JPS58501121A - ヒト カルシトニン前駆体ポリ蛋白質構造遺伝子 - Google Patents
ヒト カルシトニン前駆体ポリ蛋白質構造遺伝子Info
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- JPS58501121A JPS58501121A JP57502087A JP50208782A JPS58501121A JP S58501121 A JPS58501121 A JP S58501121A JP 57502087 A JP57502087 A JP 57502087A JP 50208782 A JP50208782 A JP 50208782A JP S58501121 A JPS58501121 A JP S58501121A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は組換えDNAバイオテクノロジー領域に関する。特にヒトカルシトニン
前駆体構造遺伝子の生産、該遺伝子のベクター系への挿入、そのクローニング及
びこれに続くヒトカルシトニンの生産におげろ組換えDNAバイオテクノロジー
の使用に関する。
カルシトニンは甲状腺のC−細胞により合成及び分泌される62個のアミノ酸残
基(分子量3500)より成る小さいポリペプチドホルモンである。
カルシトニンの主たる生理機能は、カルシウムト燐の要求時、例えば成長、姶娠
及び哺乳期間に骨格の崩壊を制限するものである。従って例えば、思春期におけ
る急速な成長時のカルシトニンの欠乏は骨の損失をもたらす。カルシトニンの分
泌がなければ同様な骨の損失が娼娠中にもおこる。男性のカルシトニンレベルは
女性より高く、そして両性とも年令に伴いそのレベルは低下する。このことは月
経閉止後の女性に特に顕著で、カルシトニンのレベルの低いことが閉経後の骨の
損失と骨粗鬆症における重要な要素と入られている。
もしヒトカルシトニンが商品として充分な量入手出来れば、このペプチドを単独
又は他の薬と組入合わせて閉経後の骨粗鬆症の予防と治療に用いることが可能で
ある。カルシトニンは又骨中の悪性の沈着物による上昇したプラズマカルシウム
の治療にも役立つ。これの最も普通の原因は骨格中の二次的沈着を伴う乳癌であ
る。こ\での作用は多分部分的には骨芽細胞中のカルシトニンの抑制作用を反映
している。後者は部分的には上昇したプラズマカルシウムレベルを導く骨の破壊
の増加の原因となる。カルシトニンは骨中の癌細胞に対する直接作用を持ち、従
って骨中の悪性沈着物による上昇したプラズマカルシウムレベルの低下に役割を
演するものであろう。
現在、カルシトニン(鮭から精製したもの)がぺ−ジェット病の治療に代替量よ
りもむしろ薬理的投与量で使用されている。これは主として40才以後の人に影
響のある普通の状態である。人口の4%をしめるこのダルーゾが影響を受けてい
る。この様に、例えば英国では、この病気は無症候性ではあるけれども何万人と
いう人々が治療を必要としている。不幸にして鮭カルシトニンを用いる長期間の
治療は、症例の約25%が魚の異種カルシトニンの免疫拒否反応により実行出来
ないことが証明されている。従って既にヒトカルシトニンが大量に必要となって
いるのである。
本発明者は、ヒトカルシトニン構造遺伝子の微細構造を明らかした、これは既知
の組換えDNA技術により原核又は真核生物の細胞系に挿入され、構造遺伝子中
で暗号づげられる他のペプチドに加えて、ヒトカルシトニンが大量に合成され、
精製され引き続いて薬理的目的に使用され得る。
甲状軟骨骨髄癌腫から分離した全ヒトポ’) (A)−含有mRNAは推定分子
量21.00’0の主要ポリペプチドの無細胞蛋白合成系における合成を方向づ
ける。これ及び更に量が少い一連の主要でないポリペプチドは合成ヒトカルシト
ニンに対してあげた抗血清により沈澱し得る。このことを示すために行われた実
験は後述するが結果(第1図に示す)は正常なヒト血清中を循環するカルシトニ
ンの既知の分子量(3500)とは著しく対照的である。
此等高分子量の想像されるカルシトニンの前駆体の合成を方向づけるnftNA
種の分析を組換えDNA技術、DNA配列分析及びカルシトニンmRNAのサイ
ズ決定の組み合せにより行なった。この様にしてヒトカルシトニンの高分子免役
沈澱形の合成を方向づけるとして知られる全ポ17 (Al−含有RNAを二本
鎖c DNA群を合成するための鋳型として使用した。これを確立されている方
法でシラスミドDNAに挿入し、適当なに、 co1iホスト中に形質転換させ
た。最も豊富な甲状腺ポ!J (A)−含有RNA群を代表するcDNA配列を
含むコロニーを原位置(in 5itu ) /%イブリダイゼーション法を用
いて選択し、カルシトニンcDNA配列を含むものを次に雑種形成翻訳(hyb
ridsation translation )により同定した。本発明者は
更にこ\にこれ等phT −B3及びphT −B6と指定された2つのシラス
ミドの詳細な分析、及びそれ等のサイズ、配列、及びカルシトニン構造遺伝子(
複数)により暗号づけられる此等mRNA(複数)の暗号づげの可能性の決定へ
の利用につき詳細に記述する。
第2図にか\れている結果は次のことを示している。
(A) エンドヌクレアー(!’ Pst’iを用いる制限分析により決定され
る様に、組換えシラスミドは親プラスミドDNAと比較すると、それ以外のDN
A配列(phT−B6.490bl)8; phT −B3.590−b、ps
’bps二塩基対)を含んでいる。
(Bl 組換えシラスミド両者は無細胞蛋白質合成系において推定されるヒトカ
ルシトニン前駆体ポリ蛋白の合成を方向づける甲状腺mRNA @を雑種形成(
〕・イブリダイジング)させ得る配列を己んでいる。
(C) その両者の組換えプラスミドは°制限エンドヌクレアーゼ遺伝地図作成
により判定されるように共通なcDNAを含んでいるが、ph’r−B3.は共
通断片の一方の端に附加的な配列を含入、phT −B6はもう一方の端に附加
的な配列を含んでいる。
第6図は32pをラベルしたphT−B5雑種形成プローブ(探査子)を用いた
RNAゾロツテイング実験の結果を示す。これから、問題のmRNA種が多量に
甲状腺組織中に存在しこれ等が1000±100ヌクレオチドの長さであること
が明らかである。上記のデータはカルシトニンの起源とmRNAのサイズを明確
にし又カルシトニンは生体中において分泌の前に広汎な翻訳後の加工過程を必要
とする高分子前駆体ポリ蛋白として合成されることを示している。
クローンされたcDNA配列のDNA配列分析は(1)此の前駆体ポリ蛋白内部
のカルシトニンペプチドの相対位置を明確にし、
(11)側面のNH2−末端及びcooa末端ペゾチドのアミノ酸配列を明らか
にする。
第4図はphT−B3及びphT−B(5プラスミドに挿入されたcDNAのヌ
クレオチド配列を示し又第5図は此の配列を決定するために使用するDNAの配
列策を示している。
1つの(phT−B6)はmRNAの3′非翻訳部の全体とカルシトニンペプチ
ドを暗号づける配列の部分を含み、相中で停止コードンが遭遇する前にカルシト
ニンのC00H−末端プロリンの後の更に25個のアミノ酸をmRNAが暗号づ
けることを明らかにしている。もう1つの(phT−B3)はカルシトニンペプ
チドの全体、側面の000H−末端(隠性の)ペプチドの附加的25個のアミノ
酸、側面のNH2−末端(隠性の)ペプチドの36個のアミノ酸及びmRNAの
3′非翻訳部の大部分を指定する配列を含んでいる。全体として、本発明者は2
つの重複するcDNAクローンを用いて580の塩基又はヒトカルシトニンmR
NAの60%を配列した。
ヒトカルシトニン構造遺伝子(複数)は1000±100塩基の長さのmRNA
種を暗号づける。此等のmRNAの翻訳は分子量21,000の前駆体ポリ蛋白
を作る。カルシトニンペプチドは此のポリ蛋白のC00H−末端に向って存在し
、附加的な25個のアミノ酸によりC00H−末端と側面を接し、36アミノ酸
より長いが未だ決定はされていないアミノ酸配列によりNH2−末端と側面を接
する。
この様にして、−面においては、本発明はヒトカルシトニン前駆体ポリ蛋白の構
造遺伝子より成る。本発明は又、以下のアミノ酸配列を含む挿入されたポリペプ
チド断片を持つDNA転換ベクター、特にシラスミド、より成っているニー
−C711i−gly−asn−1eu−Eler−thr−c7B−met−
1eu−gl、7−thr−−tyr−thr−g In−a s p−phe
−a s n−1ys−phe−hi s−thr−phe−−pro−g
In−thr−a 1a−1le−g’1y−va l−g 1y−a 1a−
pr□ 。
本発明は更に以下のアミノ酸配列を含む挿入されたポリペプチド断片を持つDN
A転換ベクター、特にプラスミドを含んでいる二
7
特表昭58−’aU11?、1(4)
更に本発明てよるヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るポリペプチドを暗号
づけるヌクレオチド配列を持つDNA転換ベクターの生成法は、(1) ヒトカ
ルシトニンのアミノ酸配列より成るポリペプチドを暗号づけるmRNAを提供す
ること、(11)二本鎖cDNAの合成、そのうち1つはmRNAのヌクレオチ
ド配列と相補的なヌクレオチド配列を持つ、及び
lip DNA転移ベクター中に該二本鎖cDNAを挿入することより成る。
mRNAはカルシトニン生産生物の甲状腺に起源するmRNAを含む細胞により
好適に提供される。その様な細胞の他の起源は肺と脳である。
DNA転換ベクターは微生物菌株、例えばEscheri−(!hia col
iの様な細菌中に好適に転移され複製される。
本発明は又ヒトカルシトニンを作るため加工(好適には切断による)され得るヒ
トカルシトニンのアミノ酸配列を含むポリペプチドを提供する。その様なポリペ
プチドは好適にはヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るペゾチドと組入合わ
せたホスト蛋白より成る融合蛋白質である。
本発明は更に又ヒトカルシトニンを生産するためにポリペプチドを加工すること
より成るヒトカルシトニンの生産法を提供し、そこで該ポリペプチドはヒトカル
シトニンのアミノ酸配列より成るポリペプチドを暗号づける挿入された遺伝子よ
り成る遺伝子含有DNA転移ベクターにより形質転換されたホスト生物により表
現される。
・・・はヒトカルシトニン前駆体ポリ蛋白に相補的なりNA配列を含むシラスミ
ドを構築し、特徴づけそしてそれに引き続(trpE−カルシトニン融合蛋白か
らヒトカルシトニンの生産を行うものである。
■ 材料と方法
Ill 限e素PstIはベーリンガー社より又ウシ胸腺末端デゾキシヌクレオ
チジル転移酵素はP、Lバイオケミカルス(Biochemicale )より
得た。すべてのその他の酵素は前に記載した起源((!raig R9に、Ha
:Ll、L。
Parker、 D、 & Campbell P、N、(1981) Bio
chem、J。
194、989−998 )より得た。L(33S)−メチオニン(700−1
3000i/mM ) 、デシキシC5−”H〕シfシフ5’−tri−燐酸塩
< 18.40i/mM ) 、デシキシ〔8−”H)り7/ シン5’−三燐
酸塩(11,70i/mM)、アデノシン5′−〔γ−32p〕三燐酸塩(20
00−ろQ Q Q Ci/mM )及びデシキシグアノシン5′−〔α−32
P〕三燐酸塩(≧4000i/mM )はアマ−ジャムイア ターf ’/ ヨ
ナ/l/ 、(Amersham工nternationa上)より得た。AM
V逆転写酵素(ロットナンバーG−91180)はアメリカフロリダ州3370
7セントピータースバーグにあるライフサイエンス社(Life 5cienc
e工nc、)のJJ、Beard博士により提供された。その他すべての化学薬
品及び溶剤は前に記載した起源(Craig。
Roに、Br0Wn、 P、AlHarrison、O,S、 MC工1rea
Vg、D、 &Campbell、 P、W、 (1976) Biochem
、 J、 16Q、 57−74C!raig、 R,に、Boneton、
A、P+Harrison、 O,S、Parker。
D、 &C!ambell、 P、N (1979) Biochern、 J
、 181.737−756 ) ; (Pa5aall、J、00Boult
Qn、 A、P、 Parker、 D。
Hall、 L、 & Craig、 RoK (1981) Biochem
、J、 196゜567−574 )より得た。
b ヒト骨髄癌腫からのポIJ (A)−含有RNAの分離二組換えシラスミド
の構築、形質転換及び選択全RNAは(Hall、 L、 C!ra4.、Ro
に、& Campbell、 P、N(1979) Nature(o yトン
)277.54−56)に記載の通り、冷凍したヒト甲状軟骨骨髄癌腫組織より
分離され、残ったDNA G′iZimmerman、 S、B及び5ande
en G、Anal、 Biochem、 14.269−277 (1966
)に記載の通りデシキシリボヌクレアーゼによる消化で除いた。ポIJ (Al
−含有RNAは次いでオリゴ(dT)−セルローズ上のアフイニテイークロマト
ダラフイーにより分離し、次いでサイズ選別した二本鎖CDNA群を前に記載し
た( Oraig等、1981 Hall、 L、Davies、 M、S。
& 0raQ 、、R,に、Nucleic Ac1ds Res、9.65−
84 。
1981 )通り生じたポ!j (A)−含有RNA群より合成した。
このサイズ選別した二本鎖c DNAを次いで次の方法でdC残基で6′ヒドロ
キシ末端において伸張した。二水銀cDNA (1μg / ml )を2 m
M −0,oCt2.0.lmm−ジチオスレイトール、5ckgのヌクレアー
ゼを含まなイウシ血清7/l/プミン/ml及び0.1 mm −(”H)d
CTP(4Chi/ミリモル)を含む60龍のトリス/ 100 mm−カコジ
ール酸(10m−KOHでPHを7.5ニ調整)に溶かした。次いで末端デゾキ
シヌクレオチゾル転移酵素(600単位/ ml)を加え、混合物を60℃にイ
ンキュベートした。30−50残基の長さのポリ(dO)尾部を添加した時(5
分間隔で1μ量のトリクロール酢酸による沈澱により決定され、約15分)反応
をフェノ」ル/クロロホルムによる抽出により停止し、核酸をエタノール沈澱で
回収した。この沈澱をエタノールで2回洗い、二回蒸溜水に溶かし一70°Cで
貯蔵した。
前に記載した様に(Craig等、1981 ) して調製した高純度に精製し
た多重コイルpAT153DNAを制限エンドヌクレアーゼPet Iで消化し
次いで、50μg/ml!DNAが存在すること以外本質的に上述した様にして
ポリ(dG)1.と尾部づけした。(3H″]dGTP (1,7Ci/mM)
を放射能ラベルしたデシキシヌクレオチド燐乍塩としてdCTPと置換し、末端
デゾキシヌクレオチジル転移酵素が最終濃度として800単位/ ml存在した
。ポリ(aa)−尾部づげしたcDNAとボIJ (dG)−尾部づけしたpA
T i 53DNAは次いで夫々最終濃度として0.4μg /ml及び4μg
/ mになるようにQ、4mAのポリプロピレン製の特衣昭5L501121
(5)
スナップキャツノチューブの中で2 Q Q mM−NaCl及び1mmEDT
Aを含むpH7,6の10 mM −トリス/HCt中テアニールした。混合物
を70°Cで60分間水浴中で加熱し、水浴のスイッチを切り、この雑種形成(
バイブリド)した混合物を一夜室温迄冷却した。形質転換に使用したポ!J (
(IC)−尾部づけしたc DNAの量は10から20 ngの間で変化した。
生じたキメラプラスミドDNAを次いで、他に記載した方法(Clraig等、
1981 )を用い英国遺伝子操作諮問グループ(the Br1tish G
enetic ManipulationAdvisory Group )が
決定したガイドラインに従って最適微生物基準によりKsch6richia
coli HBlQlHBlolrscA (Boyer、 HoW、& Ro
ulland −Dussoix。
D、J、Mol、Biol 41.459〜472.1969 )を形質転換さ
せるのに用いた。形質転換した細胞は12.5μμのテトラサイクリンを含むL
−ブロス中の1.5%(W/V)寒天上で選別した。個々のコロニーを次いで1
2.5μgのテトラサイクリン/ mlのみ又は100μgo)アンピシリン/
mlの入を含む新しい寒天平板培地上でレノリカ平板培養した。アンピシリン
感受性と入られるコロニーを選択し以下の実験に供した。
コロニー許過原位置(in 5itu Jハイブリダイゼーション、プラスミド
の成長と精製、正のハイブリダイゼーション−翻訳、個々のcDNA配列の精製
及び「ノーずン(Northern ) J転移技法を用いる個々のmRNA配
列のサイズ推定は他の文献に記載されている。
(Craig等、1981 ; Burditt、 L、J、Parker、
D、Clraig。
R,K、、 Getova、 T、及びCampbell、 P、N、Bioc
hem、 J。
194999−1006.1981. Hall等、1981参照)。シラスミ
ドのニック(N1ck ) )ランスレージョンはRigby。
P、W、J、、 Dieckman 、M、、 Rhodes、 C及びBer
g、 ”、+J、 Mol、 B111−、113.237−251.1977
に記載されている通りである。特に断わらない限り、すべての制限酵素分析は製
造メーカーの推せんするイオン条件を用いて行った。制限酵素処理プラスミドD
NAのサイズ分析は他の文献(Craig等、1981 )に記載されている平
床アガローズデル電気泳動により行った。
小麦胚芽無細胞蛋白合成系におけるmRNA一方向づけ無細胞蛋白合成及び抗体
沈澱法はOraig等(1976)により記載されている。SDS/ポリアクリ
ルアミドーケ8ル電気泳動分析はPa5cal1等(1981)により記載され
ている平板デルを用いて行なった。フロログラフィーは、ジメチルスルフォキサ
イドを氷酢酸で置換えた。
(Burckhardt、 J、 Te1ford、 J、& B1n5tic
l、 HoL、。
Nuc:heic Ac1ds Res、 6.2963 2971.1979
)以外は(Bonner、 W、M、& La5key、 R9A、、 Fu
r、J、Biochem、。
46、83−88.1974 )の方法に従った。
甲状軟骨の骨髄癌腫から分離した全ヒトポリ(A)含有RNAを小麦胚芽無細胞
蛋白合成系に加え、生じた(35S)メチオニンラベルした蛋白質をSDS/ポ
リアクリルアミドデル電気泳動と70ログラフイーにより分析した。その結果(
第1図a)は分子量60000迄の蛋白質スペクトラムが合成されたことを示し
ている。
最も顕著なことは、推定分子量2100の蛋白質がヒトカルシトニンに対してた
てられた抗血清で沈澱し得ることが証明されたことである。此の蛋白質に加えて
、推定分子量19500.18000及び15000の量の少いペゾチドも又カ
ルシトニン特異性抗血清で沈澱された。此等は小麦胚芽無細胞抽出物(Pa5c
al1等1981参照)中に存在する翻訳後の加工活性により部分的に加工され
たカルシトニン前駆体ポリ蛋白であると信じられる。別法として、此等は、それ
ぞれカルシトニンのアミノ酸配列を含む異なったポIJ inを暗号づける多重
ポ’) (A)−含有種の翻訳から生ずるであろう。
此等の相違は蛋白合成にとって次善であるMg2+の濃度において特に明らかで
ある。この様にして1.5mM−Mg 2+においては、主要なポリペプチドは
分子量i aoooのカルシトニン前駆体ポリ蛋白の形のものであり、一方蛋白
合成の最適条件である2、5 mm −Mg2+においては、分子量21000
のカルシトニン前駆体ポリ蛋白の形のものが主要であった(第1図す参照)。
重要でないMg 2+の濃度でも主要なポリペプチドはヒトカルシトニンに対し
てあげられた抗血清で沈澱し得る状態にとどまっていた。(第1図C)。
全体として、組織の起源及びmRNA一方向づけの無細胞蛋白合成の主要生産物
としてヒトカルシトニン抗血清で免役沈澱し得るポリペプチドの同定に基づいて
、本発明者はヒト甲状軟骨骨髄癌腫組織に存在する豊富なポー!J (A)−含
有RNA種がカルシトニン前、躯体ポリ蛋白(複数)の合成を方向づけると結論
する。
甲状軟骨のヒト骨髄癌腫から分離した全ボIJ (A) −含有RNAを用いる
組み換えcDNAプラスミドの構築すべての操作は第6図に概説した全体の方策
を用いる方法の部に特に述べられているものを除いて、ヒト及びモルモットミル
ク蛋白cDNA配列を含む組み換えプラスミドの構築のため概説された方法(C
raig等、1981;Ha]1等1981参照)K従った。
簡単に云えば、甲状軟骨のヒト骨髄癌腫から分離された全ポリ(ロ)−含有RN
A群を代表するc DNA をAMV逆転写酵素を用いて合成した。アガローズ
ゲル電気泳動を用いるサイズ分析によれば、合成されたcDNAの大きさは50
0から1500ヌクレオチドの長さの範囲のサイズであることを示している。こ
れを、虹ハ逆転写酵素を用い、次いで生じたヘアーピノループのS、ヌクレアー
ゼによる切断により二本鎖型に変換した。この群を次いで調製アガロ−ズブルミ
気泳動によりサイズ分けし、600から2500ヌクレオチドの長さの範囲の此
等の配列をゲルから溶出させ、それ等の3′−ヒドロキシル末端tウシ胸腺末端
デゾキンヌクレオチジル転移酵素を用いてボ!J (dC)50 で伸張した。
此の群を次いであらかじめろ′−ヒドロキシル末端をポ、す(dG)、2で伸張
したPstI−制限酵素処理pAT 153 DNAでアニールした。
生じたキメラ状分子を最適微生物実験基準の条件下でrecA−株のLcoli
HB 101の形質転換に使用した。形質転換物をテトラサイクリ/を含むし
一寒天平板上で選別し、次いで組み換えシラスミドを含むコロニーをアノピンリ
ンのみ又はテトラサイクリンのみを含むL−寒天上にレプリカ(複製)平板培養
した。全体で、20 ng の二本鎖の尾部づけしたc DNAを用いた単独形
質転換はアノピシリン感受性を失った107のコロニーを生じた、従ってこれ等
はpA、T 15ろのPstI部位に挿入されたc DNA配列を含むものと推
定した。
無細胞蛋白合成の研究から、甲状軟骨のヒト骨髄癌腫のポリ囚−含有RNA群は
、カルシトニン前駆体ポリ蛋白(複数)の合成を方向づける豊富なm RNA群
を含んでいることが明らかになった。従って、ヒト骨髄癌腫からの全塩基切断3
2p−ラペルボIJ (A) −含有RNAは原位置ハイブリダイゼーション法
を用いる。前記の方法で此等のコロニーがカルシトニン前躯体ポリ蛋白cDNA
配列c DNA配列(方法の部参照)を最もたしかに含むであろうことを確認す
るために使用された。すべてのアノピシリン感受1コロニーはこの方法で選別し
、17(16%)が基準に対して顕著なハイブリダイゼーションを示した。此等
のうち、11を選択し液体培養中で生育させ、プラス8
ミドDNAを分離した、そして附加的DNA配列の存在は制限エンドヌクレアー
ゼPst Iによる分解、次いでアガローズケ9ル電気泳動により決定した。こ
のことは1つを除いてすべて親プラスミドpA 15ろと比較して附加的なりN
Aを含んでいることを確認した。
2つのシラスミドph’r −B 3とph’I’ −86の詳細な特徴づけを
記載する。
制限エンドヌクレアーゼPstIでの消化によるc DNA の切断の後でアガ
ローズケゞル電気泳動による挿入cDNA配列のサイズ分析によりph’I’−
B3 とph’r−B6は590及び490塩基対の挿入配列を含むことが分っ
た(第2図A)。
それぞれのシラスミドに存在する暗号づけ配列の同定はDBM−ペーパーフィル
ター上に固定化した部分的に制限酵素処理により変性したプラスミドDNAへの
、きひしい条件下でハイブリダイゼーションにより分離したmRNAの小麦胚芽
無細胞翻訳のSDS /ポリアクリルアミドゲル電気泳動により行った( Cr
aig等198等径981参照は両シラスミドが豊富なガルシトニン前駆体蛋白
の合成を方向づける骨髄甲状軟骨癌腫m RNA種に対して相補的DNA配列を
含むことを示した(第28図)。それぞれの例において、無細胞蛋白合成は2.
5 m、M −Mg ”+の存在下で行われたけれども、分子量21000及び
18000のカルシトニン前駆体ポリ蛋白型は両者とも存在し19
た。これに続(種々の制限エンドヌクレアーゼを用いる此等の配列のマンピッグ
(第2図C)は両者の組み換えプラスミド共共通のcDNA配列を含んでいるが
phT −B 3ば共通断片の一端に附加的な配列を含み、phT −B 6は
他の端に附加的配列を含んでいることを示した。特徴づけられた組み換え体中の
カルノトニ/前駆体ポリ蛋白m RNA配列の割合をめるため、mT(NAOサ
イズを、水平アガロ−ズブルミ気泳動によるグリオキサ゛−ル処理ボIJ (A
)−含有RNAの分離後(McMasta、 G、に、&Ua、m1chael
、 ()、G、PToc、Natl ACad。
Sci、USA、74.4835−4838.1977 )RNAブロンティン
グ技法(Alwine、 J 、C,Kemp、 D、J 、&5tark、、
G、R,Proc Natl Acad、Sci、USA 74 、5350−
5354.1977)を用いて推定した(第6図)。
これはヒトカルシトニン前、躯体ポリ蛋白m RN Aは1000土100ヌク
レオチドの長さであることを示した。この様にしてph’r −Bろ及びph’
r −B 6に挿入されたc DNA配列は全体としてm RNA配列の60〜
65%を代表した。非ポリアデニル化ヒト甲状軟骨骨髄癌腫RNAの並行した分
析は同一の長さのカルシトニン前駆体ポリ蛋白mRNAの存在をも明らかにした
が又低分子量のかげ離れたバンドを明らかにした、これは部分的に分解したm
RNAか又ははっきりしたカルシトニ/配列と共通の配列を含むかけ離れた低分
子量のmRNA種かのいずれかである(第20 特表昭58−501121(7
)4図)。カルシトニン前駆体ポリ蛋白m RNAは実施した条件下では臨月胎
盤組織、T−47D細胞又は乳房起源のヒト細胞系から分離した全ボIJ (A
)−含有RNA中には検出出来る量存在しなかった(第6図参第1図 免疫沈澱
及びSDS /ポリアクリルアミドゲル電気泳動により判定したヒトカルシトニ
ン前駆体ポリ蛋白の無細胞蛋白合成を方向づけるmRNA。
冷凍したヒト甲状軟骨骨髄癌腫組織(4g)から分離した全ポリ(ロ)−含有R
NA (0,2μg /分析) (Hal、1等、Nature (Londo
n) 277 、54−56 、1979参照)を小麦胚芽無細胞蛋白合成系に
加え、生じたC 35 s 〕メチオニンをラベルした蛋白質をSDS /ポリ
アクリルアミドケゞル電気泳動で分離しついでフロログラフィーを用いて視覚化
した(前記材料と方法参照)。
(5)レー/(1)添力[1mRNAなし;レーン(ii)、ヒト甲状軟骨骨髄
癌腫ポリ(A)−含有RNA ;レーア(iii)、レーア (ii)と同様で
あるが蛋白質を合成ヒトカル/トニノに対してあげられた抗血清を用いて沈・澱
させた。(B)レーン(1)(ロ)、(V)及び(vl、それぞれ1.5.2.
0.2.25及び2.5mMのMg 2+ 濃度で翻訳されたヒト甲状軟骨骨髄
癌腫ポリ(4)−含有RNA、v −y (ii)、(1v)、(vi)、(v
l)及び(viii)、それぞれ1,5.20口、2.25及び2.5mMのM
g2+ 濃度におけるRNA添力■なし。(C)レーン(1)及び(ロ)、それ
ぞれ1.5及び2.5 mMのMg2+濃度で翻訳されたヒト甲状軟骨骨髄癌腫
ポリ(A)含有RNA ;レーン(ii)及びOV)、それぞれレーン(1)及
び(iii)と同様であるが合成セトカル/トニンに対してあげられた抗血清を
用いて蛋白を沈澱させた。矢印は次の既知分子量のクーマツノーブルーで染めた
マーカー蛋白の比移動度を示す(Weber等197等径972参照セルアルデ
ヒド−6−燐酸塩デヒドロゲナーゼ(ろ6000); トリプンン(2ろ300
);及びリゾチーム(14ろ09)。
第2図 ヒトカルシトニン前駆体ポリ蛋白c DNA配列を含むプラスミドの特
徴づけ。
(ト)挿入c DNA配列のサイズ分析。プラスミドDNAす/プル(0,25
μg)を制限エンドヌクレアーゼで分解し、次いで前記(Ha11等1981参
照)の通り1.6%(V■)のアガローズデル上で電気泳動した。既知サイズの
DNA断片(5utcliffe、J、()、 (1978a ) ColdS
pring Harb Symp Qua−nt Birl、4ろ、77−90
;5utc1.1ffe、J 、G、 (1978b ) NucLeic A
c1ds Res。
5.2721−2728)はpBRろ22 DNAσ) AIUI分解及びpA
T 153 DNA 0)Hae m分解により作られた。
レーン(A)、 910、659、655、521 、40 ろ、281.25
7及び226塩基対のAlu I マーカー;レーン(b)、Pst 1により
分解されたpAT i 5 り DNA ;レー/(C)、Pst Iにより分
解されたphT −B 3 DNA ;レーン(d、)、Pstlにより分解さ
れたptiT −B 6 DNA ;レーン(e) 587.458.4ろ4、
ろろ9.26ノ、234及び216塩基対のHa−e m 7−カー。(B)正
の/%イブリダイゼー7ヨン翻訳。DBM−ペーパー上に固定化された部分的に
制限され、変性した組み換えDNAへのハイプリダイゼ−7ヨンにより分離され
た配列特異的なボIJ (A)含有FtNAを小麦胚芽無細胞系に加え[””S
:]メチオニンでラベルした無細胞翻訳生産物をSDS /ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動で分離し次いでフロログラフィーで視覚化した。レーン(a)、添
m RNAなし;レーン(b)全ヒト甲状軟骨骨髄癌腫ポ1,1 (A)含有R
NA;レーン(c)、(d)及び(e)、それぞれシラスミドI)AT 153
。
phT −B 3及びphT−B 6へのノ・イブリダイゼーションにより分離
されたポリ(〜含有RNAo矢印は第1図に関して記載したマーカー蛋白の相対
位置を表す、然しそれに加えてチトクローム−C(11700)を含んでいる。
(C)組み換えプラスミドphT −B 5とph、T−B6中の挿入cDNA
配列の制限エツトヌクレアーゼの比較マツプ。
第6図 ヒトカルシトニン前駆体ポリ蛋白mRNAのサイズ推定。RNAサンプ
ルをグリオキサールで処理し、次いで1・5%(w/v)アガローズケゞル上の
別々σ)みぞに装填し、電気泳動を行い前記の通り(Craig等、1981
) DBM−ペーパー上にプロットした。ヒトカルシトニン前駆体ポリ蛋白mR
NA配列(矢印)σ)位置は32pでラベルした、ニック(Nick))ランス
レーノヨンしだphT −83プラスミドDNAハイブリダイゼ−7ヨ/プロー
ブ(探査子) (5,6x 107c、p、m、/dg)にハイブリダイゼーシ
ョンすることにより決定した。レーア(i)T −47Dポリ囚含有RNA(1
μg)tレーン(11)ヒト胎盤ポリ囚含有RNA(1μg)、レーン(iii
)全ヒト甲状軟骨骨髄癌腫RNA(4oμgLレーノ(1v)、非ポリアデニル
化ヒト甲状軟骨骨髄癌@RNA(4oμgL レーア(V)ヒト甲状軟骨骨髄癌
腫全ボIJ (A)含有RNA(iμg)。
サイズ推定はグリオキず−ル処理直線1)BR322DNA(4362塩基)、
先細赤血球185 RNA (2060塩基)、pBR3,22DNAのBam
HI/Ps t I分解物(3237及び1125塩基)及びE、coli t
RIJA (80塩基)の移動度との直接比較により決定した。
上記した通り、第4図はヒトカル/トニン前駆体ポリ蛋白の構造遺伝子のヌクレ
オチド配列及びそれが暗号づけるアミノ酸を示している。1−32と標識されて
いるアミノ酸はヒトカルシトニンの既知アミノ酸配列に相当する。
m−1から一66迄のアミノ酸配列は既知の陽性のNl2−末端側面ペゾチドを
弄し、+1から+25迄のアミノ酸配列は陽性のカルホキフル末端側面ペプチド
を表している。矢印は隣接するDNA配列はしごから推論されるヌクレオチド配
列の領域を明確にしている。
箱に囲んだアミノ酸(−2及び−1;+1から+4迄)は生体内蛋白分解過程の
ために予期される部位を示している。(5einer D、F、、 Quinn
、 P、S、Cha−n、s、J 、MarshJ、and Tajer H,
s、、Ann、N、Y、Acad、Sc+、34 ろ、 1−16.1980)
。グリシン残基(+1)、(以下に記載する表現ベクターの構築において重要な
考慮が払われる)は生体内で隣接するカルボキシル末端アミノ酸のアミデージョ
ンのだめの加工中に要求される( Kreil、 G、5uchanek、 G
、and Kindes −Mngge、 I 、、 Fedn 。
Proc、66.2081−20’86.1977 >。この様にしてヒトカル
シトニン中でグリシン+1はカルボキシル末端ゾロリ/残基(32)(これは生
物学的活性に要求される特性である)のアミデーショ/のために必要とされる。
第5図は、Maxam A、M、and G11bert W、、 Proc、
Natn。
化学的切断法を用いて行ったヌクレオチドの配列方策を明確にしたものである。
第6図は全体としてのクロー二/グ方策を描いたものである。そこで次にpc’
rろ7と指示された表現ベクターを用いる生産法を、融合蛋白の生産のためのプ
ラスミドphT −Bろから誘導されたヒトカルシトニン配列と組み合せて、又
ヒトカルシトニン又はカルボキシ末端に附加的グリシン残基金持つヒトカルシト
ニンのそえ等からの生産の記述を以下に行う。
トリプトファンプロモータ及びTRPE遺伝子の分離近年トリプトノア/オペロ
ンは高い関心のある主題5
である。その結果、5つの構造遺伝子の完全なヌクレオチド配列及びそのコント
ロール領域の解明が行われた( CoYanofsky等Nucle1c Ac
1ds Res 9+ 6647−6668.1981 )。コントロール領域
と構造遺伝子の部分は外来遺伝子の表現のためのベクターを構築するため((も
使用される( B、E、Enger−Valk等、Gene9 + 69−85
+ 1980 ; W、Tacon、N、Ca5ey andJ、S、Emt
age、Mo1ec、Oen、Genet、 177 427−438+198
0 ; R,A、Hallewell and J、S、Emtage、Gen
e 9 +27−47.1980 )。初期の研究は又コントロール領域と完全
なtrp E遺伝子が三5700塩基対のHind■断片上のE、colj 染
色体から分離し得ることを明らかにした( A、S、Hop klns、N、E
、Murray and W、J。
Brammar J、Mo1.Biol、 107 、549−569 。
1976 ) E、coli オペロンも又ファージφ80及びλのtrp形質
導入株のDNAから分離されている( B、E。
Enger−Valk 等上記引用文中)。
他の方法として、コントロール領域とtrp E遺伝子はコスミド(cosmi
d ) ベクターと生体外パンケージノブを用いても分離出来る。(B、 Ho
hn and K、Murray。
Proc、Natl、Acad、Sci、USA 74 、3259−3262
゜1977 ; Co11ins、J、and Hohn、B、、 Proc、
Natl、Acad。
SC1,USA 75 、−4242−4246 、1978 )この様にして
、E coll 染色体DNA f Sau 3 Aで部分的に分解し、生じた
断片をあらかじめBam HI で完全になる部分解しである1 0.5kb
のコスミド3030とりガーゼでつないだ。コスミド60ろ0はBam HIの
だめの特異な部位を含み、アノビアリンに対する耐性を与える。リガーゼ処理の
後で、混合物を生体外でパッケージし、E、coli K 12のtrp E株
を感染させるために使用した。組換え体をアノビアリンを含むL−寒天平板上で
選別し、これから、それ等をアンピシリンを補給したMg塩、グルコーズ、力ず
ミノ酸ミニマル寒天平板上にレプリカ培養した。組み換え体はこの様に選択され
そのトリプトファン欠落中でも生育する能力によりtrpE−株を補う。数種の
組み換え体が同定され、プラスミドDNAが分離され、そして制限酵素分析によ
り特徴づけられた。30ろQ / trpと指示され、Hxndmによる分解で
の5700塩基対断片を生産する1つのコスミドを将来の使用のため選別した。
コスミド60ろ0/ trpをHind III で分解し、断片をアガローズ
ゲル電気泳動で分離し、5700塩基対の断片をゲル状ソリ力から回収した。最
後に、この5700塩基対の断片を、プラスミドpt、rp E5700 k生
産するためK I)AT 15ろのHind Ill 部位にクロー/トリシト
ファンプロモーター含有断片の部分の図示を第7図にあげる。この図から、完全
な: l; 、。
ンプロモーターーオペレーター複合体が、もしDNAか可能な部位の約50%が
切断されている様な条件下で分解されるならば、264塩基対(bp)のTaq
(制限断片上に分離できることがみられる。
この様にして10μgのptrp E570.OをPH8,4の10II!M)
リス−HC1,1Q QmMNaCJ、6 mM Mg(J2及び6β−メルカ
7’トエタノール中でTaq I 4単位と共に65°Cで20分間インキュベ
ートした。インキュベートヨ/の後、反応混液を7エノールで抽出し、エタノー
ルで沈澱させ、水に溶解させ、そして5%ポリアクリルアミドrル上で電気泳動
した。電気泳動後、デルを臭化エチジウムで染色し、234 bpのDNAバン
ドをケゝルから切り取りDNAを回収した( A、M、Maxann andW
、G11bert、 Proc Natl、Acad、Sci、USA 74
、560−564.1977)。
このDNA断片を次いでシラスミドI)AT 153のClal部位に挿入した
( Twigg and 5herratt、 Nature283.216.
1980>。10μg&)pAT 153をC1a Iで完全に分解し、5′−
燐酸基を、PH8の10mM )リスーHC1中で0.5単位のウシ腸アルカリ
フォスファターゼと67°C1時間インキュベートして除いた。
この過程は挿入したDNA断片の不在下でプラスミy75s再環状化することを
防ぐものである。IGOng の上記処理I)AT 15 !l f:、p[(
7,6の5 QmM )リス−H(J、10m*のMg(J2.20+nMのジ
チオスレイトール1−のATp及び20単位のT4DNAIJガーゼを含む反応
系中で5 ngの234 bp DNAと15℃で4時間でリガーゼでつないた
。リガーゼでつないだDNAを次いで標準的な技法(、Hershfield、
V、等Proc、Natl’、Acad、Sci。
USA71.3455−3459.1974)Kより受容能力あるE coli
K −12HB 101株(Boyer。
H,W、and Ftoullard−Dussoix、D、、 J、Mo1.
Biol−41゜459−472.1969)を形質転換させるために使用し、
そのバクテリアを100μg7威アンピンリ/を含有するL−寒天平板上に平板
培養した。数種のアン−シリ/抵抗性コロニーを選別し、シラスミドDNAを調
製し、234 bp 断片の存在を制限分析により確認した。
生じたプラスミド、指定されたI)CT 12 、は第8図に示す構造を持って
いる。Trq断片のCla部位への挿入はtrpプロモーターから下流の末端に
おけるC1a I部位を改善することが指摘された。
pc’r 12の改変
pc’r 12は更に下記の様にしてI)CT 28とI)CT 29を生産す
るため改変された。2μgのI)CT 12をHindmで完全に分解し、次い
で突き出たHinci m末端を除くため25 mM 酢酸ソーダを含む−4,
5の緩衝液、0、5 M Na(J及び1mM酢酸亜鉛中で60単位の3Iヌク
レアーゼと共に20℃で60分イ、ンキュペー卜した。
この反応をp[(7,6K上けて停止させ、混合物をフェノール/クロロホルム
(1:j)で抽出した。DNA ヲエタノール沈澱により濃縮し、す7ゾルを上
記の通りT4DNAリガーゼと共にインキュベートし、次いでEcoli K
12 HB、1.01株の形質転換のために使用した。
数種のアンビンリン耐性コロニーを選別し、プラスミドDNAを調製し、制限分
析によりHind m 部位のないことを確認した。生じたプラスミド、1)C
T 28と指定された、は第8図に示す構造を有する。pCT 28は更に改変
された。2μg のEcoRIで分解したpc’r 28をpH7,6,05[
]mM)リスHC1,10mM MgCf2.10mMβ’ l ” カフ’
) エタ/ −#、0.2 mM dATP 及び0.2mMTTPを含む反応
系中で4単位のE、coli DNAポリメラーゼと共にインキュベートした。
インキュベーション後、混合物をフェノール、クロロフォルムで抽出し次いでエ
タノール沈澱させた。
この処理は、Bc oR工部位の5′突出末端に相補的な4つのヌクレオチドを
入れこむ;□
0.6μg の上記処理pCT 28を60ピコモルの5′−フオスフオリル化
合成オリゴヌクレオチドpccAAGcTTGI)の存在下で10μ1T4DN
AIJガーゼ緩衝液中で2500で16時間処理した。
混合物を次いで反応を停止するために70’Cで10分間加熱しリンカ−をHi
ndmで分解して切断した。そして今Hindm末端を持つ直線上DNAをアガ
ローズデル上の電気泳動によりリンカ−から分離し、これから引ぎ続いて電気溶
出により回収しエタノール沈澱により濃縮した。リガーゼ処理のあとEcoli
K−12HB 101株の形質転換、プラスミドDNAの分離、Hlnd m
及びECOR工部位によるプラスミドの同定、pc’r 29と指定されたプラ
スミドの生産が引き続いた。
TRPFI遺伝子をクローンするI)CT 29の調製pCT 29 (第9図
)はE、coli のトリプトファンプロモーターオペレーター領域及びプロモ
ーター領域θ)下流の酵素C1a l 、Hind m及びEc o RIの特
異な制限部位も含んでいる。
此等部位の2つ、C1a I及びHind m部位はtrp E遺伝子を挿入す
るために使用された。
5 μgのpCT 29をC1a lで切断し、5′−突出末端を上記の通りd
cTP及びdGTPの存在下でE coli DNAポリメラーゼを用いて挿入
した。ポリメラーゼ反応混合物をフェノール次いでクロロホルムで抽出し、DN
Aを最終的にエタノールで沈澱させた。挿入したDNAを次いでHind mで
分解し、生じた断片をアガローズrル電気泳動で分離した。最大の断片を最初に
臭化エチジウムで染色し、紫外線でDNAの位置を決め、関ノBの部分をゲルか
ら切りとることにより分離した。DNAを、電気溶出とエタノール沈澱による濃
縮((より回収した。
TRP Fi遺伝子の分離
trp E遺伝子はシラスミドptrpE5.。。上に存在する、その1部は第
10図に示されてし・る。然しなから、上記の通りptrpE5700はtrp
減衰部(attenuator )も含んでいるtrp減衰部からの転写のコン
トロールに関係する領域は以下の通りである。
この減衰部の領域を除くため5μgのptrp E5700をHpaで分解し次
いでヌクレアーゼBAL 31で処理した。
このヌクレアーゼは非常に特異的ヌクレアーゼで末端からDNA断片を短縮する
ために使用出来る。更に、その作用は平滑末端分子を作り出す。5μgのHpa
1分解ptrp [5700を0.6MのNaCf、12mMMgC12、p
H8の20mMのトリス−H(4,1mMのEDTA中で1.5単位のBAL
3 iヌクレアーゼと共に60°Cで1.5分処理した。次いで混合物をフェノ
ール抽出、クロロホルム抽出及エタノール沈澱した。この処理によりDNA断片
のそれぞれの末端から150−250bpを除去し、それによりほとんどの分子
から減衰部領域(、これはHpa 1部位から150 bpであるから)を除去
することになる。上記の処理を行ったDNA断片をHind llで完全に分解
し、次いでアガローズゲル電気泳動で分離した。
trp K遺伝子を含むDNAを最初に臭化エチジウムで染色、紫“外線でDN
Aの位置をきめ、1800−1850bp範囲のサイズのDNAをゲルから切り
取ることにより分離した。このDNAは電気溶出及びエタノール沈澱による濃縮
によりゲル断片から回収した。
TRP E遺伝子のpcT 29への挿入上記の様にして分離したtrp E断
片は上記の様にして改変したpCT 29に挿入し得る。第10図はりガーゼ処
理反応を図示している。0.2μgの改変pcT 29と80 ngのtrp
E断片をpH7,6の5 mM トリス、10mMのMg(J2.1mMのAT
P及び20 uMのジチオスレイトール中で100単位のT 4 DNAリガー
ゼと共に20″cで16時間インキュベートした。この混合物を次いで上記のE
i coli K12 HB101株を形質転換させるのに使用し、形質転換物
をアンピシリン含有り一寒天平板上で選別した。数種のアンピシリン耐性コロニ
ーヲ選別し、プラスミドDNAを分離し、制限分析により検査した。此の分析に
よりtrp E遺伝子の存在と又代(alternator )領域の損失を確
認した。此等の特徴をもつプラスミドの1つ、pOT 37と指定されているも
のをヒトカルシトニン遺伝子に関する其の後の仕事のために選択した。
カルシトニン及びカルシトニン−GLYのTRP Eとの融合第11図に概説し
た図はシラスミドphT −’B 3がら誘導したヒトカルシトニン配列を融合
蛋白を作るために上記の表現ベクターpOT 37と組み合せるために行う操作
段階を示している。最初の段階はカルシトニン配列の改変を含みそれにより、融
合蛋白中の最終的なアミノ酸がカルシトニン中の真正の末端アミノ酸に相当する
プロニンであるか又は更にグリシンが翻訳される。
此の構築の目的はカルシトニン生産にみられる最終的な加工に関係があり下記に
全体を記載する。
20μどのphT−B 3をpH7,5の6mMのトリス−HCf、<5 mM
のMgCl2.75 mMのβ−メルカプトエタノール及び2Q mM K(J
!中で10単位のBst NIと60分間60°Cでインキュベートスる。イン
キュベーションの後、反応物をpH6,0のNa−アセテート中で0.6Mとし
、フェノールで、次いでクロロホルムで抽出しエタノール沈澱で濃縮する。沈澱
したDNAを70%エタノールで洗い、真空中で乾燥し、20μmの水に再溶%
する(第11図段階I)。Bst NIはカルシトニン配列を32位置のゾロリ
ンにおいてのみ切りその様にして非−暗号つけ鎖中のT残基は除去される。この
T残基は次の段階(11)でまた添加される。10μgのBst N工切断ph
T −B 3をpi(7,6の50 mM トリス−HCJ、10mMMgC4
゜1QmMβ−メルカゾトエタノール、0.2 mM dcTP 。
0.2 mM dTTP及び6単位のクレナ・つ(Klenow )酵素(DN
A−ポリメラーゼ大断片)’ (BoehringerCorporation
、 (London ) Ltdにより供給)中でインキュベートした。イン
キュベーション後、 DNAを770%エタノール中で洗い、10μmの水に再
溶解した。
得られたDNAはこ\で平滑末端で他の平滑末端DNA分子とりガーゼでつなぐ
ことが出来る。このDNA ’g第11図のA又はBと指定された別々の2つの
合成オリゴヌクレオチドとりガーゼでつないだ(共有結合)
A : TAGGATCICTA
ATCCTAGGAT
B : GGTTGATCAACIC
C!0AAOTAGTTGG
この様にして、2.5μgのphT −B 3由来のDNA断片を別別に40
ngのオリゴヌクレオチドA又はBと共に、pH7,5の 6 0 mM )
リ ス − HCl、 、8 mM Hg(J2 、i Q mMβ−メルカプ
トエタノール、1mM ATP及び1.5μIT4DNAリガーゼ(New E
nglana Biolabs oット17)中で24時間16℃でインキュベ
ートした。リガーゼ活性は温度を5分間70℃に上げることにより破壊し、DN
Aをエタノール沈澱させ、70%エタノール中で洗い、真空中で乾燥し、10μ
mの水に再溶解した。
1μm0両DNAサンプル(即ちオリゴヌクレオチドA又はBにリガーゼでつな
いだ)は、連結重合Concatθmerigationによるサイズの増力口
の証明と臭化エチジウムによるアガローズデルの染色による視覚化これに次ぐ電
気泳動によるサイズ分別によりリガーゼ処理の効率を分析した。この2つのりガ
ーゼ反応サンルート(即ちA又はB)のスタートを表わすことを注意。
以下の実験の記述は両方のシリーズの構築(C適用される。
残ったプラスミドDNA (9μl)をセファデックスG−50クロマトグラフ
イーにより未反応のオリゴヌクレオチドから分離し、エタノール沈澱により濃縮
した。
DNA を 50 μl の 6 mM ) リ ス − HC,ρ1、 5
0 mM Na(J 、6 mM Mgc、i:2、t5 mMβ−メルカプト
エタノール中に再溶解し、67°Cで1時間放置後すべてのSau 3部位が完
全に切断されることを保障するため過剰のSau 3 Aを加えた。リンカ−オ
リゴヌクレオチドはSau 3 A認識配列5’ GATC! 3’を含み、B
gl 1部位5’ AGATCT 3’は又Sau 3 A部位である従ってS
au 5 A+解の後で、カルシトニン配列は約110塩基対の長さく正確な長
さはオリゴヌクレオチドA又はBを使用することにより1つのヌクレオチドだけ
異なっている)のDNA断片中に存在する。此等の断片を上記(第11図段階t
v )の通りポリアクリルアミドケ゛ル電気泳動(PAGE )により分離し、
次いでエタノール沈澱し、水(10μm)に溶解した。ベクター表現プラスミド
I)CT 37 (上に詳述)を以下の通りBgl 1部位へのすF?−ジョン
のために調製した。10μgのpOT 37を6−ドリスーH(J、5 Q m
M Na(J、6mM MgC4,6mMβ−メルカプトエタノール及び10単
位のBgl l中に37℃で60分間インキュ、ベートした。直線化したDNA
を3.5mlに稀釈し、pH6,0の酢酸ソーダ中に0.3 M濃度とする。5
′燐酸基を6単位のウシ腸アルカリフォスファターゼ(CIAP )の添加で6
0°0160分のインキュベーションで除き、その後頁に6単位のCIAPを加
えて更に60分間インキュベートした。
フオスファターセ活性は1フエノール、2フェノール−クロロホルム、6クロロ
ホルム抽出で破壊し、その後DNAをエタノール沈澱し、水(10μm)に再溶
解した。段階v1で、カルシトニン含有断片を以下の通りpc’r 3 ’70
Bg11部位にリガーゼでつないだ。0.1μgの3g1…で直線化しC工AP
処理したpcTj7を約2ngのカルシトニン含有断片とpH7,5の60 m
M )リス−HCf、8mM MgCf2.10mMβ−メルカプトエタノール
、i mM ATP及び0.2μ1T4DNAリガーゼ(NewEngland
Bio1absiット17)と共に16時間16°Gでインキュベートした。
DNAは次いで標準的な方法(Method in Finzymology
、 Vil 68、pp 326−661参照〕を用いて冷凍した受容力のある
E coliHBIOI株を形質転換するのに使用し、アンピシリン耐性の形質
転換物を100μg/mlアンピシリン含有り一寒天平板上で選別した。Bgl
■部位に正しい方向にカルシトニン配列を持つプラスミドを含むクローンを同
定し、Maxam、 A及びG11bert、W Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 74.560(1977)の方法を用いてDNA配列法
により構造を確認した。この段階において、カルシトニンDNA翻訳読みとり枠
はtrp Fi遺遺伝耽読取り枠を持つ相の相外であり、もしこの読みとり枠が
リポソームにより使われるならば、停止コードン(TAA ) &Z trp
E遺伝子の322のアミノ酸の後に遭遇する。この様に、trp E遺伝子生産
物の過剰生産を指向する親表現ベクターpOT 37と対照的に、これ等の構造
は626アミノ酸の長さの(即ち約35にダルトン分子量)新規な切断された蛋
白質の過剰生産を指向するものと期待される。
この様な新規な蛋白質は此等のプラスミドを抱いているF;、C01iにより実
際に生産され、そしてこれは適当な誘導条件下でのみおこり、第12図に図示さ
れている(下記参照)。この様に望!しいtrp B−カルシトニン(又はカル
シトニン−gly )融合蛋白の過剰生産を指向するシラスミドの構築の最終段
階はtrp E遺伝子と同じ翻訳読み取り枠の中えのカルシトニン配列が取りこ
1れることを要求する。これは6n+2ヌクレオチドをtrp B配列とカルシ
トニン配列(即ち改造した特異なりgl 11部位において)の融合接点に加え
ることによって達成される。
合成8倍体
5’GAT(!0OGG
GGCOOTAG は正しい長さ
く8=3X2+2)であり、Bgl 1部位えのりr−シヨにとって適当な5′
張出しを持って居り、加えて融合接点において酵素Smaのため新しいユニーク
な制限部位(5’ cccGGG 3’ )を造り出すので、適当である。この
様にしてプラスミド(10μg)を6mMトリス−HCl、50 mM NaC
f、6mMβ−メルカプトエタノール、6DIM MgCf2中で10単位のB
gl lとインキュベートし、上記の通り、CIAPを用いて直線上分子から燐
酸基を除去した。フェノール抽出とエタノール沈澱に続い℃、0.1μgの直#
! DNAを10倍モル過剰の合成オリゴヌクレオチド、
GATOCCGG
GGCCTAG とpH7,5の60INIMトリスーH(J、13 mM M
g(J2.1[1mMβ−メルカプトエタノール、i mM ATP及び0.2
μmのT4DNAリガーゼ中で16時間16℃でインキュベートした(第11
図の段階ix )。このリガーゼ処理した生産物を]lC,QOli HB10
1細胞の形質転換に使用し、アンピシリン耐性の形質転換されたクローンを10
0μg/mlのアンピシリン含有り一寒天平板上で分離した。これ等クローンの
プラスミドの大部分は融合接点に1コピ一以上の合成オリゴヌクレオチドを含ん
でいることが分った。2つの挿入されたリンカ−を持つプラスミド1μgを6吐
トリス−HCl、6 mM MgC22,6mMβ−メルカプトエタノール及び
20rnMKCJl中で10単位のSma I (ペーリンガ社(London
) Ltdより供給)とインキュベートすることにより直線化し、次いで非直
線化プラスミドからの直線上分子を精製し、DNAを再びT4DNAリガーゼで
つなぎ、更に第11図の下に示されている構造を持つHB101プラスミドえの
形質転換の手順に続いて分離した。図示した様に、DNA接点は今、カルシトニ
ン配列がtrp E配列を持つ相中にあるようなものであり、又その様なプラス
ミドは従って期待されるサイズ(約38にダルトン分子量、第12図参照)の新
規な融合蛋白の生産を示す。此等の構造の証明は次の方法で示きれる。この様に
して、プラスミドを抱かないE co1i細胞(即ち上記HB101細胞第12
図レーya)、pOT 37を抱くもの(レーンb及びC)又はその中に停止コ
ードンが626アミノ酸の後にみもれる上記構造を抱くもの(レーンd及びθ)
を67°Cで、その中でtrpプロモーターが誘導されないL−ブロス(レーン
a及びb)中、又は七の中で誘導されるM9−塩中(レーンc、eL、e、f、
g−R,A。
Hallewell and J、S、 Fmtage 1Gene 9.27
−47.1980も参照)で生育させ、遠心分離器で収穫した。
細胞をSDSサンプル緩衝液(Laemmli 、U、に、 Nature22
7.680.1970)に溶解した。もとの培養50μlに相当する蛋白質を1
2.5%(W/V )ポリアクリルアシドグ9ル上で電気泳動し、分離された蛋
白をクマシーブルーで染色して視覚化した。第12図からpcT 37はTrp
プロモーター誘導の条件下ではTrp B遺伝子を過剰生産する(矢印で示した
レーンC1−生育が非誘導条件であるレーンbと比較)ことが明らかである。こ
れと対比して、相外カルシトニン含有誘導体(レーンdは第11図に明確にした
Aタイプ末端を持ち、レーンeはBタイプ末端を持っている)では適当なサイズ
の新規な蛋白質が示されたように存在する。2つの構造がカルシトニン配列を相
中に含むところでは(レーンfはA−タイプ、レーンgはB−タイプ構造)期待
されたサイズの新規な蛋白質がみもれる。
カル7トニンペプチドの存在の細菌細胞ライゼート(溶解物)による同定は放射
線免疫分析により行った。
この分析は本質的にはS I Girgis等が記載した(J。
Endocrinol 73.372−382)様に行った。第16図に見られ
る様に、相外に挿入されたカルシトニン遺伝子を持つLcoliのライゼートか
らの稀釈は125 I−3ラベルしたヒトカルシトニンに匹敵することが出来な
かった。これに反し、相中に挿入されたカルシトニン遺伝子(A及びBとも)の
構造を持つE。
C01iから得られたライゼートは期待された方法(カルシトニン標準と比較す
る)で125ニー6ラベルヒトカルシトニンに匹敵した。このことは構築がヒト
カルシトニンの期待された抗原決定群を含む融合蛋白の合成をもたらしたことを
確認するものである。
ヒトカルシトニン配列をE、coliのtrp E遺伝子に相当量のtrp E
カルシトニン融合蛋白が生産される様に導入することの究極の目的はカルシトニ
ンペプチドを商業的に成り立つ方法で遊離させることにある。これは数個の可能
なルートにより達成されるであろう。
最初のステップとして、カルシトニンペプチドは融合蛋白から切り離されなけれ
ばならない。これは最初のシスティン残基がアルギニンにより先行されているの
で正しく融合接点を切断するトリジシン酵素の使用により達成きれる。カルシト
ニンはアルギニンを含1ないが18位置に1つのりシン残基を持ち、これも又ト
リジシン切断を受けやすい。このリジンは然しなから、シトラコニン無水物によ
り保護される。(5hine S 。
Fettes I 、Nancy C,Y、Lan 、Roberts、J、L
andBoxter、J、D Nature 285.456−461)この
方法で遊離したペプチドは真のカルシトニンと次の点だけで異なるだけである。
即ち真のカルシトニンにおいてはC−末端のアミノ酸はプロリン(あるいはプロ
リン−グリシン)であるよりむしろプロリンアミドである。遊離したペプチドを
真のカルシトニンに転換するのは酵母カルボキシペプチダーゼY (Bredd
am 、 TK、zWid−mar、F and Johanson、J、T、
CarlsbergRes、 Commun。
45.237−247及び361−367.1980)のC−末端修飾活性を使
用することにより可能である。
本発明に従い生産されたカルシトニンの生物学的使用から全く離れて、本発明に
よって可能となる、クローンしたヒトカルシトニンCDNAゾローブの入手出来
ることはヒトカルシトニン遺伝子構造と正常な甲状腺組織の表現の間、又家族性
及び散発性甲状軟骨骨髄癌腫の比較を可能にする。ゾローブは又カルシトニンの
正規外の合成(特に肺癌腫による)に関する分子機作の決定的な研究に使用出来
るし、一方CDNAプローブはリンクしたDNA多型性の研究に使用出来それに
より甲状腺の家族性及び散発性骨髄癌腫を区別する迅速で信頼出来る手段を提供
し、患者とその家族を不快で広汎でしばしば害のある調査から救う可能性が出て
くるのである。
浄膚 (I′二′9′″:二−プ2゛゛遣1・−゛日G、」
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旦、 i ii iii Iv v vi viiviiiQi ii iN
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ラ 2ニラFIG、2゜
RG、 3
3ff ltl”’ L P” 豐1し’IS% 轡゛°1手続補正書(方式)
詔・11うd 工 4 〕28 日
特許庁長官殿
1、′ド件の表示
2、発明の名称
じト(11シントニ゛)@五裳トボリi口vexし1云y3、補正をする者
−JX件との関係 持4.′「出頭人
工 名 (6,669) 浅 村 皓(1、・−≧−為。
5、補正命令の日付
昭和 58住 4 月 12日
8、補正の内容 別紙のとおり
国際調査報告
易?I・1nlll+1lllal^++ol喝caaon+io、pCT/G
B821002092第1頁の続き
C12R1/19 ) 6760−4B優先権主張 @1981年11月26日
■イギリス(GB)[有]8135738
@発 明 者 マツフィンタイヤ−・イアインイギリス国ロンドン・ダブツユ1
2オーエツチエス(番地なし)ハンマースミス・ホスピタル・ザ・ロイヤル・ポ
ストグラブユニイト・メディカル・スクール内
■出 願 人 マツフィンタイヤ−・イアインイギリス国ロンドン・ダブリユニ
2オーエツチエス(番地なし)ハンマースミス・ホスピタル・ザ・ロイヤル・ポ
ストグラブユニイト・メディカル・スクール内
Claims (1)
- 1. ヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るペプチドを暗号づける構造遺伝 子であって、このポリペプチドがヒトカルシトニンを生産するように加工出来る ことを特徴とする、上記構造遺伝子。 2、 ポリペプチドがホスト蛋白質と、ヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成 るペプチドより成る融合蛋白質である、請求の範囲第1項記載の構造遺伝子。 6、 ポリペプチドがヒトカルシトニン前駆体ポリ蛋白より成る、請求の範囲第 1項記載の構造遺伝子。 4、請求の範囲第1項から第6項のいずれか1項に記載の構造遺伝子を含むDN A転移ベクター。 5、以下のアミノ酸配列含むポリペプチドを暗号づケル挿入(ポリ)ヌクレオチ ド断片を持つ、請求の範囲第4項記載のDNA転移ベクターニー−cy 5−g ly−as n−1eu−s e r −thr−cys−me t−1e u −gly−thr−−tyr−thr −gIn−a 5p−phe −a C n−1ys −phe−hi 5−thr−phe −−pro −61n−t hr−ala−ile−gly−val−g、1y−ala−pro −。 6、 以下のアミノ酸配列を6含むポリペプチドを暗号づける挿入(ポリ)ヌク レオチド断片を持つ、請求の範囲第4項記載のDNA転移ベクター:7 ヒトカ ルシトニンを生産する様に加工し得るヒトカルシトニンのアミノ酸配列を含むポ リペプチド。 8、 ヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るペプチドと組み合せたホスト蛋 白?含む融合蛋白より成る、請求の範囲第7項記載のポリペプチド。 9 ヒトカルシトニン前駆体のアミノ酸配列より成る、請求の範囲第7項記載の ポリペプチド。 10、 (i) ヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るポリペプチドを暗号 づける遺伝子をDNA転移ベクターに挿入し、 (ii) DNA転移ベクターを含む遺伝子でホスト生物を形質転換させ、 (iii) 形質転換された生物により表現されたポリペプチドを回収し、この ポリペプチドをヒトカルシトニンを生産するために加工することを特徴とする、 ヒトカルシトニンの製造法。 11、0) ヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るポリペプチドを暗号づけ るmRNAを調製し、(11)二本鎖のcDNA、そのうち1本はmRNAのヌ クレオチド配列と相補的なヌクレオチド配列を有する、を合成し、 011)該二本鎖cDNAをDNA転換ベクターに挿入することを特徴とする、 ヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るポリペプチドを暗号づけるヌクレオチ ド配列を持つDNA転換ベクターの調製法。 12、 mRNAがカルシトニン生産生物の甲状腺に起源するmRNAを含む細 胞により提供はれる、請求の範囲第11項記載の方法。 13、請求の範囲第11項又は第12項記載の方法で生産されたDNA転移ベク ター。 14、微生物菌株中に転移し複製された、請求の範囲第4.5.6又は16項記 載のDNA転移ベクター。 15、微生物がバクテリアであり、転移ベクターがプラスミドである、請求の範 囲第14項記載のDNA転移ベクター。 16、微生物かEscherichia−coliの菌株である、請求の範囲第 15項記載のDNA転移ベクター。 1Z ヒトカルシトニンのアミノ酸配列より成るポリペプチドを暗号づける挿入 遺伝子より成る遺伝子−含有DNA転移ベクターで形質転換されたホスト生物に よりポリペプチドが表現されている、ヒトカルシトニンを生産するための該ポリ ペプチドを加工することを特徴とする、ヒトカルシトニンの製造法。
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