JPS5855153B2 - 有機燐化合物 - Google Patents
有機燐化合物Info
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- JPS5855153B2 JPS5855153B2 JP51078874A JP7887476A JPS5855153B2 JP S5855153 B2 JPS5855153 B2 JP S5855153B2 JP 51078874 A JP51078874 A JP 51078874A JP 7887476 A JP7887476 A JP 7887476A JP S5855153 B2 JPS5855153 B2 JP S5855153B2
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- general formula
- minutes
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な有機燐化合物に関する。
従来、合成樹脂用の難燃剤として有機燐化合物が実用化
されたが、充分な難燃性が得られる程度に燐化合物を添
加すると一般に合成樹脂の熱変形温度を低下させる欠点
があった。
されたが、充分な難燃性が得られる程度に燐化合物を添
加すると一般に合成樹脂の熱変形温度を低下させる欠点
があった。
本発明の目的の一つは熱変形温度を低下させる事なしに
各種合成樹脂の難燃化を充分に達しうる新規な有機燐化
合物を提供することである。
各種合成樹脂の難燃化を充分に達しうる新規な有機燐化
合物を提供することである。
本発明に係る有機燐化合物一般式(4)
〔但し一般式(I)に於いて、Aはフェニル基又は−N
/基であり、Aがフェニル基である場合Xは\ 1〜4の整数、yは4であり、Aが−N′基であ\ る場合Xは1〜6の整数、 又Xは一般式(I]) yは6である。
/基であり、Aがフェニル基である場合Xは\ 1〜4の整数、yは4であり、Aが−N′基であ\ る場合Xは1〜6の整数、 又Xは一般式(I]) yは6である。
(但し一般式(Il)に於いて、R1、R2及びR3は
水素、ハロゲン、C1〜4のアルキル基、シクロヘキシ
ル基又はフェニル基を示す)で表わされる有機燐化合物
残基である〕 で示される。
水素、ハロゲン、C1〜4のアルキル基、シクロヘキシ
ル基又はフェニル基を示す)で表わされる有機燐化合物
残基である〕 で示される。
また、本発明によれば一般式(I)の化合物は一般式■
(式中、R1、R2及びR3は前記のとおり)で表わさ
れる有機燐化合物とメラミン又はベンゾグアナミンとを
脱水縮合せしめることにより得られる。
れる有機燐化合物とメラミン又はベンゾグアナミンとを
脱水縮合せしめることにより得られる。
出発原料の式叫の化合物は既知であり、例えば特公昭5
0−17979号公報に記載された方法により得ること
ができる。
0−17979号公報に記載された方法により得ること
ができる。
本発明で使用しうる式■の化合物は具体的には次の構造
式の化合物が測量される。
式の化合物が測量される。
これらはいずれも同等にメラミン又はベンゾ、グ
アナミンと脱水縮合しつる性質を有し、単独又は二種以
上の混合物がメラミン又はベンゾグアナミンと脱水縮合
させられる。
上の混合物がメラミン又はベンゾグアナミンと脱水縮合
させられる。
脱水縮合は150°Cから250℃の間の温度で2時間
ないし10時間程度でほぼ完結させられる。
ないし10時間程度でほぼ完結させられる。
このとき酸又はアルカリ等の触媒が存在すると脱水縮合
の速度が加速されるが、通常無触媒でも反応は進行され
る。
の速度が加速されるが、通常無触媒でも反応は進行され
る。
反応の進行とともに一般式■のヒドロキシル基を示す波
数3170の赤外吸収が消失又は減少し、メラミン又は
ベンゾグアナミンのN−H基を示す波数3390の赤外
吸収が減少する。
数3170の赤外吸収が消失又は減少し、メラミン又は
ベンゾグアナミンのN−H基を示す波数3390の赤外
吸収が減少する。
この事は反応生成物が一般式(I)で示される化合物で
あることを示す。
あることを示す。
生成物は一般に淡黄色ガラス状の固体であって、その組
成は液相クロマトグラフィによって一般にX又はyの値
の異る化合物の混合体からなっていることが確認される
。
成は液相クロマトグラフィによって一般にX又はyの値
の異る化合物の混合体からなっていることが確認される
。
これらの生成物は単離するか又はそのまま混合体の形で
合成樹脂(但し、ポリアミド、ポリフェニレンエーテル
及び芳香族ポリカーボネートを除く)と混合してそれを
難燃化することが見出された。
合成樹脂(但し、ポリアミド、ポリフェニレンエーテル
及び芳香族ポリカーボネートを除く)と混合してそれを
難燃化することが見出された。
従って、また本発明によれば、難燃性付与成分として殉
I)の化合物を含有する難燃性樹脂組成物が提供される
。
I)の化合物を含有する難燃性樹脂組成物が提供される
。
通常の熱町そ性の合成樹脂(但し、ポリアミド、ポリフ
ェニレンエーテル及び芳香族ポリカーボネートを除く)
と溶融混合するときこれらの生成物は午に混しり合うだ
けで化学変化はおこらない。
ェニレンエーテル及び芳香族ポリカーボネートを除く)
と溶融混合するときこれらの生成物は午に混しり合うだ
けで化学変化はおこらない。
約2ないし20重量パーセントの混合によって顕著な難
燃性が得られる。
燃性が得られる。
一方熱硬化性フェノール樹脂又はアミノプラストとはこ
れらの生成物を混合して硬化させると化学変化をおこし
て硬化反応に関係し、硬化樹脂の一部を形成する。
れらの生成物を混合して硬化させると化学変化をおこし
て硬化反応に関係し、硬化樹脂の一部を形成する。
熱硬化型樹脂に対しては約1ないし15重量パーセント
程度の混合によって顕著に難燃性が得られる。
程度の混合によって顕著に難燃性が得られる。
式(I)の生成物は中独叉は通電兼・燃剤として使用さ
れている有機・・ロケン化物、金属酸化物等と1井川し
ても難燃剤としてより有効に作用する。
れている有機・・ロケン化物、金属酸化物等と1井川し
ても難燃剤としてより有効に作用する。
本発明の化合物は更にポリオレフィン、ポリスチレン、
ABsm樹、AS樹脂、ポリアセタール、ポリアクリル
樹脂、ポリスルホン、ポリエステル、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂など広範囲の合成樹脂(但し、ポリアミド
、ポIJ フェニレンエーテル及び芳香族ポリカーボネ
ートを除く)に対して脱色剤、酸化防止剤、紫外線劣化
防止剤、着色防止剤、6丁塑剤などの特性改良剤として
単独でまたは混合して有効に使用しうる。
ABsm樹、AS樹脂、ポリアセタール、ポリアクリル
樹脂、ポリスルホン、ポリエステル、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂など広範囲の合成樹脂(但し、ポリアミド
、ポIJ フェニレンエーテル及び芳香族ポリカーボネ
ートを除く)に対して脱色剤、酸化防止剤、紫外線劣化
防止剤、着色防止剤、6丁塑剤などの特性改良剤として
単独でまたは混合して有効に使用しうる。
更に又、本発明の化合物は、ポリアクリロニドIJ /
L、、ポリエステル、ポリアミドなどを主成分とする合
成繊維に対して、その紡糸における延伸性改良剤、染色
助剤、染色後の繊維の日光堅牢度向上剤、耐熱安定剤(
熱着色防止剤)、脱色剤、難燃剤、難燃性助剤などとし
て有効に使用しうる。
L、、ポリエステル、ポリアミドなどを主成分とする合
成繊維に対して、その紡糸における延伸性改良剤、染色
助剤、染色後の繊維の日光堅牢度向上剤、耐熱安定剤(
熱着色防止剤)、脱色剤、難燃剤、難燃性助剤などとし
て有効に使用しうる。
以下本発明を実施例により更に説明する。
実施例 1
次の構造式を有する有機燐化合物
800クラム及びメラミン30グラムをかきまぜ機、温
度計及び脱水口のついた内容積]、 OOOミリリット
ルの三つロフラスコに仕込む。
度計及び脱水口のついた内容積]、 OOOミリリット
ルの三つロフラスコに仕込む。
フラスコを加熱し内容物の温度が170℃になったらか
きませ始める。
きませ始める。
内容物を更に昇温して2]0°Cにする。
この温度で脱水口を真空器につないで減圧下に4時間脱
水反応せしめる。
水反応せしめる。
終りにフラスコ内が水銀柱約30ミリメートルになるよ
うにして反応を終える。
うにして反応を終える。
反応混合物の一部をクロロホルムに溶解してシリカケル
薄層クロマトグラフィでクロロホルムを展開溶媒として
分割すると二つの成分に分割される。
薄層クロマトグラフィでクロロホルムを展開溶媒として
分割すると二つの成分に分割される。
一方は窒素を含まない成分であり、他方は窒素及び燐を
含有する成分からなる。
含有する成分からなる。
このものは元素分析の結果番チN含有量553%、P含
有量12.50%であって、窒素対燐の原子比は1対1
で一般式(I)に於けるA−−N/基、x=6、\ R1−R2−R3−Hの単一化合物(N、Pの理論含有
量;N5.62%、p12.45%)であった。
有量12.50%であって、窒素対燐の原子比は1対1
で一般式(I)に於けるA−−N/基、x=6、\ R1−R2−R3−Hの単一化合物(N、Pの理論含有
量;N5.62%、p12.45%)であった。
又このものを次の液体クロマト条件で分析した場合のリ
テンンヨン・タイム(以1”R−Tと略記する)は36
分であった。
テンンヨン・タイム(以1”R−Tと略記する)は36
分であった。
液体クロマト条件
カラム: Yanapak S A−1■((株)何本
製ニジリカケル系充填剤、径4mm、長さ250mm
) 温度:25°C 流量:0,8m//分 溶離液:エタノール(1000rr10+酢酸(10m
/)+酢酸アンモン(5gr、) (以下の各実施例に共通)これを以下の実施例に於ける
液相クロマトグラフィの同定資料に用いる。
製ニジリカケル系充填剤、径4mm、長さ250mm
) 温度:25°C 流量:0,8m//分 溶離液:エタノール(1000rr10+酢酸(10m
/)+酢酸アンモン(5gr、) (以下の各実施例に共通)これを以下の実施例に於ける
液相クロマトグラフィの同定資料に用いる。
実施例 2
次の構造式を有する有機燐化合物
800グラム及びペンツグアナミン50グラムを実施例
1と同様に処理して一般司■)に於けるAフェニル基、
y−4、R1−R2−R3−Hの単一化合物(N含有量
641%(理論値6.37%)、P含有量11.20%
(理論値11.2’8%)、液体クロマトR−T;3.
3分)を得た。
1と同様に処理して一般司■)に於けるAフェニル基、
y−4、R1−R2−R3−Hの単一化合物(N含有量
641%(理論値6.37%)、P含有量11.20%
(理論値11.2’8%)、液体クロマトR−T;3.
3分)を得た。
これを以下の実施例に於げる液相クロマトグラフィの同
定資料に用いる。
定資料に用いる。
実施例 3
次の構造を有する有機燐化合物
50り′ラム、メラミン150グラム及びジメチルホル
ムアミドを実施例1のフラスコに仕込みフラスコを加熱
かきませながら内容物を沸点迄加熱反応せしめる。
ムアミドを実施例1のフラスコに仕込みフラスコを加熱
かきませながら内容物を沸点迄加熱反応せしめる。
このとき水が生成するので生成した水は少量の7メチル
ホルムアミドと共にフラスコ外に溜出させる。
ホルムアミドと共にフラスコ外に溜出させる。
4時間後反応を完結させ、反応混合物を実施例1と同様
に薄層クロマトグラフィにより分割して一般力I)に於
げるA−−N/基、\ X=1、R1−R2−R3−Hなる単一物質(N含有量
24.12%(理論値237%)、P含有量884%(
理論値8.76%)、液体クロマトR−T;13.5分
)を得た。
に薄層クロマトグラフィにより分割して一般力I)に於
げるA−−N/基、\ X=1、R1−R2−R3−Hなる単一物質(N含有量
24.12%(理論値237%)、P含有量884%(
理論値8.76%)、液体クロマトR−T;13.5分
)を得た。
元素分析による窒素と燐の原子比は6対1であった。
これを以下の実施例に於げる液相クロマトグラフィの同
定資料に用いる。
定資料に用いる。
実施例 4
次の構造を有する有機燐化合物
40グラム、ベンゾグアナミン170グラム及びジメチ
ルホルムアミドを実施例3と同様に処理して、窒素と燐
の原子比が4対1である一般式(Ijに於げるA−フェ
ニル基、y−1、R1−R2−R3−Hなる単一物質(
N含有量1681%(理論値16.88%)、P含有量
7.40%(理論値747%)、液体クロマトR−T;
7.2分)を得た。
ルホルムアミドを実施例3と同様に処理して、窒素と燐
の原子比が4対1である一般式(Ijに於げるA−フェ
ニル基、y−1、R1−R2−R3−Hなる単一物質(
N含有量1681%(理論値16.88%)、P含有量
7.40%(理論値747%)、液体クロマトR−T;
7.2分)を得た。
これを以下の実施例に於げる液相クロマトグラフィの同
定資料に用いる。
定資料に用いる。
実施例 5
次の構造式を有する有機燐化合物
6000グラム及びメラミン560グラムをかきまぜ機
、温度計及び脱水口のついた内容積・10000ミリリ
ットルの…つロフラスコに仕込む。
、温度計及び脱水口のついた内容積・10000ミリリ
ットルの…つロフラスコに仕込む。
フラスコを加熱し内容物の温度が170°Cになったか
らかきませ始める。
らかきませ始める。
内容物を更に昇温し230℃に1時間保つ。
この間脱水口から水が溜出する。
ついで脱水口を真空器にすな9・でフラスコ内を真空に
して水を除去する。
して水を除去する。
真空にして更に3時間230℃に内容物の温度を保ち、
最終的にフラスコ内が水銀柱約30ミリメートルの真空
になるようにする。
最終的にフラスコ内が水銀柱約30ミリメートルの真空
になるようにする。
反応生成物はこの温度で粘稠であるのでステンレス製の
バットに流し出して冷却するとコノ・り色のガラス状固
体になる。
バットに流し出して冷却するとコノ・り色のガラス状固
体になる。
これは軟化点157°Cを示す。
この生成物の赤外吸収スペクトルには原料中に存在した
ヒドロキシル基を示す波数3170の吸収が消失し、更
にN−4の吸収を示す波数3390の吸収が減少してい
る事から、ヒドロキシル基とアミノ基間の脱水縮合であ
る事は明白であり、生成物が一般式(I)(但しA−−
Nぐ基、R1−R2−R3−■)の構造である事が証明
された。
ヒドロキシル基を示す波数3170の吸収が消失し、更
にN−4の吸収を示す波数3390の吸収が減少してい
る事から、ヒドロキシル基とアミノ基間の脱水縮合であ
る事は明白であり、生成物が一般式(I)(但しA−−
Nぐ基、R1−R2−R3−■)の構造である事が証明
された。
なお液相クロマトグラフィにより一般式(I)に於ける
x=6 (R−T ; 3.6分)及びX−5(R−T
。
x=6 (R−T ; 3.6分)及びX−5(R−T
。
4.0分)を示す主な生成物の他にX−4(R−T;5
2分)、x=3 (R−T ; 7.0分)、X=2(
R−T;9.5分)の生成物の存在が確認された。
2分)、x=3 (R−T ; 7.0分)、X=2(
R−T;9.5分)の生成物の存在が確認された。
実施例 6
次の構造式を有する有機燐化合物
6000グラム及びベンゾグアナミン1730グラムを
実施例5と同じフラスコに仕込み内容物が170℃にな
ってからかきまぜ始め、更に内容物の温度が210℃に
なってから脱水口を真空器につなぎフラスコ内を真空に
して4時間脱水反応させる。
実施例5と同じフラスコに仕込み内容物が170℃にな
ってからかきまぜ始め、更に内容物の温度が210℃に
なってから脱水口を真空器につなぎフラスコ内を真空に
して4時間脱水反応させる。
最終的にはフラスコ内を水銀柱約30 ミ!Jメートル
程度の真空になるようにしてから反応を完結する。
程度の真空になるようにしてから反応を完結する。
冷却すると生成物は淡黄色のガラス状固体になり125
℃の軟化点を示す。
℃の軟化点を示す。
赤外吸収スペクトルによる知見は実施例5と全く同様で
あって、原料の有機燐化合物が有するヒドロキシル基と
ベンゾグアナミンのN−H基との間の脱水反応が起った
事は明白であって、液相クロマトグラフィーによる確認
x=4 R−T:3.3分、x=3 R4’:36
分、x=2 R:5.2分、x=I R−’r;7
.2分)と併せて、一般式I)(但しA=フェニル基、
R1−R2−R3−H)の構造を有することが証明され
た。
あって、原料の有機燐化合物が有するヒドロキシル基と
ベンゾグアナミンのN−H基との間の脱水反応が起った
事は明白であって、液相クロマトグラフィーによる確認
x=4 R−T:3.3分、x=3 R4’:36
分、x=2 R:5.2分、x=I R−’r;7
.2分)と併せて、一般式I)(但しA=フェニル基、
R1−R2−R3−H)の構造を有することが証明され
た。
実施例 7
次の構造式を有する有機燐化合物
6000グラム及びメラミン1025グラムを実施例5
と同じフラスコに仕込む。
と同じフラスコに仕込む。
フラスコを加熱して内容物の温度が170℃になったら
かきまぜ始める。
かきまぜ始める。
内容物を更に昇温しで210’Cになって脱水口を真空
器につなぎフラスコ内部を減圧しながら脱水反応させる
。
器につなぎフラスコ内部を減圧しながら脱水反応させる
。
4時間後にはフラスコ内部が水銀柱約30 ミ!Jメー
トル程度の真空になるようにして反応を完結させる。
トル程度の真空になるようにして反応を完結させる。
反応生成物は冷却すると実施例5と全く同様な外観を有
し軟化点153℃であった。
し軟化点153℃であった。
液相クロマトグラフィーにより、このものは実施例5の
生成物よりより低分子量の混合体(即ちXの値がより小
さい方に分布したもの)である事が確認された。
生成物よりより低分子量の混合体(即ちXの値がより小
さい方に分布したもの)である事が確認された。
実施例 8
次の構造を有する有機燐化合物
6000グラム及びメラミン800グラムを実施例5と
同じフラスコに仕込む。
同じフラスコに仕込む。
フラスコを加熱して内容物の温度が190℃になって、
からかきませ始める。
からかきませ始める。
内容物を更に昇温しで230℃で脱水口を真空器につな
いで減圧しつつ脱水反応せしめる。
いで減圧しつつ脱水反応せしめる。
4時間後フラスコ内が水銀柱約30ミリメートルの真空
になるように反応を完結させる。
になるように反応を完結させる。
反応生成物は黄色ガラス状固体であって、軟化点130
℃を示し、赤外吸収スペクトル及び液相クロマトグラフ
ィの知見(R−T ; x=6 (3,5分x=5(3
,9分)、X=4(5,0分)、X=3(6,8分)、
x=2(9,2分)、X= 1 (12,8分))も実
施例7と同等で一般力I)(但しA−フェニル基、R1
−R2−Cl、R3−H)の化合物あった。
℃を示し、赤外吸収スペクトル及び液相クロマトグラフ
ィの知見(R−T ; x=6 (3,5分x=5(3
,9分)、X=4(5,0分)、X=3(6,8分)、
x=2(9,2分)、X= 1 (12,8分))も実
施例7と同等で一般力I)(但しA−フェニル基、R1
−R2−Cl、R3−H)の化合物あった。
実施例 9
次の構造を有する有機燐化合物
)
6000グラム及びメラミン600グラフを実施例7と
全く同様に処理して、軟化点105℃を有する淡黄色の
ガラス状固体を得た。
全く同様に処理して、軟化点105℃を有する淡黄色の
ガラス状固体を得た。
赤外吸収スペクトル及び液相クロマトグラフィ(R−T
;X6(3,4分)、x=5(3,7分)、x=4(4
,8分)、x=3(6,6分)、x=2(8,8分)、
X−1(11,2分))により一般式(■)(但し、A
−−N’Q基、R,=R2=R3=t−Buの化合物で
あることが確認された。
;X6(3,4分)、x=5(3,7分)、x=4(4
,8分)、x=3(6,6分)、x=2(8,8分)、
X−1(11,2分))により一般式(■)(但し、A
−−N’Q基、R,=R2=R3=t−Buの化合物で
あることが確認された。
実施例 10
次の構造を有する有機燐化合物
6000グラム及びメラミン700グラムを実施例7と
同様に処理して軟化点115℃を有する淡黄色のガラス
状固体を得た。
同様に処理して軟化点115℃を有する淡黄色のガラス
状固体を得た。
赤外吸収スペクトル及び液相クロマトグラフィ(R4’
:x=6 (3,5分)、x=5(3,7分)、x=
4(4,8分)、X−3(6,6分)、x=2(8,9
分)、X=1(11,8分))により一般式(■)(但
しA−−N4基、R1−R3=CH3、R2=t −B
u )の化合物であることが確認された。
:x=6 (3,5分)、x=5(3,7分)、x=
4(4,8分)、X−3(6,6分)、x=2(8,9
分)、X=1(11,8分))により一般式(■)(但
しA−−N4基、R1−R3=CH3、R2=t −B
u )の化合物であることが確認された。
実施例 11
次の構造式を有する有機燐化合物
6000グラム及びメラミン800グラムを実施例8と
同様に処理して軟化点170℃を示す淡黄色ガラス状固
体を得た。
同様に処理して軟化点170℃を示す淡黄色ガラス状固
体を得た。
赤外吸収スペクトル及び液相クロマトグラフィ(R−T
;X−6(33分)、x=5(3,7分)、x=4(4
,7分)、X=3(6,6分)、x=2(8,7分)、
x=1(11,0分))により一般式■)の化合物(但
しA−N”Q基、R1−フェニル基、R2−R3=H)
であることが確認された。
;X−6(33分)、x=5(3,7分)、x=4(4
,7分)、X=3(6,6分)、x=2(8,7分)、
x=1(11,0分))により一般式■)の化合物(但
しA−N”Q基、R1−フェニル基、R2−R3=H)
であることが確認された。
実施例 12
以下の実施例は、本発明の化合物が、合成樹脂に添加し
た場合に著しい難燃化効果を有することを示すものであ
る。
た場合に著しい難燃化効果を有することを示すものであ
る。
難燃性の計画は米国のアングライターズボラトリー規格
の5ubject 94の方法(以下UL−94の方
法と略称)により、試験片の燃焼時間を測定して行なっ
た。
の5ubject 94の方法(以下UL−94の方
法と略称)により、試験片の燃焼時間を測定して行なっ
た。
試験片の大きさは、厚さ3.2mm、幅12.2mm、
長さ152.4vrL1rLのものを用いた。
長さ152.4vrL1rLのものを用いた。
数平均分子量が、27000であるポリエチレンテレフ
タレート樹脂100重量部に対し、実施例5で得た軟化
点157°Cの有機リン化合物5重量部を添加し、28
0℃に保持したブラベンダー中で10分間よく混練し、
290℃、200kg/crA、5分の条件で圧綿成形
してUL−94の方法の燃焼テスト用試験片を得た。
タレート樹脂100重量部に対し、実施例5で得た軟化
点157°Cの有機リン化合物5重量部を添加し、28
0℃に保持したブラベンダー中で10分間よく混練し、
290℃、200kg/crA、5分の条件で圧綿成形
してUL−94の方法の燃焼テスト用試験片を得た。
燃焼テストの結果は、燃焼時間の最大が9.1秒、平均
が4.1秒であり、■−〇グレードに格付けられた。
が4.1秒であり、■−〇グレードに格付けられた。
同様のテストを有機リン化合物の量を変え、また、実施
例6で得た有機リン化合物を用いて行なった結果を表1
に示す。
例6で得た有機リン化合物を用いて行なった結果を表1
に示す。
比較実験として、有機リン化合物
を添加しない例をつげ加えて示す。
実施例 13
レゾール型フェノール樹脂粉末100重量部と実施例7
で得た軟化点153°Cの有機リン化合物4重量部とを
120 ”Cで10分間ブラベンダー混練機を用いて予
備混合し、160〜170℃、100 kg/crA、
5分間の条件下に圧綿成形して、UL−94の方法の試
験片を得た。
で得た軟化点153°Cの有機リン化合物4重量部とを
120 ”Cで10分間ブラベンダー混練機を用いて予
備混合し、160〜170℃、100 kg/crA、
5分間の条件下に圧綿成形して、UL−94の方法の試
験片を得た。
燃焼テストの結果は燃焼時間の最大が84秒、平均が4
.6秒でありv−Oに格付けられた。
.6秒でありv−Oに格付けられた。
有機リン化合物を含ま八い樹脂の成形片は全焼し、SB
に格付けられた。
に格付けられた。
有機リン化合物の壁を減らし、20重量部とすると、燃
焼時間は、最大285秒、平均184秒となった。
焼時間は、最大285秒、平均184秒となった。
ホルマリンとメラミンの比が35:1である硬化型メラ
ミンプレポリマー100重量部と、実施例7で得た有機
リン化合物4重量部とを用いて、100°Cで5分間予
備混合し、次いで155℃、150kg/cr7tの条
件で2分間圧縮成形して試験片を得た。
ミンプレポリマー100重量部と、実施例7で得た有機
リン化合物4重量部とを用いて、100°Cで5分間予
備混合し、次いで155℃、150kg/cr7tの条
件で2分間圧縮成形して試験片を得た。
燃焼テストの結果は、燃焼時間の最大が55秒、平均が
25秒でv−Oに格付けられた。
25秒でv−Oに格付けられた。
有機リン化合物の量を減らし、20重量部とすると、燃
焼時間は最大19.5秒、平均12.0秒となり、V−
1に格付けられた。
焼時間は最大19.5秒、平均12.0秒となり、V−
1に格付けられた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式■) 〔但し一般式(■)に於いて、 Aはフェニル基又は N/基であり、Aがフェニル基である場合Xは\ 1〜4の整数、yは4であり、Aか−N8基である場合
又は1〜6の整数、yは6である。 又Xは一般式(II) (但し一般力■)に於いて、R1、R2及びR3は水素
、ハロゲン、C1,4のアルキル基、シクロヘキシル基
又はフェニル基を示す)で表わされる有機燐化合物残基
である〕 であられされる有機燐化合物。 2 一般式■ (但し一般力■に於いて、R1、R2及びR3は水素、
ハロゲン、C1〜4のアルキル基、シクロヘキシル基又
はフェニル基を示す) で示される有機燐化合物とメラミン又はベンゾグアナミ
ンとを脱水縮合せしめることを特徴とする一般刃■) 〔但し一般式(Ilに於いて、Aはフェニル基又はN′
基であり、Aがフェニル基である場合Xは\ 1〜4の整数、yは4であり、Aが−N′基であ\ る場合Xは1〜6の整数、yは6である。 又Xは一般式田) (但し一般式(nlに於いて、R1、R2及びR3般式
叫に於ける定義に同じ) で表わされる有機燐化合物残基である〕 であられされる有機燐化合物の製造方法。 3 一般式(I) (ま− 〔但し一般式I)に於いて、Aはフェニル基又はNC基
であり、Aがフェニル基である場合Xは1〜4の整数、
yは4であり、Aが N/基である場合Xは1〜6の整数、 \ yは6で ある。 又Xは一般式(11) (但し一般式(11)に於いて、R1、R2及びR3は
水素、ハロゲン、CI=4のアルキル基、シクロヘキシ
ル基又はフェニル基を示す)で表わされる有機燐化合物
残基である〕 であられされる有機燐化合物を用いて合成樹脂を難燃化
する方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51078874A JPS5855153B2 (ja) | 1976-07-05 | 1976-07-05 | 有機燐化合物 |
GB26534/77A GB1547105A (en) | 1976-07-05 | 1977-06-24 | Cyclic phosphinates and their use as flame-retardants |
FR7720517A FR2357572A1 (fr) | 1976-07-05 | 1977-07-04 | Composes organophosphores retardateurs de flamme et procede pour leur fabrication |
NLAANVRAGE7707412,A NL187242C (nl) | 1976-07-05 | 1977-07-05 | Werkwijze voor het niet-ontvlambaar maken van synthetische stoffen en werkwijze voor de bereiding van de vlamwerende stoffen. |
US05/812,943 US4086206A (en) | 1976-07-05 | 1977-07-05 | Organophosphorus compounds and process for the production thereof |
CA282,047A CA1065864A (en) | 1976-07-05 | 1977-07-05 | Organophosphorus compounds and process for the production thereof |
DE2730371A DE2730371C3 (de) | 1976-07-05 | 1977-07-05 | Phosphorhaltige Kondensationsprodukte, Verfahren zu deren Herstellung und diese enthaltende, flammverzögernder Harzmassen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51078874A JPS5855153B2 (ja) | 1976-07-05 | 1976-07-05 | 有機燐化合物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS535181A JPS535181A (en) | 1978-01-18 |
JPS5855153B2 true JPS5855153B2 (ja) | 1983-12-08 |
Family
ID=13673957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51078874A Expired JPS5855153B2 (ja) | 1976-07-05 | 1976-07-05 | 有機燐化合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5855153B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001122977A (ja) * | 1999-10-27 | 2001-05-08 | Sanko Chem Co Ltd | 難燃性ポリアクリロニトリル系樹脂成形品 |
JP2002284850A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Sanko Kk | りん及び窒素変性難燃エポキシ樹脂組成物、プリプレグ及び積層板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5178894A (en) * | 1974-09-17 | 1976-07-09 | Ausatuft Spa | Shinchojotaidefukusunofureemujoninoseta renzokujoamiorimononoisosochi |
-
1976
- 1976-07-05 JP JP51078874A patent/JPS5855153B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5178894A (en) * | 1974-09-17 | 1976-07-09 | Ausatuft Spa | Shinchojotaidefukusunofureemujoninoseta renzokujoamiorimononoisosochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS535181A (en) | 1978-01-18 |
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