JPS5850950Y2 - 弾球遊技機における遊技玉の発射制御装置構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、貸玉と遊技上とが別になっている弾球遊技機
において、表枠の裏面下方部分に機前の貸玉投入用玉受
皿に投入された貸玉が一列に並ぶ通路部を設けたハウジ
ングベースを取付けると共に、前記の貸玉の１個に同調
して１個の遊技上を発射さす発射制御装置部品の一切を
ハウジングカバーに一括して組付け、そのハウジングカ
バーを前記のハウジングベースの前面に着脱自在に取付
けるようにした弾球遊技機における遊技上の発射制御装
置構造に関するもので、装置全体の組立て並びに通路部
の清掃を容易にし得るように考案されたものである。

以下本考案の一実施例を図面について説明する。

第１図は弾球遊技機の正面図であり、１は遊技機本体、
２はその前面に装着された窓孔を有する表枠で、その窓
孔を覆ってガラス枠３が開閉可能に設けられている。

４はガラス枠の下方に配設された一枚の当板前で、その
前面には貸玉投入用玉受皿５と下部玉受皿６及び回動バ
ンドル７が一体に設けられる。

前記表枠２の内面には遊技盤８があ一す、その遊技盤８
の側方上部寄りに遊技上の発射装置９が設けられている
。

そして発射装置９から上方に互って弧状にガイドレール
部１０が配設され、発射装置９から下方へガラス枠３の
側辺部に沿うようにガイド枠部１１が設けられている。

また、遊技盤８の表面には図示しないが多くの障害釘が
固植され、その他に風車１２や複数の入賞上装置１３が
配設され、さらに下方部にはアウト玉口１４が設けられ
ている。

第２図は同じく弾球遊技機の裏面図であり、遊技盤８の
上部に玉タンク１５が設置され、そしてその玉タンク１
５の下部には樋レール１６が傾斜して設置されており、
玉タンク１５のパチンコ玉を前記発射装置９及び景品玉
排出装置１７に導く。

景品玉排出装置１７は入賞上装置１３に遊技上が入賞す
ると一定の景品玉を排出し、これを樋１８を介して貸玉
投入用玉受皿５に導く。

１９は入賞上を集合する玉寄せ、２０は入賞上排出樋、
２１はアウト玉排出樋、２２は玉抜き樋を夫々示す。

２３は表枠２の裏面下方部分に設置した遊技上の発射制
御装置であり、第３図ないし第５図にその詳細が示しで
ある。

すなわち、２４は一枚の板状をなすハウジングベースで
、側縁に複数の取付用（Ｌ２５が設けられ、前面には中
心にねし孔を穿設した取付部２６を、また貸玉投入用玉
受皿５の流出口２７に合致してその流出口２７から流れ
出る貸玉が１列に並ぶ通路部２８を設けており、表枠２
の裏面に当てがって取付用孔２５からビス２９を締着し
て固定する。

３０はハウジングベース２４に対応する側の側面を開放
したハウジングカバーであり、その外側にはモータ３１
が固定されると共に、内側に突出するモータ軸３２に回
転円盤３３を固定している。

この回転円盤３３は外周面に前記通路部２８に並ぶ貸玉
の先頭の１個に受は入れる嵌入凹部３４が形成され、ま
た側面にはカム３５を一体に備える。

３６は回転円盤３３の外周下方部分を囲うようハウジン
グカバー３０の内側に突設した案内通路枠、３７は貸玉
検知部材で、ハウジングカバー３０に突設した軸３８に
揺動自在に軸支され、その横方向に延びる腕３７ ａを
回転円盤３３の外周面上方に対向させている。

３９は同じくハウジングカバー３０に突設した軸４０に
揺動自在に軸支した揺動部材で、上方に延びる腕３９
ａに前記カム３５に接触可能なローラ４１を有し、また
下方に延びる腕３９ ｂには発射用ロッド４２の一方の
折曲端に係合し得る係合突起４３を有する。

また、前記腕３９ ａには貸玉検知部材３７の下端屈曲
部に係合する係合突部４４′が設けられている。

なお、前記発射用ロッド４２の他端は第２図に示すよう
に揺動自在な連結板５２及び縦杆５３を介して発射装置
９に連結される。

４４は前記ローラ４１を常時カム３５から離隔した位置
に置くよう揺動部材３９を付勢するスプリング、４５は
そのスプリング４４の一端に連結された安全レバーで、
該スプリング４４の作用によってモータ回路に介挿した
スイッチ４６を押圧して常時オン状態に保持し、スプリ
ング４４の付勢作用が無くなると押圧を解除してオフさ
せモータ回路を開いてモータ３１を停止する。

４７はハウジングカバー３０に突設した軸４８に取着さ
ればね４９によって前記回転円盤３３の側面に設けた別
のカム５０に圧接してその回転円盤３３の逆転を防止す
る係止爪部材である。

また、係止爪部材４７には前記ハウジングベース２４の
通路部２８上方に位置して貸玉の受は入れを制御片５１
が設けられている。

５４はハウジングカバー３０に突設した軸５５に取着し
た感知レバー、５６は感知レバー５４が貸玉によって押
圧されると接点を閉じ表枠２の前面にその旨を表示する
スイッチである。

しかして、前記のように装置部品を組付けたハウジング
カバー３０は、その開放側面をハウジングベース２４の
前面に当てがい、通孔５７から取付部２６のねし孔にね
じ５８を螺合して締付けることにより取付は取外しが可
能なように固定するもので；ある。

このハウジングカバー３０の固定により、ハウジングベ
ース２４に設けた通路部２８の流出末端部が回転円盤３
３の外周面に対応する。

従って、第６図においてモータ３１により回転円盤３３
が回転し、その嵌入凹部３４が通路部２８の流出末端に
対応位置したとき、その先頭の貸玉を嵌入凹部３４に受
は入れて上方に移送し、貸玉検知部材３７がその貸玉に
より同図鎖線のように軸３８を支点に上方に押し上げら
れ、その下端屈曲部で揺動部材３９の係合突部４４′を
押しこれを同図矢示方向ａに揺動させてローラ４１を回
転円盤３３のカム３５に当接させる。

そして、揺動部材３９はカム３５の作用によりさらに揺
動を続は係合突起４３で発射用ロッド４２を第７図矢示
方向すに引き、同図鎖線のようにローラ４１がカム３５
から離脱することで発射用ロッド４２を元の位置に戻す
。

こうして回転円盤３３の嵌入凹部３４により移送される
貸玉の１個に同調して発射用ロッド４２を往復動させる
ことによって発射装置９を発射動作させ、遊技上を発射
するものである。

本考案は、このように機前の貸玉投入用玉受皿５に投入
された貸玉の１個に同調してこの貸玉とは別の発射装置
９に供給される遊技上の１個を発射する発射制御装置に
おいて、表枠２の裏面下方部分に取付けたハウジングベ
ース２４に貸玉が一列に並ぶ通路部２８を設けると共に
、回転円盤３３゜貸玉検知部材３７．揺動部材３９等の
装置部品をハウジングカバー３０に一括して組付け、し
かもそのハウジングカバー３０をハウジングベース２４
にねじ５８によって取付は取外しが可能なように取着す
るようにしたものであるから、装置全体がユニット化か
れて組立が容易になり、しかも各種装置部品の相互の面
倒な位置調節も一切不要となる。

さらに、ハウジングカバー３０を取外せば通路部２８が
完全に露出するため清掃作業も至極容易にできる。

また、故障した際の修理２点検も容易である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので、第１図は弾球遊技
機の正面図、第２図は弾球遊技機の裏面図、第３図は一
部断面にして示す発射制御装置の斜視図、第４図は発射
制御装置のハウジングベースとハウジングカバーとを分
離して示す斜視図、第５図は発射制御装置の装置部品を
分解して示す斜視図、第６図及び第７図は発射制御装置
の作用を説明する正面図である。 ２・・・・・・表枠、５・・・・・・貸玉投入用玉受皿
、９・・・・・・発射装置、２４・・・・・・ハウジン
グベース、２８・・・・・・通路部、３０・・・・・・
ハウジングカバー、３１・・・・・・モータ、３３・・
・・・・回転円盤、３７・・・・・・貸玉検知部材、３
９・・・・・・揺動部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表枠の裏面下方部分にハウジングベースを取付けてその
   前面に機前の貸玉投入用玉受皿に投入された貸玉が一列
   に並ぶ通路部を設け、前記の通路部に並ぶ貸玉を１個づ
   つ間欠的に所定の排出経路まで移送する回転円盤、該回
   転円盤を回転さすモータ、前記の回転円盤により移送さ
   れる貸玉と関係的に発射装置を作動させて遊技上を発射
   さす貸玉検知部材及び揺動部材等の装置部品をハウジン
   グカバーに一括して組付け、かつこのハウジングカバー
   を前記のハウジングベースの前面に取付は取外しが可能
   なように取着してなる弾球遊技機における遊技上の発射
   制御装置構造。