JPS5855311Y2 - 注油弁 - Google Patents

注油弁

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Publication number
JPS5855311Y2
JPS5855311Y2 JP1976176912U JP17691276U JPS5855311Y2 JP S5855311 Y2 JPS5855311 Y2 JP S5855311Y2 JP 1976176912 U JP1976176912 U JP 1976176912U JP 17691276 U JP17691276 U JP 17691276U JP S5855311 Y2 JPS5855311 Y2 JP S5855311Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fitted
curled
cap
valve case
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976176912U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52121735U (ja
Inventor
三吾 橋野
昌義 坂口
義孝 山中
Original Assignee
富士金属株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士金属株式会社 filed Critical 富士金属株式会社
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Publication of JPS52121735U publication Critical patent/JPS52121735U/ja
Application granted granted Critical
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Expired legal-status Critical Current

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  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カートリッジ式燃料タンクの口金に設けられ
る注油弁の構造に関する。
先に本出願人の出願に係る実願昭50−142270号
の考案によって、口金のキャップ自体が注油弁における
メス弁(弁座)を構成し、さらにそのオス弁(弁体)が
スリーブ摺動型の筒体にて構成された注油弁を有する口
金が提出されたが、本考案はその改良に関するものであ
る。
従来、カートリッジ式燃料タンクの弁材目金キャップと
しては、例えば実開昭50−6830号公報で提案され
ている。
同提案を示す第3図において、キャップ本体21の中央
底面に燃料の流出口22を設け、周壁23にタンクの給
液口に着脱自在に螺着される螺子部を設け、さらに流出
口22に開閉する弁24を設けている。
該弁24は、キャップ本体21の内面に溶接などにより
取付けられた支持金具25の天部中央を貫通する案内杆
26に装着されたスプリング27により上下動可能に流
出口22に押圧されている。
28は弁24の下方に装着されて弁24が閉塞している
とき油窓を保持するリング状バッキングである。
29はキャップ本体21の内底部周囲に支持金具25の
端部によって抑止されて取付けられているバッキングで
ある。
この提案された口金キャップでは、弁24が押し上げら
れて流出口22を開口したときその下端が流出口22を
離れてしまい、そのうえ1本の案内杆26で中心を支持
されスプリング27で押圧されて上下動するので、どう
してもその先端が頭を振る状態となるため、流出口22
とバッキング28との圧接が不円滑となり、バッキング
28の早期摩耗、燃料の漏洩などが発生し易い欠点があ
る。
また支持金具25がキャップ本体21の底部に溶接で取
付けられているが、通常口金の原価低減のため薄い肉厚
の材料を使っているので下手すれば燃料の漏洩につらな
る恐れがあり、高度な溶接技術を必要とし、原価低減の
ための肉厚の薄い材料の使用も困難となり、キャップの
原価上昇を招来する欠点もある。
本考案はこれらの問題点を解消するためになされたもの
で、弁の開閉を確実に上下動せしめて流出口との圧接が
常に設定された状態で行なわれて燃料の漏洩を確実に防
止でき、また弁の支持体を溶接以外の手段で確実に固定
して肉厚の薄い材料の使用を可能とした注油弁を提供せ
んとするものである。
本考案の一実施例を示す図面について説明すれば、口金
1の頂部1aの中央部分を内部に環状の中空部3が形成
されるよう外方へ突出せしめ、さらに該中空部3の内端
に連接する部分1dを中心に向けて断面円弧状に外巻き
カールされたカール部1bにて環状のメス弁(弁座)を
形成している。
尚カール部1bの先端1Cが口金1の頂部1aより常に
内側にあるように構成している。
弁ケース2は、筒部13の下端を外方にL形状に析出し
た裾2Cを設け、下端をカール部1bの外周に嵌着して
裾2Cを中空部3に嵌込み、さらに裾2Cの上部に環状
部材12を載置して中空部3の外側壁で部材12の上方
附近をポイントかしめ4にて口金1に固定する一方、弁
ケース2の筒部13に摺動方向の上下に延びると共に円
周に沿って等間隔で内側に突出した複数個の凸面2aを
形成して、それによって生じた凹面2bを燃料および気
泡の通路とし、また筒型の弁ケース2の上部に陥凹2d
を設けて通油孔7を穿設し、さらに陥凹2dの周囲には
複数個の消音用空気孔8を穿設している。
オス弁は、弁ケース2に内嵌された発条9で常にメス発
側に付勢されると共に、弁ケース2の凸面2aを介して
上下に摺動可能に内嵌した内筒6の下端に設けられた、
前記カール部1bに内嵌しその先端が前記頂部1aより
内側にある突出部6aの上方にゴム輪5を外嵌せしめて
形成されている。
弁が閉塞しているときゴム輪5がカール部1bに密接し
て油密を保持している。
本考案に係わる注油弁は上記のメス弁とオス弁で構成さ
れている。
このように構成される注油弁の特徴は、まず、メス弁を
形成した外巻きのカール部1bが先端1Cも含めて口金
1の頂部1aの内側にあるので、メス弁を破損する危険
が減少する。
また、口金1の頂部1aの中央部分を外方に突出せしめ
て内部に環状の中空部3を設けたので、この中空部3に
て筒型の弁ケース2を固着することができる。
即ち、弁ケース2の筒部13下端をカール部1bの外周
に嵌着して、外方にL形状に折曲した裾2を中空部3に
嵌込み、その上部に環状部材12を載置して中空部3の
外面壁で部材12の上方附近をポイントかしめ4するの
で、工作するさいの弁ケース2の安定性が良くポイント
かしめ4が容易で確実に行なわれ、そのうえ従来のよう
な高度な技術を要するスポット溶接を必要とせず、油漏
れの心配もなく、安価にでき、さらに弁ケース2か口金
1に確実に固定されているので注油弁が円滑に作動する
しかもこの中空部3に入りこむ燃料液体の外界との連絡
は、結局弁の作用個所に通ずるので油漏れか゛ない。
次いで、筒型の弁ケース2の内壁に凸面2a、凹面2b
の起伏を設けたので、凸面2a側が内筒6とのスリーブ
摺動の接触面となり、両者の接触面が少なくなるので、
内筒6の摺動が円滑に行なわれてオス弁の作動も円滑に
なり、一方凹面2b側は、燃料および気泡の通路として
利用され、それらの流れが常にスムーズに行なわれる。
また筒型の弁ケース2と内筒6との接触面の面積は少な
い方が、燃料液体中の塵芥によるスリーブ摺動の故障も
起りにくい。
また通油孔7などを弁ケース2の下方に設けるときでも
、凹面2bに穿設することにより、穿設のさい孔の端部
に残る小突起所謂パノなどによる内筒6の摺動に支障を
来すようなことがない。
さらに内筒6の突出部6aがカール部1b先端1Cに内
嵌しているので、内筒6が上下に摺動したとき発条9な
どにより突出部6aが頭を振るようなことがなく内筒6
の摺動ひいてはオス弁の摺動を円滑に行なわせるため、
内筒6及び弁ケース2の高さを低くすることができ且つ
両者の嵌合に対する製作精度も可及的に低められるので
注油弁の原価低減に寄与し、そのうえオス弁となるゴム
輪5を常に設定された個所に正確に作動させて燃料油の
漏出を防止する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例の切欠縦断面図であり、第
2図は第1図におけるA−A横断面を表わす断面図、第
3図は従来の弁付目金キャップの縦断面図である。 1・・・・・・口金、1a・・・・・・頂部、1b・・
・・・・カール部、1C・・・・・・先端、2・・・・
・・弁ケース、2a・・・・・・凸面、2b・・・・・
・凹面、2C・・・・・・裾、2d・・・・・・陥凹、
3・・・・・・中空部、4・・・・・・ポインj・かし
め、5・・・・・・ゴム輪、6・・・・・・内筒、6a
・・・・・・突出部、7・・・・・・通油孔、8・・・
・・・消音用空気孔、9・・・・・・発条、12・・・
・・・環状部材、13・・・・・・筒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 口金1頂部の中央部分を内部に環状の中空部3が形成さ
    れるよう外方へ突出せしめ、該中空部3の内端に連接す
    る部分を中心に向けて断面円弧状に折曲しその先端が頂
    部1aより内側に位置するカール部1bで形成された環
    状のメス弁;及び筒部13に上下に延び且つ円周に沿っ
    て等間隔で内側に突出した複数個の凸面2aを設けると
    共に、該筒部13の下端を前記カール部1bの外周に嵌
    着して外方にL形状に折曲した裾2Cを前記中空部3に
    嵌込み、さらに該裾2C上部に環状部材12を載置して
    前記中空部3の外側壁で該部材12の上方附近をポイン
    トかしめ4して前記口金1に固着された弁ケース2に、
    該弁ケース2に内嵌された発条9で常に前記メス発側に
    付勢され、前記凸面2aを介して上下に摺動可能に且つ
    前記胴部13との間に油通路を形成して内嵌した内筒6
    の下端に設けられた、前記カール部1bに内嵌しその先
    端が前記頂部1aより内側にある突出部6aの上方にゴ
    ム輪5を外嵌せしめて形成されたオス弁からなることを
    特徴とする注油弁。
JP1976176912U 1976-12-29 1976-12-29 注油弁 Expired JPS5855311Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976176912U JPS5855311Y2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 注油弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976176912U JPS5855311Y2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 注油弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52121735U JPS52121735U (ja) 1977-09-16
JPS5855311Y2 true JPS5855311Y2 (ja) 1983-12-17

Family

ID=28655227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976176912U Expired JPS5855311Y2 (ja) 1976-12-29 1976-12-29 注油弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5855311Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549235Y2 (ja) * 1973-05-15 1979-04-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52121735U (ja) 1977-09-16

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