JPS5849853Y2 - 燃料タンクの締付用シ−ト材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、内燃機関に供給される燃料を貯溜する燃料
タンクの締付固定時に使用するシート材の改良に関する
ものである。

燃料タンクをタンクサポートに締付固定するには、例え
ば第１図及至第３図に示したように、タンフサポー）Ａ
の表面及び締付バンドＢの裏面にそれぞれフェルト材Ｃ
又はスポンジ等を装着することにより、フェルト材Ｃを
介して燃料タンクＤを締付固定していた。

このように、燃料タンクＤと、サポー）Ａ及びバンドＢ
等の締付部材との間に介在させたフェルト材Ｃは、比較
的安価でありながら緩衝性及び耐久性に優れるという利
点を有していながらも、フェルト材Ｃが水を吸収、保持
するのでタンクＤの腐食が助長される欠点がある。

この考案は、上記に鑑みてなされたものであって、フェ
ルト材の特性を損うことなく燃料タンクに対する悪影響
を除去できる安価なシート材を提供するものである。

即ち、この考案では、例えば第４図に示したようニ、燃
料タンク１と、該タンク１を締付固定するバンド２との
間に介在させたフェルト材３におけるタンク１との接触
部分、即ち、フェルト材３の裏面にラバー等の不透水性
材料で構成された保護材４を接着したものである。

従って、フェルト材３が吸水しようとも、この水は保護
材４によって遅閉されるのでタンク１の表面に湿気が残
ることがない。

このために、燃料タンク１がフェルト材３に吸収された
水によって腐食されるおそれがない。

又、保護材４は、フェルト材３の裏面（タンクとの接触
部分）に装着されているのみであるから、フェルト材３
０弾性特性が損われたり全体重量が増加することもない
。

尚、実施例では、ラバーで構成された保護材をフェルト
材の裏面に接着したものであるハ合或樹脂シート等をフ
ェルト材の裏面に接着し、あるいは、樹脂シート材で構
成されたチューブ内にフェルト材を挿入してフェルト材
に水が吸収されることを予防しても良い。

以上説明したように、この考案によれば、燃料タンクと
このタンクを締付固定する部材との間に介在させたフェ
ルト材の少くとも前記タンクとの接触部分には不透水性
の保護材が装着されているものであるから、万一フェル
ト材に水が吸収、保持されようともフェルト材とタンク
との接触面に湿気を滞ひることがないので、燃料タンク
の表面処理被膜の耐久性が増加し、タンクの腐食が防止
される。

又、不透水性の保護材は、単なる連間機能を有するのみ
でなく、緩衝機能は安価なフェルト材で保持されるもの
であるから、高価なラバー等の使用量を低減できると共
に、フェルト材の緩衝性能及び耐油性能を従来同様に保
持させ得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例による燃料タンクの取付状況を示す斜視
図、第２図は第１図の断面図、第３図は第２図の■−■
断面図、第４図はこの考案の一実施例による第３図に担
当する断面図である。 １・・・燃料タンク、 ト材、４・・・保護材。 ２・・・締付バンド、 ３−、フェル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 燃料タンクと、該タンクを締付固定する部材との間に介
   在させたフェルト材の少くとも燃料タンクとの接触部分
   に不透水性の保護材を装着したことを特徴とする燃料タ
   ンクの締付用シート材。