JPS5853014Y2 - ヒユ−ズホルダ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ブレードタイプヒユーズのヒユーズホルダに
関する。

自動車等の車輌においては、従来の筒形ヒユーズに代え
、機械的強度の優れたブレードタイプヒユーズが使用さ
れるようになった。

このヒユーズＡは、第１図に示す如く、合成樹脂製のケ
ースａに、可溶導体すによって連結された一対のブレー
ド型雄端子ｃ、ｃを装着した構成を有し、雄端子Ｃに対
する雌端子（図示省略）を内装したヒーズホルダｄの端
子収容室ｅに挿着して使用する。

なお、Ｂは配電函であり、前記ヒユーズホルダと関連し
て内部には所望の回路構成を有する配線板や電気回路ユ
ニットが装着されている。

上記構成によると、ブレードタイプヒユーズＡは、専ら
その雄端子ｃ、ｃと相手側雌端子との嵌合、接触圧によ
って支持されており、自動車の走行や振動によって、そ
の結合が次第にゆるみ、遂には外れて了うおそれがある
。

本考案は上記した点に着目してなされたもので、挿着さ
れたブレードタイプはヒユーズの結合を確保するロック
手段を設けると共に、着脱操作の容易なヒユーズホルダ
を提供することを目的とする。

以下本考案の一実施例について図面と共に説明すると、
第２図において、１はヒユーズホルダＣの外縁に沿って
周設した弾性を有する可撓性保護壁であり、その長手方
向の前後側壁２の端面に、複数の係止腕３が相対向して
突設され、係止腕３の先端内側には上面にテーパー状案
内面４Ａを付した爪４が形成されている。

また、可撓性保護壁１の前記長手方向の前後側壁２と交
叉する方向の左右側壁５には撮６が形成されている。

なお、Ｗは電線でありヒユーズホルダＣ内に収容された
図示しない雌端子金具に接続されている。

上記構成において、ヒユーズホルダＣの上部より、ブレ
ードタイプヒユーズＡを挿入すると、ケースａの頭部ａ
１に係止腕３の爪４が係合し、上方への抜は出しが阻止
され、自動車の走行や振動による影響を受けず、その結
合状態が確保される。

なお、ヒユーズＡの挿入に際しては、テーパー４ａを有
する爪４によって係止腕３自体が前後に拡開すると共に
、保護壁１自体が撓んで外側に拡くので、円滑に挿着で
き、挿着後は保護壁１が弾性的に復帰する。

一方、ブレードタイプヒユーズＡを抜き取るには、撮６
，６を指等で内側に押圧すれば（矢線ｐ）、保護壁１の
前後側壁２，２が撓んで外側に拡開しく第３図）、係止
腕３の爪４とケースａとの係合が解除されるので、容易
に行うことができる。

第４図は本考案の他の実施例を示し、保護壁１の前後側
壁２に窓７を開口したものである。

この場合には、窓７によって側面からヒユーズホルダＣ
の端子収容室ｅを確認しながらブレードタイプヒユーズ
の挿着が可能であり、また保護壁１自体が撓み易くなる
ので、ヒユーズの着脱が更に簡単になる。

以上はヒユーズホルダＣに可撓性保護壁１を設け、その
前後側壁２に各々二本の係止腕を突設した例について説
明したが、いずれか一方の側壁に一本だけ設けて他は省
略することができる。

また、ヒユーズホルダＣは従来例と同様に配電函Ｂ等に
一体的に形成して使用できる。

本考案は上記した如くに戒るものであるから、ヒユーズ
ホルダーとブレードタイプヒユーズとの確実な結合を得
ることができ、しかもその着脱が容易に行える特長を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図はブレードタイプヒユーズとヒユーズホルダの従
来例の説明図、第２図は本考案に係るヒユーズホルダの
一実施例を示す斜視図、第３図はその使用状態を示す説
明図、第４図は本考案の他の実施例を示す斜視図である
。 Ａ・・・・・・ブレードタイプヒユーズ、ａ・・・・・
・ケース、Ｃ・・・・・・ヒユーズホルダ、１・・・・
・・可撓性保護壁、３・・・・・・係止腕。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブレードタイプヒユーズの挿入側に可撓性保護壁を周設
   し、該可撓性保護壁の長手方向の側壁にはブレードタイ
   プヒユーズに対するテーパー状案内面を有して該ブレー
   ドタイプヒユーズのケースを係合する爪を備えた係止腕
   を突設し、該長手方向の側壁と交叉する方向の相対向す
   る側壁を内方へ押圧することにより該長手方向の側壁が
   外方へ拡開することを特徴とするヒユーズホルダ。