JPS5851776Y2 - 時計バンドの美錠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は時計バンド用の新規な美錠に関するもので、
その特徴は金属帯板の折曲にてバンド１挿通用の枠体２
と枠体２の底板部より枠体２の側方に突出する取付用の
足板３，３′を連続して形威し、足板３，３′端をバン
ド１′端に挿着する取付軸４に刺止棒５を挾んで取付け
、さらにバンド１′の端部上に取付軸４と平行して金属
製のバンド抑え枠６を取付けて美錠を構成したことにあ
る。

バンド１を美錠止めするときは、バンド１端を枠体２内
に通し、止孔８を刺止棒５に嵌め、さらにバンド１の端
部を金属製バンド抑え枠６に通して抑え止めすることに
より行い、解き外しはその逆の操作、つまりバンド抑え
枠６よりバンド端を抜き出し、止孔８を刺止棒５より外
し、枠体２からバンド１端を引出すことによって行うの
で゛ある。

従来の美錠金具は平面視コ形の枠体形にて形成して、そ
の両側の側板の端部を取付軸に取付けて来たので、バン
ドを美錠止めするときは側板も表出することがさけられ
なかったもので゛あり、また刺し止めバンドの表面をコ
形枠により押し抑えるため、バンドに折りぐせをつけて
、バンドをほころばせ寿命を短かくする欠点があったも
のである。

本考案は以上の構成によって、バンド１を美錠に通し止
めするときは、足板３，３′が通し止めするバンド１に
よりかくされて、第２図に示すように枠体２のみが表出
して、バンド抑え枠６と共に簡素な外観を呈すこと・な
る。

また、枠体２の底板と足板３，３′にて通し止めバンド
１の裏面を支えるので、折りぐせのつくことが防止され
て、バンドを長期に亙って美観をもって使用し得るもの
とすることができる。

以下実施例を説明する。

金属帯板を折曲して、上板９と側板１０，１０’及び底
板１１，１１’を有す枠体２と底板１１，１１’の内端
を水平折曲して枠体２の側方に突出する足板３，３′を
設け、足板３，３′の先端をバンド１′端に挿着する取
付軸４に巻付は取付けする。

５は刺止棒で基端は取付軸４の中心部に巻着し、先端は
枠体２の上板９上に乗っている。

取付軸４の両端部に挿着部をもってバンド１′上に金属
製の第１バンド抑え枠７を取付け、バンド１′の端部上
に第２バンド抑え枠６を取付けている。

なお、第１バンド抑え枠７を取付けないときは、第３図
に示すように取付軸４の両端に装飾パーツ１２．１２’
を取付けるとよい。

バンド１を美錠止めするときは、バンド１を枠体２に挿
通し、刺止棒５に止孔８を嵌め、バンド１の端部を第１
バンド抑え枠７と、さらに第２バンド抑え枠６に通すの
である。

バンド１は底板１１，１１’及び足板３，３′にて裏当
てされるため、折りぐせがつかずして美錠止めされ、端
部は第１．第２抑え枠により抑止されてぶらぶらするこ
とが生じないものとなる。

かようにして本考案の美錠は新規な外観を呈し、美錠止
めするバンドに折りぐせをつけない優れた効果を生ずる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例の斜視図、第２図は同、バンドを美
錠止めした状態にて示す斜視図、第３図は第２実施例の
斜視図、１，１′はバンド、２は枠体、３，３′は足板
、４は取付軸、５は刺止棒、６，７はバンド抑え枠であ
る。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 金属帯板の折曲にてバンド１挿通用の枠体２と枠体２の
   底板部より枠体２の側方に突出する取付用の足板３，３
   ′を連続形成し、足板３，３′端をバンド１′端に挿着
   する取付軸４に刺止棒５を挾んで取付け、さらにバンド
   １′の端部上に取付軸４と平行して金属製のバンド抑え
   枠６を取付けたことを特徴とする時計バンドの美錠。