JP2010286391A - 電気泳動カセット - Google Patents

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Abstract

【課題】媒体を充填した媒体カセットを着脱可能に装着できる。
【解決手段】電気泳動カセット1は、筐体2と、筐体2内に装着した電気泳動ゲルカセット3とを備える。電気泳動ゲルカセット3は絶縁基材4,5の間隙に分離ゲルG1と濃縮ゲルG2からなるゲルGを充填した。筐体2は、開閉可能な蓋11の内面に、電気泳動ゲルカセット3を収容するカセット保持部を有する。本体10の底部に基台13とクッション材14を設けた。蓋11のカセット保持部に収容した電気泳動ゲルカセット3をクッション材14に押圧して液密に保持する。電気泳動ゲルカセット3の両側には溝部として第1緩衝液を充填する第1緩衝液槽16と、第2緩衝液を充填する第2緩衝液槽17とを備える。ゲルGは絶縁基材4,5の第1開口部7でのみ第1緩衝液に接触し、第2開口部8でのみ第2緩衝液に接触する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気泳動ゲルカセット等の媒体カセットを筐体に装着して電気泳動を行うための電気泳動カセットに関する。
従来、遺伝子や蛋白質を解析するための方法として、電気泳動法が知られている。電気泳動法とは、所定の緩衝液に浸漬されたゲルの一端側に被検体となる遺伝子や蛋白質などのサンプルを配置し、ゲルの一端と他端との間に所定電圧あるいは所定電流を印加することでゲルの内部で被検体を分離する手法である。
また、蛋白質のような高分子量の被検体を精度よく解析するための手法として、解析に適した所定濃度のゲル(以下「分離ゲル」という。)に、分離ゲルよりも低濃度のゲル(以下「濃縮ゲル」という。)が重層されたゲルを用いることが知られている。
このようなゲルを用いた電気泳動法でたんぱく質等のサンプルをプロファイリングする装置として、例えば特許文献1に記載された自動化2次元電気泳動装置を構成するためのサンプル分離装置が提案されている。
特許文献1に記載された自動化2次元電気泳動装置としてのサンプル分離装置は、サンプルを自動分離するための第1分離部と第2分離部を備えている。第1分離部ではタンパク質等のサンプルを導入した1次元目ゲルを第1媒体として電荷に依存して分離する等電点電気泳動を行い、第一方向にサンプルを分離する。
第2分離部では、第1分離部においてサンプルを分離した第1媒体を2次元目ゲルにアプライして、分子量に依存して分離するスラブ電気泳動によってサンプルを第一方向と異なる第二方向に更に分離する。
この第2分離部で用いるサンプル分離器具は、合成樹脂製の上部絶縁板と下部絶縁板の間に生じる間隙(キャビティ)に第2媒体として2次元目ゲルを充填している。第2媒体を充填した上部及び下部絶縁板間の間隙の両端には第1開口部及び第2開口部がそれぞれ設けられ、第1及び第2開口部は上部及び下部絶縁板内に形成した溝状の第1緩衝液槽と第2緩衝液槽とに面している。サンプルを第一方向に分離した第1媒体を、上下部絶縁板間に充填された第2媒体に接触させると共に、第2媒体は第1開口部と第2開口部でのみ第1緩衝液槽と第2緩衝液槽内にそれぞれ充填された第1緩衝液と第2緩衝液に接触している。
そして、第1緩衝液槽と第2緩衝液槽に設けた第1電極と第2電極を介して電圧印加手段によって第1開口部と第2開口部を通して第2媒体に電圧が印加されると、第1開口部から第2開口部に向けて第2媒体内を電流が流れると共にサンプルが第2開口部から第1開口部に向けて展開され分離することになる。
このようにして、サンプルの二次元分離を自動的に行うことができる、としている。
特開2007−64848号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたサンプル分離器具は、第1緩衝液槽と第2緩衝液槽が上部及び下部絶縁板と一体に形成されているため、大型であると共にサンプル分離器具自体をサンプル毎に交換するディスポーザブルなものであって、コスト高で無駄が多かった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、媒体を充填した媒体カセットを着脱可能に装着できる電気泳動カセットを提供することを目的とする。
本発明による電気泳動カセットは、内部にゲル等の媒体を収容する絶縁部材と、該絶縁部材に対して媒体に通電する方向を規定する第1開口部及び第2開口部とを備えた媒体カセットと、媒体カセットを取り外し可能に装着するカセット保持部と、カセット保持部に装着された媒体カセットの媒体にサンプルを接触させるサンプル挿入部と、媒体カセットの第1開口部で媒体に接触する第1緩衝液を充填する第1緩衝液槽と、第2開口部で媒体に接触する第2緩衝液を充填する第2緩衝液槽とを備えた筐体とを有することを特徴とする。
本発明によれば、媒体カセットを筐体のカセット保持部に装着させることで、媒体カセットに設けた第1開口部と第2開口部が第1緩衝液槽と第2緩衝液槽に充填する第1緩衝液と第2緩衝液にそれぞれ接触させることができ、第1開口部と第2開口部を通して媒体カセット内の媒体に電圧を印加することで、媒体を通して電気泳動を行ってサンプルを分離させることができる。電気泳動の終了後には、媒体カセットをカセット保持部から分離して筐体から取り出すことができるため、媒体カセットのみを交換して使用できると共に第1緩衝液槽と第2緩衝液槽を設けた筐体を繰り返して使用することができる。
また、媒体カセットを筐体内のカセット保持部に装着することで、媒体カセットの両側に第1緩衝液槽と第2緩衝液槽とを媒体を通してのみ導通可能に分離してなることが好ましい。
媒体カセットを筐体のカセット保持部に装着することで、第1緩衝液槽の第1緩衝液と第2緩衝液槽の第2緩衝液とが直接導通しないように分離遮断でき、第1及び第2開口部を介して媒体カセットの媒体を通してのみ導通可能状態とすることができる。
また、カセット保持部に装着された媒体カセットは、絶縁性の弾性部材に当接させて保持することで第1緩衝液槽と第2緩衝液槽とを液密に仕切るようにすることが好ましい。
媒体カセットを筐体内の弾性部材に当接させて保持することで、第1緩衝液槽の第1緩衝液と第2緩衝液槽の第2緩衝液とを液密に仕切ることができて非導通状態にできる。
また、本発明による電気泳動カセットでは、カセット保持部は、筐体に設けられていて開閉可能な蓋の内側に形成されていてもよい。
カセット保持部に媒体カセットを収容して蓋を閉めることで、第1緩衝液槽と第2緩衝液槽を分離できる。
また、蓋は、第1緩衝液槽と第2緩衝液槽にそれぞれ第1電極と第2電極を挿入する開口を備えていることが好ましい。
また、本発明による電気泳動カセットでは、カセット保持部は、筐体内に媒体カセットを挿入する挿入開口と、挿入された媒体カセットを係止させるクランプ部材とを備えていてもよく、媒体カセットを筐体の挿入開口から挿入してクランプ部材で係止させることで所定位置に保持できる。
また、本発明による電気泳動カセットでは、カセット保持部は、筐体内に媒体カセットを挿入する挿入開口と、媒体カセットを挿脱可能に保持する基台及び支持部とを備えていてもよい。
筐体の挿入開口から媒体カセットを挿入して、基台及び支持部の間に装着保持することで、媒体カセットを所定の通電可能位置にセッティングできる。
また、挿入開口は第1緩衝液槽または第2緩衝液槽に連通しており、挿入開口を閉鎖することで第1緩衝液槽または第2緩衝液槽を液密に封止する栓体を備えていてもよい。
媒体カセットの挿入に際しては、筐体から栓体を取り外して挿入開口から媒体カセットを第1緩衝液槽または第2緩衝液槽を通して筐体内に挿入し、挿入後に栓体で挿入開口を閉鎖することで第1緩衝液槽または第2緩衝液槽を液密に封止できる。
本発明による電気泳動カセットによれば、第1緩衝液槽及び第2緩衝液槽を備えた電気泳動カセットの筐体に対して、媒体を充填した媒体カセットを着脱交換可能に装着できるから、媒体カセットだけを分離してディスポーザブルとして交換して使用できるため取り扱いが便利で容易であり、低コストになる。そして、電気泳動カセットの筐体を繰り返して使用できるので経済的である。
本発明の第一実施形態による電気泳動カセットを示すものであり、(a)は中央縦断面図、(b)は(a)に示す断面に直交する方向の断面図である。 電気泳動カセットを分離して示す概略断面図であり、(a)は電気泳動ゲルカセット、(b)は電気泳動カセットの筐体である。 蓋を開いた電気泳動カセットのカセット保持部に電気泳動ゲルカセットを挿入する状態を示す断面図である。 電気泳動ゲルカセットを装着して蓋を閉める状態の電気泳動カセットを示す図である。 本発明の第二実施形態による電気泳動カセットの電気泳動ゲルカセットを示す断面図である。 第二実施形態による電気泳動カセットの筐体を示す図である。 電気泳動ゲルカセットを収納した電気泳動カセットを示す概略断面図であり、(a)は中央縦断面図、(b)は(a)に示す断面に直交する方向の断面図である。 本発明の第三実施形態による電気泳動カセットの電気泳動ゲルカセットを示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 電気泳動カセットの筐体を示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 (a)、(b)、(c)は電気泳動カセットの筐体に電気泳動ゲルカセットを挿入する工程を示す図である。 図10(c)に示す電気泳動カセットの平面図である。 (a)、(b)、(c)は電気泳動カセットから電気泳動ゲルカセットを取り外す工程を示す図である。
以下、本発明の実施形態による電気泳動カセットについて添付図面により説明する。
図1乃至図4に基づいて第一実施形態による電気泳動カセットについて説明する。
図1に示す電気泳動カセット1は、上述した第1分離部と第2分離部を有する自動化2次元電気泳動装置において、第1分離部で、第1媒体、例えば等電点電気泳動用ゲルで第1方向に分離したたんぱく質等の分離サンプルを、第2分離部で、第一方向と異なる第2方向に第2媒体で更に分離するためのサンプル分離器具である。2次元電気泳動として、例えば1次元目としてたんぱく質を電荷に依存して分離するゲル等電点電気泳動にて行い、2次元目を分子量に依存して分離するスラブゲル電気泳動(特にSDS−PAGE)の2つの電気泳動ステップで行うものとして説明するが、本発明はこの態様に限定されない。
本実施形態において、図1に示す電気泳動カセット1は、カセット本体である筐体2内に媒体カセットとして電気泳動ゲルカセット3が収納されたものである。
図1及び図2(a)において、電気泳動ゲルカセット3は例えば直方体形状の間隙(キャビティ)を開けて配設された2枚の絶縁基板4,5(絶縁部材)間に第2媒体としてポリアクリルアミドゲル等のゲルGが充填されたサンドイッチ形状とされている。図2(a)において、上下部の絶縁基板4,5間に充填されたゲルGは、第一ゲルとしての分離ゲルG1と第二ゲルとしての濃縮ゲルG2とが界面を接して直線状に配列されている。
分離ゲルG1はサンプルをその分子量に基づいて分離するものであり、濃縮ゲルG2はサンプルを濃縮するものである。サンプルは濃縮ゲルG2端面から分離ゲルG1側に泳動するに従って濃縮され、分離ゲルG1に移動すると、濃縮されたサンプルが分離量に従って泳動、分離されるものである。
絶縁基板4,5間において、分離ゲルG1を充填した側の一方の端部には第1開口部7が設けられ、濃縮ゲルG2を充填した側の他方の端部には第2開口部8が設けられている。これらの各開口部7,8にはそれぞれ分離ゲルG1と濃縮ゲルG2が露出している。
なお、上部側の絶縁基板4には充填された濃縮ゲルG2に連通する開口9が形成されており、第1媒体即ちサンプルを分離した一次元目のゲルチップを挿入して濃縮ゲルG2に接触させる。
図1及び図2(b)に示すように、筐体2は例えば略直方体形状とされており、本体10に開閉可能な蓋11が設けられている。蓋11は図1(b)に示すように中央部を切除して開口をなす枠状に形成され、その内面中央部には電気泳動ゲルカセット3を収納するカセット保持部12が形成されている。本体10内には、カセット保持部12に対向する底面中央部に基台13が固定され、基台13上には弾性部材として例えば直方体形状のゴム製シート等からなる絶縁性のクッション材14が設置されている。クッション材14上には蓋11を閉じた際にカセット保持部12に収納された電気泳動ゲルカセット3が押圧されて載置され、蓋11と基台13との間に電気泳動ゲルカセット3を液密に固定保持できるようになっている。
本体10内において、基台13及びクッション材14の両側にはそれぞれ凹溝が形成され、これらの凹溝はバッファ槽として、第1緩衝液を貯留する第一緩衝液槽16と第2緩衝液を貯留する第二緩衝液槽17とがそれぞれ形成されている(図1(a)、図2(b)参照)。
図1及び図2(b)において、開口9は分離サンプルを含む第1媒体を第2媒体である電気泳動ゲルカセット3のゲルGに接触させるためのサンプル挿入部である。
なお、開口9に代えて、分離サンプルを含む第1媒体を、第2緩衝液槽17内に挿入してゲルGに接触させてもよく、この場合には蓋11の開口及び第2緩衝液槽17がサンプル挿入部を構成する。この場合、第1媒体とゲルGとの接触を確実にするために、第2開口部8における上部の絶縁基板4の端部を下部の絶縁基板5の端部より短く形成して濃縮ゲルG2を上方に露出させるように形成してもよい。
また、蓋11には、電気泳動ゲルカセット3を収納した状態で筐体2内に電気泳動ゲルカセット3を押し込んで本体10とロックする断面略L字形板状のクランプ部材23が回動可能に取り付けられている。
本第一実施形態による電気泳動カセット1の筐体2と電気泳動ゲルカセット3は上述の構成を備えており、次にその組み立て方法について図2〜図4により説明する。
図2(a)、(b)において、電気泳動ゲルカセット3と電気泳動カセット1の筐体2とを用意し、筐体2の蓋11をその一方の端部に設けたヒンジ部回りに開放して本体10に対して傾斜状態で保持する(図3参照)。そして、蓋11の他方の端部から蓋11の内面に沿って電気泳動ゲルカセット3をスライドさせ、蓋11の内面に設けられたカセット保持部12内に収容する。
図4において、蓋11内面のカセット保持部12に電気泳動ゲルカセット3が保持された状態で、蓋11を閉じる。すると、電気泳動ゲルカセット3はクッション材14に対向する位置にあるために、クッション材14を押圧して弾性変形させて電気泳動ゲルカセット3及びカセット保持部12に密着させる。そして、クランプ部材23で蓋11を筐体2の本体10に係止させてロックする。
この状態で、第1緩衝液槽16には第1緩衝液を充填し、第2緩衝液槽17に第2緩衝液を充填する。電気泳動ゲルカセット3の絶縁基板4,5間の間隙に充填されたゲルGは、第1開口部7を通してのみ分離ゲルG1が第1緩衝液槽16の第1緩衝液に接触している。また、第2開口部8を通してのみ濃縮ゲルG2が第2緩衝液槽17の第2緩衝液に接触している(図1参照)。
このとき、蓋11の内面に設けたカセット保持部12に収容された電気泳動ゲルカセット3は基台13との間でクッション材14を弾性圧接しており、しかも基台13、クッション材14、電気泳動ゲルカセット3の絶縁基板4,5及びカセット保持部12は筐体2と共に絶縁材料で形成されており、しかも液密に圧接状態に保持されている。そのため、第1緩衝液槽16の第1緩衝液と第2緩衝液槽17の第2緩衝液とは電気泳動ゲルカセット3の第1開口部7及び第2開口部8以外では電気的に導通しない。
このようにして、電気泳動ゲルカセット3を装着して、第1及び第2緩衝液槽16,17を筐体2に一体に保持する一体型の電気泳動カセット1を製作できる。
次に、このようにして得られた電気泳動カセット1により行われる電気泳動について説明する。
図1に示す電気泳動カセット1において、第1緩衝液槽16に第1電極を設置し、第2緩衝液槽17に第2電極を設置し、それぞれの電極は第1緩衝液と第2緩衝液に接触して通電可能状態とする。そして、電気泳動ゲルカセット3の上部絶縁基板4の開口9を通して分離サンプルを含む第1媒体をゲルGの濃縮ゲルG2に接触・密着させる。或いは、第1媒体を第2開口部8で濃縮ゲルG2に接触・密着させてもよい。
この状態で、図示しない電圧印加手段によって第1電極と第2電極に通電することで、第1緩衝液と第2緩衝液をそれぞれ介してゲルGに電圧が印加されると、第1開口部7から第二開口部8に向かって電流が流れる。これと同時に、第1媒体に保持されるサンプルが電気泳動ゲルカセット3内のゲルGを第2開口部8側から第1開口部7に向かって(第二方向へ)展開または分離される。
このようにしてゲルG内でサンプルを分離させて2次元電気泳動が終了した電気泳動ゲルカセット3を取り出すには、電気泳動カセット1の筐体2におけるクランプ部材23のロックを解除して蓋11を開き、カセット保持部12から電気泳動ゲルカセット3を取り外せばよい。なお、電気泳動ゲルカセット3の取り出しに際し、第1及び第2緩衝液槽16,17の各緩衝液の液面がクッション材14より高い場合には蓋11の開放前に第1及び第2緩衝液を抜き取るとよい。
その後、次の電気泳動ゲルカセット3を蓋11の内面のカセット保持部12に装着して閉蓋し、クランプ部材23でロックして第1及び第2緩衝液を第1及び第2緩衝液槽16,17内に充填することで、再度電気泳動を行える。
上述のように本実施形態による電気泳動カセット1によれば、電気泳動ゲルカセット3を筐体2から着脱交換して電気泳動を繰り返して行うことができ、電気泳動ゲルカセット3のみをディスポーザブルに着脱交換可能に使用できる。そのため、電気泳動ゲルカセット3の着脱操作と電気泳動処理が容易で簡単である。しかも、従来技術のように、第1及び第2緩衝液槽16,17を含む筐体2をディスポーザブルにすることなく繰り返して使用できるから経済的であり低コストになる。
次に本発明の他の実施形態による電気泳動カセットについて説明するが、上述した第一の実施形態による電気泳動カセット1と同一または同様な部品、部材には同一の符号を用いて説明する。
本発明の第二実施形態による電気泳動カセット25について図5乃至図7により説明する。本実施形態による電気泳動カセット25は、図5及び図6に示すように、第一実施形態と同一構成の電気泳動ゲルカセット3と、このゲルカセット3を収納する筐体26とで構成されている。図5及び図6に示す電気泳動ゲルカセット3は図2(a)に示すものをこれに直交する方向から見た図である。
本実施形態における筐体26は、図6及び図7に示すように、略直方体形状であり上方に蓋を設けない以外は第一実施形態に示す筐体2と同様な構成を有している。即ち、この筐体26は本体10の底部に基台13を形成しており、基台13の上部にクッション材14が固定されている。本体10の上部は蓋を設けない挿入開口10bとされている。そして、図6に示す本体10の両側部10a,10aの頂部に、電気泳動ゲルカセット3を押圧保持するための一対のクランプ部材27,27が設けられている。
このクランプ部材27は側部10aの頂部に固定されたヒンジ部28によって略L字形状の押圧部材29が回動可能に支持されており、押圧部材29の押圧部29aの裏面にはゴム等の弾性押圧材30が接着等で固定されている。
そのため、本体10の挿入開口10bからクッション材14の上面に電気泳動ゲルカセット3を載置する(図6参照)。そして、図7に示すように、一対のクランプ部材27,27を電気泳動ゲルカセット3の上部に回動してその両側端部を押圧した状態でロックすることで、電気泳動ゲルカセット3をクッション材14に圧接して液密に保持することができる。この状態で、図7(a)に示すように、本体10における基台13、クッション材14及び電気泳動ゲルカセット3の両側に形成された凹溝はそれぞれ第1緩衝液を充填する第1緩衝液槽16と第2緩衝液を充填する第2緩衝液槽17を構成する。
本第二実施形態による電気泳動カセット25は、上述のように第一実施形態における電気泳動カセット1と比較して蓋11を省略しており、筐体26の構成が一層簡単になる。一対のクランプ部材27、27の回動によるロックまたはアンロック操作によって電気泳動ゲルカセット3を着脱できるから着脱操作が一層容易である。
次に、本発明の第三実施形態による電気泳動カセット30について図8乃至図12により説明する。本実施形態による電気泳動カセット30は、図8及び図9に示すように、電気泳動ゲルカセット31と、このゲルカセット31を収納する筐体32とで構成されている。図8に示す電気泳動ゲルカセット31は第一実施形態による電気泳動ゲルカセット3と同様に上部の絶縁基板33と下部の絶縁基板34とを所要の間隙(キャビティ)を開けて連結形成し、これら上下部の絶縁基板33,34(絶縁部材)間の間隙に例えばポリアクリルアミドゲル等のゲルGが充填されている。
図8(a)に示すように、ゲルGは上述の各実施形態と同様に分離ゲルG1と濃縮ゲルG2が直線状に配列して形成されている。
下部の絶縁基板34には、その四周縁部に上部の絶縁基板33まで起立して連結された側縁部34aが形成されている。また、図8(a)、(b)に示すように、上部の絶縁基板33の両端には下部の絶縁基板34の側縁部34a、34aとの間にスリット状の第一開口部36と第二開口部37とが対向して形成されている。更に、上部の絶縁基板33には、サンプルを分離した第1媒体を挿入するためのスリット状の開口35が第1及び第2開口部36、37間に形成されており、開口35を通して濃縮ゲルG2に連通している。なお、開口35を設けずに第2開口部37を通して第1媒体を挿入して濃縮ゲルG2に接触させるようにしてもよい。
第1開口部36は分離ゲルG1の端部に連通し、第2開口部37は濃縮ゲルG2の端部に連通している(図10(c)及び図11参照)。後述するように、分離ゲルG1は第1開口部36でのみ第1緩衝液と接触するようになっており、濃縮ゲルG2は第2開口部37でのみ第2緩衝液と接触するようになっている。
また、第1開口部36には図示しない第1電極を第1緩衝液に接触させるために挿入可能であり、第2開口部37には図示しない第2電極を第2緩衝液に接触させるために挿入可能である。
次に図9に示す筐体32は、略箱形の本体40とその上部に固定された天井部41とを有している。本体40の底部の周囲に四周を囲む側部42が形成されており、底部には板状の基台43が固定されている。また、天井部41は断面視略コの字形状に形成され、その内面には基台43に対向して支持板47が基台43と平行に配設されている。この基台43と支持台47との間に電気泳動ゲルカセット31が挟持される。基台43と支持板47の間隔は電気泳動カセット31の最大厚みとほぼ同一である。
筐体32における基台43の一端側には一の側部42を切り欠くスリット状の挿入開口44が形成され、挿入開口44を通して電気泳動ゲルカセット31が基台43と支持板47との間に沿って挿入可能である。基台43の他端側には電気泳動ゲルカセット31の挿入を停止させるストッパー45が設けられている。
これら基台43と支持板47は、電気泳動カセット31の挿脱方向における中央領域と両側の端部が電気泳動ゲルカセット31の摺動による出し入れをスムーズに行うための平滑面48、48とされ、中央領域と両側の端部との間の領域を電気泳動ゲルカセット31に密着して液密に圧着するためのゴム等のクッション材49、49とされている。
なお、筐体32の側部42に形成した挿入開口44は第1緩衝液槽38(或いは第2緩衝液槽39でもよい)に連通している。挿入開口44には栓体51が開閉可能に設けられており、電気泳動時に第1緩衝液槽38を液密に封止するために、挿入開口44を栓体51で閉鎖する。
次に、電気泳動カセット30を組み立てるための工程について図10により説明する。
図10(a)において、水平状態に載置した筐体32の一の側部42から栓体51を外し、挿入開口44から電気泳動ゲルカセット31を挿入する。電気泳動ゲルカセット31は筐体32内で基台43と支持板47との間を両者に密着しながら平滑面48,48に当接しつつスムーズに摺動させられ、図10(b)に示すようにストッパー45に当接した中央の位置で停止する。停止状態で、電気泳動ゲルカセット31は基台43と支持台47との間に挟持され、これら基台43と支持台47の各平滑面48,48間に設けられたクッション材49,49に密着するため、液密状態に保持される。
そして、図10(c)に示すように、栓体51で側部42の挿入開口44を閉鎖する。これによって、基台43、電気泳動ゲルカセット31、支持板47及び天井部41によってその両側に仕切られた第1緩衝液槽38と第2緩衝液槽39とが液密に分離される。これにより、電気泳動カセット30の組立が完了する。
この状態で、第1緩衝液槽38に第1緩衝液を充填し、第2緩衝液槽39に第2緩衝液を充填する。これら第1緩衝液と第2緩衝液は、電気泳動ゲルカセット31の第1開口部36と第2開口部37内にも貯留されるように下部の絶縁基板34の側縁部34a、34aより液面を高くすることが好ましい。
これにより、電気泳動ゲルカセット31内のゲルGの分離ゲルG1は第1開口部36においてのみ第1緩衝液に接触し、濃縮ゲルG2は第2開口部37においてのみ第2緩衝液に接触する。
このようにして電気泳動ゲルカセット31が装着された電気泳動カセット30により電気泳動が行われる。
まず、第1緩衝液槽38に第1電極を設置すると共に第2緩衝液槽39に第2電極を設置し、各電極は第1緩衝液と第2緩衝液に接触して通電可能状態とする。そして、分離サンプルを含む第1媒体は電気泳動ゲルカセット31の開口35から挿入されてゲルGの濃縮ゲルG2に接触・密着している。
次に、図示しない電圧印加手段によって第1電極と第2電極に通電することで、第1緩衝液と第2緩衝液をそれぞれ介して電気泳動ゲルカセット31の第1開口部36と第2開口部37を通してゲルGに電圧が印加され、第1開口部36から第2開口部37に向かって電流が流れる。これと同時に、第1媒体に保持される分離サンプルが、電気泳動ゲルカセット31内のゲルGを第2開口部37から第1開口部36に向かって展開または分離される。
ゲルG内でサンプルを分離させて2次元電気泳動が終了した後、電気泳動カセット30の筐体32から電気泳動ゲルカセット31を取り出す方法の一例について、図12により説明する。
図12(a)において、まず電気泳動カセット30の筐体32内の第1緩衝液槽38と第2緩衝液槽39から第1緩衝液と第2緩衝液をそれぞれ抜き出す。そして、筐体32の側部42から栓体51を外す。次に、筐体32内のストッパー45に当接している電気泳動ゲルカセット31の側縁部34aに取り出し部材として例えばヘラ54を当接させて挿入開口44方向に押し出す。ヘラ54が天井部41に当接するまで押すと、電気泳動ゲルカセット31の反対側の側縁部34aが筐体32の挿入開口44から側部42の外側に突出する。
次に、ヘラ54を側部42と側縁部34aの間に挿入して、電気泳動ゲルカセット31を更に引き出すことで、筐体32から電気泳動ゲルカセット31を取り出すことができる。
そして、新たな電気泳動ゲルカセット31を筐体32に装着することで、次の電気泳動を行うことができる。
上述の各実施形態において、サンプルは生物学的サンプル、組織サンプル、これらから抽出したタンパク質サンプル、ゲノムDNAサンプル、総RNAサンプル等任意のものを採用できる。また、第2媒体はリン脂質等を含んでいても良い。
1,25,30 電気泳動カセット
2,26,32 筐体
3,31 電気泳動ゲルカセット
4、33 絶縁部材
5、34 絶縁部材
7,36 第1開口部
8,37 第2開口部
9,35 開口
10b、44 挿入開口
11 蓋
12 カセット収納部
13 基台
14、49 クッション材(弾性部材)
16、38 第1緩衝液槽
17、39 第2緩衝液槽
23、27 クランプ部材
G ゲル
G1 分離ゲル
G2 濃縮ゲル

Claims (7)

  1. 内部に媒体を収容する絶縁部材と、該絶縁部材に対して媒体に通電する方向を規定する第1開口部及び第2開口部とを備えた媒体カセットと、
    該媒体カセットを取り外し可能に装着するカセット保持部と、該カセット保持部に装着された前記媒体カセットの媒体にサンプルを接触させるサンプル挿入部と、前記媒体カセットの第1開口部で媒体に接触する第1緩衝液を充填した第1緩衝液槽と、前記第2開口部で媒体に接触する第2緩衝液を充填した第2緩衝液槽とを備えた筐体と
    を備えたことを特徴とする電気泳動カセット。
  2. 前記媒体カセットを前記筐体内のカセット保持部に装着することで、前記媒体カセットの両側に第1緩衝液槽と第2緩衝液槽とを媒体を通してのみ導通可能に分離してなる請求項1に記載された電気泳動カセット。
  3. 前記カセット保持部に装着された媒体カセットは、絶縁性の弾性部材に当接させて保持することで前記第1緩衝液槽と第2緩衝液槽とを液密に仕切るようにした請求項1または2に記載された電気泳動カセット。
  4. 前記カセット保持部は、前記筐体に設けられていて開閉可能な蓋の内側に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載された電気泳動カセット。
  5. 前記カセット保持部は、前記筐体内に媒体カセットを挿入する挿入開口と、挿入された前記媒体カセットを係止させるクランプ部材とを備えた請求項1乃至3のいずれかに記載された電気泳動カセット。
  6. 前記カセット保持部は、前記筐体内に媒体カセットを挿入する挿入開口と、前記媒体カセットを挿脱可能に装着する基台及び支持部とを備えた請求項1乃至3のいずれかに記載された電気泳動カセット。
  7. 前記挿入開口は前記第1緩衝液槽または第2緩衝液槽に連通しており、前記挿入開口を閉鎖することで前記第1緩衝液槽または第2緩衝液槽を液密に封止する栓体を備えた請求項6に記載された電気泳動カセット。
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