JPS5855827B2 - 被覆装置 - Google Patents

被覆装置

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JPS5855827B2
JPS5855827B2 JP12516977A JP12516977A JPS5855827B2 JP S5855827 B2 JPS5855827 B2 JP S5855827B2 JP 12516977 A JP12516977 A JP 12516977A JP 12516977 A JP12516977 A JP 12516977A JP S5855827 B2 JPS5855827 B2 JP S5855827B2
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JP12516977A
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JPS5460342A (en
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建夫 後藤
昌之 中村
東作 天川
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Sumitomo Durez Co Ltd
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Sumitomo Durez Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は物品に粉末物質を用いて静電流動浸漬法により
被覆するための装置に関するものである。
従来の静電浸漬法は流動槽内で電極により高電圧を印加
し、且つ、圧縮空気により流動している粉末物質の上部
希薄層へアースした物品を置き、静電気力を利用して被
覆させることからなるものである。
しかしながら、これらの装置には次のような欠点がある
従来の静電流動浸漬法のための装置では、 ■ 厚膜を得るため粉末物質を多量に被覆させようとす
ると、物品の表面に粉末物質のつもり(余分な付着又は
弱い静電気力による余分な付着)や脱落の現象を生じる
又、複合材料からなる物品については材料の種類によっ
ては被覆されにくい部位が生じ被覆ムラが出来やすい。
なお、付着させた後断続的な衝撃を与えてつもりを防止
する方法も考えられるが、この場合は局部的な脱落現象
が生じやすく、平滑な塗膜が得られに(い。
■ 流動中の粉末物質の上部希薄層で物品に被覆させる
ため、厚膜を必要とする場合は、被覆に長時間を要する
■ 粉末物質に印加する電圧は高電圧(通例、D。
C,60〜100KV)を必要とするため危険性が太き
い。
■ 流動槽内の粉末物質に多量の圧縮空気を吹込み激し
く流動させるので飛散した粉末物質の捕集装置を必要と
し、又、被覆させるたびに粉末物質の飛散を防ぐために
流動槽を密封しなければならないためその開閉操作に時
間を要し、被・覆させるための能率(生産性)が低い。
■ 流動槽内における粉末物質の流動性及び被覆均一性
を良好にするため、粉末物質製造時の粒度分布を狭く調
整する必要がある。
本発明者らは、上記の種々の欠点を改良するため検討を
行なった結果、流動槽内で圧縮空気により流動し、且つ
、電極により高電圧が印加された粉末物質を物品に被覆
させる装置において、物品に又は物品支持部材を通じて
物品に、継続した振動を連続的に与える振動機と物品に
又は物品支持部材を通して物品に揺動を与える揺動機と
を設けて物品を粉末物質中に浸漬し、粉末物質を被覆す
る装置を発明した。
本発明の装置を使用すると■粉末物質の被覆時間を著し
く短縮出来る。
■粉末物質の被覆ムラがなく、且つ、つもりや脱落の現
象がないため、焼付は後の外観平滑性に優れている。
■粉末物質の捕集などの粉塵捕集装置を特に必要としな
い。
■粉末物質への印加電圧を低くできるため、作業時の危
険性が少ない。
■粉末物質に要求される狭い粒度分布に調整することが
不要である。
■流動槽の開閉操作を必要としないため被覆操作の連続
化が容易で被覆生産性が大きい、等の効果を見出すに至
った。
先に、本発明者らは特願昭50−103588号(特開
昭53−29347号)において流動槽内で圧縮空気に
より高濃度に流動し、電圧が印加された粉末物質により
物品を浸漬被覆する装置において、物質を継続した振動
を連続的に与える振動機を設けてなる被覆装置を開示し
た。
本発明は上記の先出願に更に該物品に揺動を与える揺動
機を設けた被覆装置である。
物品の揺動を付与すると、付着時間が短縮され、粉末物
質を更に密に付着させることができ、塗膜の均一性が向
上するなどの効果が加味されたものである。
この理由は今後も現象の究明を要するが、物品を揺動さ
せることにより、物品と粉末物質の接触する機会が一層
増加することによるのではないかと発明者らは推論して
いる。
本発明の構成要件等について説明する。
まず、本発明の被覆装置の構成内容の一例を図面によっ
て説明する。
第1図は、本発明被覆装置の一例を示す一部縦断面付き
正面図であり、第2図は、一部横断面付き側面図である
図面の中で示す符号1は物品又は物品支持部材に振動を
与えるための振動機である。
本例では振動機の振動が物品支持部材に直持伝達されて
いるが、他の一例として、振動機本体は流動槽や物品又
は物品支持部材とは直接接触することなく設置され、振
動伝達部材によって、物品に振動が伝達されるような構
造も本発明の振動機を設けてなる被覆装置に含まれる。
振動機は振動数又は振幅を広範囲に調節できるものであ
る。
例えば好ましくは振動数が1000〜10000回/分
、振幅が5〜200ミクロンの範囲内であり、更に好ま
しくは振動数が2000〜5ooo回/分、振幅が10
〜100ミクロンの範囲内で最適の条件に調節できるも
のである。
更にヌ、必要とする振動の方向については、物品の種類
、形状等によって異なるため、必要に応じて水平方向又
は垂直方向に与えることが出来るようになっている。
尚、本発明で言う継続した振動とは、断続的な衝撃とは
全く異るものである。
この断続的な衝撃によっては、粉末物質のつもり現象と
脱落現象のバランスをとることが事実上不可能であり、
均一な付着は得られない。
2は物品又は物品支持部材に揺動を与える揺動機である
ここで言う、揺動とは必ずしも連続的に与える必要はな
く、断続的なゆるやかな運動であってもよい。
揺動機は周期が0.3〜3秒、振幅が10〜300ミリ
メートルの範囲にある振子型の揺動を与える構造を持っ
ている。
3は物品を流動している粉末物質の中へ浸漬して被覆さ
せるに際し、予め定められた位置まで流動槽を上下方向
に移動させるための昇降機。
この昇降機は油圧、又は空気圧で上下に作動する。
4は粉末物質に電極により高電圧を印加し、且つ、粉末
物質を圧縮空気により流動させるための硬質塩化ビニル
樹脂等で製作される流動槽。
5は流動槽で流動している粉末物質に振動を与え流動を
与え流動層表面を平面に保つための流動槽振動機。
6は粉末物質に高電圧を印加するための電極。
7は粉末物質に圧縮空気をムラなく送るためのセラミッ
ク製又は、プラスチック製等の多孔板。
8は圧縮空気の供給孔。
9はオーバーフローした粉末物質の回収孔。10は粉末
物質に印加する高電圧を発生させるための高電圧発生機
11は複数個の物品を固定し、振動を伝達させる物品支
持部材。
12は物品支持部材への粉末物質の付着を防ぐためのマ
スキングカバー板。
13は接地線。14は粉末物質を被覆させるための物品
15は流動状態にある粉末物質を表わす。
次に本発明による被覆装置の使用方法の一例を説明する
流動槽4の中で粉末物質15を圧縮空気供給孔8から多
孔板7を通して送られる圧縮空気により、流動させると
共に、高電圧発生機10で発生させた高電圧を電極6に
より該粉末物質15に印加させる。
更にこの粉末物質15には流動槽振動機5を作動させて
振動を与え流動槽表面を平面に保つ。
物品14を直接装着板に取り付けるか、或は、複数個の
物品14を予め、物品支持部材11に固定し、これを装
着板に取り付けると共にマスキングカバー板12をかぶ
せる。
一方、物品14又は物品支持部材11に接地線13を接
続した後、振動機1を作動させて物品14に振動を与え
ながら昇降機3を作動し、流動槽を上昇させ。
かつ揺動機2を作動させて物品14を所定時間、流動中
の高濃度粉末物質15の中へ浸漬して粉末物質を付着さ
せる。
その後昇降機3を作動し、流動槽を降下させると共に揺
動機2を停止する。
更に均一な被覆膜厚が得られたときに振動機1の振動を
停止させた後、粉末物質15の付着した物品14又は物
品支持部材11をマスキングカバー板12及び装着板よ
り取りはずし、後工程を経て被覆物品を得る。
なお、流動槽4内の粉末物質15はこの被覆操作1返し
と共に減少して行くため粉末物質定量供給機により少量
ずつ連続的に補給し、又、オーバーフローした粉末物質
は回収孔9から取り出して再使用に供する。
本発明による被覆装置の特徴は次の通りである。
■ 物品又は物品支持部材に継続した振動を連続的に与
えることが出来る振動機が設置されている。
■ 物品又は物品支持部材に揺動を与えることができる
揺動機が設置されている。
■ 圧縮空気による粉末物質の流動状態は、通常の静電
流浸漬法の装置の場合は、上部の粉末物質希薄層にて物
品に被覆させるのが、本発明の場合は流動中の高濃度の
粉末物質の中に物品を浸漬して被覆させるため弱い流動
でよい。
この弱い流動とは使用する粉末物質の見掛は容積比が約
1.05〜1.5倍となる状態とするものである。
ここでいう見掛は容積比とは粉末物質の常態の見掛は容
積に対する圧縮空気で流動させた時の粉末物質の見掛は
容積の増加倍率である。
■ 物品又は物品支持部材の装着板への取付け、物品の
粉末物質への浸漬並びに物品又は物品支持部材の装着板
からの脱着、更には昇降機の作動等を含む一連の操作を
連動させて自動化機構を採用する。
次に本発明の被覆装置による効果は次の通りである。
■ 通常の静電流動浸漬法の装置においては物品に粉末
物質を被覆させるための時間は従来10〜30秒間を要
すのに対し、本発明の被覆装置では、0.5〜3秒間の
被覆操作で充分であり、極めて短時間で被覆させること
が出来る。
更に、発生する粉塵がほとんどないために被覆させる毎
に流動槽を密閉する必要がなく、被覆生産性が高い。
■ 1回の被覆操作で均一な厚膜を得ることが出来、付
着ムラがなく、且つ、粉末物質が密に付着されることか
らつもりや脱落現象が無いし、そのために焼付は後の外
観平滑性に極めて優れている。
■ 流動中の粉末物質に印加する電圧が、従来の静電流
浸漬法の装置の場合のり、(,60〜100KVに対し
、本発明の被覆装置ではり、C。
5〜60KVで充分であるため作業時の危険性が少ない
本発明の被覆装置に適用可能な物品には、電子部品、電
気部品、機械部品及びその製品、更には建材、工業用製
品、日用雑貨製品及び窯業製品等があり、電子部品、電
気部品などの小さい物品を被覆するのに本発明の被覆装
置はその効果を特に発揮する。
次に本発明の被覆装置を用いて粉末物質による被覆を行
なった場合の応用例を示す。
応用例 リード線溶接タイプのポリプロピレンフィルムコンデン
サ素子を金属性固定台に並べ、それを支持部材に装着す
る。
その素子に振動数が3600回/分、振幅が60ミクロ
ンの継続した振動を連続的に与えると共に、周期が1秒
、振幅が601nmの振子型運動からなる揺動を付与し
た。
流動槽内で圧縮空気により見掛は容積比が1.2倍の状
態となって、おだやかに流動している電気絶縁用エポキ
シ樹脂粉体塗料(住友デュレズ■製、「スミライトレジ
ンJPR−52102)の中に振動と揺動を共に与え、
且つ、接地した素子を浸漬した。
粉体塗料にり、C,50KVの電圧を印加して帯電させ
、静電気力により素子に粉体塗料を1.5秒間付着させ
た後、更に0.5秒間継続した振動を連続的に与え、且
つ、揺動を付与しながら素子を粉体塗料の中から引揚げ
た。
その結果、粉体塗料のつもりや脱落の現象が全く認めら
れずすべての部位に粉体塗料が付着した素子を得た。
次いで粉体塗料を付着させた素子は温度90℃の炉にお
いて、2時間をかげて焼付けを行なった結果、表面全体
の膜厚が約0.4mmであって、被覆ムラがなく、且つ
、塗膜平滑性に優れていた。
尚、従来の静電流動浸漬法の装置を用いて、D、C07
0KVの電圧で粉体塗料に電圧を印加させ、素子を上部
希薄層に12秒間保持して、粉体塗料を付着させ焼付け
を行なった結果、平均膜厚は約0.3mmであったが塗
膜の平滑性を欠いていた。
付着には12秒という長い時間を要し、粉塵の発生が大
きく捕集装置が必要であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の被覆装置の一例を示す一部縦断面付き
正面図、第2図は一部横断面付き側面図である。 1・・・・・・振動機、2・・・・・・揺動機、3・・
・・・・昇好機、4・・・・・・流動槽、11・・・・
・・物品支持部材、12・・・・・・マスキングカバー
板、14・・・・・・物品、15・・・・・・流動状態
にある粉末物質。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 流動槽内で圧縮空気により高濃度に流動し、且つ電
    極により高電圧が印加された粉末物質で物品を浸漬被覆
    する装置において、物品14に又は物品支持部材11を
    通して物品14に継続した振動を連続的に与える振動機
    1と該物品14に又は該物品の支持部材11を通して該
    物品14に揺動を与える揺動機を設けてなる粉末物質の
    被覆装置。 2 振動機1が物品14に与える振動数は1000〜1
    0000回/分、かつ、振幅が5〜2oOミクロンであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の被覆装
    置。 3 揺動機2は物品14の移動が空間内の同一平面上で
    振子型の往復連動を生じせしめることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の被覆装置。 4 揺動機2が物品14に与える揺動の周期が0.3〜
    3秒、かつ振幅が10〜300mmであることを特徴と
    する特許請求の範囲第3項記載の被覆装置。
JP12516977A 1977-10-20 1977-10-20 被覆装置 Expired JPS5855827B2 (ja)

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JPS5460342A JPS5460342A (en) 1979-05-15
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