JPS597266Y2 - 大型地下式コンクリ−トタンク - Google Patents
大型地下式コンクリ−トタンクInfo
- Publication number
- JPS597266Y2 JPS597266Y2 JP15581379U JP15581379U JPS597266Y2 JP S597266 Y2 JPS597266 Y2 JP S597266Y2 JP 15581379 U JP15581379 U JP 15581379U JP 15581379 U JP15581379 U JP 15581379U JP S597266 Y2 JPS597266 Y2 JP S597266Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- side wall
- tank
- concrete tank
- vertical hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は大型の地下式コンクリートタンクに関するも
のである。
のである。
一般に地下式コンクリートタンクは、第１図に示すよう
にコンクリート側壁１とコンクリート底壁２からなるコ
ンクリート槽の内面に薄板よりなる内張鋼板３，４を溶
接によって密着させるように内張リしているのが普通で
ある。
にコンクリート側壁１とコンクリート底壁２からなるコ
ンクリート槽の内面に薄板よりなる内張鋼板３，４を溶
接によって密着させるように内張リしているのが普通で
ある。
ところで、上記コンクリート壁は通常現場施工であるた
めコンクリートの打設密度にばらつきがあり、完全な液
密を保持することは難しく、また地震等の影響によって
コンクリート壁にクラツクが発生したような場合には、
コンクリート壁の外部より地下が浸透し、内張鋼板に腐
蝕損傷を生じさせ該部より貯蔵液が漏出する虞れがある
。
めコンクリートの打設密度にばらつきがあり、完全な液
密を保持することは難しく、また地震等の影響によって
コンクリート壁にクラツクが発生したような場合には、
コンクリート壁の外部より地下が浸透し、内張鋼板に腐
蝕損傷を生じさせ該部より貯蔵液が漏出する虞れがある
。
他方内張鋼板の溶接々合部等にクランクが発生した場合
には、貯蔵液がコンクリート壁に浸透しタンク槽外へと
漏出し周辺土壌を汚染する。
には、貯蔵液がコンクリート壁に浸透しタンク槽外へと
漏出し周辺土壌を汚染する。
しかるに、従来の地下式コンクリートタンクにおいては
、地上式タンクのようにタンク外観を直視することがで
きず、またこれといった漏洩検知方法もなく、貯蔵液流
出事故の早期発見及び防止が困難で゛あった。
、地上式タンクのようにタンク外観を直視することがで
きず、またこれといった漏洩検知方法もなく、貯蔵液流
出事故の早期発見及び防止が困難で゛あった。
さらにこの種地下式コンクリートタンクは大型化の傾向
にあり、流出事故のない安全なタンクが要望されるとこ
ろである。
にあり、流出事故のない安全なタンクが要望されるとこ
ろである。
そこでこの考案は、上述不都合のない大型の地下式コン
クリートタンクを提供するものである。
クリートタンクを提供するものである。
すなわち、コンクリート槽の内面に液密林を内張リして
なる大型の地下式コンクリートタンクにおいて、コンク
リート側壁１に所要間隔をおいて作業員が出入り可能な
縦穴６を適敷設けるとともに、その縦穴６の周囲に細孔
１０を設けたものである。
なる大型の地下式コンクリートタンクにおいて、コンク
リート側壁１に所要間隔をおいて作業員が出入り可能な
縦穴６を適敷設けるとともに、その縦穴６の周囲に細孔
１０を設けたものである。
以下実施例に基づいて具体的に説明する。
図は直径５０ｍ、高さ３０ｍ程度の地下式コンクリート
タンクである。
タンクである。
１はコンクリート側壁で、鉄筋コンクリートないしはプ
レストレストコンクリートより形戊されるものである。
レストレストコンクリートより形戊されるものである。
６は縦穴で、コンクリート側壁１に等間隔をおいて適数
形威されており、各縦穴６は作業員が出入り可能な広さ
（直径１ｍ前後）を有するものである。
形威されており、各縦穴６は作業員が出入り可能な広さ
（直径１ｍ前後）を有するものである。
なお、上述縦穴６は内面に昇降用のステップ７を有し、
かつ底部に液密構造のピット９が設けられたものである
。
かつ底部に液密構造のピット９が設けられたものである
。
また縦穴６は必要に応じてその内面に所要間隔毎に環状
桁を配して形或したり、所要直径の鋼管をコンクリート
側壁１内に植設して剛性構造の縦穴を形或するものであ
る。
桁を配して形或したり、所要直径の鋼管をコンクリート
側壁１内に植設して剛性構造の縦穴を形或するものであ
る。
次に１０は細孔で、縦穴６部より内張鋼板３ないしは４
の外面部にかけて設けたものと、縦穴６部よりコンクリ
ート側壁１外面ないしは周方向に向けて所要長さだけ設
けたものがあり、それぞれ縦穴６の頂部から底部にかけ
て所要間隔毎に（例えば２．５ｍ毎）に設けたものであ
る。
の外面部にかけて設けたものと、縦穴６部よりコンクリ
ート側壁１外面ないしは周方向に向けて所要長さだけ設
けたものがあり、それぞれ縦穴６の頂部から底部にかけ
て所要間隔毎に（例えば２．５ｍ毎）に設けたものであ
る。
第３図はコンクリート側壁３部の詳細図で、内張鋼板３
はコンクリート側壁３内面に多段的に積重ねられ、それ
ぞれの突き合わせ継手部を溶接々合しており、上記細孔
１０はその溶接接合部１６の下部と縦穴６間に設けられ
る。
はコンクリート側壁３内面に多段的に積重ねられ、それ
ぞれの突き合わせ継手部を溶接々合しており、上記細孔
１０はその溶接接合部１６の下部と縦穴６間に設けられ
る。
なお、１２は土圧によるコンクリート側壁１の変形を測
定するためのワイヤーであり、縦穴６各所におけるワイ
ヤー１２と縦穴６内面との間隔を比較し、コンクリート
側壁１のたわみ変形量を知らべるものである。
定するためのワイヤーであり、縦穴６各所におけるワイ
ヤー１２と縦穴６内面との間隔を比較し、コンクリート
側壁１のたわみ変形量を知らべるものである。
また１４は、コンクリート側壁１上部を自走するゴンド
ラ装置で、縦穴６内を昇降する検査作業台１５を備え、
特に底深な縦穴６等に必要に応じて設置されるものであ
る。
ラ装置で、縦穴６内を昇降する検査作業台１５を備え、
特に底深な縦穴６等に必要に応じて設置されるものであ
る。
以上のように本考案は、コンクリート側壁１内に作業貝
が出入可能な縦穴６を設けるとともに、その縦穴６の周
囲に細孔１０を設け、コンクリート側壁１外部よりの地
下水の浸入及びコンクリート側壁１内部よりの貯蔵液の
漏洩を早期に検知し、昌頭説明した貯蔵液の周辺土壌へ
の流出事故を防止するものである。
が出入可能な縦穴６を設けるとともに、その縦穴６の周
囲に細孔１０を設け、コンクリート側壁１外部よりの地
下水の浸入及びコンクリート側壁１内部よりの貯蔵液の
漏洩を早期に検知し、昌頭説明した貯蔵液の周辺土壌へ
の流出事故を防止するものである。
また上記縦穴６はコンクリート側壁１の周囲に等間隔を
おいて設けられ、かつ細孔１０は縦穴６の頂部から底部
にかけて所要間隔で設けられているため、地下水の浸入
ないしは貯蔵液の漏洩がタンク槽のどの部分からのもの
であるかわかる。
おいて設けられ、かつ細孔１０は縦穴６の頂部から底部
にかけて所要間隔で設けられているため、地下水の浸入
ないしは貯蔵液の漏洩がタンク槽のどの部分からのもの
であるかわかる。
したがって、その補修作業の計画がたて易く、補修作業
が短期間で確実に行なえる。
が短期間で確実に行なえる。
さらに、縦穴６は貯蔵液の受入管、払出管及びドレン排
出管等の立上り管の配管通路として兼用でき、各配管途
中の漏洩も合わせて検査できる。
出管等の立上り管の配管通路として兼用でき、各配管途
中の漏洩も合わせて検査できる。
第１図は本案地下式コンクリートタンクの縦断面図、第
２図はそのＡ−Ａ断面図、第３図はコンクリート側壁の
拡大図である。 １・・・・・・コンクリート側壁、２・・・・・・コン
クリート底壁、３・・・・・・内張鋼板、４・・・・・
・内張鋼板、５・・・・・・浮屋根、６・・・・・・縦
穴、７・・・・・・ステップ、８・・・・・・溶接々合
部、９・・・・・・ピット、１０・・・・・・細孔、１
１・・・・・・マンホール、１２・・・・・・ワイヤー
、１３・・・・・・レール、１４・・・・・・ゴンドラ
装置、１５・・・・・・検査作業台。
２図はそのＡ−Ａ断面図、第３図はコンクリート側壁の
拡大図である。 １・・・・・・コンクリート側壁、２・・・・・・コン
クリート底壁、３・・・・・・内張鋼板、４・・・・・
・内張鋼板、５・・・・・・浮屋根、６・・・・・・縦
穴、７・・・・・・ステップ、８・・・・・・溶接々合
部、９・・・・・・ピット、１０・・・・・・細孔、１
１・・・・・・マンホール、１２・・・・・・ワイヤー
、１３・・・・・・レール、１４・・・・・・ゴンドラ
装置、１５・・・・・・検査作業台。
Claims (1)
- コンクリート槽の内面に液密林を内張リしてなる大型の
地下式コンクリートタンクにおいて、コンクリート側壁
１に所要間隔をおいて作業員が出入り可能な縦穴６を適
敷設けるとともに、その縦穴６の周囲に細孔１０を設け
たことを特徴とする大型地下式コンクリートタンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15581379U JPS597266Y2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 大型地下式コンクリ−トタンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15581379U JPS597266Y2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 大型地下式コンクリ−トタンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5675194U JPS5675194U (ja) | 1981-06-19 |
| JPS597266Y2 true JPS597266Y2 (ja) | 1984-03-06 |
Family
ID=29667524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15581379U Expired JPS597266Y2 (ja) | 1979-11-12 | 1979-11-12 | 大型地下式コンクリ−トタンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597266Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-12 JP JP15581379U patent/JPS597266Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5675194U (ja) | 1981-06-19 |
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