JPS5853364B2 - 無効電力補償装置の制御方式 - Google Patents

無効電力補償装置の制御方式

Info

Publication number
JPS5853364B2
JPS5853364B2 JP52063783A JP6378377A JPS5853364B2 JP S5853364 B2 JPS5853364 B2 JP S5853364B2 JP 52063783 A JP52063783 A JP 52063783A JP 6378377 A JP6378377 A JP 6378377A JP S5853364 B2 JPS5853364 B2 JP S5853364B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactive power
circuit
fluctuation amount
detection
detection circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52063783A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53147957A (en
Inventor
正俊 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP52063783A priority Critical patent/JPS5853364B2/ja
Publication of JPS53147957A publication Critical patent/JPS53147957A/ja
Publication of JPS5853364B2 publication Critical patent/JPS5853364B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電力系統に接続された変動負荷と並列に接続し
たサイリスタ制御無効電力補償装置の制御方式に関する
ものである。
アーク炉の様にその無効電力の変動が不規則でかつ、変
動周波数が速い場合、その様な無効電力変動を効果的に
補償するためには無効電力変動に対する補償装置の応答
をできるだけ速くする必要がある。
このために負荷の無効電力変動に対して遅れなく検出で
きる無効電力検出回路がこれまでいくつか提案されてい
る。
しかし、これらの検出回路はいづれも負荷電流の半サイ
クル通電期間のごく1部を検出して半サイクル全体の電
流波形を推測する方式であるため電流波形歪がある場合
には検出精度の低下はやむを得ないという問題がある。
又、一方、半サイクル前の無効電力を検出して次の半サ
イクル後の無効電力を制御するいわゆる半サイクル遅れ
制御の場合には半サイクル期間を用いてその半サイクル
間の無効電力を検出するため正確に半サイクル間の無効
電力を検出できるという長所があるが、検出に半サイク
ルの遅れを有するという欠点がある。
これら従来の方式について第1図〜第4図を用いて更に
詳述する。
第1図は一般に知られているサイリスク制御無効電力補
償装置の1例である。
第1図において1は進相コンデンサでアリ、その進相無
効電力はQ。
である。2はリアクトルであり、リアクトルに流れる電
流は直列に接続されたサイリスタスイッチ3,4により
位相制御される。
リアクトル2に流れる電流iRは、サイリスタの点弧位
相角を制御することにより0〜100%の間に任意に変
化させ得る。
このリアクトル電流iRは、電源電圧V(θ)に対し9
0°遅れの位相を有し、コンデンサ1の進相電流icと
相殺し合うため、リアクトル電流iRを制御することに
より間接的にコンデンサ電流i。
をi。+iHの形で制御していることになる。
第1図はこの様な制御方法により変動負荷5の遅相無効
電力QLを補償する装置である。
上記の様にリアクトル電流iRはサイリスタにより位相
制御されるが、この場合のりアクドル電流iRの波形は
第2図に示される。
サイリスタの点弧位相角α1.α2・・・・・・・・・
α4はいづれも電源電圧V(θ)のピーク位相t1.t
2・・−・・・・・・t4からの角度で示されている。
ここでのαはOoから900の間で可変される。
サイリスクでリアクトル電流iRを制御する場合、サイ
リスタが1度電流が流れ始めると電流がOになるまで制
御不能であるという特性を有することから、第1図の様
な無効電力補償装置の無効電力の制御回数は半サイクル
に1回の割合となり、制御される区間は電源電圧V(の
のピークから次のピーク塩、即ちt1〜t2.t2〜t
3.t3〜t4・・・・・・・・・の区間である。
この様に半サイクル毎に補償装置の無効電力を制御する
場合、従来の制御方式としては次の2通りの方法が用い
られている。
第1の方法は半サイクル前の無効電力を検出して次の半
サイクル期間の無効電力を制御する方法であり、いわゆ
る半サイクル遅れ検出方法である。
第3図に半サイクル遅れ検出方法の1例を示す。
第3図においてV(のは電源電圧、iL(θ)は負荷電
流を示す。
この場合の制御方法としては半サイクル前の無効電力、
例えば第3図のO〜πの区間の無効電力、の検出値を用
いて次の半サイクルの無効電力、例えば第3図のπ〜2
πの区間の無効電力、を制御することになる。
半サイクル期間の無効電力を検出する場合には次の演算
により検出される。
即ち、第3図のV(θ)を90°遅らせた電圧vテθ)
とiL(θ)からの演算を半サイクル期間行えば良い。
上式は全く無効電力の定義に従って計算した値であり、
θ−nπ、n=1.2.3・・・・・・・・・における
q(nπ)””(IBは半サイクル間の無効電力に比例
した値である。
この様な検出方法を用いると負荷電流iL(のの半サイ
クル平均を用いるため電流iL(θ)に歪がある様な場
合も十分な精度で検出することができるが、検出に半サ
イクルの遅れを有するので無効電力の値が半サイクル毎
に変化する様な場合は半サイクル遅れによる補償誤差が
大きくなるという欠点がある。
第2の方法は半サイクル期間の無効電力を遅れなしに検
出する方法であり、その1例が第4図に示される。
第4図においてV(θ)は電源電圧を示しiL(θ)は
負荷電流を示す。
iL(θ)は有効電流成分11と無効電流成分12に分
解することができる。
11 は電圧■(θ)と同位相で七のピーク値は電圧■
(θ)のピーク位相−におげるiLの瞬時値に等しい。
又12は電圧V(θ)とは9000位相差を持ち、その
大きさは電圧V(θ)の零点の位相πにおけるiLの瞬
時値に等しい。
このことを式で示すと次の様になる。
とすると iLの無効電力を検出するにはV(θ)の変動がないと
みなしてiLの無効電流、即ちIpstnψが検出でき
れば良い。
このことは12 のピーク値を検出できれば良いことを
示している。
12 のピーク値はV (0)の零点で生じるが、サイ
リスタはそれよりも前の位相で点弧する必要があるため
12のピーク値をV(θ)の零点より前の情報を用いて
推測する必要がある。
このため次の様な手段が用いられる。
il はθ−一におけるiLの瞬時値■pcosψをピ
ーク値とするVと同位相の正弦波sinθで表わされる
からθ=−以降の11 はこれらを乗算することにより
作成することができる。
従って12はi L −i 1から求められる。
前述の様に12のピーク値はV(θ)の零点で初めて検
出できるものであるが、それより前の位相で次の様にし
て推測される。
であるから 即ちθ−−以降の各時点における12の瞬時値とその時
点におけるsin (θ−一)の比で求められる。
この様に求めたIp sinψによりサイリスタ点弧位
相角が決定されθ−一からαだげ遅れた位相でサイリス
クが点弧されリアクトル電流iRが流れ始める。
この方法を用いると無効電流検出時の遅れは無い。
しかし、第4図から明らかな様に負荷電流iLのθ−φ
からθ−−+αの情報だげで残りの半サイクル期間のi
Lを推測していることになり、iLが正弦波の時にはこ
の様な方法で正しく推測できるがアーク炉電流の様に歪
波形の場合には推測誤差が生じるのはやむを得なくなり
検出精度が低下するという問題がある。
本発明は以上の様な従来方式の欠点に鑑みなされたもの
で、上述した半サイクル遅れ検出方式による制御と瞬時
検出方式による制御を両方同時に行うことにより、これ
らの方式の長所を有効に活用して、応答速度が速くかつ
精度の高い制御方式を得ることを目的とするものである
第5図に本発明による無効電力の補償方法の原理を示す
第5図aは負荷の無効電力変動QLに対して上述の如き
瞬時検出方法を用いた場合の補償無効電力QAの追随性
を示したものである。
瞬時検出の場合には検出に遅れはないのでQLの変動に
対し※てQAは遅れなく追随しているが、検出誤差があ
るためQLとQAは完全に一致していない。
QLをQAで補償した場合の補償後の無効電力(QL
QA)を第5図すに示す。
(QL QA)は高い変動周波数領域までほぼ一様に
補償されることになるが検出誤差が太きいため、まだあ
る程度の変動分が補償されずに残っている。
そこで更に(Q、t、 QA)に対して半サイクル遅
れ検出を行うと、その場合の検出値は破線で示されたQ
Bとなる。
(QL QA)に対し、QBで更に補償すると補償後
の無効電力変動は第5図Cに示される様にQLに対して
非常に小さくすることができる。
この様に瞬時検出方式による補償と半サイクル遅れ検出
方式による補償の2重補償を行うことにより、これらの
どちらか一方だけ使用した場合に比べほぼ2倍の効果を
有することになり、従来の方式に対し卓抜した効果を生
じることになる。
上記の事を式を用いて表示すると次の様になる。
QLの半サイクル毎の時系列をQL(n)とする。
又、瞬時検出方式による検出値の時系列をQA(n)と
する。
まず最初はQt、(n)をQA(n)で補償することに
なるので補償後の無効電力Qt(n)は次式で示される
更にQl(rl)は半サイクル遅れ補償が行なわれ、半
サイクル遅れ補償後の無効電力Q2(n)は次式で示さ
れる。
(1)式を用いて(2)式を書き直すと 従って(3)式よりQL(n)に対して (QA(n)+QL(n 1) QA(n 1)
)で補償すれば瞬時補償と半サイクル遅れ補償の2重補
償を行っていることになる。
ここでQt、(n 1)は半サイクル前の負荷の無効
電力を示し、これは半サイクル遅れ検出回路により検出
された無効電力QB(n)で表わされる。
このことから(3)式は次の様になる。
上記の内容を具体化した制御回路のブロック図が第6図
に示される。
第6図において、■(θ)は電源電圧であり、iL(の
は負荷電流を示す。
■(θ)とiL(θ)は瞬時無効電力検出回路10に入
り、無効電力の瞬時検出が行なわれる。
検出回路10では、例えば上述した第4図に示される様
な方法で遅れなしに負荷の無効電力QL (n)を検出
する。
その検出値をQA(11)とする。一方V(θ)とiL
(θ)は半サイクル遅れ無効電力検出回路20に入り、
半サイクル期間の無効電力検出が行なわれる。
検出回路20では例えば上述した第3図に示される様な
方法で半サイクル遅れで負荷の無効電力QL(n−1)
を検出する。
その検出値をQB(n)とする。
検出回路10の検出値QAはホールド回路30へ入り半
サイクル期間ホールドされる。
このホールド回路30では半サイクル前のQAをホール
ドしておく回路であり、その出力はQA(nl)となる
これらのQA(n) 、QA(n−1) 、QB(n)
ハ演算器40により演算され (QA(n) QA (n 1 ) +QB(n)
)となる。
演算後の信号はゲート位相回路50に入り演算値に応じ
たサイリスタ点弧位相αが決定され、更にゲートパルス
発生回路60によりαの位相でサイリスクにゲートパル
スが送られる。
以上述べた様にして、この発明によれば従来の瞬時検出
方式と半サイクル遅れ検出方式とを組合せて利用するこ
とにより、各々の欠点を補ない、応答速度が速く、かつ
精度の高い改良された無効電力補償制御方式を得ること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が適用される無効電力補償装置の主回
路構成図、第2図は無効電力補償装置のサイリスタ点弧
角と電流との関係を説明した図、第3図は従来の無効電
力の半サイクル遅れ検出による制御方式を説明する図、
第4図は従来の無効電力の瞬時検出による制御方式を説
明する図、第5図は本発明による制御方式の原理を説明
するための図、第6図は本発明の一実施例を示す制御ブ
ロック図である。 図中、1はコンデンサ、2はリアクトル、3゜4はサイ
リスク、5は変動負荷、10は瞬時無効電力検出出回路
、20は遅れ無効電力検出回路、30はホールド回路、
40は演算器、50はゲート位相回路、60はゲートパ
ルス発生回路、■(θ)は電源電圧、iL(θ)は負荷
電流、QA(n)、QB(n)は無効電力検出値である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンデンサ並びにこのコンデンサと並列に接続され
    かつリアクトルおよび半導体制御素子の直列回路から成
    り、この並列回路と並列に接続された変動負荷の電気変
    動量を検出し、その検出値に応じて上記半導体制御素子
    が上記リアクトルの遅相電流従って上記コンデンサの進
    相電流を制御し、ひいては補償無効電力を制御する無効
    電力補償装置において、上記変動負荷の電気変動量を瞬
    時に検出する第1の電気変動量検出回路と、上記変動負
    荷の電気変動量を半サイクル遅れで検出しかつ上記第1
    の電気変動量検出回路より応答は遅いが検出精度は優っ
    ている第2の電気変動量検出回路とを備え、補償すべき
    変動負荷の電気変動量に対して、上記第1の電気変動量
    検出回路で検出した電気変動量に、上記第2の電気変動
    量検出回路の検出値とこの検出遅れ分だけ前の時点での
    上記第1の電気変動量検出回路の検出値との差を加えた
    値を用いて無効電力補償装置を制御することを特徴とす
    る無効電力補償装置の制御方式。
JP52063783A 1977-05-30 1977-05-30 無効電力補償装置の制御方式 Expired JPS5853364B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52063783A JPS5853364B2 (ja) 1977-05-30 1977-05-30 無効電力補償装置の制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52063783A JPS5853364B2 (ja) 1977-05-30 1977-05-30 無効電力補償装置の制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53147957A JPS53147957A (en) 1978-12-23
JPS5853364B2 true JPS5853364B2 (ja) 1983-11-29

Family

ID=13239314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52063783A Expired JPS5853364B2 (ja) 1977-05-30 1977-05-30 無効電力補償装置の制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5853364B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5616788U (ja) * 1979-07-18 1981-02-13
JPS59146321A (ja) * 1983-02-10 1984-08-22 Nissin Electric Co Ltd 無効電力補償装置
JP5018205B2 (ja) * 2007-04-23 2012-09-05 富士電機株式会社 無効電力補償装置における演算方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53147957A (en) 1978-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5253155A (en) Circuit and method for controlling output current balance between parallel driven PWM-type power inverting units
JPS6013390B2 (ja) 電力変換装置の制御装置
TW201822466A (zh) 用於市電並聯系統之鎖相迴路方法
JPS5853364B2 (ja) 無効電力補償装置の制御方式
US4122516A (en) Inverter control apparatus
US3863133A (en) Means for monitoring the relative phase relationship between two variable-frequency periodic signals
JPS6035890B2 (ja) 回路定数発生装置
JPH03135362A (ja) 交流電圧のサイクル制御方法
JPS6059830B2 (ja) 変換信号同期装置
JPS648539B2 (ja)
JP2585402B2 (ja) 無効電力補償装置
SU1529377A1 (ru) Устройство дл управлени трехфазным выпр мителем
JP2509889B2 (ja) 保護継電装置
JPH02134574A (ja) 交流電圧検出装置
JPS6010326B2 (ja) 無効電力補償装置
JPH0521122Y2 (ja)
JPS61207182A (ja) 点弧パルス出力位相のデイジタル制御装置
JPH0324607A (ja) 無効電力補償装置
JPH05181549A (ja) 位相差検出方法
JPH04308472A (ja) Pwmインバータの繰返し制御方法
JPS62141931A (ja) 無効電力補償装置の制御方法
SU384184A1 (ru) Способ управления непосредственным преобразователем частоты
JPS62210518A (ja) 静止形無効電力補償制御装置
JPS6039181B2 (ja) 無効電力検出方式
JPS645325B2 (ja)