JPS5854687Y2 - 温度センサの端子箱 - Google Patents

温度センサの端子箱

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JPS5854687Y2
JPS5854687Y2 JP16757578U JP16757578U JPS5854687Y2 JP S5854687 Y2 JPS5854687 Y2 JP S5854687Y2 JP 16757578 U JP16757578 U JP 16757578U JP 16757578 U JP16757578 U JP 16757578U JP S5854687 Y2 JPS5854687 Y2 JP S5854687Y2
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JP
Japan
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terminal box
terminal
lid
temperature sensor
box body
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JP16757578U
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JPS5584542U (ja
Inventor
靖 境野
潤 田口
Original Assignee
株式会社千野製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、熱電対、測温抵抗体等の検出素子が挿入され
ている保護管を有し、特に、外部機器からの導線と上記
検出素子とを接続する端子が設けられる温度センサにお
ける端子箱に関するものである。
上記外部機器と検出素子との間を接続する導線は、その
使用環境等に応じて導線を保護する目的で配線管内を通
挿せしめられる場合がある。
従って、一般にこの種の端子箱には上記配線管を取り付
けるための配線挿入部が形威されており、従来における
端子箱においては端子箱の蓋体とは無関係に、端子箱の
一部が開口されて形成される配線挿入部が設けられてい
た。
こうした従来における端子箱を用いて導線を端子箱内の
端子と接続させるにはまず導線の先端を配線管挿入部内
を通挿させて調子位置まで引き込み、端子の固定螺子等
で固定させるのであるが、一般に導線は硬質であると共
に、上記端子の固定作業は温度センサの据付現場での作
業となるので導線の固定作業は煩雑なものとされていた
本考案は以上のような点に鑑み、端子箱本体に配線挿入
部を形威し、この挿入部の一部にはその軸方向に、配線
挿入部内部の円形状孔の直径よりも幅狭とした上記導線
挿入用の開口溝を形成することにより、導線を端子に固
定させる作業を容易とし、その作業能率を向上させるこ
とを目的とするものである。
次に、本考案の一実施例を図面について説明する。
図中1は温度センサ本体で、このセンサ本体1は上部に
この考案に係る端子箱2と下部の熱電対素線3が挿入さ
れている保護管4を有しており、その端子箱2は端子箱
本体2aと蓋体2bとで構成されている。
上記蓋体2bは端子箱本体2aに蝶番5により開閉自在
に連結されていると共に、蓋体固定螺子15により蓋体
2bと端子箱本体2aとが着脱自在に固定されており、
この端子箱本体2aの本体内部空間6にはセラミックス
等の絶縁材で作られる端子盤7と、該端子盤7上に載置
固定される導電性の端子ブロック8,8が設けられてい
る。
又、端子箱本体2aの上面には該本体2aの外周に沿っ
て段部9が形成されており、この段部9により本体内部
空間6の周囲には隆起部10が形成されている。
更に、この端子箱2における上記蝶番5の他端側には導
線引出部11が突出形成されており、端子箱本体2a側
の導線引出部11 aの先端には配線挿入部12が形成
されていると共に、この挿入部12と内部空間6との間
には比較的硬質のゴム材よりなる防滴バッキング13が
取り付けられている。
上記配線挿入部12の内部に形成されて端子箱本体2a
の内部空間6と外部とを連通させる円形状孔12 aの
内周には螺子山が形成され、配線管14と着脱自在に螺
合されており、この配線挿入部12の径の中心位置は端
子箱本体2aの上面とほぼ一致せしめられている。
更に、この挿入部12の上端には導線16が端子箱本体
2aの上方から円形状孔12 a内に通挿し得る幅の開
口溝17が該挿入部12の軸方向に沿って全通して形成
されており、この開口溝17と対応する蓋体2b側の導
線引出部11 b側には、該開口溝17に係脱自在とし
て嵌合せしめられる突出部18が形成されている。
また上記開口溝17の幅は上記円形状孔12 aの直径
よりも短かく形作されている。
この突出部18の端子箱本体2a側の面には挿入部12
の円形状孔12 aと同等の曲率とされているので蓋体
2bが閉じた際に配線挿入部12の円形状孔12aは完
全な円筒形状となる。
又、上記本体内部空間6と対応する前記蓋体2bには蓋
体内部空間19が形成されており、この蓋体内部空間1
9の周囲には比較的硬質のゴム材よりなる防滴バッキン
グ20が取り付けられている。
この防滴バッキング20はリング状部20 aとブロッ
ク状部20 bとが一体として成形され、リング状部2
0 aには前記端子箱本体2a上に形成されている隆起
部10を外嵌せしめるリング状突出部21が形成されて
おり、上記ブロック状部20 b上には前記端子箱本体
2a側に取り付けられている防滴バッキング13と対応
する位置に設けられるブロック状突出部22が形成され
ている。
このブロック状突出部22と、前記端子箱本体2a側に
取り付けられている防滴バッキング13との中央には、
配線通挿溝23が形成されており、この配線通挿溝23
は配線挿入部12側の先端開口23 aから内部空間6
.19側の開口23 bに向って除々に大径とされるテ
ーパー状とされ、開口23 bは先端開口23 Hに比
し、上下幅と左右幅が共に大とたれている。
又、上記防滴バッキング13とブロック状部20 bと
における配線通挿溝23が形成されている面と反対側の
面には圧力吸収穴24が形成されている。
一方、前記端子ブロック8,8は略直方体状とされ、上
面には導線固定螺子25が取り付けられており、その上
面の一部が斜に切り欠かれることにより素線固定螺子装
着面26が形成されている。
この装着面26は該ブロック8の上面に対し約45°の
傾斜を有し、該装着面26と対応する端子ブロック8内
には端子盤7より連通する素線取付孔27が形成されて
おり、この素線取付孔27と上記装着面26との間には
素線取付孔27に対して略45°の角度で連通ずる螺子
孔28が形成され、該螺子孔28に素線固定螺子29が
螺合せしめられている。
然して、二個の上記端子ブロック8,8が、夫々の素線
取付孔27を互いに近接するように向い合わされると共
に、互いに所定の間隔をおいて端子盤7上に固着されて
いる。
上記端子ブロック8の素線取付(Li2に取り付けられ
る熱電対素線3は前記保護管4内に延出されており、そ
の素線3は該素線3の感熱先端3aが位置せしめられる
保護管4の先端部4a付近まで直線状に配置されている
更に、上記素線3と保護管4との間には熱電導性が良好
で且つ電気絶縁性が良効な酸化マグネシウム、アルミナ
等による無機質絶縁材30が充填されており、これによ
りこの考案に係るセンサ1はシース熱電対とされている
又、上記保護管4と端子箱2との接続部における端子箱
2側には保護管保接部31が形成されており、この保持
部31の内周面は内部側が小径とされる截頭円錐形状と
されることにより緩いテーパーが形成されてい゛る。
同様に保護管4の上部形状が上記保持部31の内周面と
対応する形状、即ち上方が小径とされる截頭円錐形状と
されており、保持部31の内周面と略同等の傾斜を有す
るテーパーが形成されている。
更に、この保護管4の上端部には螺子部4bが形成され
ており、この螺子部4bは上記保持部31の上端、即ち
、端子箱2の内部においてナツト32と螺着されている
このナツト32と保持部31との間にはスプリングワッ
シャ33が挿着されており、上記ナツト16の強力な緊
締操作により、保持部32と保護管4とが密着されると
共に、互いに強力に固定保持されている。
以上説明した構成による端子箱2に導線16を接続する
には、まず固定螺子15を緩めて端子箱本体2aより蓋
体2bを開放させ、導線固定螺子25により端子ブロッ
ク8に導線16を固定させる。
次に、導線16を開口溝17より配線挿入部12内に通
挿し、該挿入部12に配線管14を螺合させる。
次に蓋体2bを閉じて端子箱本体2aと蓋体2bとを固
定螺子15により一体に固定すれば導線16の接続作業
が終了する。
こうして接続された導線16は防滴バッキング13.2
0間に挾持され、バッキング13.20の弾性により導
線16の外周には空隙なく、密閉された状態となってい
る。
この防滴バッキング13.20における導線通挿溝23
はテーパーとされているので導線の径にかかわらず確実
に密閉されると共に、圧縮によるバッキング13.20
の変形は圧力吸収穴24により吸収されて、導線16に
は適度な圧力が加えられている。
又、配線挿入部12の開口溝17は該挿入部12の円形
状孔12 aの直径に比し充分小径とされているので蓋
体2bを開放させた状態においても挿入部12と配線管
14とは確実に螺合された状態となっており、更に、蓋
体2bを閉じた状態においては突起部18により開口溝
17を有していない挿入部と略同等の強度を有している
尚、上述したセンサ1を四端子用センサとして用いるに
は、第8図に示す四端子用端子盤34を用いると共に、
熱電対素線を一組増加させることにより変更することが
できる。
即ち、上記四端子用端子盤34は、中央部に段部35が
形成されており、この段部35を境として上下に夫々二
個の端子ブロック8が取り付けられると共に、その端子
ブロック8は夫々の素線取付孔27が互いに近接する位
置関係で端子盤34に固着されている。
又、上記のように端子盤34に段部35を形成する構成
に換えて、端子ブロック8の高さ形状を別々に設定し、
実質的に導線取付螺子25の取付位置が上下にずれた状
態とすればよい。
このように導線取付螺子25の取付位置をずらすことに
より四本の導線を無理なく固定させることかで゛きる。
又、上記実施例においては配線管14が用いられている
場合を説明したが配線管14を用いずに直接導線を端子
箱2より引き出す場合には第3図に示すキャップ36を
導線16に外挿させて用いればよく、このキャップ36
はゴム材を円筒状に成形シ、一側ニフランジ36 aを
形成させたものであり、配線挿入部12内に嵌合せしめ
られ、該挿入部12の内周に形成されている螺子部より
導線16を保護するものである。
以上説明したように本考案によれば、端子箱本体に配線
挿入部を形成し、この挿入部の一部にはその軸方向に全
通する開口溝を形成する構成としたので、次のような実
用的に非常に優れた効果がある。
まず第1として、従来の端子箱のように導線を配線挿入
部の穴を通してから端子に固定するような限定された作
業手順を必要とせず、導線を端子に固定してから開口溝
に入れて配線することができるため、必要に応じた自由
な順序の配線作業を行うことができる効果がある。
さらに、上記開口溝は、配線挿入部内部の円形状の直径
よりも幅狭となっているので、この開口溝から円形状孔
内に挿入された導線あるいは該導線のフレキシブル配線
管が、作業中開口溝から抜き出ることが円形状孔の湾曲
天井面により阻止されて上記配線作業を手順良く行うこ
とが出典、さらに蓋を閉じた時に導線を挾んで損傷させ
る虞れもない等の実用上優れた効果がある。
第2として、小形の端子箱では配線挿入部から端子まで
の位置間隔を大きく取ることができないので、従来の端
子箱においては硬い導線に対して融通性がなく、導線を
端子に取り付ける配線作業は煩雑なものとされていたが
、本考案に係る端子箱においては導線を端子に取り付け
た後で、その導線を配線挿入部の開口溝から配線挿入部
内に入れることができるので、配線作業を自由な融通性
のある継態で行うことができると共に、硬い導線に対し
ても容易に配線作業を行うことができ、その作業能率を
向上させることができる効果がある。
第3として、従来の端子箱において導線の取り付けに柔
軟性を持たせるには、端子の位置を配線挿入部の位置か
ら遠ざける必要があり、それには、端子盤が大きく且つ
広いものとなってしまうが、本考案においてはそのよう
な配慮は必要がなく、導線の取り付けに充分な柔軟性を
有しているため小形化することができる効果があり、そ
れだけ安価に提供することができる効果がある。
第4として、従来の端子箱では小径の配線挿入部より導
線を挿入する際に、端子の極性にあわせて導線を挿入さ
せるのは困難な作業とされていたが、本考案においては
、導線を端子の極性に合わせた状態で該端子に固定させ
てから配線挿入部に通挿させることができるので、配線
作業を容易に且つ確実に行うことができる効果がある。
第5として、本考案における配線挿入部はその構造から
端子箱本体の比較的自由な位置に取り付けることができ
るので、これにより配線挿入部の位置と対応する位置に
設けられる端子を端子箱本体より大きく露出させること
ができ、従来の端子箱のように端子が端子箱本体内の深
い位置に設けられる端子箱に比し、配線作業が容易とな
る効果がある。
第6として、本考案において蓋体と端子箱とを蝶番によ
り開閉自在に連結した構成とすれば、螺子込み式の円形
蓋を有する従来の端子箱に比し、自由な形状に構成する
ことができ、デザインの向上及び小形化を図ることがで
きる効果がある。
更に、蓋体が端子箱本体より分離して落下したり紛失す
る虞がない効果があり、紛失防止用の鎖等も不用で美観
、取り扱いにも優れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る端子箱の一実施例を示す斜視図、
第2図は同端子箱の蓋体を開いた状態を示す斜視図、第
3図は同側部斜面図、第4図及び第5図は防滴バッキン
グの斜視図、第6図は端子盤の斜視図、第7図は端子ブ
ロックの断面図、第8図は端子盤の他の実施例を示す斜
視図である。 1・・・・・・温度センサ、2a・・・・・・端子箱本
体、3b・・・・・・蓋体、3・・・・・・検出素子と
しての熱電対、4・・・・・・保護管、12・・・・・
・配線挿入部、12 a・・・・・・円形状孔、16・
・・・・・導線、17・・・・・・開口溝、18・・・
・・・補強ブロック。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)熱電対等の検出素子が挿入されている保護管を有
    する温度センサの端子箱であって、この端子箱は端子箱
    本体と、該端子箱本体と開閉自在に取り付けられている
    蓋体とず構成され、この端子箱本体には該端子箱本体の
    内部空間と端子箱本体の外部とを連通させる円形状孔を
    内部に有する配線挿入部が形威されており、この配線挿
    入部の前記蓋体が密着される外周壁の一部には前記円形
    状孔の軸方向に沿って該円形状孔と前記外周壁の上面と
    に開口する開口溝が前記軸方向に全通して形威されてお
    り、該開口溝の前記軸方向と直交する方向の幅は前記円
    形状孔の直径よりも短かく形威されている構成になるこ
    とを特徴とする温度センサの端子箱。
  2. (2)上記蓋体は端子箱本体に蝶番により開閉自在に連
    結されている実用新案登録請求の範囲第1項記載による
    温度センサの端子箱。
  3. (3)上記蓋体にはその開口溝に係脱自在として嵌合せ
    しめられる突起部が一体に形成されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載による温度センサの端子箱。
JP16757578U 1978-12-07 1978-12-07 温度センサの端子箱 Expired JPS5854687Y2 (ja)

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JPS5584542U JPS5584542U (ja) 1980-06-11
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JPS59179348U (ja) * 1983-05-17 1984-11-30 助田 充晴 熱電対中継器

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JPS5584542U (ja) 1980-06-11

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