JP2614748B2 - 押花製品 - Google Patents

押花製品

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乾燥剤等を使用することなく、長期間に亙
って、乾燥押花を変質せずに保存することができる押花
製品に関する。
〔従来の技術〕 昨今、慶弔用、誕生用等の電報、カード等に押花を利
用することが好まれ、広く利用されるようになってき
た。
これら従来の電報、カード類は、第1図に示したよう
なやや厚手の台紙に乾燥押花を載置して、その上から粘
着剤層が形成されているポリ塩化ビニル、三酢酸セルロ
ース等の透明なフィルムを貼着したものや、さらに第2
図のような、前記台紙の下面に乾燥剤を組み込んだもの
が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これら従来使用されている押花製品
は、前者の場合は、台紙もしくは透明フィルムに防湿性
がなく、長期に亙り保存すると、乾燥押花が変質した
り、色が褪せる等の問題点があった。また後者の乾燥剤
を組み込んだ製品は、乾燥剤を組み込んであるため、輸
送時等の取扱性に乏しく、また長期間に亙って保管して
いると乾燥剤の吸湿により、乾燥剤が潮解して「シミ」
が発生し商品としての価値を著しく減少させるこもあっ
た。
本発明は、使用する台紙および透明フィルムに防湿性
を付与することにより、上述の問題点を解決することを
目的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、互いに熱融着された、非通気
性、非透湿性のシート基材と透明又は半透明フィルムと
の間に乾燥押花が挟置されていることを特徴とする押花
製品であり、その実施態様として、シート基材の少なく
とも片面に非通気性、非透湿性の被膜層が形成されてい
る押花製品であり、またそれらの実施態様として、シー
ト基材が上質紙、晒クラフト紙等の紙基材である押花製
品である。これらの構成をとることにより、長期間にわ
たり押花を変質させることがなく、しかも色を褪せさせ
ずに保存できるものである。
以下、本発明の実施例につき、図面を参照して説明す
る。
第3図は、本発明の第1の実施例を模式的に示した断
面図であって、台紙1の片面、とくに製品の内側となる
面に、非通気性、非透湿性の被膜層5が形成されている
ものである。
第4図は、本発明の他の実施例を模式的に示した断面
図であり、台紙1の片面、とくに製品の外側となる面に
非通気性、非透湿性の被膜層5が形成されているもので
ある。
第5図は、本発明の他の実施例を模式的に示した断面
図であって、台紙1の両面に非通気性、非透湿性の被膜
層5を形成したものである。
第6図は、本発明の他の実施例を模式的に示した断面
図であって、それ自体に非通気性、非透湿性を有するシ
ート6から形成されているものである。
第3〜6図に示したものは、いずれもシート基材6上
に透明又は半透明フィルム2を熱融着して乾燥押花3を
密封したものである。
上述のシート基材6としては、重量50〜500g/m2程度
の上質紙、晒クラフト紙等の紙基材の、片面もしくは両
面に、非通気性、非透湿性の樹脂フィルム、もしくは塗
布層あるいは蒸着層を成層したものである。
また、第6図に示したように、シート基材7として、
自体に非通気性、非透湿性を有する例えば、ポリオレフ
ィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーポネート樹
脂、ポリメタアクリル酸樹脂等の厚さ0.1〜5mm程度の合
成樹脂板、あるいはこれらの樹脂を利用した化粧合板も
しけは通気性、透湿性素材に非通気性、非透湿性を付与
する物質を内添したもの等を利用することができる。
次に、本発明に有効に利用できる非通気性、非透湿性
の被膜層5としては、低密度ポリエチレン、中高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系の樹
脂、アイオノマ、あるいは酢酸ビニル、アクリル樹脂、
無水マレイン酸等を共重合させたポリオレフィン系共重
合体樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、
ポリビニリデン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーポネート系樹
脂、セルロース系樹脂等によるフィルムがあげられる。
これらのフィルムは、単独フィルムで使用してもあるい
は適宜必要な特性を考慮して複数の樹脂を積層した複合
フィルムもしくは金属、金属酸化物等の蒸着フィルムと
して利用してもよい。
さらに、被膜層5としては、上記のようなフィルム状
ではなく、ワックス系、酢酸ビニル系等のホットメルト
剤や、ゴム系、アクリル系の粘着材、あるいは、セルロ
ース系、酢酸ビニル系、フエノール系、メラミン系、ア
ルキッド系等の各種のコーティング樹脂を利用すること
ができる。又、金属、金属酸化物等の蒸着層を利用する
こともできる。
また、本発明に有効に利用できる透明又は半透明フィ
ルム2としては、厚さ10〜150μmの合成樹脂フィルム
であって、ポリエステル系フィルム、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン系フィルム、ポリアミ
ド系フィルムなどであって、これらのフィルム単体や、
あるいは熱接着性を付与するためにシーラント層を形成
した複合フィルム、または片面に粘着剤層を形成した粘
着フィルムなどを利用することができる。又、透明フイ
ルムとしてはマット化処理されたものや着色されたフィ
ルムを利用してもよい。
上記被膜層5、自体が非通気性、非透湿性を有するシ
ート基材7及び透明または半透明フィルム2は、いずれ
も非通気性および非透湿性を有するものであるが、ここ
でいう「非通気性」とは全くあるいはほとんど通気しな
い場合のみならず、乾燥押花の保存に影響を及ぼさない
範囲で通気する場合も含まれ、また「非透湿性」とは
「JIS−Z−0208」(防湿包装材料の透湿度試験方法)
による透湿量が200g/m2・24hrs以下、好ましくは50g/m2
・24hrs以下の防湿性を有するものを意味する。
なお、乾燥押花は紫外線により容易に変色褪色するの
で、シート基材および透明フィルムにそれぞれ紫外線遮
断剤等を配合してもよい。
次に本発明の押花製品の製造法の例について説明す
る。
(1)押花にすべき花、草等を採取し、押花用に形作
りした後、押圧乾燥する。
押圧乾燥方法としては、ポリエチレンと厚紙に挟ん
でアイロンにより短時間に乾燥させる方法、紙に挟ん
で押圧し、その後乾燥剤により乾燥させる方法、花、
草等を、必要ならば通気性シートに挟んで、加熱された
回転ドラムと通気性ベルトにより押圧しながら乾燥させ
る方法(特願昭63−82364参照)等があるが、連続的か
つ大量生産用としてはの方法が好ましい。
(2)シート基材の上に、上記押圧乾燥された花、草
等を並べる。この場合、ベルトコンベアにより多数のシ
ート基材を移送しながら、シート基材上に数種類の押花
を並べるようにしてもよい。
(3)ついで、その上に透明又は半透明フィルムを置
き,熱プレス法等によりシート基材上にフィルムを熱融
着させる。
(4)その後、必要に応じ、エンボス加工、カッティ
ング等を行い、押花製品を得る。
〔効果〕
本発明による電報用等の押花製品は、非通気性と共に
防湿性を有するシート基材及び透明又は半透明フィルム
を使用しているため、乾燥剤を用いることなく押花を長
期に亙って保存が可能となるから、乾燥剤を使用した場
合の諸問題(取扱性、シミ発生等)がなくなると共に、
軽量化が図れる等商品としての価値が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のカード、電報用等の押花製品
を模式的に示した断面図、第3〜第6図は本発明の押花
製品の例を模式的に示した断面図である。 1……台紙、2……透明又は半透明フィルム、3……押
花、4……乾燥剤、5……被膜層、6……シート基材、
7……それ自体が非通気性、非透湿性を有するシート基

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに熱融着された、非通気性、非透湿性
    のシート基材と透明又は半透明フィルムとの間に乾燥押
    花が挟置されていることを特徴とする押花製品
  2. 【請求項2】シート基材の少なくとも片面に非通気性、
    非透湿性の被膜層が形成されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の押花製品
  3. 【請求項3】シート基材が上質紙、晒クラフト紙等の紙
    基材である特許請求の範囲第1又は2項記載の押花製品
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