JPS5851241B2 - 光散乱テ−プもしくはシ−ト - Google Patents

光散乱テ−プもしくはシ−ト

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JPS5851241B2
JPS5851241B2 JP2813979A JP2813979A JPS5851241B2 JP S5851241 B2 JPS5851241 B2 JP S5851241B2 JP 2813979 A JP2813979 A JP 2813979A JP 2813979 A JP2813979 A JP 2813979A JP S5851241 B2 JPS5851241 B2 JP S5851241B2
Authority
JP
Japan
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light scattering
light
tape
adhesive
sheet
Prior art date
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Expired
Application number
JP2813979A
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JPS55120001A (en
Inventor
尚 浜田
建治 坪田
耕平 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Electric Clocks (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば、デジタル式腕時計の表示具で代表さ
れるように、被着体に対する一体化と、側面から水平方
向に入射した光をその入射方向に対し垂直又はそれに近
い方向に散乱(拡散)させることによって所望の表示性
能を発揮させ得ること、とが要求される薄肉表示具とし
て好適に用いることができる光散乱テープ若しくはシー
トに関する。
従来、水平方向からの入射光をその入射面に対し垂直又
はそれに近い方向の乱反射光に変換する方法として、第
1図で示すように、表示板01の裏面に反射板03を設
け、この反射板03の上面にスリガラスなどの透光性板
材04を重合位置させて、その側面に配した光源09か
ら光を照射する方法が採られていた。
この方法によれば、第2図で示すように、前記の反射板
は用いないで、透光性板材04の裏面に光源09を配置
して、これから直接、光を照射する方法に比して、全体
を薄肉構成としながら、光散乱によって所望の表示(明
暗表示)効果が得られ、既述のデジタル式腕時計のよう
に薄肉化が強く要望される製品において特に有用である
然し乍ら、第1図で示す従来のものでは、構成材01,
03,04の一体化が困難な欠点を有している。
つまり、その構成材01,03,04の各間を既存の接
着剤、両面粘着透明テープなどで接着した場合は、01
,04および04,03面の光散乱効果が激減し、表示
機能が極端に劣化してしまう。
故に、従来では、これら構成材の一体化にあたってクラ
ンプ式金具の使用が一般的であったが、この場合は、一
体化のための作業が手作業になり、生産性、品質面で大
きな問題を提起していた。
本発明者らは、上述の如き諸実情に鑑みて鋭意研究の結
果、粘着剤の有効なる利用法を見出し、光散乱性、構成
材の一体化にともに勝れた光散乱テープ若しくはシート
を完成するに至ったのであり、その要旨は、透光性基材
の少なくとも片面に5〜50ミクロンの中位径をもつ粘
着性微小粒子を、粘着性微小粒子相互の合着がない、又
は、非常に少ない状態で均−又はほぼ均一に分散塗布し
であることを特徴とする。
本発明による光散乱テープ若しくはシートを用いれば、
前述の構成材を、クランプ式金具などを用いることなく
、接着作用をもって容易に一体化することができるから
、表示具の生産性向上はもちろん、機械化、自動化によ
って品質の安定化を図ることができ、しかも、接着が全
面接着でなく、中立径の粘着性微小粒子を用い、かつこ
れを合着一体化しないので、所期の接着効果を十分に保
持しながら、勝れた光散乱効果を得ることができて、表
示性能の顕著な向上を図ることができるに至った。
本発明は、可撓性プラスチックフィルムなどの透光性基
材の片面又は両面に、5〜50ミクロン(以下μと記載
する。
)の中位径をもつアクリル粘着性微小粒子を、それら粒
子相互が強く合着一体化しない状態で一平方メートル当
たり30〜20グラム(以下g/ rrj:と記載する
)重量で均−又はほぼ均一に分散塗布し、もって、特殊
な光散乱特性をもつテープ若しくはシートを作製する。
本発明において使用するアクリル系の粘着性微小粒子は
、粒子径が整う方が好ましいのはもとより、その径は5
〜50μ範囲の中位径であることが必要である。
5μ以下の場合は、接着性が阻害されるばかりでなく、
光散乱特性も十分でなく、また、50μ以上になると、
外観上、好ましくなく、粒子径も整いに<<、光散乱性
能が低下する傾向がある。
また、粘着性微小粒子の塗布量に関しては、3g/ m
”以下の場合、接着性能が不十分で実使用に耐えず、逆
に2og7.を以上の場合、被着体に接着した際、粒子
合着が起り易く、その粒子合着が著しくなると、その部
分が特に強く光るため、全体として均一な光散乱性が得
られず、光散乱特性の低下をもたらす。
従って本発明では、粘着性微小粒子として、5〜50μ
の中位径のものを、3〜209 / m均一に塗布する
ことが製品の性能面、品質面において強く要求されるも
のである。
以下本発明の詳細な説明する。
実施例 1 粘着性微小粒子を次のように組成にて作成する。
イオン交換水 200重量部ブチルア
クリレート 90重量部2−エチルへキシ
アクリレート 6重量部2−アクリルアミド−2メ
チルプ 07.7□7,7オア酸。
ナ1.ノウヵ塩 4・5重量部過酸化ベンゾイル
0225重量部7°47系界面活性剤(°0%
4重量部固形分溶液) 以上の成分を窒素気流中にて重合して、中位径33μの
粘着性微小粒子を懸濁した原液を作成し、これを超音波
エネルギーを利用した噴出力により、市販の50μ厚の
ポリエステルフィルム1の片面に10g/7n、はぼ均
一に吹付けることによって、フィルム1の片面に、粒子
相互が合着一体化されていない状態の粘着性微小粒子2
群を塗布する。
而して、この上に離型フィルム5を貼り合わせることに
より、第3図で拡大示したような光散乱テープ若しくは
シートを得る。
同様に市販の25μ厚のポリエステルフィルム1の両面
に、上述と同じように原液を塗布して、それら両面に離
型フィルム5,5を貼り合わせることにより第4図で拡
大示したような両面粘着性の光散乱テープ若しくはシー
ルを得る。
更に、上記の二種のテープ若しくはシートの各離型フィ
ルム5を剥して、両面をサンドマット加工、つまり、粗
面加工した350μのアクリル板6、および、裏面をポ
リエステルにて補強した75μのアルミ板7を第5図で
示すようにラミネートし、これを1010m1X25の
大きさに切断、或いは、打ち抜いて光散乱試験用供試体
を作製した上、この供試体を第6図で始すような試験装
置の枠組8内に入れて、側面に設置した光源9から光を
照射することにより、前記テープ若しくはシートの光散
乱試験を行なった。
尚、該試験の評価方法は次の通りである。
前記供試体の上面に、1010X20で茶色のコピー用
セクションペーパー10を置き、前記光源9から0.0
225ワツトの光を照射した際、そのセクションペーパ
ー10の上方30crILの距離から200個のセクシ
ョンのうち、何個が明瞭に判別することができるかを調
べる。
(尚、1>L +’Lは左右ともに1.5である。
)以上の試験の結果、本発明のテープ若しくはシートを
用いた供試体では、セクションペーパーの200個の全
てのセクションが明瞭に判別でき、全体的に均一、良好
な光散乱特性を有することが確認できた。
比較例 1 粘着性微小粒子群の替りに、通常の粘着剤を用いたもの
を比較例として示す。
組成は次の通り。酢酸エチル 20
0重量部ブチルアクリレート 90重量
部2−エチルへキシルアクリレート 6重量部アクリ
ル酸 4.5重量部過酸化ベンゾ
イル 0.25重量部上記成分を窒素気流
中にて重合する。
以後、実施例1と全く同じ要領で光散乱試験を行なった
その結果、光源の附近は明るかったが、明るさの偏りが
はげしく、(光散乱性が悪い)200個のセクションの
うち、40個は暗くて判別出来ず、20〜30個は、よ
く見ると判別出来るが、明瞭性に欠けた。
比較例 2 実施例1比較例1において、粘着剤を使用しないもので
光散乱実験を行なった。
従って、当然一体化は出来ず、ピンセットで、端をそろ
えながら重ね合わせて光散乱実験を行なった。
その結果、一体化していない為、フィルムやアルミ板の
浮上り(すきまがあくこと)が生じ、明るい部分や暗い
部分が入り乱れた模様が見えた。
この為、両端をピンセットで押え再度、実験を行なった
結果、200個のセクションに於て、120個程程度明
瞭に判別出来たが、80個程度は、不鮮明であった。
実施例 2 実施例1において使用した粗面加工のアクリル板の替り
に、表面処理のない320μのアクリル板を用いたもの
で実験を行なった。
アクリル板が、替った他は、実施例1.と同じである。
その結果、200個のセクションすべて明瞭に判別でき
た。
比較例 3 比較例1に於いて、使用した粗面加工のアクリル板の替
りに、表面処理のない320μのアクリル板を用いたも
ので実験を行なった。
アクリル板が替った他は比較例1.と同じである。
その結果、200個のセクションのうち、50個は暗く
て、判別出来ず、30〜40個はよく見ると判別出来る
が、明瞭性に欠けた。
比較例 4 比較例2に於いて、使用した粗面加工のアクリル板の替
りに、表面処理のない、アクリル板を用いたもので実験
を行なった。
アクリル板が替った他は比較例2と同じである。
その結果、200個のセクションのうち、40個は暗く
て、判別出来ず、30〜40個は、よく見ると判別出来
るが、明瞭性に欠けた。
なおこの場合も、フィルムやアルミ板の浮き上がりが起
き易く、作業には手間と細心の注意が必要であった。
比較例 5 実施例2において、粘着性微小粒子の塗布を通常のエア
レススプレーにて行なった。
この場合は粒子相互の合着一体化がはげしく、目視で塗
布ムラのあること(粒子合着による)が判明した。
また、光散乱試験の結果、まだら状の模様が見え、20
0個のセクション中30個は、判別困難、20個は不明
瞭であった。
以上の実施例および比較例の記載からも明らかな様に本
発明による光散乱テープ若しくはシートは、単に粘着、
接着機能のみならず、光散乱特性に極めて勝れた特徴を
有し、このような特徴は、粘着性微小粒子の粒子径、塗
布量、非合着性、等の制約条件をもつもの、基材の種類
、下塗剤の選択、アクリル系粘着性微小粒子の組成、及
び、基材との接着方法、塗布方法等に関し、何ら、制限
を加えるものでないことはいうまでもない。
又、本粘着性微小粒子を基本成分とする限りにおいて、
粘着樹脂、その他、添加剤を加え、粘着、接着性能、及
び、粘着性微小粒子の非合着性を試みるのも、有効な改
良手段である。
さらに、テープ状にする為の、基材の離型処理、離型フ
ィルムの使用等も、実使用に関しては当該業者が常に行
なう手法であり、本発明におけるテープ化の際にも、当
然これらは行なわれるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る光散乱テープ若しくはシートの実施
の態様を例示し、第1図、第2図は、従来から存在する
光散乱方法の原理説明図、第3図、第4図は、本発明テ
ープ若しくはシートの局部拡大断面図、第5図は供試体
の局部拡大断面図、第6図は光散乱試験装置および試験
要領の説明図である。 1・・・・・・透光性基材、2・・・・・・粘着性微小
粒子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透光性基材1の少なくとも片面に、5〜50ミクロ
    ンの中位径をもつ粘着性微小粒子2を、粘着性微小粒子
    相互の合着がない、又は、非常に少ない状態で均−又は
    ほぼ均一に分散塗布しであることを特徴とする光散乱テ
    ープ若しくはシート。 2 前記粘着性微小粒子2の塗布量は、1平方メートル
    当たり3〜20グラムである特許請求の範囲第1項に記
    載の光散乱テープ若しくはシート。 3 前記基材1が可撓性プラスチックフィルムである特
    許請求の範囲第1項に記載の光散乱テープ若しくはシー
    ト。
JP2813979A 1979-03-09 1979-03-09 光散乱テ−プもしくはシ−ト Expired JPS5851241B2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2539491Y2 (ja) * 1991-10-09 1997-06-25 惠和商工株式会社 光拡散シート材
JP2558571Y2 (ja) * 1993-06-29 1997-12-24 惠和商工株式会社 光拡散ガラス板
US7859759B2 (en) 2002-05-20 2010-12-28 Sabic Innovative Plastics Ip B.V. Film, backlight displays, and methods for making the same
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