に、第1図、第2
図で示す如く環状又は多角形に配された有孔検知管9(
第2図では環状を示す。
)を敷設し、該有孔検知管9から放射状検知管11を設
けることにより、圧密促進中の事故による漏水の早期発
見ができ、又1.この発明では、該有孔検知管9の外周
に、フィルター10を巻いて、内部に土砂が進入するこ
とを防ぐようにして、該有孔検知管9の中に漏洩検知ケ
ーブル13を敷設し、これを中央制御室の検知用コンピ
ュータ22に接続することにより、タンク内の流体の漏
洩と漏洩点を迅速に算出し、事故を未然に防止すること
ができる。
又、漏洩検知用シート3にそって、タンク中心部から盛
砂基礎の外部に達する有孔検知管12を敷設し、タンク
の中央部に検知素子14を設置して、ケーブル19を介
して、タンク中央部付近の漏洩をも中央制御室で迅速に
検知するものである。
又24はコンクリート枠体である。このように、この発
明は可撓性の仮設シート5の上に注水中、もしくは満水
時において、前記仮設シートに、ピンホール等が生じ、
漏水が生じた場合に、従来の工法では、漏水を発見する
ことが極めて困難であり、盛砂基礎2の崩壊を招く恐れ
があった。
しかし、この発明による工法においては、水平間隔を保
って打設した脱水体16で軟弱地盤1の脱水を促進して
軟弱地盤1を堅牢とすると共に漏洩検知用シート3の下
面、上面、又は両面の外周部又は全部に、間隔を有した
線状又は独立の凸形部17を設けて、盛砂基礎2と漏洩
検知用シート3又は含油耐油性層部材4と漏洩検知用シ
ート3との摩擦抵抗が大きくなるようにしたことと相俟
って漏洩検知用シート3と盛砂基礎2又は含油耐油性層
部材4とのずれを防ぎ施工を容易にすると共に、相互の
一体化をはかり、更に水18の注水による載荷中におけ
る仮設シート5のピンホール等からの漏洩を、漏洩検知
用シート3で受は止めて、漏洩検知中シート3の外周部
の上首に環状又は多角形状の周囲状に配した有孔検知管
9に導いて、放射状検知管11で早期に検知するか、又
はタンク本体21の中央下部に位置した中央横部23と
連設した検知管12によって、早期検知するか、又は漏
洩検知ケーブル19又は検知素子14により検知するこ
とにより、浅水場所の発見を早期に知ることができて盛
砂基礎2を漏水による崩壊から防ぐと共に浅水個所のみ
の補修を容易として施工を完全迅速とし、タンク内に、
石油等の流体を貯蔵している時の微少漏洩をも検知し、
事故を未然に防ぎ、更に工法が簡単である等の幾多の産
業的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の実施例を示し第1図は縦断面図、第
2図は第1図のA−A水平横断面図、第3図は一部の拡
大図、第4図は保水荷重により不等沈下作用を生じた後
の状態を示す縦断面図、第5図は盛砂基礎を所定の形状
に完成し、底板を配した状態を示す縦断面図、第6図イ
2口は一部の夫々の実施例を示した斜視図である。 1・・・・・・軟弱地盤、2・・・・・・盛砂基礎、3
・・・・・・漏洩検知用シート、4・・・・・・含油耐
油性層部材、5・・・・・・仮設シート、6・・・・・
・アニユラプレート、7・・・・・・側壁、8・・・・
・・バルブ、9・・・・・・有孔検知管、10・・・・
・・フィルター、11・・・・・・放射状検知管、12
・・・・・・検知管、13・・・・・・漏洩検知ケーブ
ル、14・・・・・・検知素子、15・・・・・・コン
クリートブロック、16・・・・・・脱水体、17・・
・・・・凸形部、18・・・・・・水、19・・・・・
・ケーブル、20・・・・・・底板、21・・・・・・
タンク本体、22・・・・・・検知用コンピュータ、2
3・・・・・・中央検知部、24・・・・・・コンクリ
ート枠体、25−タンク板本体、B・・・・・・推算沈
下量に相当した高さ、H・・・・・・タンク基礎の計画
高さ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軟弱地盤1の中に、水平間隔を保って、脱水体16
    を打設して、該軟弱地盤1の上部に流体を入れたタンク
    本体21及び盛砂基礎2の最大荷重によって生ずる沈下
    量を推算し、該沈下量に相当した高さを加えて構築した
    盛砂基礎2の上部に、上面又は両面の外周部又は全部に
    、間隔を有した線状又は独立の凸形部17を設けた漏洩
    検知用シート3を設け、更に漏洩検知用シート3の外周
    部の上面に、フィルター10を有する有孔検知管9を環
    状又は多角形状の周囲状に配し、前記有孔検知管9から
    放射状に放射状検知管11を設けると共にタンク本体2
    1の中央下部に位置した中央検知部23から盛砂基礎2
    の外部に達する検知管12を漏洩検知用シート3の上、
    又は下に設けると共に有孔検知管9内に検知用コンピュ
    ータ22と連絡した漏洩検知ケーブル13を配備し、中
    央検知部23内に検知用コンピュータ22とケーブル1
    9を介して検知用コンピュータ22と連絡した検知素子
    14を設け、更に前記漏洩検知用シート3の上部に、オ
    イルサンド層又は岩綿等を用いた含油耐油性層部材4を
    設けて、盛砂基礎2の上部を構築し、タンク本体21の
    底板20の外郭部を構成するアニユラプレート6を設け
    、該アニユラプレート6にタンク本体21の側壁7を固
    着して水密に設けると共に、前記含油耐油性層部材4の
    上に、可撓性の仮設シート5を敷き、該仮設シート5の
    外周を前記アニユラプレート6の上面に水密に接続して
    タンク板本体25を形成し、該タンク板本体25内に水
    18を注水して、これを荷重として、軟弱地盤1の圧密
    を促進し、圧密後排水して、可撓性の仮設シート5を除
    去し、タンク本体21の底板20をアニユラプレート6
    に溶接して固着したことを特徴とするタンク建設法。
JP52002167A 1977-01-11 1977-01-11 タンク建設法 Expired JPS5856104B2 (ja)

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JP52002167A JPS5856104B2 (ja) 1977-01-11 1977-01-11 タンク建設法

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JPS5387285A JPS5387285A (en) 1978-08-01
JPS5856104B2 true JPS5856104B2 (ja) 1983-12-13

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ID=11521796

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134312A (ja) * 1984-07-26 1986-02-18 Suzuki Motor Co Ltd 4サイクルエンジンのシリンダヘツド冷却方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134312A (ja) * 1984-07-26 1986-02-18 Suzuki Motor Co Ltd 4サイクルエンジンのシリンダヘツド冷却方法

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JPS5387285A (en) 1978-08-01

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