JPS5854007B2 - 熱可塑性ウエブの縁部ロ−レツトづけ方法 - Google Patents

熱可塑性ウエブの縁部ロ−レツトづけ方法

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JPS5854007B2
JPS5854007B2 JP49061728A JP6172874A JPS5854007B2 JP S5854007 B2 JPS5854007 B2 JP S5854007B2 JP 49061728 A JP49061728 A JP 49061728A JP 6172874 A JP6172874 A JP 6172874A JP S5854007 B2 JPS5854007 B2 JP S5854007B2
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knurling
web
wheel
film
edge
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フランソワ ピラ カミル
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Agfa Gevaert NV
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C59/04Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing using rollers or endless belts

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性ウェブの縁部にローレットづげする(
こふづげする)方法に関“する。
通常ウェブの製造においては、種々の処理を受ける場所
に移送されるためにぐるぐる巻き上げられる。
そして後続工程の処理がおこなわれるまでに巻き上げら
れたままで長い期間保管されることもある。
これらウェブの片面または両面が、ウェブを接触させた
まま、特に長く接触させておくかまたは大きな圧力を加
えた状態で接触させておくと、その接触面が傷むことが
少なくない。
従ってフィルム、特に写真フィルムを製造する場合には
、縁の厚みを増大させて巻かれたフィルムの中央面を互
いに離しておくかあるいは接触圧力を十分に解放して前
記傷みの発生を防止する必要がある。
このために通常ウェブの縁部にローレットつげ加工が施
与される。
縁部にローレットっけをする別の理由はロールの巻き上
げ中、あるいはロールの移送中にロールが入れ子式に軸
方向にすべるのを防止するためである。
ロールが入れ子式にすべるとウェブの面にすり傷が発生
する。
これを防止するためにウェブの縁部をローレットづげ加
工して巻き上げられたウェブ材料のロールの巻きの相対
的位置を確実にする。
かかる理由で、従来ではフィルムの縁を冷間ローレット
つげすることが一般におこなわれている。
すなわちフィルムの縁部が所望のローレット型をした周
面の自由回転ウィールと滑かな周面を備えたローラまた
はウィールとの間のニップに通される。
滑かなローラまたはウィールの表面硬さ次第で、必要な
ローレットつげ力は僅かに変わるが、しかし所望のロー
レットづげをおこなうためのウィール間の圧力は非常に
高くなげればならぬのでウェブの縁部が延伸することが
しばしばおこる。
このような延伸はフィルム幅手方向にフィルムの縁部に
しわまたはみぞをつくる。
このようなみぞのできたフィルムが巻き上げられると、
フィルムロールの軸方向端部の直径がみそができていな
いフィルムロールの対応位置の直径より大きいことに気
づくので延伸したかどうかはすぐにわかる。
フィルムのかかるみその発生した縁はフィルムへの乳剤
等の被膜時に重大トラブルがある。
これはエア・ナイフ・コーターまたはカスケード・コー
ターなど種々な被膜装置はウェブ通路から1閣の数10
分の1はどしか間隔をおかれていない機械部品からでき
ているからである。
発生率はもつと少ないが今一つの欠点は正常なフィルム
を得るためには実際のローレットつげ幅に相当するより
も多く前記のみその発生した部分だけフィルム材料を切
取らなげればならないということである。
また冷間ローレットづげの別の欠点はローレットづケサ
れたフィルム縁のローレットづげ深さが小さくなること
である。
フィルムの第1回の巻き上げ時においてフィルム縁のも
とのローレットづげ深さの50%まで減少することがあ
る。
このローレットつげ深さは続く工程におけるフィルムの
巻き上げにより、更にわずかずつ減少してゆく。
第6図から判る如く、この従来の冷間ローレットづけに
よるウェブの縁部の厚みの増大はウェブの厚み自体は変
わらずにウェブがAからCへそしてBへと弧状に変形さ
れた結果である。
このウェブのCに力Fが加わると弧ACBは比較的容易
に直線状にもどるのである。
従って製造サイクルの終局工程に行く程、縁圧力は不足
してロールが入れ子穴に変形する危険性は増大する。
不都合なことに、経済的損失は製造中のこのような工程
数と平行する。
フィルムを巻き上げてからのローレットづげ深さの減少
する結果として縁圧力が不十分であったフィルムのロー
ルは簡単に判る。
実際、このようなロールの端を軸方向から見れば、フィ
ルムの横断面は重力の影響で環状とならず楕円状に垂れ
下るのがわかる。
さらに冷間ローレットっけの欠点はローレットづげ深さ
の減小を見越して最初に縁につげるローレット深さを非
常に大きくしなげればならず、そのためにフィルムの縁
部分が機械的に弱体化し、その結果として横に裂は易く
なるということである。
ところで、ローレットつげ作業の直前にウェブの縁部分
を層部分を局部的に予め加熱することによってウェブの
縁部を熱間ローレットづゆすることは公知である。
この従来の熱間ローレットつげによって得られるウェブ
の縁部の厚みの増加も前述した如き冷間ローレットづげ
によるものと同様である。
すなわちウェブの厚み自体は実質的に変化せずにウェブ
が弧状に凹凸に変形せられているのである。
予熱は例えば赤外線ヒーターでおこなわれる。
しかしローレットづげしなければならぬ縁部分の幅にウ
ェブの加熱を限定することが不可能である。
またフィルムの加熱はフィルムの結晶度に影響を与え易
いので、一度ローレットづげされた縁がその形を整えら
れると、残りのウェブ部分の縁に欠点かのこるというこ
とがある。
予熱を加熱ローラでおこなう方法もある。
この方法ではウェブなその加熱ローラによる予熱区域か
らローレットウィールによるローレットづげ区域へ移送
する間におころ熱損を補償するため実際に必要とする以
上に加熱を必要的に高くしなげればならぬ。
しかのみならず、ローラによる予熱はウェブの縁部分の
幅に従って平均におこなわれるので、ローレットつげす
る実際の表面を大きく超過するウェブ表面を加熱しなげ
ればならず、このために加熱エネルギ量を増加する必要
がある。
本発明の目的はローレットっけの幅および深さをずっと
よく調節できるローレットづけ方法を提供することにあ
る。
本発明のローレットづげ方法は、ウェブの少なくとも一
縁を加熱しその縁部のローレットっけを容易にする熱可
塑性ウェブの縁部ローレットづげ方法であって、ウェブ
のローレットっけが行なわれるかたわら、このローレッ
トつげに用いられた道具からの熱伝達によりこの縁部の
加熱をおこない、ウェブの表面の層を軟化させるに十分
な温度にまでローレットつげ道具を加熱し、その道具の
周面の小さな表伺突起が前記熱伝達により軟化したウェ
ブの表面の層へ入りウェブの裏面を変形させることなく
その表面突起のまわりにウェブの表面の層を隆起させる
ように前記道具の圧力を調節するということを特徴とす
るものである。
本明細書にウェブとの関連で用いられた「縁」なる語は
ウェブ側方境界に、またはそれに隣接位置するウェブの
ストリップ状部分を示す。
ローレットつげされたウェブの縁は通常数論から約1c
rnの範囲の幅を備えている。
普通は、ローレットづケサれたウェブの縁はウェブの側
方境界から数胴の距離にわたって間隔が設けられている
本発明のローレットつげにより得られたウェアの概略断
面拡大図を第7図に示す。
熱可塑性のウェブはローレットウィール自体により加熱
されてその表面が軟化し、調節された圧力でローレット
ウィールのローレット突起がその表面をくぼませしかも
そのローレット突起のまわりでウェブ材料の隆起物D
3Eを生せしめる。
これらくぼみおよび隆起物はウェブの一側面のみにあっ
て他側面は伺ら変形されていない。
隆起物り、Eの高さがウェブの厚みの増加分dである。
本発明のローレットづげに要するローレットウィールの
圧力は従来のローレットづげによるものよりも少なくて
すみ、従ってウェブの縁部がこれらローレットウィール
とこれに対向したローラとによって形成されたニップを
通るときに、ウェブは延伸されずにみぞやしわを作るこ
とはないのである。
更により重要な本発明のローレットづげによる利点は厚
み増加分aの減少に対する抵抗が従来のローレットつげ
によるものよりも犬であるということである。
なぜならば、第7図に示す如く力Fが隆起物り、Eに加
わってもこれは単にり、Eを少し圧縮変形させるのみで
あってその抵抗は犬なのである。
これに対し第6図に示す従来のものでは力Fはアーム長
AC,CBにより増大されて点A 、Hにおける曲げモ
ーメントに変換され、ウェブの弧ACBは容易に平らな
状態となり得て厚み増加分dは容易に減少するのである
従って本発明によるものでは3700mのウェブを巻き
上げることが出来たのに対し、従来のものでは1200
mの長さしか有効に巻き上げることが出来なかったので
ある。
更に本発明のローレットっけの利点はローレット点の密
度を密にすることができ、全体的に非常に強い増厚部が
得られるのである。
従来リローレットつげでは第6図から明らかな如く、各
ローレット点は広いすそ野を有するために密にすること
は出来ない。
これに対し、本発明のローレットつゆではローレット点
は何ら広いすそ野を要するものではないためにより密に
設けることが出来るのである。
本発明のローレットつげ方法を実施する装置を添付の図
面を参考に例として以下に説明する。
さて第1図について述べると、熱可塑性材料からなるウ
ェブ10は矢印11で示すごとく下方へ移動している。
ウェブ10はウェブの全幅にわたって接触する自由回転
の案内ローラ12および13により案内されて引張られ
る。
ここではウェブのローレットつげは一方のウェブ縁に対
してだけを示す。
そしてウェブのローレットつげはローレットウィール(
ぎざつげ輪)14.15によりウェブの表面および裏面
におこなわれる。
この二つのローレットウィールは回転軸16,17に取
付げられて回転自在である。
これら回転軸16,17は図示のごとき動作位置におい
ては二つのローレットウィール14,15に対する共通
の接線面は案内ローム12と13との間のウェブの平面
と事実上一致する。
軸16は固定して取付けられているが、回転軸17はア
ングル・レバーの垂直アーム18に取付けられている。
アングル・レバーの水平アーム20はその先端にローレ
ットをつける力を調節するおもり21がつげられている
なおアンクンレ・レノ仁は枢軸19に枢軸可能に装着さ
れている。
小さいカム22が枢動運動できるようにピン23に取付
げられていて、 180’回転できるのでアーム20
を引上げ、これによってローレットウィール15を対抗
したローレットウィール14から離れさせることができ
る。
第1図は本発明のローレットつげ方法を実施する装置の
助略図であるが、第2図および第3図はその装置の詳細
図である。
第2図は両口−レットウィールと支持構造体の側面図で
あるが、第3図は第2図の3−3線に沿った断面図であ
る。
U字形はり24がフィルム100通路に隣接して水平に
延びている。
このはり24にベヤリングブロック25.26が設けら
れている。
このベヤリングブロック25.26に軸19が回転可能
に装着されている。
中央部に水平アーム20が固着されている。
そして水平アーム20の両側で垂直アーム18.28が
軸19に固着されている。
これら垂直アーム18.28にローレットウィール15
が担持されている。
そのために、これら垂直アーム18.28に短い固定軸
34が装着されている。
なお固定軸34は固定ブロック35および36によって
アーム18および28に取付けられている。
この固定軸34にローラベヤリング32および33を介
してローレットウィール15が回転可能に装着されてい
る。
ローレットウィール15はバブ29と、リム30とこれ
らバブとリムとの間に伸びた複数のスポーク31とより
なる。
このバブ29がベヤリング32および33に装着されて
いる。
ウィール15のリム30は断面はぼ正方形である。
固定軸34は中空で、その両端にはめねじ37,38が
設けられて冷却回路の可撓性導管を連結するようになさ
れている。
固定軸34は二つの対称的な部材から製造されていて、
これらの各部材は拡大部分39.40を備えていて内側
室41を形成するようになっている。
かくして冷却液との接触の増大を計っている。
固定軸34はこの二つの部材を相互に溶接した後に旋削
されて正確な外側寸法に仕上げられているものである。
ローレットウィール15の加熱は弧状の加熱部材により
おこなわれる。
この加熱部材はウィール15を約260°にわたって取
り巻き、みぞを設げた部分42と平らな部分43とより
なる。
みぞを設げた部分42の内周面には全体の形がウィール
15のリム30と対応する凹陥部と、電気加熱要素を入
れたみそ部44とが設けられている。
この加熱要素の電気的接続は端子45,46(第2図)
においておこなわれる。
平らな部分43はみぞを設げた部分42にねじにより取
付けられ、このようにして組合された部分はローレット
ウィールのリムの外面、即ちリムの側面および外周面を
密に、約1m間隔で取巻く加熱部材を形成する。
この加熱部材は同様に約260°にわたる断熱体48.
49により包囲されている。
断熱体48,49はヨーク50と51との間でねじ52
により取付けられている。
ヨーク50.51はブロック54にねじ53により固定
されている。
ブロック54は少さなげた55に固着されたものであり
、次いで上記げた55はアーム18.28に固定された
ものである。
ローレットウィールの周面を第4図に示す。
この図はウィールの半径方向断面図の拡大部分を示す。
ウィールの軸線は第4図を垂直に走っている。本体に固
定したローレットウィール14およびその対応加熱部材
の構造は可動のウィール15に関して述べたものと同じ
であるので、これ以上の説明はしない。
以上の説明より、本発明のローレットづげ方法はローレ
ットウィールそのものによりウェブな加熱するものであ
ること、およびそのローレットウィールのウェブへの接
触圧力を調節させるものであることが具体的に理解され
よう。
以下の比較例は従来の冷間ローレットと比べて本発明の
ローレット技術で得られる改良点を示す。
比較例 1 厚さく118rranのポリエチレン・テレフタレート
フィルムを冷間および熱間ローレットづけをして均一幅
10mmの従来の線ローレットを得た。
冷間ローレットづげは約2rIrIr1ピツチで1cn
iにつき約23のローレットづげ突起を備えた従来のロ
ーレットウィールによっておこなわれた。
熱間ローレットつげはその反対に約0.8X0.8m+
++ピッチで1c4につき153のローレットづげ突起
を備えたローレットウィールによりおこなわれた。
ここに用いられた「ローレットづげピッチ」という語は
ローレットウィールの周面で測ったローレットづけ突起
の中心点間0臣離を指し、二つの値が等しいという時は
ウィールの軸方向に測ったピッチが接線方向に測ったピ
ッチに等しいことを指す。
ローレットっけの深さ、即ち約25μmとローレットっ
けの力、即ち約25にりと(L熱間ローレットっけが1
20℃のウィール温度でおこなわれ一冷間ローレットづ
げが室温、即ち20℃でおこなわれた場合、両方とも等
しいことが判った。
ここでいう 「ローレットつげ深さ」という語はローレ
ットウィールから遠いフィルム面の部分を局部的に突出
させることによってフィルム縁を変形さセる冷間ローレ
ットつげ(第6図参照)、またはローレットウィールと
接触しているフィルム面の部分を局部的に突出させるこ
とによってローレットウィールがフィルム縁を変形させ
るようにした熱間ローレットつけ(第1図参照)の結果
としてフィルム縁の厚さを全体的に増加することを指す
冷間ローレットっけの場合は、ローレットづげされたフ
ィルム部域A、B、Cの厚さは事実上変っておらずに、
フィルム材料はフィルムの一側に向って「変位」してい
て、フィルムの一側に突起をつくり出して、反対側には
それに対応する凹陥部をつくり出しているのである(第
6図参照)。
本発明の熱間ローレットづげの場合は、このことは反対
に、フィルムの一側面に作用するローレットローラはフ
ィルムの反対面を変形させずにそのままにしておき、ロ
ーレットウィールと接触する表面はローレットづげ突起
がフィルム面に食い込んでその部域の付近D pEで軟
化したフィルム材料を隆起させて厚みを増大すべく変形
している(第1図参照)。
シングルローレットの場合、即ち一つのローレットウィ
ールを対向の滑らかなローラと組合せした場合は、滑ら
かなローラと接触するフィルムの表面は変形されない。
ダブルローレットの場合、即ち二つの対向するローレッ
トウィールの組合せの場合&L ローレットの深さは同
ジローレットつケ力においてシングルローレットに対し
て得られた深さのほとんど倍の深さになる。
熱間ローレットづゆでは同じローレットつげ力壷壷で冷
間ローレットづけで達成できた変形の約6.5倍のフィ
ルム表面の変形ができることがわかる。
比較例 2 厚さ0.14mmのトリアセテートフィルムを10m/
winの速度で冷間ダブルローレットづげと熱間ダブル
ローレットっけとをおこなった。
冷間ローレットづげの温度は20℃とし、熱間ローレッ
トつけ用のローレットウィールの温度は120℃とした
直径12m、幅10mm、およびローレットつげピッチ
がそれぞれ2X2mm、 0.8X0.8+onを有す
るローレットウィールによりローレットっけをおこなっ
た。
ローレットづけ力は約25Kgであった。ローレット深
さはローレットつけされたフィルム縁が4Ky/crl
の圧力で24時間そのまま放置された後に二つの条件の
もとに測定した。
第1測定Aは何等の荷重なくおこなわれ、第2測定Bは
先の4 Ky/crriの24時時間型をそのままにし
た状態でおこなわれた。
ローレットつけ直後に測定されたローレット深さと24
時間後に測定したローレット深さとの比較から得た相対
値幅において表わされるローレット深さを次の表に示す
熱間ローレットつげは4 K9/cdの荷重においてほ
とんどローレット深さを増加しないことが上記表から明
らかである。
しかし、荷重のない場合、熱間ローレットづげは一定時
間縁に荷重をあたえた後に残るローレット深さを著しく
改良することが明らかである。
このことはフィルムのロールが入れ子穴に変形するのを
防ぐために特に有利である縁のローレットっけの弾力性
が大きく増加したことを示す。
比較例 3 比較例2に説明したダブルローレットづげを厚さ0−1
8 rtattのポリエチレンテレフタレートフィルム
に対して反復実施した。
熱間ローレットづげは120℃においておこなわれた。
本発明による熱間ローレットつげにより得られるローレ
ット深さの増大はトリアセテートフィルムに対する場合
はどポリエステルフィルムの場合には著しくないことは
明白である。
この理由はローレットづげされた縁が冷間ローレットつ
げによって造られたとしてもこの縁Q変形に対する抵抗
の一層の増大を保証するポリエチレンテレフタレートの
特に本質的物理特性による。
比較例 4 ゼラチン下塗り層を備えたトリアセテートフィルムは冷
間および熱間ローレットづげによって粉塵のでき方に差
ができる。
粉塵の測定はローレッ”◆トウイールの周りの空気3リ
ツトルを吸取り、これを0.5〜5μmの粉塵粒と5μ
mより大きい粉塵粒とを得るように分析することにより
おこなわれた。
次表の各数値は五つのサンプル平均値である。
各測定はロイコ・ニアゾル粒子検測器220型(米国カ
リフォルニア、メンロパークのロイコ計器発売)によっ
ておこなわれた。
さらに比較をおこなうために、フィルムを停止させた時
およびローレットづげをおこなわない間フィルムを動か
した時についてローレットウィールにおける空気の粉塵
含有量をも測定した。
冷間ローレットつげでは大きい粉塵粒の出方が熱間ロー
レットづげに比べて約15倍大きい(73:4.6)で
あることが明白である。
これに反して、小さい粉塵粒は熱間ローレットづげでは
冷間ローレットづげに比べて約2倍である(372:1
98)である。
小さい粉塵粒の方が大きい粉塵粒に比べてはるかに有害
度が低いことを考慮すると、粉塵の出来量についてもフ
ィルムを熱間ローレットづげすることは冷間ローレット
つげに比べて大きな改良を意味することが理解されよう
本比較例に対しゼラチン下塗り層を有するフィルムを選
んだことは近代的被膜装置の傾向がフィルムベースの製
造直後およびフィルムベースの製造直後およびフィルム
を切めで巻き上げる直前にゼラチン下塗り層をフィルム
に施すためにフィルムのローレットづげは必然的にゼラ
チン下塗り層をいため、粉塵がさらに多くできることに
なるという事実によって証明される。
本発明の熱間ローレットつげに用いるローレットウィー
ルの別の態様を第5図の断面図によって示す。
第2図および第3図で説明したローレットウィールと異
って、このローレットウィールはローレットウィールの
リムの内面にごく近く配置された部材から熱伝達によっ
て加熱される。
ローレットウィールはリム60、断熱リング61および
ハブ62よりなる。
ノ・プロ2は固定シャフト65にローラベヤリング63
.64を介して回転可能に装着されている。
固定シャフト65は中空で、支持はり70に取付けられ
たアーム68.69間に二本のポル)66.67により
挾持されている。
ポル)66.67は軸方向孔を有する。
そしてこの軸方向孔にはねじが設けられている。
かくしてこのボルトに可撓性導管を接続することができ
、冷却液をシャフト65内に通すことができる。
第2断熱リング71がシャフト65に固着されている。
この第2断熱リング71にリング状加熱部材72が装着
されている。
この加熱部材12には複数個の等角に隔設された孔73
が設けられている。
この孔γ3内に毎回加熱カートリッジがはいる。
ただし時々おこるオーバヒートを防いで装置を保護する
ためのサーモスタット74が配置されている最下側の孔
は除く。
ウィールのリム60には綴金75が設けられていて、こ
の綴金75の外周南には所望のローレット模様が設けら
れている。
最後に、耐熱性低摩擦性重合体材料、例えばテフロン(
商標)のごとき材料よりなるスリーブ76が第5図の綴
金15の左側においてローレットウィールのリムの周り
に設げられている。
これはローレットっけのR金のそばでウィールにふれる
恐れのあるウェブ10に傷がつくのを防ぐためのもので
ある。
ねじ、密封リングなどローレットウィールの種種の構成
要素についてはこれ以上説明しない。
これら要素はローレットウィールの動作を理解する上で
必要条件ではないからである。
ローレットウィールの動作について説明すると、ウェブ
10はウィールの綴金15と接線方向に接触し、適当な
バッキングローラ(裏当て輪)(図示せず)に圧接され
ている。
加熱部材72はこの部材72をウィールのリム60の右
半分から分離しているエア・ギャップを介して対流によ
り綴金15を加熱する。
本発明のローレットつけ方法に使用する装置は叙上のも
のに限定されるものでないことが理解されよう。
滑カナバッキングローラFL シングルローレットづけ
の場合には、ウェブなその幅−ばいに支え、ウェブの二
つの縁を一側でローレットづげする二つのローレットウ
ィールに対する共通の裏当て支持体として動作するロー
ラで代替することもできる。
ローレットづげは以上に説明のごとき線状ローレットで
あることを必ずしも必要とせず、刻み目模様、周期的に
断続した模様、ウェブの左側縁を右側縁と感触で区別で
きるような模様など当業技術において公知の他の模様の
形を取ることもできる。
ローレットウィールのシャフトを冷却することは多くの
場合省略できる。
当然のことながら、シャフトを冷却する唯一の理由は潤
活油の急激な質の低下を防ぐ程度にローラベヤリング温
度を低く維持することにある。
従ってウィールのリムとノ1ブとの間の断熱性が両者間
の熱の伝達を制限する程度に大きければ、ウィールの中
心部分の冷却は省いて差支えないことが非常に多い。
ローレットウィールの加熱はまた別の態様でも種々おこ
なわれる。
例えば、ウィールのリム部分に電気加熱体を埋設し、こ
れの電気接続をリングおよびブラシでおこなうというや
り方である。
あるいはまた別の態様として、第1図乃至第5図に関連
して上記したごとくウィールに熱を伝達する加熱部材を
電気的方法によらず、加熱油などにより加熱することも
できる。
最後に、誘導低周液加熱または誘電高周波加熱のごとき
ローレットウィールのリム部分に直接熱を発させるのに
用いられる熱を発生するため当業技術に公知の他の技術
にも言及しておこう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施する装置の概略図、第2図
は第1図の装置の詳細な側面図、第3図は第2図の3−
3線に沿った断面図、第4図はローレットウィールの周
面を示す断面図、第5図は別の態様のローレットウィー
ルの軸方向断面図、第6図は従来のローレットづけによ
るウェブの厚みの増大を示す概略拡大図、第7図は本発
明のローレットつげによるものを示す概略拡大図である
。 なお図において、符号10および17は移動するウェブ
、14.15はローレットウィール、20はアーム、2
1はこのアーム用の偏倚用のおもり、42,43はロー
レットウィール15のリム30を加熱に対する加熱部材
、72はウェブ17をローレットづげするためのローレ
ットウィールのリム60を加熱するためのリング状加熱
部材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二つの対向する側縁を有する移動中の熱可塑性ウェ
    ブに縁部ローレットづげする方法において、前記側縁の
    裏面に支持的に係合するバッキングウィールと外面ロー
    レットづけパターンを形成すべく多数の隆起した小さな
    表面突起を有して前記側縁の表面に係合する自由に回転
    しうるローレットウィールとからなるローレットつけ帯
    域に前記ウェブの各側縁を通し、前記ウェブの側縁の表
    面の層を軟化させるに十分な温度にまで前記ローレット
    ウィールを加熱し、加熱されて軟化された前記表面の層
    が前記実記により入り込まれしかしてくぼまされそして
    前記突起が前記表面の層へ入り込む結果ウェブの裏面を
    変形させることなく前記のくぼまされた区域に隣接した
    同じ表面の層の領域を当初のウェブ面よりも上昇させる
    べく前記ウィールのニップを通過する前記ウェブの側縁
    に前記ウィールにより付与される力を調節することを特
    徴とする熱可塑性ウェブの縁部ローレットづけ方法。
JP49061728A 1973-06-01 1974-05-31 熱可塑性ウエブの縁部ロ−レツトづけ方法 Expired JPS5854007B2 (ja)

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