JP2507345Y2 - 軒樋吊り金具取付け装置 - Google Patents
軒樋吊り金具取付け装置Info
- Publication number
- JP2507345Y2 JP2507345Y2 JP1990026807U JP2680790U JP2507345Y2 JP 2507345 Y2 JP2507345 Y2 JP 2507345Y2 JP 1990026807 U JP1990026807 U JP 1990026807U JP 2680790 U JP2680790 U JP 2680790U JP 2507345 Y2 JP2507345 Y2 JP 2507345Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- insertion piece
- eaves
- groove
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は軒樋吊り金具取付け装置に係り、詳しくは軒
先の水平方向に固定した長尺固定板の所望箇所に、吊り
金具をワンタッチで簡単に支持固定することができる取
付け装置に関するものである。
先の水平方向に固定した長尺固定板の所望箇所に、吊り
金具をワンタッチで簡単に支持固定することができる取
付け装置に関するものである。
（従来技術とその課題） 従来、軒樋を軒先へ取付け固定するには、所定のレベ
ルに合わせて吊り金具を軒先前面板に所定間隔にビス止
め固定し、しかるのち取付けた吊り金具に軒樋を吊持す
るものであった。
ルに合わせて吊り金具を軒先前面板に所定間隔にビス止
め固定し、しかるのち取付けた吊り金具に軒樋を吊持す
るものであった。
しかしながら、上記のような施工方法では水平レベル
に合わせつつ、吊り金具を１つ１つ軒先前面板にビス止
め固定しなければならないので、作業工数が掛り面倒で
あった。
に合わせつつ、吊り金具を１つ１つ軒先前面板にビス止
め固定しなければならないので、作業工数が掛り面倒で
あった。
（課題を解決するための手段） 本考案は上記課題を解決するものであり、その要旨
は、後縁部11に、上部挿着片12と下部挿着片13とを備え
た軒樋吊り金具１と、前記上部挿着片12を受入れる嵌挿
溝21と、下部挿着片13を係止する係着溝22とを備え、軒
先前面板Ａに取り付け可能な長尺固定板２とからなり、
吊り金具１の上部挿着片12を押し上げて前記嵌挿溝21へ
挿入し、それから下部挿着片13を軒先前面板Ａ方向へ移
動し前記係着溝22へ下部挿着片13を挿入下降させて装着
できるようにするとともに、前記下部挿着片13の下部の
内側又は外側にはバネ片15を添設し、該バネ片15の付勢
により前記下部挿着片13を前記係着溝22に押圧係止しつ
つ、横方向にスライド自在に係着したことを特徴とする
軒樋吊り金具取付け装置である。
は、後縁部11に、上部挿着片12と下部挿着片13とを備え
た軒樋吊り金具１と、前記上部挿着片12を受入れる嵌挿
溝21と、下部挿着片13を係止する係着溝22とを備え、軒
先前面板Ａに取り付け可能な長尺固定板２とからなり、
吊り金具１の上部挿着片12を押し上げて前記嵌挿溝21へ
挿入し、それから下部挿着片13を軒先前面板Ａ方向へ移
動し前記係着溝22へ下部挿着片13を挿入下降させて装着
できるようにするとともに、前記下部挿着片13の下部の
内側又は外側にはバネ片15を添設し、該バネ片15の付勢
により前記下部挿着片13を前記係着溝22に押圧係止しつ
つ、横方向にスライド自在に係着したことを特徴とする
軒樋吊り金具取付け装置である。
以下本考案を図面により具体的に説明する。
第１図は本考案の第１実施例を一部切欠側面図で示
し、第２図は本考案の第２実施例を一部切欠側面図で示
し、第３図（イ）、（ロ）、（ハ）は本考案の第１実施
例の要部の取合わせ状態を断面図で示す。
し、第２図は本考案の第２実施例を一部切欠側面図で示
し、第３図（イ）、（ロ）、（ハ）は本考案の第１実施
例の要部の取合わせ状態を断面図で示す。
本考案は、第１図及び第２図に一部切欠側面図で示す
実施例の如く、吊り金具１は、その後縁部11を立上げ形
成した上部挿着片12と、後縁部11から垂下形成した下部
挿着片13とを具え、該下部挿着片13の下部の内側（第１
図）又は下部の外側（第２図）にバネ片15を添設してあ
り、また下部挿着片13の上部の内側から軒樋Ｂの後縁耳
部Ｃを支持する耳支持片14を突設してあるが、該耳支持
片14の取付け位置は吊り金具１の後縁部11の裏側から垂
下形成してもよい。
実施例の如く、吊り金具１は、その後縁部11を立上げ形
成した上部挿着片12と、後縁部11から垂下形成した下部
挿着片13とを具え、該下部挿着片13の下部の内側（第１
図）又は下部の外側（第２図）にバネ片15を添設してあ
り、また下部挿着片13の上部の内側から軒樋Ｂの後縁耳
部Ｃを支持する耳支持片14を突設してあるが、該耳支持
片14の取付け位置は吊り金具１の後縁部11の裏側から垂
下形成してもよい。
一方、長尺固定板２は上記吊り金具１の上部挿着片12
を受入れる嵌挿溝21と、下部挿着片13の下端部をバネ片
15の弾発付勢により係止する係着溝22とを具えており、
上記長尺固定板２に、上記吊り金具１をスライド自在に
係着してなるものである。
を受入れる嵌挿溝21と、下部挿着片13の下端部をバネ片
15の弾発付勢により係止する係着溝22とを具えており、
上記長尺固定板２に、上記吊り金具１をスライド自在に
係着してなるものである。
上記第１実施例の第１図に示す本考案には、吊り金具
１の下部挿着片13の下部の内側にバネ片15を添設してあ
り、該バネ片15はその下端部を折曲して折返し部16とな
し、該折返し部16の弾発付勢により下部挿着片13を長尺
固定板２の係着溝22に係止するようになっている。
１の下部挿着片13の下部の内側にバネ片15を添設してあ
り、該バネ片15はその下端部を折曲して折返し部16とな
し、該折返し部16の弾発付勢により下部挿着片13を長尺
固定板２の係着溝22に係止するようになっている。
また、第２実施例の第２図に示す本考案は、吊り金具
１の下部挿着片13の下部の外側にバネ片15を添設してあ
るが、該バネ片15には、外方へ円弧状に屈曲部17を形成
してあり、この屈曲部17による弾発付勢により下部挿着
片13を係着溝22に係止するようになっている。
１の下部挿着片13の下部の外側にバネ片15を添設してあ
るが、該バネ片15には、外方へ円弧状に屈曲部17を形成
してあり、この屈曲部17による弾発付勢により下部挿着
片13を係着溝22に係止するようになっている。
以下、本考案の吊り金具１と長尺固定板２との取合わ
せ及び軒樋Ｂを軒先前面板Ａに取付ける手順について説
明する。
せ及び軒樋Ｂを軒先前面板Ａに取付ける手順について説
明する。
第１図に示す第１実施例によれば、先ず長尺固定板２
を軒先前面板Ａに固定ビスＤにより水平に固定してお
き、次いで第３図（イ）に示す如く、吊り金具１の上部
挿着片12を矢印方向へ押上げて長尺固定板２の嵌挿溝21
へ挿入し、そして下部挿着片13を矢印方向（軒先前面板
Ａ方向）へ移動し、第３図（ロ）に示す如く、矢印方向
の係着溝22へ下部挿着片13に添設したバネ片15の折返し
片16を押込むことにより、第３図（ハ）に示す如く、バ
ネ片15の弾発付勢により、折返し片16が係着溝22内で復
元し、下部挿着片13を軒先前面板Ａ側へ押付ける如く作
用して、折返し片16と係着溝22とが係止することによ
り、吊り金具１を長尺固定板２に係止することができ
る。
を軒先前面板Ａに固定ビスＤにより水平に固定してお
き、次いで第３図（イ）に示す如く、吊り金具１の上部
挿着片12を矢印方向へ押上げて長尺固定板２の嵌挿溝21
へ挿入し、そして下部挿着片13を矢印方向（軒先前面板
Ａ方向）へ移動し、第３図（ロ）に示す如く、矢印方向
の係着溝22へ下部挿着片13に添設したバネ片15の折返し
片16を押込むことにより、第３図（ハ）に示す如く、バ
ネ片15の弾発付勢により、折返し片16が係着溝22内で復
元し、下部挿着片13を軒先前面板Ａ側へ押付ける如く作
用して、折返し片16と係着溝22とが係止することによ
り、吊り金具１を長尺固定板２に係止することができ
る。
また、第２図に示す第２実施例によれば、上記下部挿
着片13の下部の内側に添設されたバネ片15の折返し片16
に代えて、下部挿着片13の下部の外側に屈曲部17を具え
たバネ片15を添設してあるので、上記手順により吊り金
具１の下部挿着片13を長尺固定板２の係着溝22に挿入す
ると、屈曲部17の弾発付勢により、下部挿着片13を軒樋
Ｂ側へ押付ける如く作用して、下部挿着片13と係着溝22
とが係合することにより、吊り金具１を長尺固定板２に
係止することができる。
着片13の下部の内側に添設されたバネ片15の折返し片16
に代えて、下部挿着片13の下部の外側に屈曲部17を具え
たバネ片15を添設してあるので、上記手順により吊り金
具１の下部挿着片13を長尺固定板２の係着溝22に挿入す
ると、屈曲部17の弾発付勢により、下部挿着片13を軒樋
Ｂ側へ押付ける如く作用して、下部挿着片13と係着溝22
とが係合することにより、吊り金具１を長尺固定板２に
係止することができる。
上記の如く、軒先前面板Ａに固定した長尺固定板２
に、吊り金具１を係止した後、必要に応じ吊り金具１を
軒先水平方向へ移動調整する場合には、バネ片15の弾発
力に抗してスライド可能である。
に、吊り金具１を係止した後、必要に応じ吊り金具１を
軒先水平方向へ移動調整する場合には、バネ片15の弾発
力に抗してスライド可能である。
上記の如く、吊り金具１を長尺固定板２に取付け、軒
樋Ｂの前縁耳部を吊り金具１の前縁支持片に係着しての
ち、軒樋Ｂの後縁耳部Ｃを吊り金具１の耳支持片14に係
止し取付けを完了する。
樋Ｂの前縁耳部を吊り金具１の前縁支持片に係着しての
ち、軒樋Ｂの後縁耳部Ｃを吊り金具１の耳支持片14に係
止し取付けを完了する。
（考案の効果） 本考案は上記構成よりなるので下記効果を奏する。
即ち、本考案は軒先の水平方向に固定した長尺固定板
の嵌挿溝及び係着溝に、吊り金具の後縁部に形成した上
部挿着片及びバネ片を添設した下部挿着片を利用して軒
先前面方向よりワンタッチで挿着できると共に、吊り金
具の取付け位置をスライド調整できるので、吊り金具の
取付け、ひいては軒樋の取付け施工が従来に比較し簡単
になり、施工工数が削減されると云う効果を奏するもの
である。
の嵌挿溝及び係着溝に、吊り金具の後縁部に形成した上
部挿着片及びバネ片を添設した下部挿着片を利用して軒
先前面方向よりワンタッチで挿着できると共に、吊り金
具の取付け位置をスライド調整できるので、吊り金具の
取付け、ひいては軒樋の取付け施工が従来に比較し簡単
になり、施工工数が削減されると云う効果を奏するもの
である。
第１図は本考案の第１実施例を一部切欠側面図で示し、
第２図は本考案の第２実施例を一部切欠側面図で示し、
第３図（イ）、（ロ）、（ハ）は本考案の第１実施例の
要部の取合わせ状態を断面図で示す。 １……吊り金具、２……長尺固定板、12……上部挿着
片、13……下部挿着片、14……耳支持片、15……バネ
片、16……折返し部、17……屈曲部、21……嵌挿溝、22
……係着溝、Ａ……軒先前面板、Ｂ……軒樋。
第２図は本考案の第２実施例を一部切欠側面図で示し、
第３図（イ）、（ロ）、（ハ）は本考案の第１実施例の
要部の取合わせ状態を断面図で示す。 １……吊り金具、２……長尺固定板、12……上部挿着
片、13……下部挿着片、14……耳支持片、15……バネ
片、16……折返し部、17……屈曲部、21……嵌挿溝、22
……係着溝、Ａ……軒先前面板、Ｂ……軒樋。
Claims (1)
- 【請求項１】後縁部（11）に、上部挿着片（12）と下部
挿着片（13）とを備えた軒樋吊り金具（１）と、前記上
部挿着片（12）を受入れる嵌挿溝（21）と、下部挿着片
（13）を係止する係着溝（22）とを備え、軒先前面板
（Ａ）に取り付け可能な長尺固定板（２）とからなり、
吊り金具（１）の上部挿着片（12）を押し上げて前記嵌
挿溝（21）へ挿入し、それから下部挿着片（13）を軒先
前面板（Ａ）方向へ移動し前記係着溝（22）へ下部挿着
片（13）を挿入下降させて装着できるようにするととも
に、前記下部挿着片（13）の下部の内側又は外側にはバ
ネ片（15）を添設し、該バネ片（15）の付勢により前記
下部挿着片（13）を前記係着溝（22）に押圧係止しつ
つ、横方向にスライド自在に係着したことを特徴とする
軒樋吊り金具取付け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990026807U JP2507345Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 軒樋吊り金具取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990026807U JP2507345Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 軒樋吊り金具取付け装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03119113U JPH03119113U (ja) | 1991-12-09 |
| JP2507345Y2 true JP2507345Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31529687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990026807U Expired - Lifetime JP2507345Y2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 軒樋吊り金具取付け装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2507345Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5346793B2 (ja) * | 2009-12-17 | 2013-11-20 | パナソニック株式会社 | 軒樋吊具 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6335957A (ja) * | 1986-07-31 | 1988-02-16 | 積水化学工業株式会社 | 軒樋の支持構造 |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP1990026807U patent/JP2507345Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03119113U (ja) | 1991-12-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |