JPS58500237A - 顕微外科手術器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 顕微外科手術器具 本発明は新規な手術手順により緑内障を外科手術するのに使われる顕微外科切除 器具（ｍｉｃｒｏｓｕｒｇｉｃａｌｃｕｔｔｉｎｇｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔ　）に 関し、この手順を１［選択的柱状体切除（ｔｒａｂｅｃｕｌｅｃｔｏｍｙ　）　 Ｊと呼ばれる重要なものである。

緑内障は眼球の内圧を強める病気である。目の中には適切な体液が正しく一定の 割合で生じる。この液体はフィルタ状組織（網状柱状体（ｔｒａｂｅｃｕｌａｒ 　ｎｅｔｗｏｒｋ））を通して、虹彩と角膜との間の角度内で、角膜と電膜との 間の移行部に沿って円形に走る収集溝（シュレム溝（Ｃａｎａｌ　ｏｆ　Ｓｃｈ ｌｅｍｍ　）　）の中に流出し、この溝から眼壁内の２０−６０個の排出口を経 て血管（静脈）内に排出される。

緑内障の原因は網状柱状体のある種の「つまり」であると信じられ、それゆえ流 出抵抗が増加する。又圧力は同じ液量を単位時間当り排出させるため増加する。

処置のすべては成子を減らすことを目指している。この処置は主として内科的で あるがこれが耐えられない及び又は不十分の時は、外科手術が使われる。

外科処置は３種の原理により分類することが出来、即ち １、　氷状の・体液の生産を減少することを目的とする手術。

２、造孔処置（ｆｉｓｔｕｌｉｚｉｎｇｐｒｏｃｅｄｕｒｅ　）即ち眼壁内に人 工の溝を外科的に設け、これを通して液が眼から洩出する処置。

６、網状柱状体の手術。この種既存の処置には２種の型があり、即ち （、）　成層（ａｎｔｅｒｉｏｒ　ｃｈａｍｂｅｒ　ｏｆ　ｅｙｅ　）を通して 、レーず光線により網状柱状体を測角（ｇＯｎｉＯｔｏｍ７　）又は焼灼するこ とによる試み。

（１））　シュレム溝を通しての試み。この試みはこの溝を溝の上の眼壁内の半 径方向の切開により開き、刃先を持つ鋭い探査子即ち探査装置を挿入することで 構成される（柱状体切除装置（ｔｒａｂｅｃｕｌｏｔｏｍｅ　）　）器具は次に これが網状柱状体を通して眼房内に切裂き、即ち切開するように操作される。こ のような手順で、せまい溝状の開口が網状柱状体を通して形成される。しかしこ の溝は閉じる傾向がかなり大きい。

このように閉じ勝ちなのを防ぐため、本発明の目的は、適切な使用により成層か らシュレム溝へ、特定の扇形に沿ってこの溝の内壁を選択的に除去することによ り永久的開口を形成する微小手術器具を得ることであるλこのようにして氷状の 体液はシュレムの溝の外壁に直接到達することが出来、シュレム溝は出口、即ち 排出溝を持ち、通常の氷状体液の排出を回復することが出来る。

それゆえ本発明は緑内障の外科手術で、選択的柱状体切除を行なうための微小外 科手術器具に関し、本器具はやわらかい探査装置と、これに固定された切除部材 とを有する。この背景、−で本器具の全体的発明特性は、切除部材が探査子から 異なる方向に突出する２個のナイフ刃を有し、その各々に探査装置Ｏ自由端に向 けて曲がる少くとも１個の鋭い刃先を設けていることである。

本器具は、これが眼の特定の周辺扇形に沿ってシュレム溝を通して引出すよう設 計されているので柱状体切除装置と呼ばれる。これにより溝の内壁と、対応する 厚さ０．１關の網状柱状体の部分とが切除される。

前述のように、柱状体切除装置は探査装置と切除部材とで構成される。探査装置 はその末端がノブ型でやわらかい材料で作られるのが好ましいが、それでもなお シュレム溝に挿入してこれを通して導くのに十分Ｋかたい。切除部材は二重刃先 ナイフを持ち、その２個の刃先は生じるＶ字型が、網状柱状体が埋められている 眼壁内の竜膜溝の中に適合する程度まで角度的に隔てられる。切除部材は、虹彩 に向けて眼房内に直角に突出するナイフの刃が短かいのに、眼房内に斜めに突出 し角膜の後側と小さい角度を形成する刃がより長いよう非対称であるのが有利で ある。この特性はナイフを正しい位置・に安定させる。

柱状体切除装置の探査装置は眼壁内の切開を経てシ二レム溝の中にこれに沿って 導かれ、第１切開からある距離の所の別の切開を経て引き出される。柱状体切除 装置の切除部材は、探査装置がシュレム溝を通り、その２個のナイフ刃先が眼房 内に突出し、それにより刃先の間に置かれている結締組織片とシュレム溝の内壁 とを切除したあとで引出される。組織片は切除装置が眼壁の第２切開を通して引 出される時に柱状体切除装置と一緒に取出されるのが好ましい。この組織片の除 去は、切除された小片を捕え、これを眼の外に持出すため１個又はそれ以上のフ ックを２個のナイフ刃の間の角度内に装架することで確実となる。

本発明による顕微外科手術器具は、網状柱状体と溝の内壁とを取除くことにより 、シュレム溝から成層と出口との間に永久的な広い開口を確実にする外科的手順 を可能にする。シュレム溝の外壁上に維持されている細胞膜と一緒に組織を取除 くことはこの開口が閉じるのを長期にわたって起らなくする。

今までのこの方法による実験では、その複雑さを少くすることを示唆し、それゆ え手術の適応は多分拡大される。この事は、患者が早期に手術を受けて、費用の 刀・かる面倒な内科処置が避けろねることを意味する。

本゛発明を次に皺付図面に示す例示実施例に関してより詳しく述べる。

第１図は本器具の第１実施例で、探査装置の長手軸線に直角の切除部材の断面を 示し、 第２図は第１図の器具の側面図、 第６図は第１図、第２図に示す器具の斜視図、第４図は本器具の別の実施例の側 面図、第５図は第４図の実施例−の探査装置の長手軸線に直角の切除部材の断面 図である。

探査装置Ａは第１図から第６図に示す声施例ではナイロンの単繊維であり、その 一端は溶かされて丸いノブを形成している。探査子の他端は鋼部材Ｂ内の孔の中 に挿入され、この部材にしつかり締付けられる。ナイフ部材Ｃは厚さ”／１００ −５／、。。闘のステンレスｍ薄板から形成され、その前側は精巧に研がれ、シ ュレム溝と網状柱状体の所での眼の局部的解剖学的特性に適合するようほぼＶ字 型に曲げられる。部材Ｃは部材Ｂに固定さ１１、それにより、２液性工ポキシ接 着材により探査装置人に固定される。探査装置が溶接段階后に部材Ｂ上に装架さ れる場合は点溶接技術も使うことが出来る。第２図で探査装置の上の矢印は使用 時の引出し方向を示している。ナイフ間で切除されて自由となった組織片を捕え るため、ナイフ間に釣針型フックが鋼部材Ｂに固定される。このフックも又エポ キシレジンで取付けられる。穀層に、エポキシレジンの層が、完全に滑らかな面 を得るため鋼部材３と探査装置人との間の接合部と移行部とに塗布される。テフ ロン及び同様な重合体、もカバ一層として使うことが出来、シリコンはこの目的 に対し特に有利と考えられる。

別の実施例は第４図、第５図に示しである。

この場合は探査装置はやわらかい金属で作られナイフ部材に溶接される。探査装 置の最後端はナイフ刃の間で前方に曲けられ、小さい鋭いフックを形成する。

すべての接口にはエポキシレジンのカバーが設けられ探査装置にはその端部にレ ジンの層が与えられ精巧な丸いノブを形成する。

ナイフ刃Ｃ工、Ｃ２は自由端を必ずしも持つ必要はない。それゆえナイフ刃の末 端は閉じたナイフ刃のリング、例えばほぼ三角形を形成するよう相互に具合良く 結合されてもよい。切除された組織片はそれゆえナイフリングの後部開口を閉じ ることで捕えることが出来、それにより小片を、形成された「入れ物」の中に捕 える。

本器具は予定された眼の外科処置が出来るために極めて小型でなければならない 。それゆえ図示実施例では探査装置は直径約０．２５ｍ１Ｋ、長さは４−８ｃｍ 程度で、もちろん眼科医の要求に自由に適合することが出来る。

切除部材の短かい方のナイフは約０．７−１．Ｏｒｕｎの長さが適当であり、一 方長い、なるべく彎曲したナイフは１．５−１．８＋ｉの長さが適している。ナ イフの幅は０．６−３．５ｍｍの程度である。

図面に示し、且上記した実施例では、切除部材は探査装置の一端に固定されてい る。しかし、後記の請求の範囲に示すように、切除部材は探査装置に別の位置、 例えばその中心部分で固定されてもよい。切除部材の後側から突出する探査装置 の部分はそれゆえ、これが眼壁の２個の切開の間で案内される時器具の舵取りを 改善するのに使うことが出、沫る。もし切除部材が探査装置のほぼ中心に置かれ る場合、突出するナイフ刃にて両方向に効果的に引出すことが出来る。

刃先は探査装置の長手軸線と実質的に直角を形成するよう図示されているが、刃 先は又本発明により探査装置の軸線に関し引出し方向で４５−９０°の角度で傾 いているのが有利である。内方に向く半径方向の力がそれゆえ、シュレム溝を通 して切除部材を動かす時に組織片に向けて働ら〈。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　緑内障の外科手術で選択的に柱状体の切除を行なう顕微外科手術Ｕ具にし て、やわらかい探査装置とこれに固定された切除部材とを有する手術器具におい て、 前記切除部材は前記探査装置から異なる方向に突出する２個のナイフ刃を有し、 その各々に前記探査装置の自由端に向けて曲がる少くとも１個の鋭い刃先が設け られていることを特徴とする顕微外科手術器具。 ２、請求の範囲第１項記載の顕微外科手術器具において、 前記銃い刃先の後方の前記切除部材上に少くとも１個の切除された組織用の捕捉 装置が装架されていることを特徴とする顕微外科手術器具。 ろ、請求の範囲第１項又は第２項のいづれかに記載の顕微外科手術器具において 、 前言２２個のナイフ刃先は前記探査装置から異なる長さで突出し、前記のより短 かい刃先は直線であり、前記のより長い刃先は切除される組織の境界面になるべ く適合する特定の曲率を持っていることを特徴とする顕微外科手術器具。 ４、請求の範囲第１項又は第２項のいづれかに記載の顕微外科手術器具において 、 前記２個のナイフ刃の末端は閉じたナイフ刃のりングを形成するよう相互に結合 されていることを特徴とする顕微外科手術器具。 ５、請求の範囲第２項から第４項までの何れか一つに記載の顕微外科手術器具に おいて、 前記捕捉装量は１個又はそれ以上のフックで構成され、前記フックは前記探査装 置の自由端に向けて彎曲して開いていることを特徴とする顕微外科手術器具。 ６、請求の範囲第２項から第４項までの何れか一つに記載の顕微外科手術器具に おいて、 前記捕捉装置は前記ナイフ刃の縁の自由なリムと結合された板部材で構成され、 且なるべく捕捉フックとして形成され、前記ナイフ刃の間の中間の空間を部分的 又は完全にカバーしていることを特徴とする顕微外科手術器具。 Ｚ　請求の範囲第１項から第６項までの何れか一つに記載の顕微外科手術器具に おいて、 前記ナイフ刃の刃先は前記探査装置の長手軸線と４５−９０°の角度を形成して いることを特徴とする顕微外科手術器具。 ８６　請求の範囲第１項から第７項までの何れか一つに記載の顕微外科手術器具 において、 前記探査装置は合成繊維縫合糸により構成され、前記縫合糸の例えばその末端に 締付けられた金属ボルダな持ち、前記切除部材は前記ホルダ忙接着又は溶接され ていることを特徴とする顕微外科手術器具。 ９　請求の範囲第１項から第７項までの何れか一つに記載の顕微外科手術器具に おいて、 前記探査装置はやわらかい金属材料で作られ、且前記切除部材に例えばその末端 で溶接され、且プラスチック材料、なるべくシリコンであるいはカバーされてい ることを特徴とする顕微外科手術器具。 １０、請求の範囲第１項から第７項までの何れか一つに記載の顕微外科手術器具 において、 前記切除部材は前記探査装置と一体又は組立てられた硬いプラスチック材料内に 成型されることを特徴とする顕微外科手術器具。