JPS5855129A - 形鋼矯正ロ−ルの偏心圧下装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は形鋼のウェブとフランジを同時に矯正する機能
を有するローラ矯正機の７ランジ矯正ローラの圧下装置
に関する。

例えばＨ形鋼の矯正は、一般に上ロールと下ロールを交
互にジグザグ状に配置し、それらの上下ロール間に被矯
正材全通して矯正するローラ矯正方法が採用されている
。

従来のこの種の矯正機は形鋼のウェブのみに圧下をかけ
て矯正しているが、Ｈ４００，３５０シリーズ等の大形
形鋼等の矯正作業は、ウェブのみに矯正荷重を掛けると
コーナ一部の変形、割れ等が生じ、著しく品質の低下を
きたしている。又十分な矯正が得られないので、再度オ
フラインにてプレス等で再矯正する必要があり、工程が
複雑となり著しく作業能率が低下するなどの欠点があっ
た。

この問題を解決するために、ウェブとフランジを同時に
矯正を行なうローラ矯正機が実用化されつつある。しか
しＨ形鋼はユニバーサル圧延法で一般Ｃ二製造されるた
めに、ウェブ偏りが生じ、ウェブ面とフランジ端面間の
寸法は一定でなく、数ＩｌＢ程度変動しているものであ
り、この変動に追従させるためには７ランジ矯正ローラ
を上下に変位させる圧下装置が必要となってく　　る　
。

この圧下装置の機構は、スペース等の制約条件があり、
主軸に偏心スリーブを装着し、該偏心スリーブ外周にロ
ーラを回転自在に装着する偏心式圧下装置が考案されて
いるが、偏心スリーブの内面と外面は回転摺動するため
、摺動面間ζ：軸受を設ける必要がある。

一般に偏心スリーブの材質は銅系でロール内面と偏心ス
リーブの内面に軸受メタルを装着する方法、あるいは内
面の摺動側は主軸側のインナースリーブを銅系の軸受メ
タル材で作る方法も考えられるが、いずれも軸受メタル
の肉厚分だけロール径が大きくなり、全体的に設備も大
きくなり設備コストがアンプする要因となっている。

本発明はこの問題を解消するために、偏心スリーブの材
質を銅系の軸受メタル材又は銅系スリーブに軸受材の溶
着等により製作し、内外面の軸受を１体化して使用する
偏心圧下装置を提供するのを目的とするものである。

以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において１は被矯正材であり、上下千鳥形に複数
個配設した上ロールユニット２と下ロールユニット３間
を通行しながら矯正される。

ロールの構造は下ロールユニットの詳細を図面ζ二示し
ている。

ロールスリーブ５の中央部に幅調整ナツト１８全挾んで
２個のウェブロール１５ヲ対称的に配置し、その両端に
インナースリーブ９が装着され、ウェブロール１５とイ
ンナースリーブ９はキー８によって廻り止がなされ、ロ
ールスリーブ５と１体的に回転するようになっている。

インナースリーブ９の外周部に非鉄系の軸受材又は銅系
の偏心スリーブの回転摺動部に軸受材を溶着、又はコー
ティングした偏心軸受１１ヲ装着し、偏心軸受１１はイ
ンナースリーブ９に円周方向に揺動運動し、インナスリ
ーブ９は偏心軸受Ｉｌ内で回転運動出来る構造となって
いる。

偏心軸受１１の揺動運動は、偏心軸受１１の外側端面に
固着された圧下リング１２に固接されたレバー１３ヲシ
リンダー等で押引きすることにょシ揺動する。偏心軸受
１１の外周には７ランジ矯正ロール１４が回転自在に装
着されているので、第２図に示すように偏心軸受１１の
外円の中心と内円の中心Ａはａだけ偏心しているため、
ある角度範囲を揺動させればフランジ矯正ロール１４は
Ｓだけ上下方向に変位させることが出来る。

ロールスリーブ５はウェブルール関係１５．１８および
フランジ圧下関係、９　、１１　、１２．１４′ｆｒ：
組込んだ後、ロックナツト１０で軸心方向に抜けないよ
うに固定され、主軸４に装着され、固定金具６とキー７
により主軸４に固定されているため、主軸４と同時に回
転する。

主軸の支持は片方のみ軸受箱１７に内設した軸受１６で
回転自在に支承しているが、反対側の軸端部も支持する
両持ち支持方式でもよい。

次に作動説明をすると、まずフランジ矯正ロール１４は
オープンの状態の位置にセットし、被矯正材がウェブロ
ール１５ヲ通過させた後、フランジ圧下用シリンダー（
図示していない）を作動させ、フランジ矯正ローラ１４
がフランジ端面に接触するまで変位させ所定の矯正荷重
を与える。

本発明は以上詳細に説明したように、偏心リングを軸受
材で製作、又は数１１の軸受材をコーティングして製作
することにより、内外面の軸受メタルが１体化されるの
で、軸受部がコンパクトになり、フランジ矯正ロールの
外径寸法が、１ヶ分の軸受メタルの肉厚分に相当する量
だけ小さくなるメリットがあり、設備コストの削減に役
立つ効果は犬である。又１体化しているためメンテナン
ス性が向上する効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は下ロール関係の断面正面図、第２図は主要部の
断面側面図である。 ４・・・主軸　　　　　　９・・・インタースリーブ１
１・・・偏心スリーブ １２・・・偏心スリーブ作動用部材 １５・・・ウエプロール

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　フランジ矯正ローラを有し該ローラの圧下を偏心
   スリーブを介して行なうローラ矯正機　３において、前
   記偏心スリーブ１１″ｆ：非鉄系の軸受材質として外周
   部にフランジ矯正用ローラ１４ヲ回転自在に装着すると
   共に、ウェブロール１５に接触させる偏心スリーブ１１
   の他端面に、偏心スリーブ作動用部材１２を固着し、主
   軸４に装着したインナースリーブ９に摺動自在（二装着
   したことを特徴とする形鋼矯正ロールの偏心圧下装置。 ２、　フランジ矯正ローラを有し該ローラの圧下を偏心
   スリーブを介して行なうローラ矯正機において、偏心ス
   リーブ１１ヲ鋼系で該偏心スリーブ１１の内外面の回転
   接触部に非鉄系の軸・受材を溶着又はコーティングした
   偏心スリーブ軸受を用い、かつウェブロール１５に接触
   すせる偏心スリーブ１１の他端面に、偏心スリーブ作動
   用部材１２ヲ固着し、主軸４に装着したインナースリー
   ブ９に摺動自在（−装着したことを特徴とする形鋼矯正
   ロールの偏心圧下装置。