JPS5855979B2 - 高められた加工安全性を有する加硫可能なゴム混合物 - Google Patents

高められた加工安全性を有する加硫可能なゴム混合物

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JPS5855979B2
JPS5855979B2 JP50078465A JP7846575A JPS5855979B2 JP S5855979 B2 JPS5855979 B2 JP S5855979B2 JP 50078465 A JP50078465 A JP 50078465A JP 7846575 A JP7846575 A JP 7846575A JP S5855979 B2 JPS5855979 B2 JP S5855979B2
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carbon atoms
bis
alkyl group
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ヴオルフ ジークフリート
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/43Compounds containing sulfur bound to nitrogen

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも1種類の天然ゴム及び/又は合成
ゴム、硫黄及び/又は硫黄供与体、加硫促進剤、充填剤
ならびにゴム工業で常用の補強剤、活性剤、可塑剤、老
化防止剤、オゾン化防止剤、発泡剤、酸化亜鉛及び/又
はステアリン酸のような別の助剤とともに、一般式(■
): を表わし、その際R1、R2、R3及びR4は同一か又
は異なり、水素又は炭素原子数1〜4を有するアルキル
基を表わし、Yは−CH2−CH2−−CH2−CH2
−CH2−−CH(CH3)同一か又は異なり、水素、
炭素原子数1〜8を有するアルキル基、炭素原子合計数
2〜8を有するアルキル−チオ−アルキル基、CH3−
8−1炭素原子合計数2〜8を有するアルキル−オキシ
アルキル基、CH30−又はフェニル基を表七す)、 N−C−N−(但し、R7及びR8は同一か又は異なり
、水素、炭素原子数1〜8を有するアルキル基、アリル
基又はフェニル基を表わす)を表わす〕の少な(とも1
種類のトリアジンスルフェンイミドを含有することを特
徴とする、高められた加工安全性を有するゴム混合物に
関する。
前記の新規トリアジンスルフェンイミドは一般に次のよ
うにして製造することができる:相応するメルカプトト
リアジンから出発し、これを差し当り塩素又は塩素供与
体例えば塩化スルフリルと反応させ、トリアジンの塩化
スルフェンを得る。
次いでこれを一般式■: 〔式中Yは前記のものを表わす〕のイミドと反応させる
この縮合はHCI=受容体の存在で行なうのが有利であ
る。
必要なジカルボン酸のイミドは例えば次のジカルボン酸
のイミドである:こはく酸(スクシンイミド)、メチル
−こはく酸、グルタル酸、メチルグルタル酸、4−シク
ロヘキセン−1・2−ジカルボン酸、フタル酸、テトラ
ヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ナフタル酸並
びにイミドとして考えるべき化合物ヒダントイン及び前
記ヒダントインの誘導体例えばメチル基、エチル基又は
フェニル基によって1回又は2回5一位で置換されたヒ
ダントイン、更にインシアヌレート及び前記N−N’−
ジアルキル−並びにジフェニルイソシアヌレート等。
トリアジンの塩化スルフェンは均−相及び不均一相中で
イミドと反応させることができる。
均一相で作業する場合、縮合のためには有機HCI −
受容体有利に第三塩基例えばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリブチルアギン、N−メチルモルホリン
等が挙げられる。
2L相系で有利に第1相として水及び第2相として有機
溶剤を用いて作業する場合、有機HCl−受容体の他に
無機化合物例えば苛性ソーダ溶液、苛性カリ溶液、炭酸
ナトリウム又は−カリウム等を使用することもできる。
縮合温度は変化させかつ実験的に決定してよい。
一般に縮合温度は前記作業方法の選択及び使用せるイミ
ドの種類による。
均一相で作業する場合、100°Cまでの温度が許容さ
れ、これに反して2相系での縮合は低い温度が必要であ
る。
それというのも、温度が高すぎる場合、イミド環の開環
が行なわれ得るからである。
出発化合物すなわちs −トリアジン化合物の塩化スル
フェンの製造は既に記載したように、相応するメルカプ
トトリアジンの塩素又は塩素供与体との反応により不活
性溶剤中で行なうことができる。
不活性溶剤は例えば塩化メチレン、クロロホルム、四塩
化炭素、ジクロルエタン、トリクロルエタン、クロルベ
ンゾール、ジクロルペンゾール、トリクロルベンゾール
等カある。
この場合、低い温度で塩素化を行なうのが有利である。
それというのも、そうでなげれば収率が低下するからで
ある。
メルカプトトリアジンの代わりにジ−トリアジニル−ジ
スルフィドも使用することができる。
塩素化の後、塩化スルフェンの溶液から過剰の塩素を例
えば窒素又は他の不活性のガスで追い出すか又は溶剤を
部分的に留去することによって除去する必要がある。
塩化スルフェン−化合物のイミドとの縮合は、塩素化が
行なわれたと同じ溶剤又は溶剤混合物中で実施するのが
有利である。
しかし、塩化スルフェン−溶液から差当り完全に不活性
溶剤を例えば連続的に蒸発させることにより、例えばサ
ンベイ(Sambay )式−蒸発器を用いて除去して
もよい。
その後、次いで液体の又は固形の塩化スルフェンをペン
ゾール、トリオール、ジオキサン、エーテル又は通例塩
素と反応しない他の不活性有機溶剤に溶解し、かつ更に
反応させてもよい。
本発明による化合物は多くの場合、白色又は淡色の、部
分的に極めて安定である結晶性物質である。
更に本発明は首記した式■のS−)リアジンスルフェン
イミドの製法にも関連し、該製法は弐■:〔式中Hal
は塩素又は臭素を表わし、R1、R2及びXは前記のも
のである〕のハロゲン化スルフェンを前記式■: 〔式中Yは前記のものを表わす〕のイミドと均一相で約
100℃以下有利には約50℃以下殊に一10°〜50
℃の範囲の温度でか又は不均一相で約25℃以下有利に
約10℃以下殊に−10゜〜10℃の範囲で反応させる
ことよりなる。
自体公知の有機ハロゲン化水素−受容体の使用下の有機
溶剤中での反応は本発明による方法の可能かつ有利な変
更法である。
しかし、2相系中で作業することもでき、その際1つの
相は水が有利であり、この場合ハロゲン化水素−受容体
として無機アルカリ化合物を使用し、かつその際もう1
つの相は有機溶剤又は溶剤混合物である。
前記ハロゲン化スルフェン殊ニ塩化スルフェンは自体公
知である。
トリアジンのスルフェンアミドも既に公知である(英国
特許第1201862号明細書参照)。
該公知化合物は優れた加硫促進剤である。
製造例 1.2−ジエチルアミノ−4・6−ビス−(5・5−ジ
メチルーヒダントイルーチオ)−トリアジンの製造 2−ジエチルアミノ−4・6−ジメルカプトトリアジン
43.2 P (0,2モル)を塩化メチレン250就
に懸濁する。
0℃で攪拌下に塩化スルフリル64.1’を滴加する。
この際、メルカプトトリアジンは溶液に入り、その後1
時間更に後攪拌し、引続き該溶液を真空で12miHg
及び25°Cで蒸発濃縮する。
残存する塩化トリアジンスルフェンは蜂蜜様黄色の油で
あり、これを次にドルオール250m1中に収容する。
5・5−ジメチルヒダントイン53.8′f?、H2O
2501rLl及び水酸化ナトリウA16.l’を混合
し、該混合物をo ’cに冷却する。
ここで、激シイ攪拌下に塩化トリアジンスルフェンのド
ルオール溶液を0〜5℃で滴加する。
反応は約30分で完全である。
これは中性反応で立証される。
該混合物を吸引濾過し、該吸引濾過残渣を水で洗浄し、
かつ乾燥する。
これは白色の結晶であり、融点170℃で分解しはじめ
る。
秤量すると72.5?であり、これは理論量の78%の
収率に相当する。
ヒダントイニルー基は省略してヒダントイン基で表示す
ることもできる。
2.2−ジエチルアミノ−トリアジニル−4・6ビスー
チオー(3・5−ジメチルシアヌレート)の製造 2−ジエチルアミノ−4・6−ビス−スルフェニルクロ
リド65.6P(0,23モル)をジオキサン150m
1中に溶解する。
更に、3・5−ジメチルイソシアヌレート72z(0,
46モル)をジアセトアミド250m1中に溶解し、引
続きトリエチルアミン4.81を添加する。
上記塩化スルフェニル溶液を0〜5℃でインシアヌレー
ト溶液に滴加する。
反応の終了時に、該混合物は中性に反応する。
ここで全部を水21に注ぎ込み、吸引濾過し、かつ残渣
を水で洗浄する。
乾燥後、該残渣をジオキサン中で再結晶させる。
53.4S’の量が得られ、これは理論量の44%の収
率に相当する。
この白色結晶の融点は270−272℃である。
3.2−ジエチルアミノ−4・6−ビス−スクシンイミ
ド−チオ−トリアジンの製造 2−ジエチルアミノ−4・6−ジメルカプトトリアジン
43.2 P (0,2モル)を四塩化炭素250m1
に懸濁する。
0〜10’Cでこのトリアジン化合物を塩化スルフリル
64.8ii’と相応する塩化スルフェンに反応させ、
引続き溶剤の約半分を蒸発させる。
ここでスクシンイミド44?をジメチルホルムアミド2
50m1に溶解し、トリエチルアミン60グを添加する
ここで0〜10°Cで該溶液に塩化スルフェンの四塩化
炭素溶液を添加し、引続き2時間室温で攪拌し、真空で
蒸発濃縮し、水で吸収させ、吸引濾過し、かつ該残渣を
吸引濾過器で乾燥する。
粗服量76.5S’が得られる。3:1の比のジオキサ
ン及びジメチルホルムアミドの混合物から再結晶した後
、融点239〜241℃の純粋物質57.5Pが得られ
る。
収率は理論量の70.1%である。
選択的製造は次のようにして行なう。
トリアジンの塩化スルフェンの四塩化炭素溶液を0℃で
苛性ソーダ水溶液(水30077Il中のNaOH92
)中のスクシンイミド44fの分散液に流入させる。
後処理で所望である最終生成物が67.5%の収率で生
じる。
4.2−ジメチルアミノ−4・6−ビス−スクシンイミ
ド−チオ−トリアジンの製造 2−ジメチルアミノ−4・6−ジメルカプト−トリアジ
ン37.6 P (0,2モル)を0℃でジクロルエタ
ン250rnl中の塩素16グの溶液に装入する。
その後、更に30分攪拌し、次いで該溶液から塩化水素
を乾燥空気で通気除去する。
ここで、H2H2O25O中のNaOH20?の溶液中
のスクシンイミド50グを滴下漏斗を装備する丸底フラ
スコに装入し、0℃に冷却する。
次いで上記塩化スルフェン溶液を添加する。
滞留時間2時間後、該反応混合物を次の方法で後処理す
る。
真空中で蒸発濃縮し、水で吸収し、吸引濾過し、該吸引
濾過残渣を洗浄し、乾燥しかつインプロパツールから再
結晶する。
融点258〜259℃の白色結晶が57. I Pの量
で得られ、これは理論量の74.7%である。
5.2−エチルアミノ−4−ジエチルアミノ−6フタル
イミドーチオトリアジンの製造 2−エチルアミノ−4−ジエチルアミノ−6クロルスル
フエニルートリアジンーヒトロクロリド59.6 Pを
徐々にフタルイミド29.4S’。
トリエチルアミン40グ及びジメチルホルムアミド30
01rLlの混合物に装入する。
この場合、該反応混合物の温度は25°Cを上廻らせな
い。
密な晶泥が生じ、これは2時間後、吸引濾過する。
これを水で洗浄し、乾燥しかつ1:lの比のジメチルホ
ルムアミド及びインプロパツールの混合物から再結晶す
る。
融点187〜188℃の白色結晶が51.4Pの量で得
られ、これは理論量の69.2%である。
6.2−ジメチルアミノ−4・6−ビス−フタルイミド
−チオ−トリアジンの製造 2−ジエチルアミノ−4・6−ビス−クロルスルフェニ
ルトリアジン71.3?をジメチルホルムアミド150
rrll中に溶解する。
その後、この溶液を冷却下にジメチルホルムアミド25
0縦中の7タルイミド72.5S’及びトリエチルアミ
ン65.7?の分散液に滴加し、その際温度は冷却する
ことによって45℃以下に保つ。
その後、更に約1時間45℃で後攪拌し、次いで水21
に注ぎ込み、吸引濾過し、該吸引濾過残渣を洗浄し、か
つこれを乾燥する。
ジメチルホルムアミドから再結晶した後、融点256〜
257℃の白色結晶が84.2fの収量で得られ、これ
は理論量の66.4%である。
本発明による他の化合物は特に次の通りである:2−ジ
メチルアミノー4・6−ビス(ヒダントイルテオ)−ト
リアジン、2−エチルアミノ−4・6−ビス−(5−メ
チルメルカフトエチルヒダントイルチオ)−トリアジン
、2− n−ブチルアミノ−4・6−ビス−(5−メテ
ルヒダントイルテオ)−トリアジン、2−エテルアミノ
−4−ジエチル−アミノ−6−ヒダントイルテオトリア
ジン、2・4−ビス−ジエチルアミノ−6−(5−イソ
プロビルヒダントイルテオ)−トリアジン、2・4−ビ
ス−n−ブナルアミノ−6−(5−エチルヒダントイル
チオ)−トリアジン、2−メチルアミノ−4−n−ブナ
ルアミノ−6−(5−n−プロピルーヒダントイルチオ
)−)IJアジン、2−メチルアミノ−トリアジニル−
(4・6)−ビスチオ−3・5−ジメチルシアヌレート
、2−エチルアミノ−4−ジエチルアミノ−トリアジニ
ル−6−y−、t−3・5−ジエチルシアヌレート、2
−アミノ−4−ジエチルアミノ−トリアジニル−6−チ
オ−3・5−ジブチルシアヌレート、2−n−ブチルア
ミノ−トリアジニル−(4・6)−ビス−チオ−3・5
−ジメチルシアヌレート、2ジメチルアミノ−4・6−
ビス−スクシンイミド−チオ−トリアジン、2−アミノ
−4・6−ビス−スクシンイミド−チオ−トリアジン、
n−ブナルアミノ−4・6−ビス−スクシンイミド−チ
オ−トリアジン、2−アミノ−4−ジエチルアミノ−6
−スクシンイミド−チオ−トリアジン、2・4−ビス−
エテルアミノ−6−スクシンイミド−チオ−トリアジン
、2−ジメチルアミノ−4・6ビスーグルタルイミドー
テオトリアジン、2−ジニチルアミノー1−イソプロピ
ルアミノ−6=グルタルイミド−チオトリアジン、2・
4−ビスエテルアミノ−6−フタルイミドチオトリアジ
ン、2−アミノ−4−ジエチル−アミノ−6−フタルイ
ミドチオトリアジン、2−エテルアミノ−4・6−ビス
−フタルイミドチオトリアジン、2−n−ブチルアミノ
−4・6−ビス−フタルイミドチオトリアジン、2−
n−ブチルアミノ−4・6−ピスーフタルイミドテオト
リアジン、2−ジエチルアミノ−4・6−ビス−テトラ
ヒドロ−フタルイミドチオトリアジン、2−メチルアミ
ノ4−イソプロピルアミノ−6−テトラヒドロフタルイ
ミドチオトリアジン、2−アミノ−4−nブチルアミノ
−6−テトラヒドロフタルイミドチオトリアジン、2−
ジ−n−ブナルアミノ−4・6−ピスーナフタルイミド
テオトリアジン、2−メチルアミノ−4−エチルアミノ
−6−ナフタルイミトテオトリアジン、2−ジエチルア
ミノ−4−n−ブナルアミノ−6−ヘキサヒドロフタル
イミドチオトリアジン、2・4−ビス−ジメチルアミノ
−6−ヘキサヒドロフタルイミドチオトリアジン、2・
4−ビス−n−プロピルアミノ−6−フタルイミド−チ
オ−5−)!Jアジン、2−ジn−プロピルアミノー4
−ジエナルアミノー6スクシンイミドーチオーS −ト
リアジン、2・4−ピスーi−プロピルアミノ−6−メ
チルスクシンイミド−チオ−8−トリアジン、2・4−
ビス−1−ブチルアミノ−6−グルタルイミド−チオ−
トリアジン、2−エテルアミノ−4−ジエチルアミノ−
6−C5−(2−メチル−チオ−エチル)−ヒダントイ
ルーチオ〕−8−トリアジン、2・4−ビス−1−ブチ
ルアミノ−6−(4−シクロヘキセン−1・2−ジカル
ボンイミド−チオ)−S−)リアジン、2−ジ−n−ブ
チルアミノ−4・6−ピスーC3−(2−メトキシエチ
ル)−ヒダントイルーテオ)−8−トリアジン、2・4
−ビス−1−プロピルアミノ−6−ジメチルグルタルイ
ミド−チオ−s −) !Jアジン及び2−n−ブチル
アミノ−4・6−ビス−(5−メチルヒダントイルーテ
オー)s−トリアジン。
該新規化合物は除草剤、混合物用加工助剤及び中間製品
として有利に使用される。
ゴム加工工業において、該新規s−トリアジン誘導体は
例えば未加硫ゴムコンパウンドの加工安全性を高めるた
めの材料として役立つ。
ゴムコンパウンドを相応する混合装置で製造した後、加
硫のすぐ前に成形工程を施すのは周知である。
この成形工程はいずれの場合にも熱を惹起する機械的応
力例えばロール作業、射出又はカレンダリングと結びつ
いており、高められた温度で行なわれる。
この際、既に加硫が開始している場合、加工安全性の限
界が達成されるかないしはそれを越える。
つまりこの場合、寸法安定な塑性成形はもはや可能では
ない。
この限界は本発明による物質を使用することによって高
い温度又は長い加工時間に移行することができる。
該新規s −トIJアジン誘導体は、硫黄及び/又は硫
黄供与体で加硫可能である天然又は合成ゴムを含有する
混合物中で有効であり;該混合物は目的に応じて充填材
例えば常用の補強性カーボンフラッフ及び/又は公知の
白色又は淡色の充填材殊に補強性珪酸、天然産又は合成
の珪酸塩、金属アルミニウム、マグネシウム、カルシウ
ム、亜鉛又はチタンの酸化物、並びにガラス繊維又はガ
ラス繊維製品、またこれら充填材相互の混合物を含有す
る。
ゴムコンパウンド中に白色又は淡色の充填材のみを使用
する場合、ベルギー国特許第787691号明細書によ
る硫黄を含有するシランを共用するのが有利である。
合成ゴムとしては例えばポリブタジェン、ポリインプレ
ン、フタジエン−ステロール−コポリマー、ブタジェン
−アクリルニトリル−コポリマーブチルゴム、エチレン
、プロピレン及び非共役ジエンより成る三成分系ポリマ
ー、トランスーポリペンテナマー及び他の公知のゴム工
業で加工されるエラストマーが挙げられる。
この場合、該新規s−トリアジン誘導体はゴムコンパウ
ンド中でゴム100重量部に対して0.1〜10重量部
の量で、殊にその都度ゴム100重量部に対して0.2
〜5重量部、有利に0.3〜3重量部の量で含有すべき
である。
加硫のための促進剤としては常用のゴム促進剤例えばベ
ンゾチアゾール又はS−4リアジンのメルカプト化合物
、相応するジスルフィド又はスルフェンアミド例えばN
−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンア
ミド、N−(第三ブチル)−2−ベンゾチアゾールスル
フェンアミド1,2−(モルホリノチオ)−ベンゾチア
ゾール及び特に西ドイツ国特許第1669954号明細
書によるS −)リアジンスルフェンアミドを使用する
更に該ゴム混合物はすべての他の公知添加物例えば老化
防止剤、オゾン化防止剤、熱安定剤、可塑剤、発泡剤、
染料、顔料、ワックス、有機酸(ステアリン酸、安息香
酸、サリシル酸)、更に酸化鉛及び活性剤を含有してよ
い。
の混合物に化合物2−ジエチルアミノ−4−6−ピスー
ヒダントイルーテオートリアジン0.5重量部を添加し
た。
この混合物について架橋等温を155℃で測定した。
次の値が測定された:比較のために、s−)!、lアジ
ン化合物を含有しない同じ混合物の架橋等温を同様に1
55℃で測定した。
次の値が測定された:表示t5は155℃の測定温度で
加硫反応が5%の反応率を達成するまでにかかる時間を
表わす。
この時間が長ければ長いほどそれだけゴム混合物の加工
安全性が高い。
表示り。0−Daは架橋等温の記録中に未加硫混合物の
回転モーメント値を減じて測定される最終回転モーメン
トを表わす。
従って、この値は該混合物の架橋によって惹起される回
転モーメントの上昇を表わす。
従ってこれは架橋点の収率を反映する表示であり、加硫
物の特性の尺度である。
この測定値から、本発明による化合物2−ジエチルアミ
ノ−4・6−ピスーヒダントイルーテオートリアジン0
.5重量部を添加することにより、t5の値が23%だ
け高められることが認められる。
つまり、該化合物の影響下に加工安全性が著しく高めら
れる。
同時に表示り。
C,−Daが10%だけ高められる。すなわち、該化合
物の添加により、架橋点の収率が上昇する。
−■ 表小に7は第1次に従って生じる加硫反応の速度定数で
ある。
この数値から、新規s −トリアジン誘導体は加硫反応
の開始を遅延させるが、しかし加硫反応を遅らせること
はないという結論を導くことができる。
対照混合物の架橋反応の速度定数と2−ジエチルアミノ
−4・6−ピスーヒダントイルーチオートリアジン0.
5重量部を含有する混合物のそれとの比較が示すように
、加硫反応はむしろ幾分促進される。
例2 より成る基礎混合物にその都度異なる本発明による物質
0.6重量部を添加し、作用を例1に記載した方法によ
って測定した: これら測定値は、本発明による異なる構造の物質で加工
安全性の著しい上昇を達成することができることが可能
であることを示す。
架橋収率の上昇を利用すべきではないか又は必要としな
い場合には、これを硫黄元素の添加量を低下させること
により補正することができる。
その結果、この加硫物は僅かな多硫化結合を含有し、こ
れにより加硫戻り安定性になる。
例3 天然ゴムにおいても、本発明による物質は加工確実塵を
高めるように作用する。
下記組成:の基礎混合物にその都度本発明による化合物
2−ジエチルアミノ−4・6−ビス−スクシンイミド−
チオ−トリアジン又は2−ジエチルアミノ−4・6−ピ
スーヒダントイルーテオートリアジン0.5重量部を添
加し、145℃で架橋等温を測定した。
得られる測定値は次のまとめから認められる。
本発明によるs−トリアジン化合物は有利に天然ゴムに
おいても加工安全性を上昇させるために架橋収率を同時
に高めて使用することができることが認められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高められた加工安全性を有する加硫可能なゴム混合
    物において、該ゴム混合物が少なくとも1種類の天然ゴ
    ム及び/又は合成ゴム、硫黄及び/又は硫黄供与体、加
    硫促進剤、充填剤ならびにゴム工業で常用の補強剤、活
    性剤、可塑剤、老化防止剤、オゾン化防止剤、発泡剤、
    酸化亜鉛及び/又はステアリン酸のような別の助剤とと
    もに、一般式(■): を表わし、その際R1、R2、R3及びR4は同一か又
    は異なり、水素又は炭素原子数1〜4を有するアルキル
    基を表わし、Yは−CH2−CH2−CH2−CH2−
    CH2−−CH(CH3)R5及びR6は同一か又は異
    なり、水素、炭素原子数1〜8を有するアルキル基、炭
    素原子合計数2〜8を有スるアルキル−チオ−アルキル
    基、CH3−5−1炭素原子合計数2〜8を有するアル
    キル−オキシ−アルキル基、CH2O−又はフェニル基
    を表わす)、 N−C−N−(但し、R7及びR8は同一か又は異なり
    、水素、炭素原子数1〜8を有するアルキル基、アリル
    基又はフェニル基を表わす)を表ワス〕の少なくとも1
    種類のトリアジンスルフェンイミドを含有することを特
    徴とする、高められた加工安全性を有するゴム混合物。
JP50078465A 1974-06-24 1975-06-24 高められた加工安全性を有する加硫可能なゴム混合物 Expired JPS5855979B2 (ja)

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