JPS5853978A - ソフトな防音制振材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は分子中にイソシアネート基を２個以上含むイソ
シアネート化合物を水単独、又は充てん剤を分散した水
中に配合した後全体をゲル化させ、これを水不溶性の材
料で覆うことを特徴とする水を主成分とするソフトな防
音割振材に関するものである。

一般に音波の防音、しゃ断又は制振等の効果をあげるた
めには音源と耳の間に障壁を作るが、この障壁の制料と
して粘弾性の大きいものや重量の大きいものを使用する
等の方法により達成できるがこの場合障壁は面比重が大
きく且つ柔軟な方が効果的である。

このような観点より従来の防音割振材等はポリ塩化ビニ
ルやアスファト又はゴム系物質等をベースとしこれに高
比重又はりん片駄無機物質を配合した成型物が多く使用
されている。

本発明はこれら従来より使用されているものと全く異な
る新規な組成による防音割振材であり、主成分として水
を用い、これに適宜充てん剤を分散した後分子中にイソ
シアネート基を２個以上含むイソシアネート化合物を配
合して水とイソシアネート化合物の反応を進行させて、
この反応中及びゲル化後いずれかにおいてこのゲル体成
型物を水不溶性の材料で覆ったものである。

本発明の防音割振材は主成分が抱水ゲル体であるために
従来のものに比べて著しくソフトで且つ軽量であるが防
音制振特性は極めて優れている。

本発明のゲル体は水を主成分としているために水分が逸
散しないように水不溶性の材料で覆い、ゲル体を密封し
て使用する必要があり、これが本発明の特徴の一つであ
る。

本発明において使用する水は蒸留水、水道水、用水、海
水、工場υ１水等いずれでもよい。

又、本発明において使用する充てん剤としては炭酸カル
シウム、クレー、ケイ砂、タルク、石こう、酸化鉄、酸
化チタン、硫酸バリウム、アスベスト、水酸化アルミニ
ウム、雲母、カーボンブラック、グラフアイｌ−、鉄粉
、鉛粉、１月、酸化亜鉛、ロックウール、ガラス繊維、
木粉、パルプ、粉末ゴム、天然又は合成繊維等の無機及
び有機の粉末、及び繊維片等が適当である。

更に、本発明に使用する分子中にイソシアネート基を２
個以上含むイソシアネート化合物とは、水と反応し水不
溶性のゲル体を作る架嬌剤として用うるものであり例え
ばトリレンジイソシアネー１−　（ＴＤＩ）、ｌ−リフ
ェニルメタントリイソシアネ−１−（ＴＴＩ）、メチレ
ンとスジフェニルジイソシアネ−１−（Ｍｌ）Ｉ）、水
素化ＭＤＩ、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシレ
ンジイソシアネート（ＸＤＩ）、水素化Ｘ　Ｔ）　Ｉ　
、フェニレンジイソシアネート、ナフチレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート（ＩＰＤＩ）等の
イソシアネート化合物かこれらの重合物もそのまま使用
できる。

またこれらイソシアネート化合物の１種又は２種以」二
とエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタン
ジオール、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメ
チロールプロパン、ソルビトール、マンニトール、トリ
エタノールアミン、ジェタノールアミン、モノエタノー
ルアミン、ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、ポリオキシエチレン
グリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオ
キシプロピレントリオール、エチレンオギサイドとプロ
ピレンオキサイドの共重合体等ポリオール、ポリアミン
の１種又は２種以上とを反応させた親水性プレポリマー
あるいはアダクト等もより好ましいものである。

本発明のゲル体を覆う水不溶性の材料とはポリ□ 塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレ−１−、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリフッ化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリア
クリロニｌ−リルかこれらを主成分とする共重合体等の
プラスチックフィルム又はこれらを含むラミネートフィ
ルム又はシートやゴム系物質のフィルムまたはシートの
他、プラスチックやゴム系物質と他の材料との複合フィ
ルム又はシート、ターポリン紙等の耐水性があり水を透
過させない材質からなる袋ないし容器はもちろん、前記
のプラスチックやゴム系物質あるいはアスファルト系物
質の溶液またはその分散液または溶融物を用いて本発明
のゲル体に塗布または含浸による結果としてできる水不
溶性の被覆も含まれる。本発明の配合には適宜各種の染
料、顔料、香料、防腐剤、防パイ剤、防サビ剤、凍結防
止剤、可塑剤、分散剤、消ホウ剤、イソシアネー１−の
反応遅延剤または速進剤等を使用することもできる。

次に本発明を実施例により説明する。

実施例　／。

下記の配合による各成分を、５°Ｃ下において撹拌しな
がらよく混合し、ついで塩化ビニルと塩化ビニリデンの
共重合フィルムの上に流延した。

上記配合物は放置によりゲル体となるが、ゲル１化する
前に流延蔽を覆うように塩化ビニルと塩化ビニリデンと
の共重合フィルムをかぶせてゲル体を密封して水分の逸
散を防ぐと共にゲル化が完全に終了するのを待つ。

本実施例により得られた防音制振材は柔軟で扱い易く、
同じ厚さのアスファルトシートと比較した防音制振性能
は著しく優れたものであった。

実施例　！。

実施例　／、と同様の要領で、厚さが０．０５％のポリ
塩化ビニル製のフィルム袋に下記の配合物を入れて後密
射して本実施例の防音制振月を得た。

なお本実施例の防音割振材の厚さは５％である。

本実施例の防音制振材は、７ｇ！結防止剤としてエチレ
ングリコールを使用した為に−２０〜−８０°Ｃの温度
範囲内で凍結硬化せす、安定で優れた防音制振性能を示
した。

実施例　３゜ ミリオネ−１−ＭＲ，（日本ポリウレタンＫ　Ｋ製、Ｍ
ＤＩ系イソシアネー１〜化合物）とポリエチレングリコ
ールをモル比が３；２の割合で反応させた化合物１２部
を水１００部に添加配合した移この配合物を厚さが０．
５％のレイヨン繊却入りのスチレンとブタジェンの共重
合系ゴムシートに厚さが２％になるように流延し、同配
合藤がゲル化する前に前に使用したと同じゴムシー１〜
をかぶせて覆い、周囲をゴム系接着剤で完全に接着シー
ルして本実施例の防背制＋１ｉｉＨ利を得た。

本実施例のゲル体はゴムシートによく接着しゴムシート
と一体化して防音、しや音効果を示し、４０〜２０．０
００ヘルツのオーパスの透過減衰率は２３デシベルを示
し他のゴム系物質に炭酸カルシウムを配合した本実施例
と同し厚さの防音材の性能を太きくひき雛す効果を示し
た。

実施例　グ。

１−リフェニルトリイソシアネートとプロとレンジアミ
ンをそのモル比が２；１になるような割合で反応させた
化合物１０部を硫酸バリウムを２０％分散させた水１０
０部の中に添加配合した後、雛型剤を塗布したカラス板
上にその厚さが２％になるように流延して放置し、ゲル
化を完了した。

このゲル体を離型して後、下記の配合液に含浸して風乾
したところ、柔軟で扱い易く且つ防音制振性に優れた防
音制振材を得た。

本実施例の防音制振拐は、特に制振性能において著しく
優れており、他の防振ゴム系制振拐の性能を大きく上ま
わる効果（鉄球落下式防音・制振効果測定法）を示した
。

特許出願人 −５１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ／９分子中にイソシアネート基を２個以上含むイソシア
   ネート化合物を水単独、又は充てん剤を分散した水中に
   配合した後、水不溶性の材料で覆うことを特徴とする水
   を主成分とするソフトな防音制振拐。