JPS5851818Y2

JPS5851818Y2 - ハンガ−パイプの取付構造

Info

Publication number: JPS5851818Y2
Application number: JP1981125892U
Authority: JP
Inventors: 清美井上; 進森部
Original assignee: 株式会社岡村製作所
Priority date: 1981-08-27
Filing date: 1981-08-27
Publication date: 1983-11-25
Also published as: JPS5831888U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、支柱あるいは壁面等に前向きに取り付けた左
右１対のブラケット間に、ハンガーパイプを、着脱自在
かつ強固に取り付けるための構造に関する。

従来のこの種ハンガーパイプ取付構造としては、例えば
、実開昭５５−９６７５号公報に示されているように、
左右１対のブラケットの前端部に穿設した取付孔に突起
を突設し、ハンガーパイプの両端部に穿設した係合孔を
、前記突起に係合させて、ハンガーパイプをブラケット
間に取り付けるか、あるいは、実開昭５１−９５５２５
号公報に示されているように、ブラケットの前端に、ハ
ンガーパイプの両端を支持するための部材を装着し、該
部材に、ハンガーパイプを横架させ、取り付けているも
のがある。

しかし、前者の場合には、左右のブラケットの間隔が適
正でないと、突起が保合孔に係合せず、また、ブラケッ
トが係着された支柱の間隔を狭くする際にも、パイプを
切断してそのまま使用することができないという欠点が
あり、後者の場合にも、部品点数がふえて取り付は作業
が面倒であるだけでなく、支持部材がブラケットから脱
落するなどの欠点を有している。

本考案は、上述の従来技術の欠点を解消したハンガーパ
イプの取付構造に関するもので、以下添付図面に示す実
施例に基いて説明する。

１は、２組の角付きＳ形が前後に連続するように折曲形
成された左右１対をなす支柱で、該支柱１の前後両端部
１ａ、ｌｂは、反転折曲して重合することにより、補強
されている。

２は、支柱１における前後方向を向く垂直面に、支柱自
体の内側方に向かって切起された断面り字状の切起片で
ある。

右方の支柱１の左方を向く切起片２と、左方の支柱１の
右方を向く切起片２には、それぞれ、後端部が支柱１，
１の対向側における最前位の凹入面１Ｃ，ｌｄに整合す
るように外向段状に折曲３Ｃ９３Ｃ′された１対のブラ
ケツ）３．３’の後部適所に穿設された上下１対の角
孔４が、上方から係合されている。

両ブラケツ）３．３’の前部は、それぞれ互いに対向
する方向に向かって折曲されて段部３ａ、３ａ’を形威
した後、前向きに折曲３ｂ、３ｂ’されている。

該前向き折曲片３ｂ、３ｂ’には、角形の通孔６
，６′が穿設され、その下縁には、外方に向かい、かつ
外端部に上向係止片５ａ、５ａ’を備える断面り字状の
支持片５，５′が切起されている。

７は、角筒状のハンガーパイプで、該ハンガーパイプ７
の両端部は、通孔６，６′を通って、支持片５，５′上
に受支され、かつその両端面は、上向片５ａ、５ａ′に
当接係止されている。

本考案は上述のように構成され、ハンガーパイプ７の両
端部を、１対のプラケツ）３．３’の前端部に設けた
通孔６，６′に嵌合するとともに、その端面を、支持片
５．５′の外端の上向係止片５ａ、５ａ’に係止
することにより、３軸方向の移動を防止しであるため、
ハンガーパイプ７には何の加工を施す必要がなく、製作
が簡単である。

また、支柱１の間隙を狭くする際には、ハンガーパイプ
を切断し、そのまま使用することができ、しかも、ブラ
ケットのほかに、ハンガーパイプを支持するための別部
材を必要とせず、着脱作業が簡便となる。

本実施例では、ブラケツ）３．３’の前部に内向段部
３ａ、３ａ’を形成しであるため、複数本のパイ
プを左右に連続して架設する際にも、各支柱１に２枚の
ブラケット３を第２図及び第３図の想像線で示す通り、
近接して取り付け、ハンガーパイプ７の両端部を通孔６
に深く嵌挿することができ、みだりに抜は外れることが
なく便利である。

なお、ブラケツ）３．３’に内向段部３ａ、３ａ’を
形威しなくても、同一支柱１に係着された２本のブラケ
ット間には間隙があるため、外向支持片を切起させ、パ
イプを左右に連続して架設することが可能である。

本実施例では、ブラケツ）３．３’を、該ブラケット
３．３′の後端に穿設された角孔４を、凹凸状をなす支
柱１の切起片２に係合することにより、支柱１に係着す
るようにしたが、本考案はこれに限定されるものではな
く、ブラケットの後端に連設された下向鉤片を、角筒状
の支柱の前面に穿設された縦長孔に係合したり、支柱や
壁面に直接螺着するなど、種々の変形が可能である。

さらに、支持片５，５′を通孔６，６′の下縁以外に設
けてもよく、この際係止片５ａ、５ａ’は、通孔６，６
′の内側へ向けて設ければよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は、
第１図のＩＩ −ＩＩ線横断面図、第３図は、第２図の
ＩＩ−ＩＩ線線断断面図ある。 □１・・・・・・支柱、２・・・・・・
切起片、３，３′・・・・・・ブラケット、３ａ、３ａ
’・・・・・・段部、３ｂ、３ｂ′・・・・・・前向折
曲片、３Ｃ３Ｃ′・・・・・・折曲部、４・・・・・・
角孔、５，５′・・・・・・支持片、５ａ。５ａ′・・・・・・係止片、６．６′・・・・・・通孔
、７・・・・・・ハンガーパイプ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）基端が支柱等に係着された、互いに平行をなす１
対のブラケットの先端適所に、通孔を穿設するとともに
、該通孔の縁に、外端に通孔の内方へ向かう係止片を備
える外向きの支持片を連設し、ハンガーパイプの両端部
を、前記両支持片に当接係止したことを特徴とするハン
ガーパイプの取付構造。
（２）ブラケットの通孔のやや後方に、内向段部を形成
させたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第（１
）項に記載の構造。
（３）通孔が角孔であり、かつハンガーパイプが角筒状
をなすことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第（１
）項又は第（２）項に記載の構造。
（４）通孔の下縁に外向きめ支持片を設けたことを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第（１）項乃至第（３）
項のいずれかに記載の構造。