JPS5848843A - 電気泳動装置の支持体セル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気泳動により体液中に含まれる蛋白を分離
測定′１−ろためのアガロースゲル等の支持体を収納１
−ろセルに関するものであり、自動化された分析装置に
おけろ使用に適し、高精度の測定が行える」：うなセル
を提供′１−る。

従来、電気泳動を用いて体液中に含まれる各種蛋白を分
離するための支持体としては、寒天、アガロース等のゲ
ルを合成樹脂製のフィルムやガラス板等の上に、所定厚
味の層（（形成し、所定の位置に血清等の検体を注入す
る検体穴を設けて検体を注入ｔ〜、電気泳動を行う泳動
槽に設置し、両端をバッファ（緩衝液）を含浸させたス
ポンジ等のブリッジにより電極を設置したバッファタン
ク（緩衝液槽）から給電せしめ泳動を行っていた。

近年、プラスチックフィルム」−にゲル層を形成せしめ
、電気泳動時にフィルムとゲル層を同時にわん曲ぜＩ２
め、両端を電極を設置したノく・ソファタンク中に直接
浸漬せｔ〜めでゲルに給電する泳動方式などが用いられ
ている。

しかしながら、検体穴への自動分注や分離物質の自動読
み取りなどを行う装置を用いるためには、従来のスポン
ジ等によるブリッジやゲルをわん曲して用いる方式は取
扱いに手間がかかるため不適当である。本発明てよる支
持体セルは自動化された装置に用いて取扱いが著しく便
利でその効果を発揮し、さらに従来の用手法による泳動
装置に用いても高精度の電気泳動を行い得る支持体セル
を提供する。

本発明の実施例に関づ−ろ添付図に従い以下詳述する。

第１図および第２図において、１は容器本体であり、２
はゲル層、３は脚部、４は脚部の底部に設けた開口、５
は周回状の段でありこの面ＶＣ蓋をのせろだめのもので
あり、６は−ｊ二端縁であり、７は位置設定用の穴、８
は位置設定用の切り欠きである。さらに、９は底部に設
けた補強板であり、これは電気泳動時の発熱による容器
本体１のゆがみを防止−ｒろためのものである。。

泳動装置には通常」二輪縁６または段５のＩ′Ｉ側下辺
で支えらね１、上端縁６に設けられた穴７ど切り欠き８
で所定の位置決めがなされて設置されろ。

ゲル層２は、容器本体ｌの底部１０からの厚みが一定に
なるようにし、脚部８の開口表面４．まで充填されろ。

脚部３の開口４、は、脚部８の底辺全域にわたるのでは
な（、脚部８の長手方向の中央付近において封止せられ
、両端に偏っているが、これは単に脚部の強度を増すた
めだけのものではな（、これを適切な寸法に取ることに
より、非常に大きな効果が得られろ。すなわち、脚部中
央の封止部１１を除去し、全域にわたって開放して電気
泳動を行うと、泳動電流によりジュール熱が発生するが
、両端部においてはこれらの部位の外気による冷却によ
り熱の放散が生じ、中央部のみ高温となるといった温度
ムラが生ずる。

この温度ムラは、ゲル層内如おけろ各成分の易動度に重
大な影響を与え、分画された像は、例えばアルブミンで
は高温の中央部分ていく種易動度が大きいためと平面的
にみろと凸にわん曲し、測定結果が中央部と両端部とで
はまった（異なるといった不都合な現象が生ずる。この
ため正確な成分分離や定量が不可能となる。

このような難点を解消するためては、容器本体中央部の
電流密度を補正することによりゲル層全面にわたって温
度ムラをなくすことが最も効果的である。

本実施例においては、ゲル層の厚みを脚部３を含む全域
にわたって２　ｍｍとしまたゲル層の幅を７９　ｍｍ、
、長さを１００　ｍｍとし、外気温度を３０　’Ｃ。

泳動電流を２０７１１．Ａとした時は、容器本体１中央
部両端の封止部１，１の長さを１０〜ｌ　５７７１．７
７１即ち脚部断面積に対する封止部の面積をほぼＩＯ数
パーセントから２０パーセンｌ−Ｋするととによって泳
動面全域にわたって均一な、わん曲のない分画像が得ら
れる。

また、本実施例のごとく、脚部３の開口４、の面積が小
さく、単位面積当りの電流密度が大きいと、ゲル層とバ
ッファとの接触部位において気泡が発生し、これもやは
り電流密度のムラが生じ、均一な分画像が得られなくな
る。

これを防止するために、第３図、あるいは第４゜図に示
すように、開口端４を斜めにカットするかあるいはクサ
ビ状４′にすることにより、発生した気泡が容易に開目
端４から離脱し」１昇するようになるｌ〜、また表面積
が太き（なり単位面積当りの気泡の発生密度が小さくな
るという効果がある。

また、前述した両端の電流密度を大きくしゲル層の温度
を均一化させろ別の実施例として、第５図に示すように
脚部３の開口４′を三角形のクサビ形Ｋｌろとともにこ
れと相補的な形状の封市部１１′を設けろことりこよぐ
）−こも、同様な効果が得ら」１．ろ。

これは、外気温度が３　ｏ　”ｃよりもさらに底い場合
には、より効果的である。

また、容器本体１の底部１（）の外側に、熱伝導度の大
きいアルミニウム等の金属層１２を蒸着おろいは接着等
で固定′１−ろことに」：り泳動電流Ｖこ伴う発熱の放
散を良好（（ＬＣシ温度ムラを防止″１−ろことができ
こ、１１もまた同様に効果的である。なお、アルミニウ
ム竹の金属層１２は、直接導電するために、その全表向
をさらに非導電性物質で被覆し、金属層１２を通じて電
流が流れないように１−ろことが必要である。

いずれに１２でも、容器本体１の底部を均一な温度分布
にすることは、ゲル層内の易動度にムラをな（ｌ−分画
像の形成を成分ごとに忠実なものにするのに非常に効果
的である。

第７図には、実際に電気泳動を行う際の実施例が示して
さり、電極１８およびバッファ１４を収納するバッファ
タンク１５の液面下に開口４が浸漬されろように支持体
セル１を設置して電気泳動を行う。

以−」二のように本発明の支持体セルを用いろこと冗よ
り、泳動］・うや、気泡匠よろ泳動速度の遅延が防止さ
れろ。又、従来の用手法に、本発明の支持体セルを用い
ても非常に効果的であることは言う迄もない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明支持体セル実施例の子１ｍ図であり、第
２図は（ＩＩＩ断面図であり、第３図から第６図は異型
実施例の説明図である。 第７図は本実施例の支持体セルな用いて電気泳動を行う
際の実施例の説明図である。 １　・・・・　容器本体、　　２　・・・・　ゲル、８
・・・・脚部、　　４　、４’・・・・開「１１１１　
、　］、　ｌ’　　・・・・　封止部、１２　・・・・
　熱伝導性制料。 特許出願人　東亜医用電子株式会社 α）　　　　　　＼０　　　　　　　　　ト、ｖｈ　　
　　　　　　　　　力

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）泳動支持体であるゲルを収納する容器本体と、該容
   器本体の両端部に垂設ぜしめた脚部と、該各脚部に開設
   された複数の開口と、該開口同士を離隔せしめろ封止部
   を具備したことを特徴とする電気泳動装置の支持体セル
   。 ２、特許請求の範囲１記載の支持体セルにおいて、前記
   脚部の開口の開口面積に対する前記封止部の面積の大き
   さが１０数ないし２０％程度になしたことを％徴どする
   前記支持体セル。 ８）特許請求の範囲１または２記載の支持体セルにおい
   て、前記脚部の開口端が斜切されまたは楔形に斜切され
   てなることを特徴とする前記支持体セル。 ４）特許請求の範囲１ないし８のいずれかに記載の支持
   体セルにおいて、前記脚部の開口がセル中央に向って先
   細になったクサビ形または三角形状をなしたことを特徴
   とする前記支持体セル。 ５）特許請求の範囲１記載の支持体セルにおいて、該セ
   ルの容器本体底部裏面に熱伝導性の良好な材料を展設し
   てなることを特徴とする前記支持体セル。 ６）特許請求の範囲１記載の支持体セルにおいて、前記
   容器本体上面に蓋を被ぜ、該蓋の」−面に対向したフッ
   クを突設してなることを特徴とする前記支持体セル。