JPS585481Y2 - 茶栽培用被覆材 - Google Patents

茶栽培用被覆材

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Publication number
JPS585481Y2
JPS585481Y2 JP1979053399U JP5339979U JPS585481Y2 JP S585481 Y2 JPS585481 Y2 JP S585481Y2 JP 1979053399 U JP1979053399 U JP 1979053399U JP 5339979 U JP5339979 U JP 5339979U JP S585481 Y2 JPS585481 Y2 JP S585481Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
covering material
tea
knitted fabric
leaves
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979053399U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55152967U (ja
Inventor
前田勝之助
大串勝教
野口勝見
Original Assignee
東レ株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS55152967U publication Critical patent/JPS55152967U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は1茶栽培用被覆材に関する。
従来、温床、温室等に各種フィルム類か使用されている
が、これらフィルム類は保温効果にはすぐれているが、
通気、通湿性に欠け、樹葉の呼吸が阻害される上に樹葉
がむれたり葉やけを起こすなど樹葉を傷つけ易い欠点を
有し、しかも施工に当っては温室のように多くの副資材
を要しコスト面並びに労力面からも問題があった。
本考案はかかる従来欠点に鑑み、単に保温性を満足する
のみならず、適度の日光透過性並びに通気性、通湿性を
有し、かつ施工性並びに栽培管理性にすぐれた茶栽培用
被覆材を提供するものである。
すなわち、本考案は目付けが30〜200 g/m 2
好1しくは50〜180 g/m 2であって、少なく
とも一方向における伸縮率が20係以上、好1しくは2
5〜80%であり、かつ日光透過率が少なくとも3〇六
好1しくは40多以上である合成繊維性編地からなる茶
栽培用被覆材である。
オず、本考案になる被覆材はポリエステル、ポリアミド
、ポリオレフィンもしくはポリアクリルなどの合成重合
体から得られる各種の合成繊維、好寸しくは連続フィラ
メント糸条から得られる編地である。
更にかかる編地として好捷しくは破損部分がほつれない
編組織、例えばダブルデンビー、ハーフトリコット、サ
テントリコット、逆ハーフなどが適用される。
織物は伸縮性が小さく、本考案に規定する伸縮率の織物
を安価に製造することが難しいし、伸びが小さいため破
損し易く、破損箇所がほつれ易いため好1しくない。
同様に綿、羊毛等の天然繊維も製造コスト上不利なほか
本考案に規定する光線透過率が30%以上のものを得よ
うとすると繊維が粗くなり所望の目付のものを得ること
が難しく、また吸水性が強いことからも好1しくない。
しかしながら、該編地はその目付が30〜200 g7
m 2、好捷しくは50〜180g/rrL2の範囲内
に製編されるのがよく、目付けが30 g/m 2より
小さくなると日光透過率は増大するのが通気性も大きく
なり、十分な保温効果が得られないし、また樹木の枝な
どによって編地が破損され易く施工性が悪くなるし、降
雨時雨が編地を通って樹葉を濡らし、葉面の温度を低下
させたり極寒期には夜間に氷結を生じるので好1しくな
い。
他方、目付けが200 g/m 2 を越えると日光
透過率及び通気性が低下し、樹葉の光合成作用が十分に
行なわれなかったり、樹葉がむれ易くなるので好1しく
ない。
筐た該編地は少なくとも一方向における伸縮率(JIS
−L−1068に準する)が20多以上好1しくは25
〜80饅であることが必要で伸縮率が小さく20%より
小さい編地は施工性が悪くなるほか、風雨が強くなって
樹葉のゆれが激しくなった場合に編地の自由度が不十分
なため樹枝が折れたり、葉ずれ、芽ずれなどによって葉
が傷つき易いなどと云った欠点があり好1しくない。
しかしながら伸縮率が余りに大きくなると編地に部分的
に加わる張力が異なるため目付けの変化が起こり易く、
一定の温度、通気性を与えるように施工し難くなり軽重
しくない。
さらに本考案においては編地の日光透過率が少なくとも
3〇六好捷しくは40多以上であることが必要で、30
多より小さくなると編地で覆われた茶樹葉に十分に日光
が照射されなくなり樹葉の成長促進に十分な効果が得ら
れない。
もちろん日光透過率はできるだけ大きいものが好ましい
が目付けの制約並びに3〜4月の日中の光線が強くなる
頃の葉やけ防止上約80%程度を越えるものは好1しく
ない。
ここで光線透過率は冬期の平均的な日光の強さに対応し
て15000ルツクスの人工光線を編地に照射し、入射
光線Ioと透過光線■の量を光電管照度計(東芝製)で
測定し、その比率(I/I。
X100)%で表したものである。
次に本考案を更に図面により説明する。
第1図は本考案の被覆材の一例を示すもので、公知のト
リコット編機を用いオサ数2枚でゲージを28ゲージと
しフロントにナイロン糸20D1バツクにナイロン糸7
0Dを使用し、編組織をフロント1.0〜1.2、バッ
ク263〜1.0としたダブルデンビー編地である。
第2図は第1図の編地を茶樹に適用する場合の方法を示
すもので、(a)は直接かけで、(b)は間接がけの例
である。
(a) の方法は主として12月〜2月頃lでのいわ
ゆる寒風害防止に採用され、低温で乾燥した冷気と直接
茶樹葉が接触すると脱水状態を惹起し赤がれするので、
これを防止する役目を有する。
(b) の方法は春、新芽が出る頃に採用され、新芽
を霜から1もり、品質の低下を防止する。
通常3月〜4月にかけて適用される。
本考案の被覆材は霜を透過することがない特徴を有する
また本考案の被覆材は色調を変更することにより茶の品
質を向上する効果を有し、例えば黄色または黄色と黒色
のトラ模様の染色品は収穫直前にかぶせると味の向上が
ある。
本考案の被覆材は適度の伸縮性があり作業性がよく、か
つ収納しやすい上に、樹枝、樹葉をいためず、風によっ
て樹枝と共に動くので芽をこすらないという長所を有す
る。
次に実施例により本考案を説明する。
実施例 フロントバックにそれぞれポリエステル50Dのマルチ
フィラメントを用い、公知のトリコット編機で第1表に
示す各種逆ハーフ法およびツイール編によってトリコッ
ト編地を編成した。
第1表に訃いて目付けは一週間後のフリーの状態下で面
積と重量を測定し求めたものであり、オた伸縮率と光線
透過率は前述の方法で測定し、求めたものである。
次に上記各種編地について(A昭和52年12月20日
〜53年2月27日及び(B)昭和53年4月50〜昭
和53年5月10日にかけて、高知県仁淀村西浦茶園で
(A)の期間は第2図aに示す直掛は寒風害防止として
、又(匂の期間は第2図すに示す間接掛は防霜用として
のフィールドテストを行なった。
その結果を第1表に示した。
編地目付けは保温性、防霜性、寒風害防止効果(凍結防
止)、施工性(重量)、早期栽培効果、茶品質(高温障
害)の因子であり、伸縮率は寒風害(葉ずれ、芽ずれ)
、施工性の因子、光線透過率は成長促進因子として早期
栽培、茶品質(高温障害など)に影響を持つ。
第1表の結果から明らかなごとく本考案で規定する目付
、伸縮率及び光線透過率を同時に満足する茶栽培用被覆
材が特にすぐれていることがわかる。
すなわち、第1表から編地日付は30〜200g/mz
、好1しくは50〜180g/m2にして、かつ少な
くとも一方向に訃ける伸縮率が20%以上、軽重しくは
25%、さらに日光透過率が少なくとも30%、好1し
くは40%以上であるという3つの条件を同時に兼ね備
えせしめることが重要であり、これら編地目付、伸縮率
、日光透過率のうちいずれか一つが、上記範囲を外れる
場合は本考案にむける被覆材の目的を達することはでき
ないのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の茶栽培用被覆材の−f11を示す。 第2図は該被覆材の適用方法を示すもので、(a)は直
接掛け、(b)は間接掛けの例である。 図中、1・・・編地、2・・・茶樹、3・・・枠体に張
った編地。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 目付けが30〜200 g/m2、少なくとも1方向に
    おける伸縮率が20%以上むよび光線透過率が30係以
    上である合成繊維製編地からなる茶栽培用被覆材。
JP1979053399U 1979-04-23 1979-04-23 茶栽培用被覆材 Expired JPS585481Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979053399U JPS585481Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23 茶栽培用被覆材

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JP1979053399U JPS585481Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23 茶栽培用被覆材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55152967U JPS55152967U (ja) 1980-11-04
JPS585481Y2 true JPS585481Y2 (ja) 1983-01-29

Family

ID=28946290

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979053399U Expired JPS585481Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23 茶栽培用被覆材

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5828522Y2 (ja) * 1979-06-15 1983-06-22 東レ株式会社 柑橘類及び茶を除く常緑広葉樹用覆材

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829167U (ja) * 1971-08-19 1973-04-10
JPS50134241U (ja) * 1974-04-23 1975-11-05

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Publication number Publication date
JPS55152967U (ja) 1980-11-04

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