JPS5851296B2

JPS5851296B2 - 自動車修理見積書発行機

Info

Publication number: JPS5851296B2
Application number: JP55034939A
Authority: JP
Inventors: 佳則安田; 進永野; 誠一射矢; 友明牧野
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1980-03-19
Filing date: 1980-03-19
Publication date: 1983-11-15
Also published as: DE3110788A1; JPS56132659A; US4435769A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は自動車修理見積書発行機に関するものである
。

従来自動車修理見積書発行システムは、自動車が年式や
型式やグレード、バリエーションにより異った形をし、
異った部品を有する為、−車種に限っても膨大な記憶容
量を有する部品データファイルが必要であり、この部品
データファイル用記憶媒体として磁気テープが使用され
、システム全体を可搬形とする事は不可能であった。

この為、修理見積書を修理現場で直ちに発行できない不
便さがあった。

ここで先行する可搬形の自動車修理見積書発行機に関す
るデータファイルおよびシステム全体の小形軽量化につ
いて第１図〜第６図により説明する。

第１図は先行する可搬形自動車修理見積書発行機の外観
を例示するものである。

第１図に於いて、１１は縮少された部品データファイル
を格納したカセット磁気テープを制御する為のカセット
磁気テープ装置であり、１１ａ〜１１ｎは各々、特定の
車種に関する部品データを収納したカセット磁気テープ
である。

１２は小形軽量化の為に特に選定された印字装置として
のプリンタであり、見積書を発行するものである。

１３は入力されたデータを表示する為の数字ディスプレ
イ、１４はデータを入力する為のキーボード、１５は全
体をまとめる為の持ち手のついた小形のケースであり、
この例では、システム全体の重量が約１０ｋｇ、外形は
幅３５０×奥行４３０×高さ１２５（単位量）にまとめ
上げられていて、持運びができ、自動車修理現場で直ち
に修理見積書を発行する事ができるよう構成されている
ものである。

なお第１図では、中央処理装置および記憶装置はケース
内に収納されている為に描写されていない。

第２図は、との可搬型自動車修理見積書発行機のシステ
ム構成を示すものであり、１６はマイクロプロセッサを
使用した中央処理装置、１７はこのシステムを制御する
制御プログラムおよび、データを処理する為の処理プロ
グラムを格納する記憶装置で、この実施例では、ＲＯＭ
（リードオンリメモＩＪ）１６ＫＢを使用している。

１８は処理データを格納する為の記憶装置で、この実施
例では、ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）１６ＫＢを
使用している。

１１はカセット磁気テープで、１１ａ〜１１ｎは各々特
定の車種に関する部品データを収納したカセット磁気テ
ープである。

入力データシート７に見積者によって書き込まれた名称
コードデータ７ａ、修理工賃の値７ｂ、および車種デー
タ７ｃは、キーボード１４から見積者自身により入力さ
れる。

１２は見積書８を発行するプリンタであり、小形軽量な
ものを特に選定している。

システム全体を操作する為のオペレーションコンソール
の機能は、キーボード１４およびＲＯＭ１７に収納され
るプログラムに組み込まれていて、第３図に示す構成と
なっている。

第３図に於いて、ステップ５０はシステム全体を初期リ
セットし、初期状態をセットする為の初期設定プログラ
ムである。

ステップ５１は以降ステップ５２〜５５のうち、どのプ
ログラムを選ぶかを決める該当処理フロー抽出ジャンプ
プログラムである。

ステップ５２はキー人力される車種データを処理する車
種データキー人力処理プログラムであり、ステップ５３
はキー人力された名称コードデータに従い部品データフ
ァイルより、目的部品データを抽出する目的部品データ
抽出プログラム、ステップ５４は抽出したデータをプリ
ントする為の形式に編集し、記憶装置に格納するプリン
トデータ編集プログラムで、プリンタから見積書を発行
するプログラムも併せ持っている。

ステップ５５は処理を終了する為のプログラムであり、
この構成では、終了後は再び該当処理フロー抽出ジャン
ププログラムに関するステップ５１の処理を行い、次の
見積書発行の準備をしている。

ステップ５６はキー人力を制御し、入力されたデータを
処理するキー処理プログラム、ステップ５７はカセット
磁気テープ制御を行い、データを処理するカセットデツ
キ動作処理プログラム、ステップ５８はプリンタの動作
を制御し、データをプリントするプリンタ動作処理プロ
グラムである。

次に、この可搬型自動車修理見積書発行機で使用される
記憶容量を縮少した部品データファイルの一部を第４図
に示し説明する。

第４図に於いて、１１０は自動車部品の名称に対応した
名称データの無い第１のファイルとしての部品データフ
ァイルであり、名称コードデータが、名称データの役割
を果すと同時に索引コードとしての役割も果す２つの機
能を持った、非常に有効なコードとなっている。

Ｃ１は名称コード化データ記憶領域、Ｃ３は部品番号コ
ード記憶領域、Ｃ４は価格値記憶領域、Ｃ５は部品デー
タ識別コード化データ記憶領域である。

１１１は、自動車部品の名称に対応した第２のファイル
としての名称データファイルである。

名称コードデータ記憶領域Ｃ１と、名称データ記憶領域
Ｃ２を有し、１データ当りの必要記憶領域は２９カラム
である。

次に第１図に示したものの動作について、第３図〜第６
図により説明する。

第３図に示すプログラム構造を持ったこの可搬形自動車
修理見積書発行機は、目的とする機能が自動車修理見積
書発行だけに絞る事ができる為、汎用計算機に必要なオ
ペレーションコンソールの役割をキーボード１４と、Ｒ
ＯＭ１７に収納されたプログラムに作り込む事ができ、
オペレーションコンソールを無くしてシステム全体を小
形化する上で大きな効果を果すと同時に誤操作を防止す
る機能も具備した非常に使い易いものとする事ができる
。

第３図のステップ５０の初期設定プログラムは、この様
な従来操作者力相分の経験と注意力を頼りに操作してい
たシステムの起動および、入出力装置の初期設定を自動
的に行うものである。

初期設定に次いで、入力データシート７を記入された車
種データ７ｃの処理をステップ５２の車種データ、キー
人力処理プログラムおよびステップ５６のキー処理プロ
グラムで処理し、記憶装置１８に格納する。

次に入力データシート７に記入された名称コードデータ
７ａを索引としてカセット磁気テープ１１ｉから該当す
る目的部品を抽出する為にステップ５３の目的部品抽出
プログラムおよびステップ５６のキー処理プログラム、
およびステップ５７のカセットデツキ動作処理プログラ
ムが中央処理装置１６により使われ、目的部品データを
抽出するごとにステップ５４のプリントデータ編集プロ
グラムで、抽出したデータを記憶装置１８に格納する。

例えば、第２図７の入力データシートに記入された名称
コード「１９５Ｊ、ｌ−１９６Ｊ、Ｊ１９８Ｊ
を処理した場合、記憶装置１８には、第６図のごとくア
ドレス１０００１番地から１０６７＋番地に格納される
。

アドレスに付された＃の意味は、数値が１６進で表わさ
れている事を示す。

第６図の形式で記憶装置１８に格納されたデータはステ
ップ５８のプリンタ動作処理プログラムにより、処理さ
れ見積書８として発行される。

目的部品データ抽出の為、カセット磁気テープ１１ｉよ
り読み込まれるデータは、第４図の形式である。

例えば、第２図の入力データシート７に記入された名称
コード「１９５Ｊのデータは、第１のファイルとしての
部品データファイル１１０より７種類のデータが読み込
まれる。

この動作は第５図に於いて、ステップ６０でキー人力さ
れた名称コードと同じ名称コードを持つ同一名称データ
群をカセット磁気テープ１１ｉの第１ファイル部分より
読む。

次にステップ６１でこの同一名称コードデータ群より車
種対応データを抽出する。

この抽出動作には入力データシートＴより入力した車種
データ７ｃが使用されるが詳細はこの発明と直接関係し
ないので省略する。

さらに、ステップ６２で、キー人力された名称コードｌ
−１９５Ｊと同じ名称コードが付された名称をカセット
磁気テープ１１ｉの第２のファイルとしての名称データ
ファイル１１１より、名称コード「１９５Ｊに対応する
部品名称、即ち「ＬＦドアトリムボードＳＡＪが選ばれ
、ステップ６３で車種対応データに名称が付加されて、
最終的に完成された抽出部品データとなる。

このように、この可搬型自動車修理見積書発行機によれ
ば、従来システムと全く同等の機能を果す上に、操作を
容易にし、操作ミスを防止する事が可能であり、更に可
搬形である為、見積を必要とする修理現場で直ちに正確
な見積書を発行できる。

又、自動車の部品データには、同一名称の部品が多い。

これは年式、型式、グレード、バリエーションにより部
品の形状が変わる場合が多い事に起因している。

このような事例に対しては、上述のファイル方式が記憶
容量縮少に特に大きな効果を発揮する。

例えば７００種類の部品名称を持ち、３０００種類の部
品を有する部品データファイルに、この発明に於けるフ
ァイル方式を適用すると１文字、１バイトの記憶容量を
必要とすると仮定して約５０キロバイトの記憶容量、縮
少が達成される。

これは部品データファイル全体の記憶容量に対し、２０
％程度の記憶容量縮少に相当する。

しかしながら、部品データファイルを、名称データを除
く残りの部品データを記憶する第１のファイルと、名称
データを記憶する第２のファイルとで構成する方式に於
いては、複数の名称に対し一種類の名称コードを付した
いと言う要求を満たす事ができない。

以下この問題を具体例をあげて説明する。

第７図は、上述したカセット磁気テープで構成した自動
車部品データファイルが上記第１のファイルと、上記第
２のファイルに分割される以前のリール磁気テープで構
成したデータファイルであり、名称データと名称コード
化データを有している。

第７図に於いて、例えば、名称コード「１９６」に対応
する部品の名称には「ＬＦドアインナウェザストリップ
」と１−ＬＰドアインナウェザストリップＡ」の二種類
があるが、第４図の上記第１のファイル１１０と上記第
２のファイル１１１に分割された形式のデータファイル
では、名称コード「１９６Ｊに対応する部品の名称は、
「ＬＦドアインナウェザストリップ」の一種類のみとな
っている。

これは名称に対応して名称コードを付すと言う法則を用
いている為の、当然の結果である。

この為、「ＬＦドアインナウェザストリップＡ」が、名
称データファイル１１１に記憶されない事となる。

この為本来「ＬＦドアインナウエザストリツプＡ」と言
う名称が付けられていた部品であるにもかかわらず、
「ＬＦドアインナウェザストリップ」と見積書に印字さ
れる場合がある〇この発明は第９図に示すようにＪＬＦインナウェザスト
リップ」と言う名称と、「Ａ」と言う名称の、二つの名
称を持つ複合名称の第１の名称部分、即ち１−ＬＦイン
ナウェザストリップ」に対応して、上述名称コードと全
く同じに使う事ができる名称共通部分コードＣ６０を付
し、第２の名称部分、即ちｒＡＪに対応して名称補助コ
ードＣ７０を付し、上記名称共通部分コードと上記名称
コードを合成したコードに対応ずけて名称を第２のファ
イルとしての名称データファイルに記憶する事により、
見積書に印字される名称データの品質を向上させる事を
、目的としている。

ここで、上述１’−ＬＦインナウェザストリップ」に例
えば名称コード「１９６Ｊを付し、「ＬＦインナウェ
ザストリップＡ」に名称コード「１９７Ｊを付す方法、
即ち、名称対応に名称コードを付す方法は、入力データ
シートに名称と名称に対応するコードと、その名称の部
品が使用される車種コードとを対応ずけてリストしてお
く必要があり、実用に不向きである、その理由は入力デ
ータを入力データシートに記入する人が予め抽出される
名称を知っていなければ、上述例の名称コード「１９６
Ｊと１１９７Ｊを選び分けできないからである。

次に第８図に示した名称共通部分コードＣ６と名称補助
コードＣＩの作用を、第１０図に従って説明する。

例えば第２図に於いて、入力データシート７に記入され
た名称コード「１９６」の部品データがキーボード１４
より入力さへ選択された所定のカセット磁気テープｌｌ
ｉから読込まれた第８図のごときデータファイルより第
５図のステップ６０、ステップ６１に従って、名称共通
部分コードＪ１９６Ｊのデータのうち、車種対応部品デ
ータが抽出される。

以降の部品抽出動作は、第５図と異なるので第１０図に
従って説明する。

抽出された、車種対応の部品データから、第１０図のス
テップ７３で名称共通部分コード「１９６」と、名称補
助コード「１」が更に選び出され合成されて１−１９６
１Ｊとなる。

これは第８図の名称ファイル１１１を索引する為に使用
する索引コードである。

この索引コード「１９６１Ｊに対応する名称を、ステッ
プ７４で第８図の名称ファイル１１１より抽出する。

索引コードＪ１９６１Ｊに対応する名称は「ＬＰドアイ
ンナウェザストリップＡ」である。

最後に、ステップ７５でステップ６１で抽出された部品
データと、ステップ７４で抽出された名称を合成し目的
の部品データ８０を得る事ができる。

このように、この発明によれば入力データシート７の記
入内容およびキーボード１４からの入力内容を全く変え
る事なく、今まで通り名称コードを入力して、見積デー
タを得る事ができ、見積書にプリントされる部品名称は
例え、同じ名称コードであっても、車種により異ったも
のとする事ができる。

なお、この発明の詳細な説明中、名称共通部分コードを
３桁とし、名称補助コードを１桁の数字としたが、名称
共通部分コードは実施例と異なる桁数、例えば５桁とし
ても６桁としても、この発明の目的は達成できるし、名
称補助コードの桁数も実施例と異なる桁数、例えば２桁
としても３桁としても、この発明の目的は達成できる。

又、特に名称補助コードはファイル内でしか表われて来
ないコードであり、外見上は全く無いものであるから、
人間が判りにくいコード、例えば１６進数あるいは３２
進数、６４進数等何を使用しても、この発明の目的は達
成される。

更に、この発明は全く異なる複数の名称に適用しても同
じ効果を得る事ができる。

この場合、第１１図に示すように名称共通部分コードＣ
６０をブランクの部分とし名称補助コードＣ７０をラン
プとライトに付せば良い。

このように、この発明によれば、同一名称部品が多い部
品ファイルで記憶容量縮少に有効な手段であった名称コ
ー睦名称の代りに記憶する手法に於いて、名称の一部分
が異なる場合でも、外見上名称コードの種類を増加させ
ずに処理する事ができ、コードの取扱いが複雑になる事
を防ぐ事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は自動車修理見積書発行機外観図、第２図は自動
車修理見積書発行機構成図、第３図は第２図に示したも
ののプログラム構成図、第４図は、縮少された部品デー
タファイルの一部を示す図、第５図は第２図に示したも
のの目的部品データ抽出プログラムフローを示す図、第
６図は第２図に示した記憶装置内の抽出された部品デー
タを示す格納状態図、第７図は他の先行する部品データ
フアイルの一部を示す図、第８図はこの発明により補助
名称コードが付された縮少された部品データファイルを
示す図、第９図は名称共通部分コードおよび補助名称コ
ードの付し方を説明するための説明図、第１０図はこの
発明の実施例による抽出プログラムフローを示す図、第
１１図はこの発明の他の実施例を簡単に説明するための
説明図である。図において、１１はカセット磁気テープ装置、１１３〜
ｌｌｎはカセット磁気テープ、Ｃ１は名称コード化デー
タ記憶領域、Ｃ２は名称データ記憶領域、Ｃ６は名称共
通部分コード化データ記憶領域、Ｃ７は名称補助コード
データ記憶領域である。なお図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

１少なくとも自動車部品の名称に対応した名称コード
化データと、自動車部品の名称に対応した名称データと
、自動車部品に対応した部品番号コード化データとの各
種部品データを予め記憶した記憶装置の記憶構成を、上
記名称データを除く残りの部品データを記憶する第１の
ファイル部分と、自動車部品の名称に対応した名称デー
タを記憶する第２のファイル部分とで構成し、予め定め
られたデータ処理を行う中央処理装置に与えられた上記
名称コード化データに従って、上記第１のファイルに記
憶された部品データと上記第２のファイルに記憶された
上記名称データとを組合わせて見積データとするよう処
理し、上記組合された見積書データに応じて印字装置よ
り見積書を発行するようにした自動車修理見積書発行機
に於いて、複数の名称が合成された複合名称を第１及び
第２の名称部分で構成し、上記第１の名称部分に対応し
て名称共通部分コードを付すとともに、上記第２の名称
部分に対応して名称補助コードを付す事を特徴とした自
動車修理見積書発行機。