JPH0247841Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カバンの蓋が衝撃によつて妄りに開
放しないように、カバンを締付けることのでき
る、所謂カバンの締結バンドに関するものであ
る。

従来の締結バンドには、たとえば実公昭57−
11551号のように、バンドに住所や氏名などを記
入するネームプレート６を表示取付体５に縫着し
ている。

このように、表示取付体５にネームプレート６
を設けると、荷物の大小によつて表示取付体５を
ずらし、ネームプレート６の見易い位置に移動さ
せなければならないので面倒であり、また表示取
付体５を設けることによりコストを高くしてい
る。

また、実開昭53−161902号においては、嵌合す
る係止片１２，１２′を設けているので挿入し易
いが、係止片１２，１２′を設けたり、また住所
や氏名などを記入する紙片１７を入れる小袋１３
を別に設けたりすると、コストを高するなどの欠
点がある。

本考案の目的は、カバンの大小に拘らず、しか
もネームプレートが荷物に挾まれていても、荷物
の間からベルト本体の先端部を引出し、ネームプ
レートを見易くすると共に、バンド本体の先端部
がバンド本体を嵌挿している調整枠体や矩形枠
体、止環などに挿入し易くすることにある。

以下、本考案の一実施例を図面と共に説明す
る。

バンド本体１の一端に日形状の長さ調整枠体２
を固着し、この調整枠体２と中間体３の一端に設
けた連結枠体４にバンド本体１を挿通してループ
状１′を形成すると共に、この中間体３の一側に
一対の矩形枠体５，５を設け、この矩形枠体５，
５にバンド本体１の先端部１″を挿入または抜脱
可能にする。

このバンド本体１の先端部１″に丸味Ｒを形成
し、かつこの丸味Ｒを形成する先端部１″の片面
に、丸味R′を有し周囲を縫着し、かつ一側壁面
をバンド本体１とする表示取付ケース７を形成す
る。この表示取付ケース７に挿入口７′形成し、
この挿入口７′から名前や住所を記載したネーム
プレート６を挿入する。

この表示取付ケース７の周囲は縫着または接着
する。

８はバンド本体１の先端部１″を止める止環で
ある。

本考案は以上の如く、バンド本体の先端部側に
表示取付ケースを設けることにより、荷物にネー
ムプレートが挾まれていても、バンド本体の先端
部側を荷物の間から引張り出すことができるの
で、ネームプレートが容易に見ることができ、し
かも表示取付ケースをバンド本体の先端に縫着す
る表示取付ケースや、この表示取付ケースにいれ
るネームプレートにより、バンド本体の先端部が
補強され、曲がらないので矩形枠体に挿入し易く
なるなどの効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例であつて、第１図は使用
前における斜視図で、第２図は使用時における斜
視図である。 Ｒ，R′……丸味、１……バンド本体、１″，
７″……先端部、２……調整枠体、４……連結枠
体、５……矩形枠体、６……ネームプレート、７
……表示取付ケース、８……止環。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一側に２個の矩形枠体５，５を設け、他端に連
   結枠体４を設けた中間体３と、一端に調整枠体２
   を固着し、かつ調整枠体２と連結枠体４に挿入さ
   れ、ループ状１′を形成するバンド本体１と、こ
   のバンド本体１の先端部１″に丸味Ｒを形成し、
   かつこの先端部１″の片面に、先端部７″に丸味
   R′を有し周囲が縫着され、一側壁面をバンド本
   体１とする表示取付ケース７と、この表示取付ケ
   ース７に形成する挿入口７′から挿入されるネー
   ムプレート６とを設け、このネームプレート６と
   表示取付ケース７が、バンド本体１の先端部１″
   を補強し、この先端部１″が調整枠体２と矩形枠
   体５，５に挿入し易くなることを特徴とするカバ
   ンの締結バンド。