JPS5855953B2 - ハッチカバ−上の可動式コンテナ−積付け装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はバッチカバー上の可動式コンテナー積付は装置
に関するものである。

通常、バッチ開口を有する一般貨物船捷たはばら積運搬
船のノ・フチカバー上にコンテナーを積載する場合、こ
のノ・ツチカバーはコンテナー支持荷重を考慮して補強
材等の追加からカバー重量が非常に大きなものとなって
いる。

またノ・ツチカバーの形式及びコンテナー船に改造する
場合にカバー上にコンテナーを積載することは強度上か
ら不可能な場合がある。

以上の問題点を解消する目的で、すでにノ・ツチ開口の
両側部に設けた固定支柱上にとりはずし可能なビームを
設置する構造のものは一般的に知られているが、上記従
来のコンテナー積付は用の架台は船倉内の貨物積の下し
に際してはクレーン等によりとりはすしを要すると共に
、／・ソチサイドの固定支柱が比較的嵩張ることから、
・・ソチサイド周辺の作業スペースが制約される可能性
がある。

本発明は上記問題点を解消するため、・・ツチカバー上
所定位置に門型走行架台を固定可能にし、この架台上に
積載するコンテナー荷重を比較的容易に支持し得ると共
に、船倉内に貨物を積込む場合は、上記架台を上甲板上
の端部所定位置に移動収納できるバッチカバー上の可動
式コンテナー積付は装置を提供するものであり、その特
徴とするところはバッチサイドの上甲板上にノ・ツチカ
バーの直上に近接してレール上を走行する複数の門型架
台を設け、この門型架台をバッチカバー上の所定位置に
固定可能にし、上記複数の門型架台上にまたがってコン
テナーを積載しうるように横取した点にある。

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はコンテナー積付は時の横断面図、第２図は同縦
断面図を示したもので、１は一般貨物船またはばら積運
搬船の船体で、船側外板２間に渡された横隔壁によって
複数の船倉３が形成されており、この船倉中央部の上甲
板４にはノ・ツチ５があってその周辺部に方形状のコー
ミング６を取付け、該コーミング６上に油圧駆動等によ
る開閉可能なバッチカバー７が設けられている。

そして上記ノ・フチ５両側部上甲板４上の長さ方向に上
部にレール９を有する基台１０を固着し、このレール基
台１０上のレールを介して上甲板４上を走行する・・ッ
チカバー７上の所定位置に固定可能な複数の門型架台１
１を設けている。

この門型架台１１の脚部を除く他の構造は一般の梁構造
と同一で、コンテナー荷重に対して十分な強度を有する
ものとなっているので、本実施例では詳述は省略し、門
型架台の脚部を中心に以下その構造を述べる。

第３図及び第４図は・・フチカバー開放時における門型
架台の移動状態を示した断面図で、門型架台１１の脚部
１２下端両側面は傾斜状に形威され、下端中央部に凹状
の段部１３を設け、この段部１３内に軸を介して複数の
車輪１４を装着しである。

そしてバッチカバー７が開放されて船倉３内に貸物を積
込む場合は、上記複数の門型架台１１を即存・・ツチカ
バーの駆動装置または荷役クレーン等を利用して第２図
の点線で示したａ位置壕で移動して格納する。

また第５図および第６図は上記門型架台１１をぺ・フチ
カバー上の所定位置に固定した状態を示す脚部断面図で
、門型架台１１が固定される所定位置において、レール
９およびレール基台１０の一部を切断して対向位置に複
数の切欠き部１５を形威し、この切欠き部１５内に例え
ば上部にレール９を連結した油圧シリング−等の昇降機
構１６を設けている。

一方、門型架台１１の固定位置において、第５図に示す
ように、レール基台１０上に内側に傾斜面を有するブラ
ケット１７を設け、船体のローリング等による横方向荷
重を支持する。

さらに上記横荷重支持用のブラケット１７上面と接する
ように架台脚部側面にストッパー１８を取付け、このス
トッパー１８とブラケット１７の接続部に挿入したビン
１９と、（第２図参照）門型架台１１上部からレール基
台１０にかけ渡した索２０により、前後方向の荷重を支
持するように構成されている。

つぎにバッチカバー７上にコンテナー８を積載する場合
、第２図、第５図、第６図に示すように、クロスデツキ
間に格納した複数の門型架台１１をバッチカバー７上の
所定位置にあらかじめ移動しておく。

そしてレール基台１０の切欠き部１５に設けた昇降機構
１６により切欠いたレール９が下降すると同時に、車輪
１４周辺の架台脚部１２底面がレール基台１０の上面に
強制的に沈下接合されて門型架台が確実に固定支持でき
るようにしている。

次に門型架台１１上にまたがってコンテナー８が積載さ
れ各部ラッシングされる。

以上詳述したところから明らかなように、本発明による
と、門型架台自体のレール上の移動が可能となり、船倉
内に貨物積込時はクロスデツキ間に門型架台を格納して
おくことができるので、バッチサイド周辺の作業スペー
スを有効利用し得る。

またコンテナーの全荷重は複数の門型架台によってすべ
て支持されるため、バッチカバーを強くする必要はない
。

さらにレール基台の一部切欠き部に昇降機構を具備する
ことにより、門型架台上にコンテナーが積載された時点
で、荷重の伝達経路が門型架台→架台底面→レール基台
となり、門型架台上の大きな荷重も容易かつ安全に支持
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の実施例を示しており、第１図
はコンテナー積付は時の横断面図、第２図は同縦断面図
、第３図は門型架台の移動状態を示す要部横断面図、第
４図は第３図のＡ−Ａ線における縦断面図、第５図は門
型架台の所定位置における固定状態を説明する要部横断
面図、第６図は第５図のＢ−Ｂ線における縦断面図であ
る。 １・・・船体、３・・・船倉、４・・・上甲板、５・・
・バッチ、７・・・バッチカバー、８・・・コンテナー
、９・・・レール、１０・・・レール基台、１１・・・
門型架台、１２・・・架台の脚部、１４・・・車輪、１
５・・・切欠き部、１６・・・昇降機構、１７・・・ブ
ラケット、１８・・・ストッパー１９・・・ピン、２０
・・・索。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ・・フチカバー上を渣たぐように横取された複数の
   門型架台をそれぞれ、ノ・ツチの両側上甲板上に設けら
   れた走行レール上に、走行自在に設け、上記各門型架台
   を・・フチカバー上の所定位置に固定可能に威すと共に
   、上記複数の門型架台上にまたがってコンテナーを積載
   するようにしたことを特徴とするノ・フチカバー上の可
   動式コンテナー積付は装置。