JPS5849340Y2 - 引違い障子の脱落防止および振れ止め装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は引違い障子の脱落訃よび振れを防止する装置に
関するもので、従来の障子脱落防止装置のように、Ｂ合
せ框、竪框上をスライドするものではなく、障子外れ止
め片を横向きに仮止めした状態では引違い障子を移動不
能にし、またセットの過誤による障子の脱落を防止する
ことができる装置を提供するものである。

本考案を図面に示した実施例について説明すると、本考
案の装置は第１図、第２図に示した引違い障子に訃いて
、外側障子Ａと内側障子Ｂの侶合せ竪框ａとｂとの６合
せ部の上部に装備するものであって、合成樹脂から成る
振れ止め片１と、外れ止め片２とで横取される。

振れ止め片１は縦に細長い本体の上部に障子上レールｅ
を受入れる振れ止め用縦溝３を有し、両側に障子竪框を
嵌入させる側溝４，４を有し、爪面に浅溝を有する。

外れ止め片２は長手の本体の上端部よび下端にそれぞれ
反対向きの突出片２′を対称的に有し、本体の上下端は
いずれも外れ止め面２となっている。

６トよび１は取付ビス用孔である。

振れ止め片１はその両側の側溝４，４を障子竪框の上端
部空間内に挿入し、竪框のヒレ９，９を折曲げることに
より竪框に固定する。

外れ止め片２はビス孔Ｉを貫きビス８により振れ止め片
１に結合し、第３図に仮想線で示すように振れ止め片１
と直角方向に先ず仮止めして訃く。

この状態で障子を窓枠Ｃに装入して振れ止め片１の縦溝
３に障子上レールｅを受入させて振れ止めとする。

振れ止め片１が前記の仮想線位置に仮止めされていると
、これによって外障子Ａ、内障子Ｂの左右移動は阻止さ
れるから、この事により障子の振れ止め片トよび外れ止
め片が取付けられている事を確認させることができる。

障子を旧規の移動可能の状態にするには、外れ止め片２
をビス３を中心として第３図実線位置に転回させると一
方の突出片２′は障子上レールｅに受止められると共に
振れ止め片１の浅溝５に嵌入するから、その位置でビス
８を締付けて外れ止め片２を振れ止め片１に固定する。

これによって障子の上下移動は外れ止め片２の本体の外
れ止め面２“が障子上レールｅの下端と間隔をおいて対
向することによって障子の外れ止めとなり、また障子の
娠れは障子上レールと嵌合する振れ止め片１によって防
止される。

本考案は前記の通り、外れ止め片を振れ止め片にビスに
よって転回可能に取付け、該ビスの仮締め時に引違う相
手障子の移動路上に突出する突出片を外れ止め片に設け
であるので、障子を区規の取付けが終るまで移動できな
いようにしてト〈ことができ、従来のように障子脱落防
止装置のに規の取付けを忘れたり、またはセットを誤っ
たりして不測の損害を生じることを防止することができ
、しかも、ビスを緩めて外れ止め片を転回させるだけで
振れ止め状態を解放できるから、必要に応じて障子を窓
枠より容易に取り外すことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は引違い障
子窓の縦断面図、第２図は同横断面図、第３図は要部の
肥面図、第４図は同平面図、第５図は同組立縦断面図、
第６図は同分解斜面図である。 Ａ・・・外側障子、Ｂ・・・内側障子、ａ、 ｂ・・・
呂合せ竪框、ｃｙｄ・・・上框、Ｃ・・・窓枠、ｅ・・
・障子上レール、１・・・振れ止め片、２・・・外れ止
め片、２・・・突出片、２・・・外れ止め面、３・・・
縦溝、４・・・側溝、５・・・浅溝、６．γ・・・ビス
孔、８・・・ビス。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 引違い障子の召合せ框に、上端に設けた縦溝に障子上レ
   ールを嵌入させて振れ止め片を固定し、該振れ止め片の
   一側にビスによって外れ止め片を転回可能に締め付けて
   結合すると共に、前記ビスの仮締め時に引違う相手障子
   の移動路上に突出し、しかも、転回時には障子上レール
   に受止められる突出片と、該突出片の一但１１で障子上
   レールの下端と対向する外れ止め面を前記外れ止め片に
   設けた引違い障子の脱落防止トよび振れ止め装置。