JPS585482Y2 - 落葉果樹栽培用被覆材 - Google Patents

落葉果樹栽培用被覆材

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Publication number
JPS585482Y2
JPS585482Y2 JP8089079U JP8089079U JPS585482Y2 JP S585482 Y2 JPS585482 Y2 JP S585482Y2 JP 8089079 U JP8089079 U JP 8089079U JP 8089079 U JP8089079 U JP 8089079U JP S585482 Y2 JPS585482 Y2 JP S585482Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
covering material
knitted fabric
deciduous fruit
fruit tree
trees
Prior art date
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Expired
Application number
JP8089079U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55180363U (ja
Inventor
前田勝之助
大串勝教
野口勝見
Original Assignee
東レ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東レ株式会社 filed Critical 東レ株式会社
Priority to JP8089079U priority Critical patent/JPS585482Y2/ja
Publication of JPS55180363U publication Critical patent/JPS55180363U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS585482Y2 publication Critical patent/JPS585482Y2/ja
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  • Knitting Of Fabric (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は落葉樹例えばもも、すもも、なし、ぶどう、り
んご、びわなどの栽培用被覆材に関する。
従来、落葉樹については冬期の間は落葉があるため、常
緑広葉樹のような冬場の枝葉の保護がはられれていない
すなわち柑橘類、茶などは冬場の寒風害や霜などから葉
を保護するために昔からこもや寒冷紗の使用がよく用い
られてきた。
しかるに本考案者らは従来あ1りかえりみなかった落葉
果樹類の保温について鋭意検討してみたところ特定な合
成繊維製編地資材を該樹木にかぶせることにより、落葉
果樹の新芽の出が早く、かつ若葉の成育状況が優れてい
ることを見い出し、更に開花促進、果実の早熟を促進す
ることがわかった。
ところで従来から用いられている温室などの各種フィル
ム類は確かに保温効果にはすぐれているが、通気、通湿
性に欠け、樹木の呼吸が阻害される上に内部がむれたり
結露を引きむこすなど樹木に病害を与える欠点を有し、
しかも施工に当っては温室のように多くの副資材を有し
コスト面並びに労力面からも問題があった。
本考案はかかる従来欠点に鑑み、単に保温性を満足する
のみならず、適度の日光透過性並びに通気性、通湿性を
有し、かつ施工性並びに栽培管理性にすぐれた落葉果樹
栽培用被覆材を提供するものである。
すなわち、本考案は目付けが30〜200g/m2好昔
しくは50〜180 g/m2 であって、少なくと
も一方向にも・ける伸縮率が20%以上、好1しくば2
5〜80%であり、かつ日光透過率が少なくとも30%
、好1しくは40%以上である合成繊維製編地からなる
落葉果樹栽培用被覆材である。
1ず、本考案になる被覆材はポリエステル、ポリアミド
、ポリオレフィンもしくはポリアクリルなどの合成重合
体から得られる各種の合或繊維好1しくは連続フィラメ
ント糸条から得られる編地である。
更にかかる編地として軽重しくは破損部分がほつれない
編組織、例えばダブルデンビー、ハーフトリコット、サ
テントリコット、逆ハーフなどが適用される。
織物は伸縮性が小さく、本考案に規定する伸縮率の織物
を安価に製造することが難しいし、伸びが小さいため破
損し易く、破損箇所がほつれ易いため好1しくない。
同時に綿、羊毛等の天然繊維も製造コスト上不利なほか
本考案に規定する光線透過率が30係以上のものを得よ
うとすると繊維が粗くなり所望の日付のものを得ること
が難しく、また吸水性が強いことからも好1しくない。
しかしながら、該編地はその目付が30〜200ν録、
好1しくは50〜180 g/m 2の範囲内に製編さ
れるのがよく、目付けが30 g 7m 2より小さく
なると日光透過率は増大するが通気性も大きくなり、十
分な保温効果が得られないし、また樹木の枝などによっ
て編地が破損され易く施工性が悪くなるし、降雨時雨が
編地を通って樹葉濡らし、葉面の温度を低下させたり極
寒斯には夜間に氷結を生じるので好1しくない。
他方、目付けが200 g/m2 を越えると日光透
過率及び通気性が低下し、樹葉の光合成作用が十分に行
なわれなかったり、樹葉がむれ易くなるので好1しくな
い。
lた該編地は少なくとも一方向における伸縮率(JIS
−L−1068に準する)が20φ以上好捷しくは25
〜80係であることが必要で伸縮率が小さく20’Zよ
り小さい編地は施工性が悪くなるほか、風雨が強くなっ
て樹木のゆれが激しくなった場合に編地の自由度が不十
分なため樹枝が折れたり、またせっかく伸びた若葉や若
芽をこすって傷つけるなどと云った欠点があり好1しく
ない。
しかしながら伸縮率が余りに大きくなると編地に部分的
に加わる張力が異なるため目付けの変化が起こり易く、
一定の温度、通気性を与えるように施工し難くなり好1
しくない。
さらに本考案においては編地の日光透過率が少なくとも
30 %、好1しくば40φ以上であることが必要で、
30φより小さくなると編地で覆われた樹木に十分に日
光が照射されなくなり樹木の成長促進に十分な効果が得
られない。
もちろん日光透過率はできるだけ太きいものが好ましい
が目付けの制約並びに3〜4月に釦いては温度が上りす
ぎ樹葉にむれが生じる欠点があり約80%を越えるもの
は好1しくな−。
ここで光線透過率は冬期の平均的な日光の強さに対応し
て15000ルツクスの人工光線を編地に照射し、入射
光線(Io)と透過光線(I)の量を光電管照度計(東
芝製)で測定し、その比率(I/IoX100)%で表
わしたものである。
次に本考案を更に図面により説明する。
第1図は本考案の被覆材の一例を示すもので、公知のト
リコット編機を用いオサ数2枚でゲージを28ゲージと
しフロントにナイロン系20D1バツクにナイロン糸7
0Dを使用し、編組織をフロント1.0〜1.2.バッ
ク2.3〜1.0としたダブ)C−デンビー編地である
第2図は第1図の編地を落葉果樹に適用する場合の方法
を示すもので、aは直接かけで、bは間接がけの例であ
る。
本考案の被覆材は1ず11月〜2月頃昔でのいわゆる寒
風害防止に採用され、低温で乾燥した冷気と直接樹木が
接触することによる脱水状態を防止する役目を有する。
次に春、新芽が出る頃には、新芽や若葉を霜から1もり
、かつ保温することで成長を促進しようとするもので、
通常3月〜4月でかつ開花前渣での間にかけて適用され
る。
したがって本考案の被覆材は箱を透過することがないば
かりか積極的な保温性を持つ特徴を有している。
本考案の被覆材は適度の伸縮性があり作業性がよく、か
つ収納しやすい上に、樹枝、樹葉をいためず、風によっ
て樹枝と共に動くので芽をこすらないという長所を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の落葉果樹栽培用被覆材の一例を示す。 第2図は該被覆材の適用方法を示すもので、aは直接掛
け、bは間接掛けの例である。 図中、1・・・編地、2・・・落葉果樹、3・・・枠体
に張った編地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 目付けが30〜200g/m2、少なくとも1方向にち
    ・ける伸縮率が20%以上および光線透過率が30%以
    上である合成繊維製編地からなる落葉果樹栽培用被覆材
JP8089079U 1979-06-15 1979-06-15 落葉果樹栽培用被覆材 Expired JPS585482Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8089079U JPS585482Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15 落葉果樹栽培用被覆材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8089079U JPS585482Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15 落葉果樹栽培用被覆材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55180363U JPS55180363U (ja) 1980-12-25
JPS585482Y2 true JPS585482Y2 (ja) 1983-01-29

Family

ID=29314212

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8089079U Expired JPS585482Y2 (ja) 1979-06-15 1979-06-15 落葉果樹栽培用被覆材

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Publication number Publication date
JPS55180363U (ja) 1980-12-25

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