JPS5852813B2 - 成形型より成形物を剥離する方法 - Google Patents
成形型より成形物を剥離する方法Info
- Publication number
- JPS5852813B2 JPS5852813B2 JP51101558A JP10155876A JPS5852813B2 JP S5852813 B2 JPS5852813 B2 JP S5852813B2 JP 51101558 A JP51101558 A JP 51101558A JP 10155876 A JP10155876 A JP 10155876A JP S5852813 B2 JPS5852813 B2 JP S5852813B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- contact lens
- molded product
- peel
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は成形金型にシリコン樹脂を注入して成形物、
特にシリコンコンタクトレンズを成形した後シリコンコ
ンタクトレンズの付着している成形金型を有機溶液中に
浸すことにより成形型より成形物を剥離する方法に関す
るものである。
特にシリコンコンタクトレンズを成形した後シリコンコ
ンタクトレンズの付着している成形金型を有機溶液中に
浸すことにより成形型より成形物を剥離する方法に関す
るものである。
従来、成形型より製品を歪や傷つけることなく取り出す
のは容易でなく、その高上としてポリビニルアルコール
、パラフィン、ワックス類、テフロンディスパージョン
などの離型剤を成形型に塗布しておいたりあるいは冷い
圧搾空気を製品に吹きつけ収縮を利用して速かにへらの
ようなもので取り出していた。
のは容易でなく、その高上としてポリビニルアルコール
、パラフィン、ワックス類、テフロンディスパージョン
などの離型剤を成形型に塗布しておいたりあるいは冷い
圧搾空気を製品に吹きつけ収縮を利用して速かにへらの
ようなもので取り出していた。
しかしこれらの方法のうち前者は成形型に極めて均一に
塗布するのが困難であり、特にコンタクトレンズの場合
には少しでも凹凸部が生じてはならないため均一塗布の
要求が厳しく、このような場合には離型剤を塗布してお
く方法は事実上採用できず、またへらのようなもので取
り出す方法はコンタクトレンズに傷をつけるため、また
採用することができなかった。
塗布するのが困難であり、特にコンタクトレンズの場合
には少しでも凹凸部が生じてはならないため均一塗布の
要求が厳しく、このような場合には離型剤を塗布してお
く方法は事実上採用できず、またへらのようなもので取
り出す方法はコンタクトレンズに傷をつけるため、また
採用することができなかった。
そこでこの発明は上記の欠点を払拭し成形物に傷つける
ことなく、かつ容易に剥離することのできる方法を提供
するためになされたものである。
ことなく、かつ容易に剥離することのできる方法を提供
するためになされたものである。
いま、この発明にかかる成形型より成形物を剥離する方
法の実施例について述べる。
法の実施例について述べる。
まづ表面にクロムメッキを施した凹面部と凸面部のそれ
ぞれからなるコンタクトレンズ成形金型にシリコン樹脂
を注入し熱硬化後コンタクトレンズ成形金型の凹面部と
凸面部とを取りはずす。
ぞれからなるコンタクトレンズ成形金型にシリコン樹脂
を注入し熱硬化後コンタクトレンズ成形金型の凹面部と
凸面部とを取りはずす。
取りはずした凸面あるいは凹面部のコンタクトレンズ成
形金型にはシリコン重合体よりなるコンタクトレンズが
付着しており、このコンタクトレンズは成形金型より容
易に剥離しない。
形金型にはシリコン重合体よりなるコンタクトレンズが
付着しており、このコンタクトレンズは成形金型より容
易に剥離しない。
そのためコンタクトレンズを無理に剥離しようとすると
コンタクトレンズは破れたりあるいは傷ついたりする。
コンタクトレンズは破れたりあるいは傷ついたりする。
そこでシリコン重合体よりなるコンタクトレンズの付着
している成形金型をメタノール液中に浸し5〜1o分間
放置しておくと手で触れるだけであるいは自然にコンタ
クトレンズは成形金型より剥離する。
している成形金型をメタノール液中に浸し5〜1o分間
放置しておくと手で触れるだけであるいは自然にコンタ
クトレンズは成形金型より剥離する。
上記のメタノール液のかわりにアセトン、シクロヘキサ
ン、酢酸エチル、トリクロルエチレン、エタノール、ブ
タノール、シクロヘキサン−エタノール混合液(混合比
1:1)、アセトン−エタノール混合液(混合比1:1
)、酢酸エチル−エタノール混合液(混合比1:1)、
トリクロルエチレンエタノール混合液(混合比1:1)
、シクロヘキサン−アセトン混合液(混合比に1)、酢
酸エチル−トリクロルエチレン混合液(混合比1:1)
を用いてシリコンコンタクトレンズが成形金型より容易
に剥離するか否かを実験した。
ン、酢酸エチル、トリクロルエチレン、エタノール、ブ
タノール、シクロヘキサン−エタノール混合液(混合比
1:1)、アセトン−エタノール混合液(混合比1:1
)、酢酸エチル−エタノール混合液(混合比1:1)、
トリクロルエチレンエタノール混合液(混合比1:1)
、シクロヘキサン−アセトン混合液(混合比に1)、酢
酸エチル−トリクロルエチレン混合液(混合比1:1)
を用いてシリコンコンタクトレンズが成形金型より容易
に剥離するか否かを実験した。
そしてこれらの有機溶液の場合にもメタノールと同様コ
ンタクトレンズは成形金型より容易に剥離L7た。
ンタクトレンズは成形金型より容易に剥離L7た。
ただし、アセトン、シクロヘキサン、酢酸エチル、トリ
クロルエチレン、ブタノールを用いた場合にはシリコン
重合体よりなるコンタクトレンズは表面が白濁および膨
潤するがこれらの溶液がコンタクトレンズ表面より蒸発
してしまうともとにもどり、しかもコンタクトレンズに
は悪影響が生じていなかった。
クロルエチレン、ブタノールを用いた場合にはシリコン
重合体よりなるコンタクトレンズは表面が白濁および膨
潤するがこれらの溶液がコンタクトレンズ表面より蒸発
してしまうともとにもどり、しかもコンタクトレンズに
は悪影響が生じていなかった。
次にメタノール等有機溶液のかわりに水、クエン酸5饅
水溶液、力性ソーダ10%水溶液、炭酸ソーダ2φ水溶
液、食塩水26%水溶液、硫酸銅50φ水溶液、過酸化
水素水3%液のそれぞれの液を用いてシリコン重合体よ
りなるコンタクトレンズが成形金型より容易に剥離する
か否かを調べると、これらの場合にはコンタクトレンズ
が容易に剥離しなかった。
水溶液、力性ソーダ10%水溶液、炭酸ソーダ2φ水溶
液、食塩水26%水溶液、硫酸銅50φ水溶液、過酸化
水素水3%液のそれぞれの液を用いてシリコン重合体よ
りなるコンタクトレンズが成形金型より容易に剥離する
か否かを調べると、これらの場合にはコンタクトレンズ
が容易に剥離しなかった。
なお、成形金型の周辺部に付着したシリコーン樹脂につ
いても上記の有機溶液中に浸すことによりこれらの余分
なシリコーン樹脂を軽く拭きとるだけで成形金型の洗浄
をすることができ、しかも成形金型には傷をつけること
がないのである。
いても上記の有機溶液中に浸すことによりこれらの余分
なシリコーン樹脂を軽く拭きとるだけで成形金型の洗浄
をすることができ、しかも成形金型には傷をつけること
がないのである。
以上、詳述したようにこの発明にかかる成形型より成形
物を剥離する方法はシリコン重合体よりなるコンタクト
レンズの付着している成形金型をメタノールなどシリコ
ン樹脂を侵すことのない有機溶液中に浸すことによって
コンタクトレンズを破ることなくまた引っ張ることもな
く取りはずすことができるので成形金型をも傷つけるこ
となくさらに簡単かつ容易に剥離することができるなど
その工業的効果きわめて犬なるものである。
物を剥離する方法はシリコン重合体よりなるコンタクト
レンズの付着している成形金型をメタノールなどシリコ
ン樹脂を侵すことのない有機溶液中に浸すことによって
コンタクトレンズを破ることなくまた引っ張ることもな
く取りはずすことができるので成形金型をも傷つけるこ
となくさらに簡単かつ容易に剥離することができるなど
その工業的効果きわめて犬なるものである。
Claims (1)
- 1 成形型にシリコン樹脂を注入して成形物を成形した
後、シリコン樹脂成形物の付着している成形型を、アセ
トン、シクロヘキサン、酢酸エチル、トリクロルエチレ
ン、メタノール、エタノール、ブタノールあるいはこれ
らの混合液中に浸すことを特徴とする成形型より成形物
を剥離する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51101558A JPS5852813B2 (ja) | 1976-08-27 | 1976-08-27 | 成形型より成形物を剥離する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51101558A JPS5852813B2 (ja) | 1976-08-27 | 1976-08-27 | 成形型より成形物を剥離する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5341359A JPS5341359A (en) | 1978-04-14 |
JPS5852813B2 true JPS5852813B2 (ja) | 1983-11-25 |
Family
ID=14303738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51101558A Expired JPS5852813B2 (ja) | 1976-08-27 | 1976-08-27 | 成形型より成形物を剥離する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852813B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62105310A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-15 | 矢崎総業株式会社 | フラツトワイヤハ−ネス |
EP4016171A1 (en) | 2016-09-30 | 2022-06-22 | Hoya Corporation | Separating device for separating an upper mold and a lower mold |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2449522A1 (fr) * | 1979-02-20 | 1980-09-19 | Essilor Int | Procede de moulage, et moule correspondant, notamment pour moulage de lentilles ophtalmiques en matiere organique |
US4361604A (en) * | 1981-11-20 | 1982-11-30 | Eutectic Corporation | Flame spray powder |
NL8301482A (nl) * | 1983-04-27 | 1984-11-16 | Philips Nv | Matrijs en methode voor de vervaardiging van voorwerpen van kunststof onder toepassing van de matrijs. |
JP4793552B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2011-10-12 | 株式会社スリーボンド | 剥離剤組成物 |
-
1976
- 1976-08-27 JP JP51101558A patent/JPS5852813B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62105310A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-15 | 矢崎総業株式会社 | フラツトワイヤハ−ネス |
EP4016171A1 (en) | 2016-09-30 | 2022-06-22 | Hoya Corporation | Separating device for separating an upper mold and a lower mold |
EP4020064A1 (en) | 2016-09-30 | 2022-06-29 | Hoya Corporation | Method for manufacturing contact lens |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5341359A (en) | 1978-04-14 |
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