JPS5852814B2 - 印刷積層フイルムの製造方法 - Google Patents

印刷積層フイルムの製造方法

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JPS5852814B2
JPS5852814B2 JP51104410A JP10441076A JPS5852814B2 JP S5852814 B2 JPS5852814 B2 JP S5852814B2 JP 51104410 A JP51104410 A JP 51104410A JP 10441076 A JP10441076 A JP 10441076A JP S5852814 B2 JPS5852814 B2 JP S5852814B2
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JP
Japan
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colorless
resin
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JP51104410A
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JPS5329382A (en
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隆人 稲村
悌二郎 荒井
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は印刷を施した熱可塑性樹脂フィルム基材にポリ
エチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を押出ラミ
ネートし、巻取り、熟成処理する印刷積層フィルムの製
造方法においてラミネート物の印刷部と無地部における
接着力を同等ならしめんとするものである。
一般に包装材料には2種以上のフィルム素材をラミネー
ト加工したラミネートフィルムまたはフィルム素材に紙
、布、金層箔、網等の他素材をその構成要素として組合
わせたものが用いられるが、ラミネート加工法としては
接着剤を用いるドライラミネート、ウェットラミネート
およびニップロールによる加工接着等の特殊ラミネート
があるが、接着剤による作業環境の悪化、接着剤によっ
て生ずるホットライフの制約、生産コストの割高、生産
速度の遅さ等の理由から、普通には押出ラミネート加工
が採用される場合が多い。
また最近では多量押出ラミネート法としてニーラム法あ
るいはタンデム法が適用されている。
これら押出ラミネート加工法は無地または印刷を施した
ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリプロピ
レンフィルム等の延伸フィルムを基材として供給し、こ
れに加熱溶融したポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体等の樹脂を押出機によってシ
ート状に押出して直後に貼り合わせ、圧着、冷却によっ
て基材とラミネートするものであるが、印刷された基材
においては、その印刷インキ層は通常1色刷の場合で1
.5〜3.5μ程度であり、特に近年に至っては包装袋
は商品価値の向上のため多色重ね刷りが多く、2〜3色
を重ね刷りする場合にあっては、さらに印刷インキ層は
3〜7μ程度になる場合がある。
したがって印刷部と無地部とに印刷インキ層の厚みだけ
の厚みの差が生じ、これは後の押出ラミネート加工によ
っても変化しない。
押出ラミネート加工法においては押出された樹脂がある
一定の距離において大気にさらされ、その後、基材と圧
着されるために樹脂が圧着とともに急冷され、基材の印
刷部と無地部においてほぼ同等の厚みでラミネートする
からである。
このようにしてラミネートされたフィルムは印刷インキ
層の厚みに相当する厚みの差を保った状態で紙管に巻取
られ、通常1000mないし2000rILの巻物とさ
れる。
この押出ラミネートに供する基材にはあらかじめアンカ
ーコート処理が施され、基材と押出樹脂との接着性を向
上させる作用を果しているが、このアンカーコート樹脂
層は一般に1μ程度の均一な厚さのものであり、印刷イ
ンキ層による厚みの差はほとんど変化しない。
このようにして巻取られた1000mないし2000m
の巻物は、室温または温調室において通常、6時間ない
し8時間の熟成処理を如して接着力を高めるのであるが
、この熟=Sを施して接着力を高めるのであるが、この
熟成処理期間においては巻物がある程度以上の張力で巻
取られているため、ラミネートフィルムに厚み差がなけ
れば均等な巻締め力が加わっていることとなり、このよ
うな均等な圧力は熟成処理期間中に欠くことのできない
要件である。
しかるに前述のごとく印刷基材にあっては印刷インキ層
が厚さを有している場合にCま、印刷部には適度な圧力
が加わっているが、無地部では圧力が不足する部分が生
じる。
すなわち、圧力が不足する部分は印刷の図柄、印刷部の
寸法等によって異なるが、特に印刷面がいわゆる全面印
刷となっている場合に発生しやすい。
包装袋として使用する場合には、シール部分を除いてそ
の表に全面印刷を施すことが多く、しかも2色ないし3
色刷であったり、また多色重ね刷りが行われるので、特
に圧力差が問題となる。
本発明はこのような印刷を施したフィルム基材にポリエ
チレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を押出ラミネ
ートする場合に発生する印刷部と無地部における印刷イ
ンキ層の厚みに起因するラミネート物の接着力の強弱を
解消し、ラミネートフィルムの製袋、充填等の後加工に
おけるデラミネーションの発生を防止するものである。
本発明に使用するフィルム基材はポリアミド、ポリエス
テル、ポリプロピレン、ポリビニルアルコール等の膜状
物であり、これに通常、図面に示すように一定間隔をお
いて印刷(斜線部)が施される。
印刷はいかなる印刷方法によっても良い。次にこのよう
に印刷を流されたフィルム基材にその無地部の一部また
は全面に無色透明な樹脂を塗布する。
無色透明な樹脂には無色透明なあらゆる樹脂が使用でき
るが、作業上、特に溶剤可溶性の樹脂が好適である。
これは印刷後に印刷用グラビアロールに加工された図柄
とは逆に印刷インキが塗布されない部分に樹脂が塗布さ
れるように加工したグラビアロールを用意することによ
り、ただちに無地部に印刷インキの層と同等の厚みを有
するごとく容易に塗布することが可能であるからである
溶剤可溶性の樹脂としては、たとえば塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体、カルボキシル基や水酸基を有するビニ
ル樹脂、アクリル系樹脂、ニトロセルローズ、エチルセ
ルローズ、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂等であり、特にナイロンフィルム基材
には二液型ポリウレタン系樹脂が好適であり、−液型ポ
リウレタン系樹脂も使用できる。
もちろん、無色透明樹脂は熱溶融によって塗布しても良
い。
印刷フィルム基材に押出ラミネートする樹脂はフィルム
基材、印刷インキ、無色透明な樹脂等の種類によって適
宜に選択することができ、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、これらの共重合体等のポリオレフィン樹脂、ポリア
ミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル等の樹脂な
どが通常使用される。
従来、たとえば15μのフィルム素材に2色重ね刷りを
施し、約4μ(乾燥時)の印刷インキ層を有する印刷基
材に60μのポリエチレン樹脂を押出ラミネートし、そ
の印刷図柄が図面の斜線部とすると、この無地部の縦方
向では印刷部と無地部の境界において接着力の比較的弱
い部分が発生し易く、また横方向においては印刷部と印
刷部の間にそれが発生し易い。
またこの場合、ラミネートフィルムを巻取ったロールに
おいて、その円周長さが印刷ピッチLのちょうど倍数に
相当するとき、その前後の数十扉では印刷図柄がほぼ重
なり合い、印刷部と印刷部との間の無地部は印刷インキ
層の厚みに相応して巻締め力が弱く、十分な接着力が得
られない。
また、このような現象はロールの中心部に比較して外側
になるほど著しく、印刷部と無地部におけるラミネート
物の接着力の相違となって現われる。
一方、本発明は従来の印刷フィルム基材の無地部に印刷
インキ層と同等の厚みを有するように無色透明の樹脂を
あらかじめ塗布し、押出ラミネート後の印刷部と無地部
におけるラミネート物の接着力を同等ならしめたので、
ラミネートフィルムの接着力は均一となり、したがって
ラミネートフイルムの接着力検査によって一部分に接着
力の弱い部分が発生した場合に他の部分は十分な接着力
を有しているにもかかわらず、そのフィルム巻物全体の
接着力に不安を持つことがなくなるのである。
さらにそうした接着力の弱い部分の検査もれによって後
の製袋、充填工程においてトラブルが発覚するといった
心配も解消されるのである。
さらに本発明は、ラミネート加工時の張力調整のわずら
れしさから解放されるとともにラミネートフィルムの紙
管巻取形状が均一かつ美麗であり、しかも製袋加工およ
び自動充填等の後加工においても張力調整が軽減され、
蛇行等のトラブル発生を防止できるなどの利点がある。
実施例 巾820關の二軸延伸フィルム(15μ)に縦20cr
fL、横16CrfLの長方形図柄の印刷を印刷インキ
としてCVL PR202(赤色:大日本インキkk
)を使用して2色重ね刷りで印刷インキ層を約7μとし
2列取りとして施し、印刷ピッチ25crrL、すなわ
ち縦方向の印刷図柄の間に無地部**として巾4crf
Lを設け、印刷部以外の無地部にCVLXデューム(無
色透明の樹脂液二人日本インキkk)を約7μの厚さに
塗布し、この印刷素材を室温(25°C)にて24時間
熟戒処理した後、アンカーコート斉1]としてニラポラ
ン3002(日本ポリウレタンkk)とコロネートL(
日本ポリウレタンkk)を混合し、樹脂濃度5重量φ(
溶剤:酢酸エチル)をコーティングし、これにECラミ
ネーターF−1200型(田辺プラスチック機械)にて
低密度ポリエチレンを厚み60μに押出ラミネートした
これを直径90mmの紙管に2000mはど巻取った。
この巻物を38°Cの室温で8時間熟成処理した後、巻
物の外側から順に印刷ピッチの倍数にあたるところの位
置、すなわち印刷図柄の重なり合った位置を採取し、従
来の無地部に塗布しないものと比較した結果、次表の通
りであった。
接着強度およびシール強度は15朋巾の試1験片につい
て島津オートグラフIM−100型にて300 mrn
/yninでT型剥離し測定した。
表に示すごとく透明樹脂を塗布した場合には塗布しない
場合に比して接着強度およびシール強度は無地部におい
て著しく増加した。
【図面の簡単な説明】
図面はフィルム基材に施す印刷の図柄の一例を示す平面
図である。 1・・・・・・印刷部、2・・・・・・無地部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 印刷を施したフィルム基材の印刷部以外の無地部の
    一部または全面に印刷インキ層と同等の厚みを有するよ
    うに無色透明な樹脂を塗布して該基材の全厚を均一なら
    しめ、これにポリエチレン、ポリプロピレン等の熱可塑
    性樹脂の押出ラミネート加工、巻取り、および熟成処理
    を施して熟成処理期間中における印刷部と無地部とに均
    等な巻締め力がかかるようにして印刷部と無地部におけ
    るラミネート物の接着力を同等ならしめることを特徴と
    する印刷積層フィルムの製造方法。 2 無色透明な樹脂としては無色透明な樹脂の溶剤液を
    用い、印刷時のグラビアロールの図柄と逆に印刷インキ
    が塗布されない部分に樹脂が塗布されるように加工した
    グラビアロールによって無地部に無色透明な樹脂溶剤液
    を塗布することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の印刷積層フィルムの製造方法。
JP51104410A 1976-08-31 1976-08-31 印刷積層フイルムの製造方法 Expired JPS5852814B2 (ja)

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JPS5329382A JPS5329382A (en) 1978-03-18
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JPS6062939U (ja) * 1983-10-07 1985-05-02 凸版印刷株式会社 包装材料
JP6993830B2 (ja) * 2017-09-29 2022-01-14 株式会社フジシール 長尺装飾原反、及びラベル

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