JPS5850744B2 - ゴルフボ−ルのデインプルの空間的関係 - Google Patents
ゴルフボ−ルのデインプルの空間的関係Info
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- JPS5850744B2 JPS5850744B2 JP48091794A JP9179473A JPS5850744B2 JP S5850744 B2 JPS5850744 B2 JP S5850744B2 JP 48091794 A JP48091794 A JP 48091794A JP 9179473 A JP9179473 A JP 9179473A JP S5850744 B2 JPS5850744 B2 JP S5850744B2
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- dimple
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は従来のゴルフボールよりも確実にその飛距離を
増大化しうるゴルフボールに係る。
増大化しうるゴルフボールに係る。
ここ数年間、ゴルフボールはそれらの空気力学特性を向
上する為表面にディンプルを備えるようになっており、
これによりボールは滑らかなゴルフボールよりも一層飛
ぶようになる。
上する為表面にディンプルを備えるようになっており、
これによりボールは滑らかなゴルフボールよりも一層飛
ぶようになる。
ここで「デインプル」というのは、ゴルフボールの表面
における凹みを意味する。
における凹みを意味する。
ゴルフボールディンプルの直径を大きくしたり、深さを
浅くしたり或いはディンプルを丸形から角形に変えたり
することによると云った個々のディンプルの形状を変え
ることにより、ゴルフボールの飛翻距離を増大する為の
様々な試みが為されてきた。
浅くしたり或いはディンプルを丸形から角形に変えたり
することによると云った個々のディンプルの形状を変え
ることにより、ゴルフボールの飛翻距離を増大する為の
様々な試みが為されてきた。
後で詳細に説明するように隣接するディンプルの平坦部
距離の少く共約80%の個所が約1.65mm(0,0
65インチ)以下でありそして隣接するディンプルの総
対数の少く共約55%の個所がディンプル同志が部分的
に重なり合わないように即ち重複し合わないようにディ
ンプルの空間的配列関係を選定することによりゴルフボ
ールの・飛距離ヤード数が増大するということはこれま
で発見されていなかった。
距離の少く共約80%の個所が約1.65mm(0,0
65インチ)以下でありそして隣接するディンプルの総
対数の少く共約55%の個所がディンプル同志が部分的
に重なり合わないように即ち重複し合わないようにディ
ンプルの空間的配列関係を選定することによりゴルフボ
ールの・飛距離ヤード数が増大するということはこれま
で発見されていなかった。
ここで平坦部距離というのは、2つのディンプルの両縁
間を結ぶボール外表面上の球状表面部分の最短距離を意
味する。
間を結ぶボール外表面上の球状表面部分の最短距離を意
味する。
ディンプルの縁はゴルフボールの外周表面乃至その延長
線がディンプルの側壁に対する接線と交叉する点として
定義される。
線がディンプルの側壁に対する接線と交叉する点として
定義される。
これについては後述する。重なり合っているディンプル
はここで定義したような平坦部距離の意味からすれば負
の平坦部距離を持つと見なすことができよう。
はここで定義したような平坦部距離の意味からすれば負
の平坦部距離を持つと見なすことができよう。
更に、隣接するディンプル間の平坦部域が本明細書にお
いて定められるような制限内に設定される時、ディンプ
ルの相対寸法及び数は重要な問題とならないことが判明
した。
いて定められるような制限内に設定される時、ディンプ
ルの相対寸法及び数は重要な問題とならないことが判明
した。
標準的ゴルフボールは約336±10個のディンプルを
それらの表面に持っている。
それらの表面に持っている。
本明細書に教示されるような平坦部距離についての制限
が守られる時ゴルフボールにおけるディンプル数は相当
巾にわたって変化しえまたディンプル数を変えても一層
長い飛距離ヤード数が得られることが見出された。
が守られる時ゴルフボールにおけるディンプル数は相当
巾にわたって変化しえまたディンプル数を変えても一層
長い飛距離ヤード数が得られることが見出された。
ディンプルの形状は決定的な重要性を持つものでないこ
とも補足的にわかった。
とも補足的にわかった。
円形ディンプルが好ましいが、楕円、五角形、六角形、
六角形その他の形状であってもよい。
六角形その他の形状であってもよい。
本明細書において「直径」なる用語が使用される時、そ
れはディンプルが円形である時の縁から縁までの距離と
して定義される。
れはディンプルが円形である時の縁から縁までの距離と
して定義される。
ディンプルが非円形の時、直径なる用語はその非円形デ
ィンプルの面積と同等の面積を持つ円の直径として定義
される。
ィンプルの面積と同等の面積を持つ円の直径として定義
される。
また本文でいう「深さ」とは外周縁の延長線から球の一
部をなすディンプルのもつとも深い部分までの距離とし
て定義される。
部をなすディンプルのもつとも深い部分までの距離とし
て定義される。
ディンプルが球の一部でない場合、本発明に従う深さは
その断面中がもつとも広い点におけるディンプルの断面
をとることにより計算される。
その断面中がもつとも広い点におけるディンプルの断面
をとることにより計算される。
断面積が計算されその後それと同面積の円の一部がその
断面に置き換えられる。
断面に置き換えられる。
「深さ」は外周の延長線からその等偏置部分の最も深い
部分までの距離である。
部分までの距離である。
本発明に従うゴルフボールは特に122個、182個、
252個、332個及び392個のディンプルを有する
ものとして作製された。
252個、332個及び392個のディンプルを有する
ものとして作製された。
本発明に従うディンプル相互間における規制値を結論的
に記載すれば、隣り合うディンプルの間の最短平坦部の
距離はゴルフボールの全表面において数え得る隣接する
総対数の少く共約80%の個所が約1.65mm(0,
065インチ)以下でなければならずそして少くとも約
55%の個所においてディンプル相互間が重複していな
いことが必要である。
に記載すれば、隣り合うディンプルの間の最短平坦部の
距離はゴルフボールの全表面において数え得る隣接する
総対数の少く共約80%の個所が約1.65mm(0,
065インチ)以下でなければならずそして少くとも約
55%の個所においてディンプル相互間が重複していな
いことが必要である。
更にまた結論的な重要要件として個々のディンプルの深
さ対直径の組合せをディンプル総数に見合せて選定する
ことが必要となる。
さ対直径の組合せをディンプル総数に見合せて選定する
ことが必要となる。
この決定の為基本検算式Sは次の通りである。
s= 831.5(d−x)−55,56(D−y)
2!悲写県ツ≠′ + ・・・・・・(1) 上記1)式は後に詳述するようにSの正の整数値に対し
てディンプル直径D1およびその深さdに関する直交座
標系における一般楕円曲線式を示し、楕円の中心は(x
、y)点にあり、その長軸半径は#X aであり、短軸
半径は5xbである。
2!悲写県ツ≠′ + ・・・・・・(1) 上記1)式は後に詳述するようにSの正の整数値に対し
てディンプル直径D1およびその深さdに関する直交座
標系における一般楕円曲線式を示し、楕円の中心は(x
、y)点にあり、その長軸半径は#X aであり、短軸
半径は5xbである。
S二1ならば各半径はaおよびbとなる。
上記楕円検算式においてd、D、x、y、a、bはすべ
てインチの計量単位で表示される。
てインチの計量単位で表示される。
更にx、yya、bはディンプル総数をlOOで除した
数Nの関数であり、ディンプル数の2つの範囲において
各別に決定される。
数Nの関数であり、ディンプル数の2つの範囲において
各別に決定される。
即ち約182〜約332個のディンプルを有するゴルフ
ボールに対しては、 y=Q、323−0.0896 N+0.0122N2
x= 0.0186−0.00406N+0.0005
5ON2a=6.30−3.3ON+0.693N”b
=3.11−1.03N+0.155N2これを式Iと
する。
ボールに対しては、 y=Q、323−0.0896 N+0.0122N2
x= 0.0186−0.00406N+0.0005
5ON2a=6.30−3.3ON+0.693N”b
=3.11−1.03N+0.155N2これを式Iと
する。
約333〜392のディンプル数を持つゴルフボールに
対しては、 y=0.287−0.0383N x=o、o 162−0.00150N a=4.66−0.500 N b=5.00−1.08N これを弐■とする。
対しては、 y=0.287−0.0383N x=o、o 162−0.00150N a=4.66−0.500 N b=5.00−1.08N これを弐■とする。
182〜332個のディンプル数を有するゴルフボール
に対しては、 y=Q、323−0.0896N+0.0122N2X
二0.0186−0.00406N+0.00055O
N2a=4.54−2.78N+0.674N2b=3
.09−1.97N+0.412N2の場合、上述の基
本式を使用すると一層良好な結果が得られる。
に対しては、 y=Q、323−0.0896N+0.0122N2X
二0.0186−0.00406N+0.00055O
N2a=4.54−2.78N+0.674N2b=3
.09−1.97N+0.412N2の場合、上述の基
本式を使用すると一層良好な結果が得られる。
上述の式を式■とする。
弐■に包含されるゴルフボールは総て式Iにも包含され
ることを銘記されない。
ることを銘記されない。
333〜392個のディンプル数を持つゴルフボールに
対しては、 y=9.240−0.0242N X二0.0225−0.0034ON a=13.6−3.28N b=5.25−1.25N この場合、基本検算式を使用して一層秀れた結果が得ら
れる。
対しては、 y=9.240−0.0242N X二0.0225−0.0034ON a=13.6−3.28N b=5.25−1.25N この場合、基本検算式を使用して一層秀れた結果が得ら
れる。
この式を式■とする。
式■に包含されるゴルフボールは総て弐■にも包含され
ることを銘記されたい。
ることを銘記されたい。
332個のディンプルの場合と333個のディンプルの
場合との間には急激な段差(不連続点)は存在せず、事
実光に与えた式はこの範囲において重畳する。
場合との間には急激な段差(不連続点)は存在せず、事
実光に与えた式はこの範囲において重畳する。
182〜332個のディンプルを持つボールと333〜
392個のディンプルを持つボールに対して異った式が
呈示されたのは簡単化の為である。
392個のディンプルを持つボールに対して異った式が
呈示されたのは簡単化の為である。
総てのボールに対して単一の式を使用するのは、式をは
なはだしく複雑なものとしてしまうからである。
なはだしく複雑なものとしてしまうからである。
しかし、ゴルフボールが約315〜340個のディンプ
ルを持つ場合にどの組合せの式を使用するかは別として
次の値が基本検算式Sにおいて使用される時最適の結果
が得られる: x=0.0117 y=0.156 a二1.1 b=0.55 これを式Vとする。
ルを持つ場合にどの組合せの式を使用するかは別として
次の値が基本検算式Sにおいて使用される時最適の結果
が得られる: x=0.0117 y=0.156 a二1.1 b=0.55 これを式Vとする。
最適の結果を与えるこの式範囲にあるゴルフボールは式
■及び■内に包括されまた必然的に式■及び■内に包含
される。
■及び■内に包括されまた必然的に式■及び■内に包含
される。
これらの式を適用する好ましい方法は、検算式Sを1に
保ったままd、D、Nを変数とするグラフを描くことで
ある(式Vに対しては、そこにはNが含まれないからグ
ラフはSを1に保持したままd対りを単にプロットした
ものとなる)。
保ったままd、D、Nを変数とするグラフを描くことで
ある(式Vに対しては、そこにはNが含まれないからグ
ラフはSを1に保持したままd対りを単にプロットした
ものとなる)。
このグラフの描き方は当業者には明らかであり、説明を
要さないであろう。
要さないであろう。
グラフを描いたならば、そのグラフ上で変数の1つを選
択すれば自動的に他の2つの変数が定められる。
択すれば自動的に他の2つの変数が定められる。
前記の式を応用する別の方法は、まず使用すべきディン
プルの個数を選定し、しかる後任意に直径及び深さを選
定することである。
プルの個数を選定し、しかる後任意に直径及び深さを選
定することである。
それらの数値を上記の適正な式に入れ、S≦1になれば
、その深さ及び直径は本発明の規定範囲にある。
、その深さ及び直径は本発明の規定範囲にある。
式Vに対しては、深さ対直径はディンプル数が約315
であろうと、約340であろうと或いはそれらの間のい
かなる数であろうと同一となる。
であろうと、約340であろうと或いはそれらの間のい
かなる数であろうと同一となる。
本発明のボールの飛距離増大の機構については完全には
解明されていないが、所定のディンプルの数、直径、深
さ、間隔が相互に作用しあって、ボールの揚力及び抗力
に良好な影響を与えているものと考えられる。
解明されていないが、所定のディンプルの数、直径、深
さ、間隔が相互に作用しあって、ボールの揚力及び抗力
に良好な影響を与えているものと考えられる。
さて、上述したようにこの発明は実際にゴルフ競技にお
いて使用される公認ボール例えば1.68インチ(約4
2.7mm)の所謂ラージボールを対象としその飛距離
を増大するため、ボール表面上に形成すべきデンプル相
互の配列距離間隔を規制し、並びにディンプル直径りと
その深さdとの組合せ値を検算式Sによって規制せしめ
たのであるが、このような規制値とその検算式Sの導入
過程を以下に説明する。
いて使用される公認ボール例えば1.68インチ(約4
2.7mm)の所謂ラージボールを対象としその飛距離
を増大するため、ボール表面上に形成すべきデンプル相
互の配列距離間隔を規制し、並びにディンプル直径りと
その深さdとの組合せ値を検算式Sによって規制せしめ
たのであるが、このような規制値とその検算式Sの導入
過程を以下に説明する。
云うまでもな〈従来から指摘されているように、ゴルフ
ボールの飛距離がボールに作用する初速塵、並びにボー
ルの飛行中に作用する抗力と揚力およびスピン回転数そ
の他の諸要件(気象条件)によって左右されることは一
般的に知られているけれども、飛距離増大のための理論
分析は困難視されている。
ボールの飛距離がボールに作用する初速塵、並びにボー
ルの飛行中に作用する抗力と揚力およびスピン回転数そ
の他の諸要件(気象条件)によって左右されることは一
般的に知られているけれども、飛距離増大のための理論
分析は困難視されている。
従ってその飛距離を増大する要件は現在のところ実験に
よって探索する以外に方法は見当らない。
よって探索する以外に方法は見当らない。
本発明は風洞実験による数百回に及ぶ実験の結果からゴ
ルフボールの飛距離を少くとも3ヤード(約2.7m)
増大せしめる直径り対深さdの組合せはディンプル総数
に対応して楕円領域内に包含されることを推定したので
あり、検算式Sは上述の実験結果に基いて設定された。
ルフボールの飛距離を少くとも3ヤード(約2.7m)
増大せしめる直径り対深さdの組合せはディンプル総数
に対応して楕円領域内に包含されることを推定したので
あり、検算式Sは上述の実験結果に基いて設定された。
第19−1図はその一例としてディンプル総数332個
の場合について、D対dの各組合せについてボールのヤ
ード飛距離が241ヤード(約221m)を越えたD対
dの組合せが一つの楕円内部に含まれることを示してい
る。
の場合について、D対dの各組合せについてボールのヤ
ード飛距離が241ヤード(約221m)を越えたD対
dの組合せが一つの楕円内部に含まれることを示してい
る。
第1表は第19−1図を点描した実験計測値を示す。
これらの飛距離値は風洞実験によって測定された測定値
となっている。
となっている。
距離増大値3ヤード(約2.7m)を定める臨界曲線で
あり、逆にこの曲線上において組合わされるD対dの値
は3ヤード(約2.7m)増大可能な組合せとして採用
可能である。
あり、逆にこの曲線上において組合わされるD対dの値
は3ヤード(約2.7m)増大可能な組合せとして採用
可能である。
この最外側曲線は所定のディンプル数N3.32の範囲
に対する検算式Iを用いて描かれたものである。
に対する検算式Iを用いて描かれたものである。
内側の楕円は飛距離を3ヤード以上飛ばすことのできる
検算式■により描かれたより良好なり−dの組合せ値を
示す。
検算式■により描かれたより良好なり−dの組合せ値を
示す。
このグラフからテスト/16.7のD対dの組合せは最
良の組合せであることが判明する。
良の組合せであることが判明する。
なお第2表はデンプル総数392個の実験測定値を示し
、第3表はディンプル総数252個の実験測定値であり
、更に第4表はディンプル総数182個の場合をそれぞ
れ示している。
、第3表はディンプル総数252個の実験測定値であり
、更に第4表はディンプル総数182個の場合をそれぞ
れ示している。
これら各表に対応するグラフは夫々第19−2図、第1
93図、及び第19図−4図に示される。
93図、及び第19図−4図に示される。
尚、第19−1図乃至第19−4図においてプロットし
た各点は960個の点からなる点群であることに留意さ
れたい。
た各点は960個の点からなる点群であることに留意さ
れたい。
即ち、各点を求めるために6個のゴルフボールを1グル
ープとしその各ボールに対し風速を8種類変化させかつ
スピンを4種類変化させて5回づつテストしたので6×
8×4X5=960となる(後述の風洞実験参照)。
ープとしその各ボールに対し風速を8種類変化させかつ
スピンを4種類変化させて5回づつテストしたので6×
8×4X5=960となる(後述の風洞実験参照)。
本発明者等は上述したように予め実験によって求めた飛
距離増大のD対dの組合せ範囲を楕円曲線によって表現
されるものと判断し、逆にこの決定された楕円曲線群を
基本として、後に選定されるべきD対dの組合せが飛距
離増大に対し妥当であるかどうかを既に決定された楕円
曲線或は楕円式によって判断する構想を打ち立てたので
ある。
距離増大のD対dの組合せ範囲を楕円曲線によって表現
されるものと判断し、逆にこの決定された楕円曲線群を
基本として、後に選定されるべきD対dの組合せが飛距
離増大に対し妥当であるかどうかを既に決定された楕円
曲線或は楕円式によって判断する構想を打ち立てたので
ある。
この構想のクレーム化は極めて困難であるため、請求範
囲記載のような形式を採るにいたったものである。
囲記載のような形式を採るにいたったものである。
一般に楕円曲線は直角座標系において、y
−1−−=1(ここにaは楕円の長軸半径、bは2b2
短軸半径)なる基準楕円式で示される。
しかし本発明において現われる検算用楕円の長軸はディ
ンプル直径りを縦軸により、その深さdを横軸にしたx
−y座標系に対し成る角度φだけ反時計方向に回転し
て傾斜しかつ楕円中心がx −y座標系に対しくXl、
yl)の位置にある。
ンプル直径りを縦軸により、その深さdを横軸にしたx
−y座標系に対し成る角度φだけ反時計方向に回転し
て傾斜しかつ楕円中心がx −y座標系に対しくXl、
yl)の位置にある。
以下その中心が偏位し、長袖が傾斜した楕円の座標系を
U−VとしてこのU−V座標系をx −y座標系に変換
する周知の変換手段を用いて座標変換を試みる。
U−VとしてこのU−V座標系をx −y座標系に変換
する周知の変換手段を用いて座標変換を試みる。
実験から求められた楕円はU−V座標系において、
とする。
これをφだけ反時計方向に回転してU
X、y値で示せば1
、y値を
今Xの値に深さdを10倍した値を入れて10bを横座
標として(これはdがDに比し10分の1程度の小さい
値であるので図形を分り易くするためである)、yをデ
ィンプル直径りに置換えると、X、y表示に替えて10
d−Dの、変換座標系が得られる。
標として(これはdがDに比し10分の1程度の小さい
値であるので図形を分り易くするためである)、yをデ
ィンプル直径りに置換えると、X、y表示に替えて10
d−Dの、変換座標系が得られる。
即ち
(6)式は実験によって求められたD対d値によって描
かれた楕円であるからa、bおよびφは10d対りのグ
ラフを実測して決定される。
かれた楕円であるからa、bおよびφは10d対りのグ
ラフを実測して決定される。
即ち楕円の傾きφは凡ての楕円に対し一定と見做されて
いる。
いる。
実測によればφ=33°45′であるからなおこの(8
)式は便宜的にdを10倍したためにφの値が変化した
ものであるから、この傾き角φの値はdの伸縮によって
変化することに注意しなければならない。
)式は便宜的にdを10倍したためにφの値が変化した
ものであるから、この傾き角φの値はdの伸縮によって
変化することに注意しなければならない。
しかし上式(8)は該楕円長軸の傾き角−φがdの伸縮
目盛によって変化するものとしても、描かれる楕円長軸
の傾角はディンプル個数Nに関係なく一定傾斜角となる
ので、目盛の拡縮には関係なく(8)式は有効に利用し
うる。
目盛によって変化するものとしても、描かれる楕円長軸
の傾角はディンプル個数Nに関係なく一定傾斜角となる
ので、目盛の拡縮には関係なく(8)式は有効に利用し
うる。
次いで楕円中心の変換即ちU−V座標系の原点(U=O
、V=O)をx −y或は10d−D座標系に対して(
xl、yl)点にあるものとして、10d−D座標系へ
変換する場合、通常dはd −XI j D=D −y
tに置き代えられる。
、V=O)をx −y或は10d−D座標系に対して(
xl、yl)点にあるものとして、10d−D座標系へ
変換する場合、通常dはd −XI j D=D −y
tに置き代えられる。
従って上記(8)式は
上式(9)は10d−D座標系(Xty座標系)におけ
る特許請求の範囲1に記載した検算式に対応するもので
ある。
る特許請求の範囲1に記載した検算式に対応するもので
ある。
なお(9)式は前述したようにディンプル総数によって
その楕円中心(xl、yl)およびその大きさ即ち長径
aと短径すが少しづつ変化することが実験結果から明ら
かにされているので、つまり楕円中心点(xl、yl)
はNの函数、であり楕円の長、短半径a、bもNの関数
として表わされる。
その楕円中心(xl、yl)およびその大きさ即ち長径
aと短径すが少しづつ変化することが実験結果から明ら
かにされているので、つまり楕円中心点(xl、yl)
はNの函数、であり楕円の長、短半径a、bもNの関数
として表わされる。
XlとylをX、yに置き替れば(9)式は下記(9Y
により表わされる。
により表わされる。
次にディンプル数の変化により検算用楕円曲線の変化に
ついて説明する。
ついて説明する。
既に述べたように、ボールの飛距離が少くとも3ヤード
(約2.7m)増加するディンプルの直径対深さの組合
せ群が成る希望のディンプル総数に対して一つの楕円曲
線或はその内部に包含されることを述べた。
(約2.7m)増加するディンプルの直径対深さの組合
せ群が成る希望のディンプル総数に対して一つの楕円曲
線或はその内部に包含されることを述べた。
しかしながらこの検算用楕円曲線の中心(X、y)及び
その太いさく長軸半径aと短軸半径b)はディンプル総
数に従いある曲線に沿って変化することが確認された。
その太いさく長軸半径aと短軸半径b)はディンプル総
数に従いある曲線に沿って変化することが確認された。
先ず楕円中心点(X、y)のディンプル総数に関する変
化曲線は第20図および第21図で示される。
化曲線は第20図および第21図で示される。
これらの図に示す曲線はディンプル数332個まではい
ずれも抛物線を描いてX値およびy値共にデンプル数N
に対し減小し、333個を越えると直線的にD−d座標
系の原点に向って共に減小することが示される。
ずれも抛物線を描いてX値およびy値共にデンプル数N
に対し減小し、333個を越えると直線的にD−d座標
系の原点に向って共に減小することが示される。
第20図および第21図に描かれたディンプル総数33
2個にいたる抛物線の頂点は原点X=Oおよびy二〇の
点から外れた位置にありかつ上方に向って凹なる抛物線
となっている。
2個にいたる抛物線の頂点は原点X=Oおよびy二〇の
点から外れた位置にありかつ上方に向って凹なる抛物線
となっている。
従って一般搬物線の基本式y2−2pX(但しpは抛物
線の頂点を焦点間距離とする)を適用すれば、上記の第
20図及び第21図に描かれた抛物線はNを横座標軸、
Xを縦座標軸とする直角座標系において、(N No
)2=2p(x xo)で表わされる。
線の頂点を焦点間距離とする)を適用すれば、上記の第
20図及び第21図に描かれた抛物線はNを横座標軸、
Xを縦座標軸とする直角座標系において、(N No
)2=2p(x xo)で表わされる。
(ただしくNotxo)点はそれらの抛物線の頂点を示
すFこれを展開すると ■ 2、の値は第20図と第21図の実験的曲線から算定で
きる。
すFこれを展開すると ■ 2、の値は第20図と第21図の実験的曲線から算定で
きる。
従ってディンプル数332個以下のX、y値は
x=0.323−0.0896 N+0.0122N2
・・・・・・αυ y=0.0186−0.00406N+0.0005O
N2・・・・・・(12) として決定することができる。
・・・・・・αυ y=0.0186−0.00406N+0.0005O
N2・・・・・・(12) として決定することができる。
これらの説明から推察できるように0υおよびα力にお
ける定数およびN、N2の各係数値は実際上適宜のスケ
ールによって描かれた抛物線に対する数値であるから介
座標軸に目盛られるスケールの伸縮によって変化するこ
とは留意すべきである。
ける定数およびN、N2の各係数値は実際上適宜のスケ
ールによって描かれた抛物線に対する数値であるから介
座標軸に目盛られるスケールの伸縮によって変化するこ
とは留意すべきである。
しかしながら元来所定のスケールに従ってNとX或はy
値を定める曲線を描いてその曲線図形に従った係数値を
具体的に表示したとしても、逆にN値からx、yを求め
るに際しては同一の曲線を利用するわけであるから座標
軸の目盛の拡縮によって異なる図形即ち上記の係数値が
変ってもNの値からx、yを求める結果の値には全く影
響しない。
値を定める曲線を描いてその曲線図形に従った係数値を
具体的に表示したとしても、逆にN値からx、yを求め
るに際しては同一の曲線を利用するわけであるから座標
軸の目盛の拡縮によって異なる図形即ち上記の係数値が
変ってもNの値からx、yを求める結果の値には全く影
響しない。
即ちこの点は既述した楕円式の傾斜角φに関し具体的に
表示した係数値と同様の性質をもつものである。
表示した係数値と同様の性質をもつものである。
次いで前述の第20図と第21図の右下方に描かれたデ
ィンプル総数333個以上の範囲における直線的変化部
分について述べる。
ィンプル総数333個以上の範囲における直線的変化部
分について述べる。
云うまでもなく一般直線式はY=b+mXで表わされる
。
。
ここに、bはY座標軸と該直線の交点のY値であり、m
は該直線の方向係数である。
は該直線の方向係数である。
従って同図の直線部分の式は次式によって表わされる。
X二0.0162−0.0015ON ・・・・・・
αVy二0.287−0.0383N ・・・・
・・(12)’上式ayと(1泊こ現われる各定数及び
方向係数値は前述の抛物線の場合と同様に、実際に第2
0図と第21図に描かれた直線の傾斜角とN座標軸との
交点の座標値(インチ表示)から計出された値となって
いる。
αVy二0.287−0.0383N ・・・・
・・(12)’上式ayと(1泊こ現われる各定数及び
方向係数値は前述の抛物線の場合と同様に、実際に第2
0図と第21図に描かれた直線の傾斜角とN座標軸との
交点の座標値(インチ表示)から計出された値となって
いる。
次に検算楕円曲線の長軸半径aと短軸半径すの値がディ
ンプル総数によって変化する関係について説明する。
ンプル総数によって変化する関係について説明する。
第22図はディンプル数に対する長軸半径aの変化を示
し、第23図は短軸半径すの変化を実験的に求めたもの
である。
し、第23図は短軸半径すの変化を実験的に求めたもの
である。
これらの曲線もまた前述したx、yの各曲線と同様にデ
ィンプル数332個を境にした抛物線と直線から戊るこ
とか楕円群の実験結果から判明する。
ィンプル数332個を境にした抛物線と直線から戊るこ
とか楕円群の実験結果から判明する。
各半径値a、bを求めるNの関数式の求め方は前述のX
及びy値の求め方と全く同様であるからこれらを省略し
、その結果のみを記載する。
及びy値の求め方と全く同様であるからこれらを省略し
、その結果のみを記載する。
即ち楕円長軸半径aのディンプル数変化に対して、第2
2図を参照してディンプル総数332個までは、 a=0.063−0.033 ON+0.00693N
2・・・・・・α記 ディンプル総数333個以上においては、a =0.0
466−0.0050 ON 、、、、、、Q3’
また第23図を参照して ディンプル総数332個までは b=0.0311−0.0103N+0.00155N
2・・・・・・αa ディンプル総数333個以上では b=0.0500−0.0108N ・・・・・
・(14)’以上、ディンプル数Nによってディンプル
の直径と深さを決定すべき楕円の大いさとその中心位置
の変化態様について説明したが、これらのグラフから類
推できるようにディンプルの直径値と深さを決定するた
めの適用楕円の中心位置はディンプル数Nの増大と共に
漸次座標の原点付近に近ずくと同時にその大いさは減小
する傾向にあると云える。
2図を参照してディンプル総数332個までは、 a=0.063−0.033 ON+0.00693N
2・・・・・・α記 ディンプル総数333個以上においては、a =0.0
466−0.0050 ON 、、、、、、Q3’
また第23図を参照して ディンプル総数332個までは b=0.0311−0.0103N+0.00155N
2・・・・・・αa ディンプル総数333個以上では b=0.0500−0.0108N ・・・・・
・(14)’以上、ディンプル数Nによってディンプル
の直径と深さを決定すべき楕円の大いさとその中心位置
の変化態様について説明したが、これらのグラフから類
推できるようにディンプルの直径値と深さを決定するた
めの適用楕円の中心位置はディンプル数Nの増大と共に
漸次座標の原点付近に近ずくと同時にその大いさは減小
する傾向にあると云える。
ただしこれら楕円群の長袖の傾斜角φは変化しない(第
24図)。
24図)。
第24図はディンプル総数が182,332゜392個
の場合の適用楕円がどのようにその位置と大いさが変化
するか示している。
の場合の適用楕円がどのようにその位置と大いさが変化
するか示している。
これら楕円群の形状および中心位置の変化はディンプル
数Nの増大と共にその中心が原点付近に近づきかつその
短軸半径すが減小し、ディンプル総数332個以上にお
いてはX、y、a、b共に凡てが直線的に減小し、S=
1なる条件を満足する領域はディンプル数Nの増大と共
に減少し、その立体的外形は恰も吹き流しの外形輪郭に
似ている。
数Nの増大と共にその中心が原点付近に近づきかつその
短軸半径すが減小し、ディンプル総数332個以上にお
いてはX、y、a、b共に凡てが直線的に減小し、S=
1なる条件を満足する領域はディンプル数Nの増大と共
に減少し、その立体的外形は恰も吹き流しの外形輪郭に
似ている。
同図に示した各楕円は3ヤード(約2.7m)飛距離を
増加できる限界曲線を示し、S−1の場合となる。
増加できる限界曲線を示し、S−1の場合となる。
その内部はS<1なる条件で表示され3ヤード(約2.
7m)以上飛距離を増加しうるD対dの組合せ区域をな
す。
7m)以上飛距離を増加しうるD対dの組合せ区域をな
す。
勿論S二〇なる条件はDXおよびd=yなる点即ち楕円
中心となる特定のD対dの組合せであるから、勿論飛距
離増大可能な最良の範囲内に含まれる。
中心となる特定のD対dの組合せであるから、勿論飛距
離増大可能な最良の範囲内に含まれる。
ただしこの組合せは必ずしも最大飛距離を出す組合せと
はいえない。
はいえない。
最大飛距離を出す組合せは本件明細書ではディンプル数
に関係のない特定値X二0.0117゜y=0.156
、 a=0.156 、 b=0.55なる楕円中心
と楕円の大いさが特定されたV式による楕円曲線によっ
て定められる。
に関係のない特定値X二0.0117゜y=0.156
、 a=0.156 、 b=0.55なる楕円中心
と楕円の大いさが特定されたV式による楕円曲線によっ
て定められる。
次にゴルフボールの球体表面に形成された隣接ディンプ
ル間の平坦部最短距離の上限値を約1.62xm(0,
065インチ)に設定した理由について説明する。
ル間の平坦部最短距離の上限値を約1.62xm(0,
065インチ)に設定した理由について説明する。
ゴルフボールの表面に形成されるディンプルの総数が増
加すればする程ディンプル相互の中心間距離も幾何学的
に小さくならざるを得ないことは常識的に理解できよう
。
加すればする程ディンプル相互の中心間距離も幾何学的
に小さくならざるを得ないことは常識的に理解できよう
。
この場合ディンプル中心位置の等間隔配置は理想ではあ
るが実際上は非常に困難である。
るが実際上は非常に困難である。
実際上提案されているディンプル中心位置の配置設計は
球面体に内接可能な正多面体の各頂点位置をディンプル
中心位置の基準に選んで適宜に行なわれている。
球面体に内接可能な正多面体の各頂点位置をディンプル
中心位置の基準に選んで適宜に行なわれている。
本発明の実施例では一定の直径(1,68インチまた1
、62インチ)を有するゴルフ標準ボールの球体表面を
正20面体の20個の球面正三角形に分割し、その時表
面上に均等に配置された12個の頂点をディンプルの中
心位置を定める基準位置に選定する!この場合上記球面
正三角形の各辺は大円上の部分弧となる。
、62インチ)を有するゴルフ標準ボールの球体表面を
正20面体の20個の球面正三角形に分割し、その時表
面上に均等に配置された12個の頂点をディンプルの中
心位置を定める基準位置に選定する!この場合上記球面
正三角形の各辺は大円上の部分弧となる。
本明細書の添付図面第11図乃至第13図に示したよう
に、上記の各球面正三角形においてその頂角60°を挟
む各2辺上の等分点を通り第3辺の大円に平行ないくつ
かの小円の弧によって、各球面正三角形が網目状に分割
され、例えば明細書の第13図においては1個の球面正
三角形はその各辺が4等分されて該三角形を16個の面
に分割し、そのとき生ずる頂点の数は3個から15個に
増加する。
に、上記の各球面正三角形においてその頂角60°を挟
む各2辺上の等分点を通り第3辺の大円に平行ないくつ
かの小円の弧によって、各球面正三角形が網目状に分割
され、例えば明細書の第13図においては1個の球面正
三角形はその各辺が4等分されて該三角形を16個の面
に分割し、そのとき生ずる頂点の数は3個から15個に
増加する。
今ボール直径が約42.7 mm (16,8インチ)
なる所謂公認されたラージボールについてそのディンプ
ル中心位置の配置を、球面に内接する正20面体(頂点
間距離は同一である)を基準にして、このとき生ずる2
0個の球面正三角形を出発点として、ディンプル中心の
定め方を考えてみる。
なる所謂公認されたラージボールについてそのディンプ
ル中心位置の配置を、球面に内接する正20面体(頂点
間距離は同一である)を基準にして、このとき生ずる2
0個の球面正三角形を出発点として、ディンプル中心の
定め方を考えてみる。
この場合上記基本の球面三角形の一辺の弧長Aoは幾何
学的に算出可能である。
学的に算出可能である。
(ただしB=ボール直径1.68インチ)そして上記基
準球面正三角形の60’を挟む挟辺をn等分し、これら
の等分点を通りその対辺に平行な小円によって細分割さ
れた多数の球面三角形群の頂点の総数は当初の頂点数1
2個から飛躍的に増大する。
準球面正三角形の60’を挟む挟辺をn等分し、これら
の等分点を通りその対辺に平行な小円によって細分割さ
れた多数の球面三角形群の頂点の総数は当初の頂点数1
2個から飛躍的に増大する。
例えば明細書第13図に示す基準球弧を4等分した場合
には162個の頂点総数を形成することとなり、7等分
した場合には492個へと増してゆく。
には162個の頂点総数を形成することとなり、7等分
した場合には492個へと増してゆく。
この場合基準球面正三角形の内部に生ずる球面三角形は
最中恥部のものを除いて球面2等辺三角形となりその辺
の長さは〜より小となる。
最中恥部のものを除いて球面2等辺三角形となりその辺
の長さは〜より小となる。
即ちディンプル中心間の最大距離は基準球面正三角形上
のMが最大のディンプル中心間距離となる。
のMが最大のディンプル中心間距離となる。
このように正20面体を基準にする分割配置パターンに
おいては最大のディンプル中心間距離〜は幾何学的に計
算されるから、ボール飛距離を少くとも約2.7m(3
ヤード)増大すべき最小のディンプル直径Dminがデ
ィンプル総数に対応して求められれば、隣接ディンプル
相互間の平坦部最短距離は(A!2−Dmin)として
測定可能である。
おいては最大のディンプル中心間距離〜は幾何学的に計
算されるから、ボール飛距離を少くとも約2.7m(3
ヤード)増大すべき最小のディンプル直径Dminがデ
ィンプル総数に対応して求められれば、隣接ディンプル
相互間の平坦部最短距離は(A!2−Dmin)として
測定可能である。
この(〜−D、)から推測できるように〜はディンプル
パターン(例えば正20面体、或は正12面体の等間隔
頂点配置パターン)によって幾何学的に定まり、Dmi
n値は前述した実験的に求まる楕円曲線上の最小ディン
プル直径値として求められるから、この値は犬凡そ推定
しうるものである。
パターン(例えば正20面体、或は正12面体の等間隔
頂点配置パターン)によって幾何学的に定まり、Dmi
n値は前述した実験的に求まる楕円曲線上の最小ディン
プル直径値として求められるから、この値は犬凡そ推定
しうるものである。
例えば、ディンプル総数182個においてディンプル中
心間隔距離の最大値Amax二0.243インチ(0,
62im)として求められ、また一方Dminの値はデ
ィンプル総数182の楕円曲線式酸第24図からS=1
なる直径りの最小値は0.182インチ(0,46mm
)と求められる。
心間隔距離の最大値Amax二0.243インチ(0,
62im)として求められ、また一方Dminの値はデ
ィンプル総数182の楕円曲線式酸第24図からS=1
なる直径りの最小値は0.182インチ(0,46mm
)と求められる。
従って最短デンプル間距離の上限値
Amax−Dmio=0.242−0.1820.06
1インチ(1,55皿) として求まる。
1インチ(1,55皿) として求まる。
同様にして他のディンプル総数392個、252個及び
332個について求めると、 ディンプル総数392個に対しては0.063インチ(
1,60mm) ディンプル総数252個に対しては0.069インチ(
1,75mm) のように変化する。
332個について求めると、 ディンプル総数392個に対しては0.063インチ(
1,60mm) ディンプル総数252個に対しては0.069インチ(
1,75mm) のように変化する。
ディンプル総数332個に対しては0.071インチ(
1,80mm) のように計測されたため、隣接ディンプル間の平坦部最
短距離の上限値を約1.62mm(0,065インチ)
に決定されたものである。
1,80mm) のように計測されたため、隣接ディンプル間の平坦部最
短距離の上限値を約1.62mm(0,065インチ)
に決定されたものである。
またディンプル相互間の平坦部最短距離の上限値を上述
のごとくして定めたが、実際上は凡ての隣接ディンプル
総対数の個所においてその上限値を設けることは得策で
ない。
のごとくして定めたが、実際上は凡ての隣接ディンプル
総対数の個所においてその上限値を設けることは得策で
ない。
この理由は実際上製造される標準ボールは製造上及びボ
ール使用上乃至商業政策上によって不可避となる。
ール使用上乃至商業政策上によって不可避となる。
即ち製造上において大部分の標準ゴルフボールは半球殻
状の半割体をl対として左右から接合されるからその接
合溶着面は必ず一つの大円を含む一平面内にリング状の
平坦部分からなる帯部分が必然的に残されている。
状の半割体をl対として左右から接合されるからその接
合溶着面は必ず一つの大円を含む一平面内にリング状の
平坦部分からなる帯部分が必然的に残されている。
このリング状平坦溶接部は溶着ばりを除去して円滑に仕
上げられる。
上げられる。
従ってこのリング状部分は上記上限値を越える部分とし
て成形される。
て成形される。
更に試合用公認ボールには必ず1,2,3゜4等の番号
マークを付する義務が課せられ、この部分は往々にして
平坦部分として番号マークが印刷される。
マークを付する義務が課せられ、この部分は往々にして
平坦部分として番号マークが印刷される。
更にまた製造業者名またはボール商品名を施こす部分も
ディンプルを施こさない平坦部分として成形されるので
ある。
ディンプルを施こさない平坦部分として成形されるので
ある。
これら不可避の実情を考慮し、上記上限値を越えるディ
ンプル対数を約20%に限定し、少くとも80%以上に
おいて上記上限値を保持しうるように定めたのである。
ンプル対数を約20%に限定し、少くとも80%以上に
おいて上記上限値を保持しうるように定めたのである。
以上の如くして隣接ディンプル相互間の平坦部最短距離
の上限値を定めたのであるが、その下限値は理想的には
両隣接ディンプルの相互周縁が相接する状態を限度とす
る。
の上限値を定めたのであるが、その下限値は理想的には
両隣接ディンプルの相互周縁が相接する状態を限度とす
る。
本発明では隣接ディンプル間平坦部最短距離の下限値を
マイナス値即ちディンプルの相互周縁部分が重なり合う
即ち重複配置もありうることを考慮している。
マイナス値即ちディンプルの相互周縁部分が重なり合う
即ち重複配置もありうることを考慮している。
従ってこの下限値の限定はディンプル相互の重複個所が
隣接ディンプル総対数の略半分以下に留められるべきこ
とを規定している。
隣接ディンプル総対数の略半分以下に留められるべきこ
とを規定している。
この重複配置のディンプル対数を45%に限定する本発
明者の意図はつぎのような理由からきている。
明者の意図はつぎのような理由からきている。
即ち配列ディンプルの中心位置を決定すべきディンプル
配置パターンはその頂点間が等距離配置の正多面体例え
ば内接する正20面体乃至は正12面体等が利用され、
その分割された例えば20個の球面正三角形はそれぞれ
更に各三辺をそれぞれn個の小円によって網目状に細分
割することによってディンプル中位置を定める交叉位置
が決定される。
配置パターンはその頂点間が等距離配置の正多面体例え
ば内接する正20面体乃至は正12面体等が利用され、
その分割された例えば20個の球面正三角形はそれぞれ
更に各三辺をそれぞれn個の小円によって網目状に細分
割することによってディンプル中位置を定める交叉位置
が決定される。
従って基本の球面正三角形の内部に形成される小円の球
弧によって形成される球面三角形の頂点間の距離は基本
球面正三角形の球弧(大円の弧)からなる三辺上の頂点
間距離が最大となり、最内部に生ずる非球面正三角形の
辺正における頂点間距離は最小となる。
弧によって形成される球面三角形の頂点間の距離は基本
球面正三角形の球弧(大円の弧)からなる三辺上の頂点
間距離が最大となり、最内部に生ずる非球面正三角形の
辺正における頂点間距離は最小となる。
これは幾何学的に計算される。
従ってディンプル直径りと深さがディンプル数Nに対し
て決定されたとき、前記の理論的最小頂点間距離Am1
nが採用された直径りの最大値Dmaxより小なる個所
が必然的に生ずる。
て決定されたとき、前記の理論的最小頂点間距離Am1
nが採用された直径りの最大値Dmaxより小なる個所
が必然的に生ずる。
実測によればAmio−Dmax〈O即ち重複するディ
ンプル対数の個所が各ディンプル総数例えば182個、
252個、332個、392個に対して45%に達する
ものと計測された。
ンプル対数の個所が各ディンプル総数例えば182個、
252個、332個、392個に対して45%に達する
ものと計測された。
即ち、例えば形成ディンプルの総数332個の場合につ
いて測定ディンプル対の数約950個所のディンプル中
心間距離を測定すれば大略その値は最小値0.158イ
ンチから最大値0.208インチまでの直線的なばらつ
き変化を示す。
いて測定ディンプル対の数約950個所のディンプル中
心間距離を測定すれば大略その値は最小値0.158イ
ンチから最大値0.208インチまでの直線的なばらつ
き変化を示す。
第26図図はディンプル総数182,252,332゜
392個のものについて計算されたディンプル中心間距
離寸法値のばらつき直線を示す。
392個のものについて計算されたディンプル中心間距
離寸法値のばらつき直線を示す。
前述したように正20面体の頂点間距離を基準として、
その球面三角形を小円によって網目状に分割する場合に
は網目群の小球面三角形は大部は正三角形でなく、その
辺の長さも基準球弧長の王等分の長さより次第に小さく
なり、中心部に出来る三角形は小さくなる。
その球面三角形を小円によって網目状に分割する場合に
は網目群の小球面三角形は大部は正三角形でなく、その
辺の長さも基準球弧長の王等分の長さより次第に小さく
なり、中心部に出来る三角形は小さくなる。
従って第26図の各ディンプル数を示す斜線が100%
の水平線と交わる点が最大のディンプル中心間距離の値
Amaxを示し、0%の横座標軸と交わる点は各ディン
プル数に対する最小の中心間距離を示す。
の水平線と交わる点が最大のディンプル中心間距離の値
Amaxを示し、0%の横座標軸と交わる点は各ディン
プル数に対する最小の中心間距離を示す。
例えばディンプル332個において最大中心間距離は0
.209インチであり、その最大値は0.159インチ
である。
.209インチであり、その最大値は0.159インチ
である。
その中心間距離の変化は上記最小値0.159インチか
ら最大値0.209インチに向って直線状に変化する。
ら最大値0.209インチに向って直線状に変化する。
実際には同一のディンプル中心間距離を示す個所は成る
個数宛グループ的に存在するはずであるから上記直線は
階段状に描かなければならないがこのグループ個数の変
化も直線状となるから直線状に簡略的に示されたのであ
る。
個数宛グループ的に存在するはずであるから上記直線は
階段状に描かなければならないがこのグループ個数の変
化も直線状となるから直線状に簡略的に示されたのであ
る。
ところでゴルフボールを3ヤ一ド以上飛距離を出すD対
dの値は前述の通りディンプル数Nに対する楕円グラフ
或はその式から得られる。
dの値は前述の通りディンプル数Nに対する楕円グラフ
或はその式から得られる。
即ちS二1とおいて得られる楕円曲線上において3ヤー
ドだけ飛距離を増すためのディンプル直径の最大値Dm
axおよび最小値DminはそのD−dグラフから容易
に求められる。
ドだけ飛距離を増すためのディンプル直径の最大値Dm
axおよび最小値DminはそのD−dグラフから容易
に求められる。
例えば第19−1図からディンプル総数332に対する
検算式1に対応する楕円曲線の最大Dmax値は0.1
81インチでであり最小値は0.138インチである。
検算式1に対応する楕円曲線の最大Dmax値は0.1
81インチでであり最小値は0.138インチである。
即ち0.138インチから0.181インチまでのディ
ンプル直径を選ぶことによって3ヤード飛距離増大が可
能になる。
ンプル直径を選ぶことによって3ヤード飛距離増大が可
能になる。
そしてかつ、隣接するディンプル相互を重なり合わない
ようにするためには少くともディンプル直径は第26図
に示した予め定めた範囲のディンプル中心間距離に等し
い値でなければならぬ。
ようにするためには少くともディンプル直径は第26図
に示した予め定めた範囲のディンプル中心間距離に等し
い値でなければならぬ。
従って第26図においてディンプル総数332個のばら
つき直線における45%までのディンプル中心間距離は
0.181以下になる。
つき直線における45%までのディンプル中心間距離は
0.181以下になる。
これはディンプルの直径が最大の場合においてもディン
プル相互間の対の数の45%までは必然的に隣接デイン
プル同志が重複する結果となる。
プル相互間の対の数の45%までは必然的に隣接デイン
プル同志が重複する結果となる。
つまり55%以上のディンプル対が少くとも相接する状
態から平坦部表面の距離が0.065インチの上限値以
下になるものと計算される。
態から平坦部表面の距離が0.065インチの上限値以
下になるものと計算される。
即ちA−Dmax≧Oなる条件を満足する個所が55%
を必要とする理由である。
を必要とする理由である。
上記55%なる値はディンプル数が182個、252個
、392個の各直線上においてもまた成立する。
、392個の各直線上においてもまた成立する。
第25図は本発明に採用した風洞実験設備の概略的説明
図である。
図である。
試験風洞は長さ約10rrL1断面2 mX 2 mの
方形状風洞で一端に風速可変な送風機が設備され、その
中間部分に稍小断面の方形状のボール運動撮影箱が設け
られている。
方形状風洞で一端に風速可変な送風機が設備され、その
中間部分に稍小断面の方形状のボール運動撮影箱が設け
られている。
撮影箱の土壁には試験すべきボールの供給チャンネルが
貫通して設けられ、ボールはボール自身を回転する旋回
付与手段により一定の回転運動を付与され、チャンネル
内を重力により上方から下方に向って降下される。
貫通して設けられ、ボールはボール自身を回転する旋回
付与手段により一定の回転運動を付与され、チャンネル
内を重力により上方から下方に向って降下される。
予め規定の風速を以って水平方向に送風され、この空気
流中を上方からボールが垂直方向に落下するときの写真
が自動的に写真感光板上に撮影される。
流中を上方からボールが垂直方向に落下するときの写真
が自動的に写真感光板上に撮影される。
落下中のボールは連続した数個所で100万分の1秒の
時間差を以ってストロボフラッシュにより照射され、一
定の上方位置から上記規定の時間内に落下する落下位置
の瞬間写真が撮影される。
時間差を以ってストロボフラッシュにより照射され、一
定の上方位置から上記規定の時間内に落下する落下位置
の瞬間写真が撮影される。
所定のスピン回転作用下に落下するボールは水平方向に
流れる空気流によって揚力Aと抗力Bをうける。
流れる空気流によって揚力Aと抗力Bをうける。
これらの力ベクトルの変化態様はディンプルの形成条件
に従って変化する。
に従って変化する。
従って一定の高さ位置から一定の時間後にボールが降下
する瞬間的降下位置に従ってボール上に作用する揚力と
抗力を計測することができる。
する瞬間的降下位置に従ってボール上に作用する揚力と
抗力を計測することができる。
同図すに示す5個の撮影写真パターンは空気速度を一定
とし、ディンプルの直径りと深さdを種々に変えて撮影
した実験写真のモデルである。
とし、ディンプルの直径りと深さdを種々に変えて撮影
した実験写真のモデルである。
b−イは揚力と抗力が通常のもの、b−口は揚力は普通
で抗力が小さい場合を示す。
で抗力が小さい場合を示す。
従って水平方向の抵抗が小さく揚力、抗力のベクトル和
は垂直方向に対しその傾斜角が小さくかつ落差は大とな
る。
は垂直方向に対しその傾斜角が小さくかつ落差は大とな
る。
b −ハは揚力は普通で抗力のみ大きいため落差は小で
大なる抵抗力を生ずる。
大なる抵抗力を生ずる。
従って前方移動距離は犬となる。
この実験は水平方向に流れる空気速度に対し所定のスピ
ン回転作用と重力作用のみをうけて、ボールに働らく揚
力と抗力作用の発生状況が記録撮影されるから、実際の
打撃ボールが静止中の空気内を所望の速度を以って飛行
する際に作用する揚力と抗力の影響はボールに対し逆の
関係になって現われる。
ン回転作用と重力作用のみをうけて、ボールに働らく揚
力と抗力作用の発生状況が記録撮影されるから、実際の
打撃ボールが静止中の空気内を所望の速度を以って飛行
する際に作用する揚力と抗力の影響はボールに対し逆の
関係になって現われる。
従ってb−口はb−へヨリモ一層飛距離が大きいことに
なる。
なる。
b−二は抗力は普通で高揚力作用のために落差は小さく
前進移動距離も小さくなっている。
前進移動距離も小さくなっている。
b−ホは抗力が普通で低揚力のため落差は最も大きく現
われる。
われる。
この実験は予め種々の風速を定めると共に種々のディン
プル直径と深さを変えて、揚力及び抗力値が測定される
もので、この場合それら重力のベクトル和はボールの降
下位置となって現われる。
プル直径と深さを変えて、揚力及び抗力値が測定される
もので、この場合それら重力のベクトル和はボールの降
下位置となって現われる。
斯くして、各ボールのディンプル形成条件の相異とこれ
に対する種々の風速条件に対する揚力及び抗力が計測さ
れることになる。
に対する種々の風速条件に対する揚力及び抗力が計測さ
れることになる。
第25図Cは被試験ボールが実際に成る初速度を以って
打ち出されたときのゴルフボールの軌跡を描いている。
打ち出されたときのゴルフボールの軌跡を描いている。
通常このボール飛行軌跡中の、数個所例えば5個所にお
けるボール飛行速度を推定し、このボール飛行速度にあ
るボール上に作用する揚力および抗力を先の実験により
求めた値を適用すれば、求めるボールの飛距離が放物体
飛距離の算式から推定可能である。
けるボール飛行速度を推定し、このボール飛行速度にあ
るボール上に作用する揚力および抗力を先の実験により
求めた値を適用すれば、求めるボールの飛距離が放物体
飛距離の算式から推定可能である。
なお実験においては予め設計した特定の標準ボール即ち
剛体的なナイロン製ボールが作成され、この標準ボール
を基準にして形成条件を異にする種々のゴルフボールを
比較実験された。
剛体的なナイロン製ボールが作成され、この標準ボール
を基準にして形成条件を異にする種々のゴルフボールを
比較実験された。
下記の各側は本発明に従って直径及び深さを選定する実
例を示すものである。
例を示すものである。
いうまでもなく、ディンプルの配置は、本発明に従って
行われた。
行われた。
例1
この例においては、252個のディンプルが式1の範暗
に入るよう両底された。
に入るよう両底された。
直径は約4.45sm(0,175インチ)、深さは約
0.37m5(0,0145インチ)として選択された
。
0.37m5(0,0145インチ)として選択された
。
これ等の値を式Iに代入したところ、検算式Sは約1.
9であった。
9であった。
Sは0.1より大きいから、この深さ対直径の関係は本
発明の規定に一致しない。
発明の規定に一致しない。
例2
ディンプルの個数を252とし、かつ直径を約4.45
關(0,175インチ)に維持したまま例1を繰返した
。
關(0,175インチ)に維持したまま例1を繰返した
。
但し深さを約0.34zs(0,0135インチ)に減
小させた。
小させた。
これらの値を式Iに代入したところ、Sは1.0より小
さい約0.7になった。
さい約0.7になった。
従って、この゛深さ対直径の関係は本発明の規定に一致
するものであった。
するものであった。
この例のディンプル間の平坦部距離は本発明の範囲にあ
るものである。
るものである。
例3
例2と同じ数値を用いて即ち、ディンプルの個数252
、直径約4.45間(0,175インチ)及び深さ約0
.34mm(0,0135インチ)として例2と同様の
演算を行なった。
、直径約4.45間(0,175インチ)及び深さ約0
.34mm(0,0135インチ)として例2と同様の
演算を行なった。
ただし、これらの数値が”最良”の結果をもたらすかど
うかを調べるためにこれらの数値を<mに代入した。
うかを調べるためにこれらの数値を<mに代入した。
その結果、Sは1.0より大きく約2.3であり、従っ
てそれらの数値は、本発明の範囲内ではあるが、”最良
”の結果をもたらすものではないことが判明した。
てそれらの数値は、本発明の範囲内ではあるが、”最良
”の結果をもたらすものではないことが判明した。
例4
ディンプルの個数を252、直径を約4.45mm(0
,175インチ)に維持したまま例3と同様の演算を繰
返したが、この例においてはディンプルの深さを約O5
32mm(0,0125インチ)に減少させた。
,175インチ)に維持したまま例3と同様の演算を繰
返したが、この例においてはディンプルの深さを約O5
32mm(0,0125インチ)に減少させた。
これらの値を式■に代入したところ、Sは、1.0より
小さく約0.3であり、これらの数値は6最良”の結果
を与えるものであることが分った。
小さく約0.3であり、これらの数値は6最良”の結果
を与えるものであることが分った。
例5
この例においては、392個のディンプルであるので弐
■の範噴に入る。
■の範噴に入る。
直径は約3.30mm(0,130インチ)、深さは約
0.23gm(0,009インチ)に選定された。
0.23gm(0,009インチ)に選定された。
これらの値を犬山に代入したところ、Sは約3.0であ
った。
った。
Sの値が1より犬であるから、この例の深さ及び直径の
値は本発明による適正な比率ではない。
値は本発明による適正な比率ではない。
例6
ディンプルの総数を392個とし、深さを約0.23m
m(0,009インチ)に維持したまま例5と同様の演
算を行った。
m(0,009インチ)に維持したまま例5と同様の演
算を行った。
ただしこの例では直径を約3.56111(0,140
インチ)に増大した。
インチ)に増大した。
Sは1より小さく0.6であった。
従って深さ対直径径の関係は本発明の範囲内である。
例7
例6と同様の数値を用いて、即ちディンプルの個数39
2、深さ約0.23m(0,009インチ)、直径約3
.56mg(0,140インチ)として、それらを式■
に代入したところ、Sは2.3として算出された。
2、深さ約0.23m(0,009インチ)、直径約3
.56mg(0,140インチ)として、それらを式■
に代入したところ、Sは2.3として算出された。
この例の値は1.0より大きいS値を与えるが、式■は
最良の結果を得るために使用される式であるからこれら
の値は本発明の範囲内であるが、最良の結果を与えるも
のでないということが分る。
最良の結果を得るために使用される式であるからこれら
の値は本発明の範囲内であるが、最良の結果を与えるも
のでないということが分る。
例8
ディンプルの総数を392個とし、深さを約0.23m
m(0,009インチ)に維持したまま例7と同様の演
算を行ったが、この例では直径を約3.68mm(0,
145インチ)に増大した。
m(0,009インチ)に維持したまま例7と同様の演
算を行ったが、この例では直径を約3.68mm(0,
145インチ)に増大した。
これらの値を式■に代入したところ、SはO6lであっ
た。
た。
Sは1.0より小さいからこれらの値は最良の結果を与
えるものであり、深さ対直径の関係は最良である。
えるものであり、深さ対直径の関係は最良である。
例9
総数315個のディンプルが最適結果を与える式即ち式
Vに入るよう画定された。
Vに入るよう画定された。
直径は約3.81gm(0,150インチ)として選定
されそして深さは約0.32朋、(0,0125インチ
)として選定された。
されそして深さは約0.32朋、(0,0125インチ
)として選定された。
これらの値を式Vに代入するとSは0.8と算出された
。
。
Sは1.0以下であるから、深さ対直径の関係は本発明
の最適結果内にある。
の最適結果内にある。
例10
同じ深さ及び直径、即ち約3.81m冨(0,150イ
ンチ)及び約0.32mm(0,0125インチ)を使
用して例9の演算を繰返した。
ンチ)及び約0.32mm(0,0125インチ)を使
用して例9の演算を繰返した。
但しディンプル数は340個とした。
やはりS値は0.8に等しく、このボールは本発明の最
適結果内にあった。
適結果内にあった。
本発明について添付図面を参照しつつ一層詳しい説明を
行うことにしよう。
行うことにしよう。
第1図を参照すると、現在慣用されている態様でディン
プルを配したゴルフボールが示されている。
プルを配したゴルフボールが示されている。
現在市販されているほとんどすべてのゴルフボールのデ
ィンプルはこのパターンに従って配置されている。
ィンプルはこのパターンに従って配置されている。
ゴルフボール10の各半球に対して、ディンプル12は
2つの大きい直方形14,162つの小さい直方形18
.20及び4つの三角形22.24,26,28の中に
配置される。
2つの大きい直方形14,162つの小さい直方形18
.20及び4つの三角形22.24,26,28の中に
配置される。
成形技術上の理由からゴルフボールの反対側も実際王宮
に同一のディンプルパターンを有する。
に同一のディンプルパターンを有する。
このゴルフボールにおいては、たとえディンプルの径が
約3.94mm(0,155インチ)もの大きさである
場合であっても隣接するディンプルとディンプル間の平
坦部個所のうち個所数にして33%以上の個所において
平坦部最−短間隔は約1.65mm(0,065インチ
)以上であることが判明した。
約3.94mm(0,155インチ)もの大きさである
場合であっても隣接するディンプルとディンプル間の平
坦部個所のうち個所数にして33%以上の個所において
平坦部最−短間隔は約1.65mm(0,065インチ
)以上であることが判明した。
第2図には本発明に幕いて作られたゴルフボールが示さ
れている。
れている。
隣接するディンプル間の平坦部のうち個所数にして少く
とも80%の個所において平坦部間隔は約1.65mm
(0,065インチ)を越えず、隣接ディンプル間の平
坦部のうち個所数にして約55%以上が隣接ディンプル
相互の周縁部分が重なり合わないものである。
とも80%の個所において平坦部間隔は約1.65mm
(0,065インチ)を越えず、隣接ディンプル間の平
坦部のうち個所数にして約55%以上が隣接ディンプル
相互の周縁部分が重なり合わないものである。
ディンプル30と32を参照すれば分るように、これら
2つのディンプルの最も近接せる点と点の間の距離34
は約1.65mmm(0,065インチ)以上である場
合もある。
2つのディンプルの最も近接せる点と点の間の距離34
は約1.65mmm(0,065インチ)以上である場
合もある。
ただ、隣接するディンプル間の平坦部のうち個所数にし
て少くとも約80%の個所において隣接するディンプル
間の距離が約1.65mg(0,065インチ)以下で
ありさえすればよい。
て少くとも約80%の個所において隣接するディンプル
間の距離が約1.65mg(0,065インチ)以下で
ありさえすればよい。
又、ディンプル36と38を参照することから分るよう
に、ディンプルの縁が重なっているためディンプルの縁
と縁との間の距離が負である場合もある。
に、ディンプルの縁が重なっているためディンプルの縁
と縁との間の距離が負である場合もある。
本発明によれば、隣接するディンプル間の平坦部のうち
個所数にして少くとも約55%の個所においてディンプ
ル間の最も近接する点と点の間に重複部分がないように
すればよい。
個所数にして少くとも約55%の個所においてディンプ
ル間の最も近接する点と点の間に重複部分がないように
すればよい。
ただし、ディンプルが重なる場合、その負の距離はほと
んどの場合において約0.51m1l(0,02インチ
)を越えることはないようにすべきである。
んどの場合において約0.51m1l(0,02インチ
)を越えることはないようにすべきである。
ディンプルの寸法は、それ程重要ではなく、先に教示さ
れた直径及び深さの範囲内において変えることができる
。
れた直径及び深さの範囲内において変えることができる
。
隣接するディンプルの縁と縁の最も近接する点と点の間
の臨界的距離がここに規定された数値の範囲内に維持さ
れる限り、所望ならば、同一のゴルフボールにおいて異
なる寸法のディンプルを用いることができる。
の臨界的距離がここに規定された数値の範囲内に維持さ
れる限り、所望ならば、同一のゴルフボールにおいて異
なる寸法のディンプルを用いることができる。
第3−5図にはディンプルの縁を画定する点を定める方
法が示されている。
法が示されている。
ディンプルの縁は、ゴルフボールの周縁又はその延長線
がそれから約0.08m(0,003インチ)下の点に
おけるディンプルの側壁に対する接線と交差する点とし
て定義される。
がそれから約0.08m(0,003インチ)下の点に
おけるディンプルの側壁に対する接線と交差する点とし
て定義される。
ディンプルが断面において円の一部の形にない場合、そ
の断面と同面積の内部分に変換され、そしてその内部分
における側壁に対して上述したような点で接線が引かれ
る。
の断面と同面積の内部分に変換され、そしてその内部分
における側壁に対して上述したような点で接線が引かれ
る。
第3図においては、周縁40及びその延長線41及びデ
ィンプル12を有するゴルフボールが断面で示されてい
る。
ィンプル12を有するゴルフボールが断面で示されてい
る。
周縁及びその延長線は実質的に平滑な球の部分である。
円弧42は曲線40−41−40より約0.08in(
0,003インチ)下にあり、点A及びBにおいてディ
ンプル12と交差する。
0,003インチ)下にあり、点A及びBにおいてディ
ンプル12と交差する。
接線43及び43′は、それぞれ点A及びBにおいてデ
ィンプル12に対して接線関係をなし、それぞれ点C及
びDにおいて周縁40と交差する。
ィンプル12に対して接線関係をなし、それぞれ点C及
びDにおいて周縁40と交差する。
この点C及びDがディンプルの縁である。第4図には丸
味を付された頂縁44を有するディンプル12を形成さ
れたゴルフボールが示される。
味を付された頂縁44を有するディンプル12を形成さ
れたゴルフボールが示される。
ディンプルは三次元でみて球の一部分である円弧42は
曲線40−41−40より約0.08山(0,003イ
ンチ)下にあり、点AとBにおいてディンプル12と交
差する。
曲線40−41−40より約0.08山(0,003イ
ンチ)下にあり、点AとBにおいてディンプル12と交
差する。
接線43及び43′はそれぞれ点A及びBにおいてディ
ンプル12に対して接線関係をなし、それぞれ点E及び
Fにおいて周縁の延長線41と交差する。
ンプル12に対して接線関係をなし、それぞれ点E及び
Fにおいて周縁の延長線41と交差する。
点E及びFがディンプルの縁である。
第5図をみると、丸味を付された頂縁44,44’を有
するディンプル12 、12’を形成されたゴルフボー
ルが断面図で示されている。
するディンプル12 、12’を形成されたゴルフボー
ルが断面図で示されている。
円弧42は、弯曲41−40−41より約0.08闘、
(0,003インチ)下にあり、点B及びGにおいてそ
れぞれディンプル12及び12′と交差する。
(0,003インチ)下にあり、点B及びGにおいてそ
れぞれディンプル12及び12′と交差する。
接線43′及び43“は点B及びGにおいてそれぞれデ
ィンプル12及び12′に対して接線関係をなし、点F
及びHにおいてそれぞれゴルフボールの周縁の延長線と
交差する。
ィンプル12及び12′に対して接線関係をなし、点F
及びHにおいてそれぞれゴルフボールの周縁の延長線と
交差する。
この例におけるディンプル12及び12′の縁はそれぞ
れ点F及びHである。
れ点F及びHである。
ディンプル12と12′の間の平坦部距離は点Fから点
Hまでの弯曲線41−40−41に沿っての距離として
測定される。
Hまでの弯曲線41−40−41に沿っての距離として
測定される。
第6−9図を参照すると、隣接するディンプルを定める
方法が例示されている。
方法が例示されている。
隣接ディンプルは3つのディンプルの中心点を通る線に
よって構成された三角形が約30’より小さい内角を有
することなく、かつその三角形内に他のディンプルのい
かなる部分をも含まないようなものとして定義される。
よって構成された三角形が約30’より小さい内角を有
することなく、かつその三角形内に他のディンプルのい
かなる部分をも含まないようなものとして定義される。
第6図をみると、それぞれ中心52,54,56及び5
8を有する4つのディンプル45,46゜48及び50
が示されている。
8を有する4つのディンプル45,46゜48及び50
が示されている。
ディンプル46゜48及び50の中心点を線で結べば、
辺60,62及び64を有する三角形が形成される。
辺60,62及び64を有する三角形が形成される。
図から分るように、この三角形の内角はいずれも約30
″より大きく、この三角形の中には他のディンプルのい
かなる部分も含まれていない。
″より大きく、この三角形の中には他のディンプルのい
かなる部分も含まれていない。
従ってディンプル46はディンプル48に対して、ディ
ンプル46はディンプル50に対して、そしてディンプ
ル48はディンプル50に対して隣接関係にある。
ンプル46はディンプル50に対して、そしてディンプ
ル48はディンプル50に対して隣接関係にある。
本発明によればディンプルはすべて円形であるか、もし
くは理論上円形に転換されるから、2つのディンプルの
縁と縁の間の最も近接せる点は2つの隣接ディンプルの
中心を通る線上に位置する。
くは理論上円形に転換されるから、2つのディンプルの
縁と縁の間の最も近接せる点は2つの隣接ディンプルの
中心を通る線上に位置する。
ディンプル46と48の間の縁上の最短の近接点は点6
6と68であり、従って本発明でいう平坦部最端距離は
これらの隣接ディンプルに対しては点66と68の間の
距離として測定される。
6と68であり、従って本発明でいう平坦部最端距離は
これらの隣接ディンプルに対しては点66と68の間の
距離として測定される。
第7図にはそれぞれ中心82,84,86゜88.90
及び92を有する一組のディンプル70.72,74,
76.78及び80が示されている。
及び92を有する一組のディンプル70.72,74,
76.78及び80が示されている。
第6図からみて分るようにディンプル76と78は隣接
関係にある。
関係にある。
しかしながら、ディンプル72.78及び76の中心点
を通る線を引いて三角形を描けばディンプル72と78
は隣接関係にないことが分る。
を通る線を引いて三角形を描けばディンプル72と78
は隣接関係にないことが分る。
なぜなら、線94と96によって形成される内角及び線
94と98によって形成される内角が30°より小さい
からである。
94と98によって形成される内角が30°より小さい
からである。
第8図を参照するに、ディンプル70,72゜74.7
6.78及び80並びにディンプル100゜102及び
104が示されて(7′)る。
6.78及び80並びにディンプル100゜102及び
104が示されて(7′)る。
ディンプル72.78及び104の中心を通る線106
゜108及び110によって三角形が形成される。
゜108及び110によって三角形が形成される。
この三角形の内角はいずれも30°より大きい。
しかしながら、この三角形の中には他のディンプルの少
くとも一部が含まれているので、ディンプル72はディ
ンプル78に対して隣接関係にもない。
くとも一部が含まれているので、ディンプル72はディ
ンプル78に対して隣接関係にもない。
この例の場合、ディンプル76の全体とディンプル80
の半分が三角形の中に含まれている。
の半分が三角形の中に含まれている。
第9図には、一連のディンプル112 、114゜11
6.118,120,122,124,126゜128
.130.132.134,136,138゜140.
142,144,146及び148が示されている。
6.118,120,122,124,126゜128
.130.132.134,136,138゜140.
142,144,146及び148が示されている。
ディンプル130に着目すると、これに隣接するディン
プルは120,122,128゜132.138及び1
40である。
プルは120,122,128゜132.138及び1
40である。
なぜなら、これらのディンプルの各々の中心点を通る線
によって形成される三角形には他のディンプルのいかな
る部分をも含まず、かつそれらの三角形の内角はいずれ
も約30°より大きいからである。
によって形成される三角形には他のディンプルのいかな
る部分をも含まず、かつそれらの三角形の内角はいずれ
も約30°より大きいからである。
しかしディンプル112,114,116,118,1
24゜126.134,136,142,144,14
6及び148はいずれもディンプル130に対して隣接
関係をなさない。
24゜126.134,136,142,144,14
6及び148はいずれもディンプル130に対して隣接
関係をなさない。
なぜなら、これらのディンプルの任意の1つとディンプ
ル130を含む3つのディンプルの中心点を通る線を引
いた場合、他のディンプルのいかなる部分をも含まず、
かつ約30’より小さい内角をもたない三角形を描くこ
とができないからである。
ル130を含む3つのディンプルの中心点を通る線を引
いた場合、他のディンプルのいかなる部分をも含まず、
かつ約30’より小さい内角をもたない三角形を描くこ
とができないからである。
第9図を更に参照すると、ディンプル122に対しては
ディンプル114,116,120゜124 、130
及び132が隣接関係をなしていることが分る。
ディンプル114,116,120゜124 、130
及び132が隣接関係をなしていることが分る。
ディンプル140に対して、ディンプル130,132
,138,142,146及び148が隣接ディンプル
であり、以下各ディンプルについても同様である。
,138,142,146及び148が隣接ディンプル
であり、以下各ディンプルについても同様である。
隣接ディンプルのうち数にして少くとも約80%は間隔
が約1.65mm(0,065インチ)より大きく隔る
ことがなく、かつ、隣接ディンプルの少くとも約55%
は互に重複し合はないようにする臨界的数値を決定する
ために、各ディンプルとその隣接ディンプルの各各との
間の距離が測定される。
が約1.65mm(0,065インチ)より大きく隔る
ことがなく、かつ、隣接ディンプルの少くとも約55%
は互に重複し合はないようにする臨界的数値を決定する
ために、各ディンプルとその隣接ディンプルの各各との
間の距離が測定される。
この場合、重複測定区間は除外される。
例えば、ディンプル130について、それとディンプル
120,122゜128.132,138及び140と
の間の距離を計算に含めたならば、それ以後は、例えば
、ディンプル122については、それとディンプル13
0との間の距離は算入しない。
120,122゜128.132,138及び140と
の間の距離を計算に含めたならば、それ以後は、例えば
、ディンプル122については、それとディンプル13
0との間の距離は算入しない。
なぜならそれはすでにディンプル130のときに算入済
みであるからである。
みであるからである。
隣接するディンプル間の最短近接点間の間隔が100%
即ち凡ての個所において約1.65mm(0,065イ
ンチ)より小さく、かつどの個所においても重複するデ
ィンプル対がない場合に最大限の効果が得られる。
即ち凡ての個所において約1.65mm(0,065イ
ンチ)より小さく、かつどの個所においても重複するデ
ィンプル対がない場合に最大限の効果が得られる。
ディンプルをゴルフボールに配置する手段は本発明のか
かわるとどろではないが、1つの適当な方法は使用すべ
きディンプルの直径をまず決めることである。
かわるとどろではないが、1つの適当な方法は使用すべ
きディンプルの直径をまず決めることである。
ディンプルの直径は、約3.18mm〜約6.22mm
(約0.125〜0.245インチ)の範囲内であるの
が好ましい。
(約0.125〜0.245インチ)の範囲内であるの
が好ましい。
次いで、ゴルフボールの表面を二十面体に分割する。
これは結果的に、ゴルフボールの表面を第10図に部分
的に示されるように実際上正三角形に分割される。
的に示されるように実際上正三角形に分割される。
二十面体の正三角形の各々は第11図に示されるように
正三角形である。
正三角形である。
頂点のディンプル150,152及び154は三角形の
各頂点に配置され、それぞれの中心を各頂点に置く。
各頂点に配置され、それぞれの中心を各頂点に置く。
次いで、追加のディンプルを前記正三角形の辺上に配置
する。
する。
それらのディンプルの中心はその直径と本発明の定める
範囲内に維持される隣接ディンプル間の平坦部距離とに
よって決定される。
範囲内に維持される隣接ディンプル間の平坦部距離とに
よって決定される。
三角形の辺上に配置された追加のディンプルが第12図
に示されている。
に示されている。
次いで各頂点のディンプルから等距離にある三角形の辺
上のディンプルの全ての中心点を結ぶ大円を描く。
上のディンプルの全ての中心点を結ぶ大円を描く。
そしてこれらの大円が交差する点に追加のディンプルを
配置する。
配置する。
第13図に示されるように、これらの大円は点156,
158及び160において交差する。
158及び160において交差する。
これが追加ディンプルの中心点である。
この作業を二手面体の他の三角形の重台について繰返す
。
。
もちろん、3つの隣接する三角形の頂点のディンプルは
それら3つの三角形の各々にとっての共通のディンプル
である。
それら3つの三角形の各々にとっての共通のディンプル
である。
三角形0辺上のディンプルの数はディンプルの直径に反
比例して変化することが理解されよう。
比例して変化することが理解されよう。
三角形の辺上のディンプルの数に応じて、大円の数も変
化し、従って大円の交差点に配置される三角形の中のデ
ィンプルの数も変化する。
化し、従って大円の交差点に配置される三角形の中のデ
ィンプルの数も変化する。
上記の方法は単なる例であってそれに厳密に従う必要は
なく、隣接ディンプル間の間隔が本明細書に規定される
臨界的限界内にある限りディンプルは等間隔に配置する
必要はない。
なく、隣接ディンプル間の間隔が本明細書に規定される
臨界的限界内にある限りディンプルは等間隔に配置する
必要はない。
通常、ゴルフボールは2つの型半休を合わせて成形され
る。
る。
従って、どのディンプルも型の分割線上に位置しないよ
うに型の分割線の近傍のディンプルの配置を調節するこ
とが好ましい。
うに型の分割線の近傍のディンプルの配置を調節するこ
とが好ましい。
このようにすれば、ディンプルからの成形に際してのぼ
りを除去する上での困難が少なくなる。
りを除去する上での困難が少なくなる。
第14図には、球状に形成されたディンプルの深さ及び
直径を測定する方法が示されている。
直径を測定する方法が示されている。
この例におけるディンプルは第4図に示されたものと同
様のディンプルであり、断面で示されている。
様のディンプルであり、断面で示されている。
直径は直線である線162上のディンプルの縁の点Eか
らFまでの距離として測定される。
らFまでの距離として測定される。
点Jはディンプル12の最深部である。
深さはゴルフボール周縁の延長線41上の点Kから点J
までの線164として測定される。
までの線164として測定される。
線164は線162に対して垂直である。
第15及び16図には不規則な形状に形成されたディン
プルの直径を測定する方法が示されている。
プルの直径を測定する方法が示されている。
第15図は六角形に形成されたディンプルの上面を示す
ものでありディンプルの縁として6辺とも図示される。
ものでありディンプルの縁として6辺とも図示される。
この六角形のディンプルの面積は約0.45−(0,0
1765平方インチ)である。
1765平方インチ)である。
第16図は第15図の六角形の面積に等しい面積を有す
る円を示す。
る円を示す。
即ち、第16図の円の面積は0.45m1(0,017
65平方インチ)である。
65平方インチ)である。
第16図の円の直径166は約3.81間(約0.15
0インチ)である。
0インチ)である。
従って本発明によれば第15図の六角形の直径は約3.
81im(0,150インチ)とみなされる。
81im(0,150インチ)とみなされる。
不規則な形状に形成されたディンプルの直径はそのディ
ンプルに対して直接測定されるのではなく、必ず、その
ディンプルの面積に等しい面積を有する円の直径として
みなされることに留意されたい。
ンプルに対して直接測定されるのではなく、必ず、その
ディンプルの面積に等しい面積を有する円の直径として
みなされることに留意されたい。
同様にして、不規則な形状のディンプルの深さは球状に
形成されたディンプルを基準として計算される。
形成されたディンプルを基準として計算される。
第17図には、第15図に示されたものと同様の不規則
形状のディンプルの断面が示されている。
形状のディンプルの断面が示されている。
ディンプルの深さを定めるためにはディンプルの最大幅
の部分を横切りかつ最深部を通る断面をとる。
の部分を横切りかつ最深部を通る断面をとる。
ディンプルの縁は点り及びMとして示されており、第3
及び4図に記載されたように本発明に従って定められて
いる。
及び4図に記載されたように本発明に従って定められて
いる。
ディンプルの最深点はNで示される。
周縁の延長線までのディンプルの断面図(線MN、NL
及び線41に沿ったLMによって囲まれる面積)を計算
すると、約0.029ii(0,00113平方インチ
)である。
及び線41に沿ったLMによって囲まれる面積)を計算
すると、約0.029ii(0,00113平方インチ
)である。
このディンプルの代りにそれと等面積の円の一部分を第
18図に示すように描く。
18図に示すように描く。
点O及びPは第15及び16図に従って定められた同等
のディンプルの直径の縁であり、線168は点0.Pを
結ぶ直線であって第16図の直径線166に相当する。
のディンプルの直径の縁であり、線168は点0.Pを
結ぶ直線であって第16図の直径線166に相当する。
点Rはディンプルの最深部であり、線170は線168
に対して垂直な線である。
に対して垂直な線である。
線170は周縁の延長線41と点Sにおいて交差する。
点SからRまでの測定された深さは約0.29 mm(
0,0113インチ)である。
0,0113インチ)である。
本発明によれば、ディンプルの深さは、不規則な形状の
場合、実際のディンプルで測定しないでその断面積に等
しい面積の円の一部分から測定することに留意されたい
O 総ての場合本発明に従って為される測定は仕上げゴルフ
ボールにおいて為される。
場合、実際のディンプルで測定しないでその断面積に等
しい面積の円の一部分から測定することに留意されたい
O 総ての場合本発明に従って為される測定は仕上げゴルフ
ボールにおいて為される。
何故なら、空気力学特性に影響を与えるのはゴルフボー
ルの内部構造体ではなくて最終的形状のゴルフボールだ
からである。
ルの内部構造体ではなくて最終的形状のゴルフボールだ
からである。
はとんどの場合仕上げゴルフボールには一重の或いはそ
れ以上の塗布層が表面に形成され、従ってこれらの場合
には測定は最終塗布層乃至他の表面仕上げがなされた後
に為される。
れ以上の塗布層が表面に形成され、従ってこれらの場合
には測定は最終塗布層乃至他の表面仕上げがなされた後
に為される。
しかし、幾つかの新しい中実ボールを使用する場合、仕
上げボールは塗料のような表面層をそれが不要であるが
故に持たない。
上げボールは塗料のような表面層をそれが不要であるが
故に持たない。
これらの場合、仕上げボールは塗布されないボールを意
味する。
味する。
従って仕上げボールなる用語は塗布ボール或いは未塗布
ボールいずれをも包含しうるものであり、しかしいずれ
の場合にも販売に供されることを意図する形態の完成ボ
ールを意味するものであることを理解されたい。
ボールいずれをも包含しうるものであり、しかしいずれ
の場合にも販売に供されることを意図する形態の完成ボ
ールを意味するものであることを理解されたい。
本発明に従うゴルフボールが先行技術に従うボールより
も大きな飛距離を持つことを確認する為に試験を行った
。
も大きな飛距離を持つことを確認する為に試験を行った
。
比較試験の対象とされた先行技術ボールは、今まで知ら
れている多くのボール並びに文献を総合的に検討して、
ボール直径、そのディンプル配列、ディンプル数、ディ
ンプル形状、ディンプル径及びディンプル深さの組合せ
の最適のものとして次のものを選んだ。
れている多くのボール並びに文献を総合的に検討して、
ボール直径、そのディンプル配列、ディンプル数、ディ
ンプル形状、ディンプル径及びディンプル深さの組合せ
の最適のものとして次のものを選んだ。
ゴルフボール直径:1.68インチ(約42.7im)
ディンプル配列二二十面体配列 ディンプル数:332 ディンプル間隔:実買上一様 デインプル形状二円 形 ディンプル直径:0.142インチ(約3.61mm)
ディンプル深さ: 0.014インチ(約0.36m1
t)従って上記先行技術ボールは本発明以前のゴルフボ
ール技術についての知識から得られるところの最高の飛
程を持つゴルフボールと言えるものである。
ディンプル配列二二十面体配列 ディンプル数:332 ディンプル間隔:実買上一様 デインプル形状二円 形 ディンプル直径:0.142インチ(約3.61mm)
ディンプル深さ: 0.014インチ(約0.36m1
t)従って上記先行技術ボールは本発明以前のゴルフボ
ール技術についての知識から得られるところの最高の飛
程を持つゴルフボールと言えるものである。
次に本発明に従うボールとして次の4種のものを作製し
た。
た。
これらをゴルフボールA、B、C及びDと名づける。
これら4種のボールは式I及び■の適用の上下限を示す
ディンプル数を基にして選定された。
ディンプル数を基にして選定された。
即ちボールAは182個のディンプルを、ボールBは3
32個のディンプルを、ボールCは333個のディンプ
ルを、そしてボールDは392個のディンプルを持つ。
32個のディンプルを、ボールCは333個のディンプ
ルを、そしてボールDは392個のディンプルを持つ。
本発明に従えば、ディンプルの直径、深さ及び個数に関
して式I及び■がS≦1.0であることを必要とする。
して式I及び■がS≦1.0であることを必要とする。
従って、上記4種のボールに対してS≦1.0となるよ
うにディンプルの直径及び深さが選定された(ちなみに
、前記先行技術ボールについてS値を計算すると式1及
び2共にS二1.5である)。
うにディンプルの直径及び深さが選定された(ちなみに
、前記先行技術ボールについてS値を計算すると式1及
び2共にS二1.5である)。
以下に、本発明に従う4種の物理的特性を示す。
ゴルフボールA
直径:1.68インチ(約42.67im)ディンプル
配列=20面体配列 ディンプル数:182 ディンプル間隔:隣りあうディンプルの縁間距離の少く
共80%(0,065インチ(約1.65 mm)少く
共55%)0.001インチ(約0.025 xm )
ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.195インチ(約4.95ii)
ディンプル深さ: 0.013インチ(約0.33mm
)S(式1):0.1 %式% 直径:1.68インチ(約42.7mm)ディンプル配
列=20面体配列 ディンプル数:332 ディンプル間隔:少く共80%(0,065インチ(約
1.65mm) 少く共55%)0.001インチ(約0.025 mm
)ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.148インチ(約3.76mm)
ディンプル深さ:0.011インチ(約0.281L1
1L)S(式1):0.7 %式% 直径:1.68インチ(約42.7MIL)ディンプル
配列:20面体配列 ディンプル数:333 ディンプル間隔:少く共80%<0.065インチ(約
1.65tm) 少く共55%> 0.001インチ(約0.025 m
m )ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.139インチ(約3.53mm)
ディンプル深さ:0.013インチ(約0.33mm)
S(式n):1.0 ゴルフボールD 直径:1.68インチ(約42.7m1)ディンプル配
列=20面体配列 ディンプル数:392 ディンプル間隔:少く共80%<0.065インチ(約
1.65mπ) 少く共55%> o、o o iインチ(約0.025
間)ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.12フインチ(約3.23關)デ
ィンプル深さ:0.011インチ(約0.28mm)S
(式n):0.5 本発明の4種のゴルフボール及び先行技術ボールの飛程
を比較する目的で、上記特性を持つナイロンゴルフボー
ルが多数個作製されそして風洞実験が行われた。
配列=20面体配列 ディンプル数:182 ディンプル間隔:隣りあうディンプルの縁間距離の少く
共80%(0,065インチ(約1.65 mm)少く
共55%)0.001インチ(約0.025 xm )
ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.195インチ(約4.95ii)
ディンプル深さ: 0.013インチ(約0.33mm
)S(式1):0.1 %式% 直径:1.68インチ(約42.7mm)ディンプル配
列=20面体配列 ディンプル数:332 ディンプル間隔:少く共80%(0,065インチ(約
1.65mm) 少く共55%)0.001インチ(約0.025 mm
)ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.148インチ(約3.76mm)
ディンプル深さ:0.011インチ(約0.281L1
1L)S(式1):0.7 %式% 直径:1.68インチ(約42.7MIL)ディンプル
配列:20面体配列 ディンプル数:333 ディンプル間隔:少く共80%<0.065インチ(約
1.65tm) 少く共55%> 0.001インチ(約0.025 m
m )ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.139インチ(約3.53mm)
ディンプル深さ:0.013インチ(約0.33mm)
S(式n):1.0 ゴルフボールD 直径:1.68インチ(約42.7m1)ディンプル配
列=20面体配列 ディンプル数:392 ディンプル間隔:少く共80%<0.065インチ(約
1.65mπ) 少く共55%> o、o o iインチ(約0.025
間)ディンプル形状二円 形 ディンプル直径:0.12フインチ(約3.23關)デ
ィンプル深さ:0.011インチ(約0.28mm)S
(式n):0.5 本発明の4種のゴルフボール及び先行技術ボールの飛程
を比較する目的で、上記特性を持つナイロンゴルフボー
ルが多数個作製されそして風洞実験が行われた。
風洞実験が採用されたのは、各ボールに対して正確に同
じ条件が再現されうるからである(大気中での打撃装置
を使用しての実験では風向き等変動がある)。
じ条件が再現されうるからである(大気中での打撃装置
を使用しての実験では風向き等変動がある)。
風洞は、風速、空気圧、温度、空気密度、空気粘度等を
探知しそして制御する設備を備えている。
探知しそして制御する設備を備えている。
風洞実験の方法についてはゴルフボール業界で慣用され
ている方式に従った。
ている方式に従った。
最終的に各組の10個のボールについてのその飛距離平
均ヤード数が評価された。
均ヤード数が評価された。
結果は次の通りである。
飛 距 離
先行技術ボール 223ヤード(204m)ボールA
244 u (223m)ボールB
247 tt (226m)ボールC241f
t (220m) ボールD 241 tt (220m)こ
の結果かられかるように、本発明に従うゴルフボールは
先行技術の最適の組合に基いて作製された先行技術ボー
ルより少く共18ヤード遠くに飛ぶ。
244 u (223m)ボールB
247 tt (226m)ボールC241f
t (220m) ボールD 241 tt (220m)こ
の結果かられかるように、本発明に従うゴルフボールは
先行技術の最適の組合に基いて作製された先行技術ボー
ルより少く共18ヤード遠くに飛ぶ。
これは顕著な改善であるといえる。以上、本発明の好ま
しい具体例について述べたが、本発明の精神から逸脱す
ることなく様々な改変を施しうることを銘記されたい。
しい具体例について述べたが、本発明の精神から逸脱す
ることなく様々な改変を施しうることを銘記されたい。
第1図は現在の標準的ゴルフボールにおけるのと同様に
配置されたディンプルを有するゴルフボールの上半分の
図である。 第2図は本発明によるディンプルを示すゴルフボールの
上半分である。 第3図乃至第5図はディンプルの断面図であり、ディン
プルの縁を定める方法を示す。 第6図乃至第9図は一連のディンプル配列を示し、隣接
ディンプルとは何かを説明する図である。 第10図乃至第13図はゴルフボール表面にディンプル
を配列する1つの適当な方法を示す。 第14図は球状ディンプルの深さ及び直径を測定する方
法を示す。 第15図及び16図は不規則な形状に形成されたディン
プルの直径を計算する方法を示す。 第17図及び18図は不規則な形状に形成されたディン
プルの深さを計算する方法を示す。 第19−1図乃至第19−4図は種々のディンプル総数
におりる直径対深さの各組合せに対する飛距離の実験計
測値例を示し、第20および第21図は検算式楕円の中
心(X、y)の変化を示す実験グラフであり、第22図
、第23図は同様の楕円の長短半径aとbの変化を示す
実験グラフを示す。 第24図はディンプル数に対する検算楕円群の変化態様
を図式化した図で、第25図は飛距離測定に使用した実
験設備の概略図と揚力及び抗力の説明図である。 第26図はディンプル中心間距離のばらつきを示す図で
ある。 12・・・・・・ディンプル、40・・・・・・ゴルフ
ボールの周縁、41・・・・・・ゴルフボール周縁の延
長線、A。 B・・・・・・ディンプルに対する接線の接点、C2D
。 E、F、)(、L、M、O,P・・・・−・ディンプル
の縁上の点、J、N、R・・・・・・ディンプルの最深
部、163.170・・・・・・ディンプルの深さ。
配置されたディンプルを有するゴルフボールの上半分の
図である。 第2図は本発明によるディンプルを示すゴルフボールの
上半分である。 第3図乃至第5図はディンプルの断面図であり、ディン
プルの縁を定める方法を示す。 第6図乃至第9図は一連のディンプル配列を示し、隣接
ディンプルとは何かを説明する図である。 第10図乃至第13図はゴルフボール表面にディンプル
を配列する1つの適当な方法を示す。 第14図は球状ディンプルの深さ及び直径を測定する方
法を示す。 第15図及び16図は不規則な形状に形成されたディン
プルの直径を計算する方法を示す。 第17図及び18図は不規則な形状に形成されたディン
プルの深さを計算する方法を示す。 第19−1図乃至第19−4図は種々のディンプル総数
におりる直径対深さの各組合せに対する飛距離の実験計
測値例を示し、第20および第21図は検算式楕円の中
心(X、y)の変化を示す実験グラフであり、第22図
、第23図は同様の楕円の長短半径aとbの変化を示す
実験グラフを示す。 第24図はディンプル数に対する検算楕円群の変化態様
を図式化した図で、第25図は飛距離測定に使用した実
験設備の概略図と揚力及び抗力の説明図である。 第26図はディンプル中心間距離のばらつきを示す図で
ある。 12・・・・・・ディンプル、40・・・・・・ゴルフ
ボールの周縁、41・・・・・・ゴルフボール周縁の延
長線、A。 B・・・・・・ディンプルに対する接線の接点、C2D
。 E、F、)(、L、M、O,P・・・・−・ディンプル
の縁上の点、J、N、R・・・・・・ディンプルの最深
部、163.170・・・・・・ディンプルの深さ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ゴルフ競技用として通常使用される直径1.68イ
ンチ(約42.7mm)又は1.62インチ(約41.
11Iりのゴルフボールにおいて、前記ボールの全表面
に配置された隣接するディンプル相互間の平坦部最端距
離は隣接ディンプル総対数の80%以上において約1.
62ict(0,065インチ)より小さく形成される
と共に、隣接ディンプル総対数の55%以上が重複され
ないように形成され、更に全表面に一様な形状と寸法を
以って配置形成された全ディンプルの直径りと深さdの
寸法関係がディンプル総数に関与する変数因子を含む下
記の楕円検算式Sによって規制されるもので、即ち、と
し、ここにS式中のり、d、x、y、a、bはすべてイ
ンチ計量単位で表示し、かつX、y、a。 bの各値はディンプル総数の各範囲に対してNの関数値
として示され、即ちディンプル総数182〜332個の
範囲に対しては、 y=0.323−0.0896N+0.0122N2x
=0.0186−0.00406N+O,OOO55N
2a =6.30−3.3ON+0.693N2b=3
.11−1.03N+0.155N2により算定され、
またディンプル総数333〜392個の範囲に対しては y=Q、287−0.0383N x=0.0162−0.00150N a=4.66−0.50 ON b二5.00−1.08N によって算定されるものであり、ただし上記いずれのN
値もディンプル総数を100で除した数を充てるものと
し、ディンプルの直径りと深さdの組合せ値が上記楕円
検算式Sによって規制され、常にO≦S≦1を満足する
ように定められていることを特徴とする飛距離増大のた
めのゴルフボール。
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