JP2595090Y2 - 樋受金具 - Google Patents

樋受金具

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JP2595090Y2
JP2595090Y2 JP1993051929U JP5192993U JP2595090Y2 JP 2595090 Y2 JP2595090 Y2 JP 2595090Y2 JP 1993051929 U JP1993051929 U JP 1993051929U JP 5192993 U JP5192993 U JP 5192993U JP 2595090 Y2 JP2595090 Y2 JP 2595090Y2
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三之 鎌田
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軒樋を屋根の軒先に沿
わせて所定の位置に支持して取付け得るようにした樋受
金具に関する。
【0002】
【従来の技術】金属の帯板片からなる樋受部材に、同様
の金属帯板片からなる取付部材をスライド可能に組合せ
て謂ゆる軒の出の長さ調整と、屋根勾配、或いは取付面
の傾斜角度に合わせて取付位置の調整とを行えるように
した樋受金具は、例えば実開平4−101427号、同
4−95433号公報等において一般に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の樋受
金具においては、図4に示すように樋受部材40の先端
部を立ち上がり傾斜となるよう円弧状に曲げ、同様に取
付部材41の先端部を、その円弧面に沿うように添接し
て長孔42を通してボルト・ナット43で締結するもの
である。従って、この従来の樋受金具では、取付位置の
変更を行う為に円弧面同志をスライドさせると、特に後
方(矢印イ)へ取付部材41をスライドさせた場合に
は、その基端の取付脚⌒部44が図4の鎖線で示す如く
上方位置へ大きく変位した位置となる為に、軒先取付部
の制約を受けて施工上問題が発生し、場合によって施工
不可能となるといった問題点を有していた。
【0004】本考案は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、軒に対する出の長さ調整と、屋根勾配或いは取
付面の傾斜角度に合わせ且つ取付部の制約を受けないで
取付位置の調整を簡単.確実に行うことを可能とし、而
も簡単な構成でコスト的にも有利な樋受金具を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における樋受金具は、樋を係合保持するよう
に水平部の両端に係合部を設けた金属の帯板片からなる
樋受部材と、この樋受部材を定位置に固定する同様の金
属帯板片からなる取付部材とよりなる樋受金具におい
て、樋受部材の水平部に該水平部を左右から挟持するよ
うに垂片を突設した下向きコ字形のスライド部材を、両
部材が互いに接触してスライド可能に添接するととも
に、このスライド部材の垂片に取付部材の先端部両側に
延設した支片を、円弧長孔を介して上下スライド可能に
締結してなるものである。
【0006】また、円弧長孔をスライド部材の垂片に設
けるとともに、この円弧長孔を取付部材の後上端部近傍
を中心とする円弧形に形成する。
【0007】
【実施例】本考案の好ましい実施例を図面を参照して説
明する。
【0008】樋受部材10は、図1〜3に示すように一
定幅の金属の帯板片を折曲げて両端に樋6の耳縁6a・
6bを係合する係合部1・2を設ける。
【0009】取付部材20は、樋受部材10と同様の金
属帯板片を用いて、若干広巾に形成し、基端部を直角下
向きに折曲げて取付用脚片7となし、先端部の両側に支
片4・4を突設してその間の切欠部8に樋受部材10の
水平部が挿入されるようにする。取付用脚片7は、壁面
等の取付面aに直付けで取付けるが、取付金具21を介
して取付ける。取付部材20の左右の支片4は前方下向
きに突出してその支片4・4間にスライド部材30を挟
持する。
【0010】スライド部材30は、金属帯板片を下向き
コ字形に折曲形成してなり、左右の垂片3に円弧長孔5
を形成する。このスライド部材30を図3に示すように
樋受部材10の水平部に上方より嵌合し、取付部材20
の支片4・4とスライド部材30の垂片3・3に形成し
た円弧長孔5・5にボルト・ナットからなる締結具9を
挿入してねじを締めると三者が不動状一体に固定し、緩
めると誘動及びスライド自由となる。
【0011】垂片3の円弧長孔5の形状は、3つの部材
10・20・30を結合した状態において、取付部材3
0の取付用脚片7の上端部A近傍を中心に曲率半径とす
る円弧形が好ましい。
【0012】
【作用】図2はほぼ垂直に形成された取付面aに取付部
材20を取付けた状態であり、この状態で締結具9のナ
ットを緩めると、スライド部材30がフリーになる為両
部材20・30は相対的に前後方向にスライド自由にな
り、軒の出の調整を行うことができる。調整された位置
でナットを締付けるとその調整位置が不動状に保持され
る。
【0013】また、前記の締結具9のナットを緩める
と、スライド部材30の垂片と取付部材20の支片4と
も、フリーになるため、支片4を円弧長孔5に沿って上
方又は下方へ移動させることができる。支片4を円弧長
孔5の上方へ移動させると取付部材20の取付用脚片7
は垂直状態になり、下方へ移動させると、図1に示すよ
うに傾斜状態になるから垂直又は傾斜した取付面aの夫
々に対応可能となる。
【0014】また、この支片4の上方又は下方へのスラ
イド移動は取付部材20の後部の取付用脚片7の上端部
A近傍を中心とする円弧運動となるために、支点がほぼ
一定の位置となって、上方又は下方へ移動しないので、
取付部に対する制約を殆んど受けないことになる。
【0015】
【考案の効果】本考案は、前記の構成からなるものであ
って、スライド部材への締結をフリーにすると、樋受部
材を前後方向にスライド自由に移動させて、軒の出の長
さ調整を行うと同時に、取付部材を、円弧長孔に沿っ
て、その後上端部近傍を支点に円弧運動して上下方向に
移動させることができるため、取付部材脚片を垂直状の
取付面から傾斜状の取付面に対応可能となり、而もこの
際に取付部はほぼ一定の位置が保持されて上方へ大きく
移動したりしないので、取付部に対する制約、影響を殆
んど受けることなく施工することが可能となる。従って
樋の取付作業が迅速確実に行われるため、作業性が向上
し、且つ簡単な構成で耐久性があり、コスト的にも有利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した樋受金具の側面図である。
【図2】本考案樋受金具の側面図で、一部は断面で示さ
れている。
【図3】本考案の全体斜視図である。
【図4】従来例を示す樋受金具の側面図である。
【符号の説明】
1・2 係合部 3 垂片 4 支片 5 円弧長孔 6 樋 7 取付用脚片 8 切欠部 9 締結具 10 樋受部材 20 取付部材 30 スライド部材

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋を係合保持するように水平部の両端に
    係合部(1・2)を設けた金属の帯板片からなる樋受部
    材(10)と、この樋受部材(10)を定位置に固定す
    る同様の金属帯板片からなる取付部材(20)とよりな
    る樋受金具において、樋受部材(10)の水平部に該水
    平部を左右から挟持するように垂片(3)を突設した下
    向きコ字形のスライド部材(30)を、両部材(10・
    30)が互いに接触してスライド可能に添接するととも
    に、このスライド部材(30)の垂片(3)に取付部材
    (20)の先端部両側に延設した支片(4)を、円弧長
    孔(5)を介して上下スライド可能に締結してなること
    を特徴とする樋受金具。
  2. 【請求項2】 円弧長孔(5)をスライド部材(30)
    の垂片(3)に設けるとともに、この円弧長孔(5)を
    取付部材(20)の後上端部(A)近傍を中心とする円
    弧形に形成した請求項1記載の樋受金具。
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