JPS5852550Y2 - カレンダ時計 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、文字板を支えるとともに、口車または曜車
を配設するようにした文字板支えリングを有すカレンダ
時計の改良に関する。

従来、たどえばカレンダ付腕時計にかいて、日車または
曜車を円滑に回転させるため、文字板と地板との間に文
字板支えリングを配設している。

すなわち、文字板の裏面に２本のビン足を固着し、この
ピン足が環状の文字板支えリングを貫通して文字板を地
板に固定している。

文字板支えリングの内周には、日車が回転自在に設置さ
れる。

日車と地板との間には曜車が配置され、その中心部で回
転自在に支持されて日車の内側で曜表示がなされる。

以上のように構成される従来のカレンダ時計において、
時計を小型化するために文字板支えリングの両側端部を
日車の外周接線近くで切断すると、文字板支えリングは
２つに分離してしまうことになる。

そこで、この考案の目的は、時計を小型化するために文
字板支えリングの両側端部を切断しても分離することは
なく、かつ組立容易になるカレンダ時計を提案するもの
である。

この考案を以下図に示す実施例にもとづいてさらに説明
する。

第１図はカレンダ時計の文字板支えリングに日車および
曜車を組付けた状態の平面図、第２図は指針を取付けた
第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図はその分解斜視図であ
る。

符号１は地板、２は文字板支えリング、３は日車、４は
曜車である。

地板１上に文字板支えリング２が載置される。

文字板支４リング２は、その内周面に接しながら回転自
在に配設される日車３の外周接線近くで、文字板支え９
７７２０両側端部を切断する。

さらに、文字板支えリング２の内周面の下端部には内向
きのフランジ部２ａを全周に設けて、いわゆる樽型を形
成して文字板支えリング２が分離しないようにする。

フランジ部２ａには日車３が載置される。

日車３は環状板の表面に日を表示するための数字が設け
ら九その内周下端部には、全周にわたって歯３ａを設け
である。

歯３ａは日車３を回転させるために、図示省略するが中
間車または早送り車に噛合う。

この歯３ａの下側でありかつフランジ部２ａの内側に曜
車４が設置される。

曜車４は円板状を有し、その中心部に貫通孔５を穿設し
て指針軸６を貫通させ、この指針軸６０回りに回転自在
に支持される。

さらに、曜車４の表面には曜表示をするための文字が設
けら札時計体７に設ける中間車（図示省略）に噛合って
回転する。

従って、文字板支えリング２は地板１と日車３との間に
おいてフランジ部２ａによって連結される。

また、曜車４はフランジ部２ａの厚さの範囲内に設けら
れ、地板１と日車３との間に配置される。

なお、図中符号８は指針軸に取付けられる時針であり、
９は分針である。

１０は文字板支えリング２の切断側に設けるリューズで
ある。

１１は、文字板支えリング２の外周上面に接面して支え
られる文字板である。

叙上の説明から明らかなように、この考案によれば、文
字板支えリングが分離されることなく一体に形成される
ので、部品を支えるために使用するねじ等が少なくて済
み、部品数が増加することもない。

普た、時計体カベいわゆる樽型になるので小型化でき、
時計側の外観デザイン上の制約を受けることが少なくな
るので外観設計が楽になる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は、この考案の実施例を示す文字板支えリン
グに日車および曜車を組付けた状態の平面図、第２図は
第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は分解斜視図である。 １・・・・−・地板、１１・・・・−・文字板、２・・
・・・・文字板支えリング、３・・・・・旧車、４・・
・・・・曜車。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 地板と該地板に固定する文字板との間に環状の文字板支
   えリングを配設し、その文字板支えリング内周に日車を
   回転自在に配置し、その日車と前記地板との間に曜車を
   回転自在に配設してなるカレンダ時計において、前記文
   字板支えリングの両側を前記日車の外周接線近くで切断
   し、前記日車と前記地板との間で切断した前記文字板支
   えリングを連結してなるカレンダ時計。