JPS5848612Y2 - 炎光光度検出器 - Google Patents
炎光光度検出器Info
- Publication number
- JPS5848612Y2 JPS5848612Y2 JP1981186387U JP18638781U JPS5848612Y2 JP S5848612 Y2 JPS5848612 Y2 JP S5848612Y2 JP 1981186387 U JP1981186387 U JP 1981186387U JP 18638781 U JP18638781 U JP 18638781U JP S5848612 Y2 JPS5848612 Y2 JP S5848612Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quartz tube
- nozzle
- gas
- photometric detector
- outer nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は炎光光度検出器に係り、特に、クエンチング現
象を防止するに最適な炎光光度検出器に関する。
象を防止するに最適な炎光光度検出器に関する。
第1図は従来のガスクロマトグラフの炎光光度検出器(
FPD)を示す構造の一例である。
FPD)を示す構造の一例である。
第1図において、空気を噴出する内ノズル1の外囲に混
合ガスを噴出する外ノズル2が設けられている。
合ガスを噴出する外ノズル2が設けられている。
外ノズル2の肩部上には円筒状の石英管3が載置されて
いる。
いる。
石英管3の外周にキャップ4と冷却フィン5との組合せ
による外囲器が設けられている。
による外囲器が設けられている。
冷却フィン5の入口部には石英板6が設けられ、所定の
距離を置いてフィルター7が設けられている。
距離を置いてフィルター7が設けられている。
また、フィルター7に近接して光電子増倍管8が設けら
れている。
れている。
混合ガス人口9よリキャリャーガスと水素ガスの混合ガ
スが流入している。
スが流入している。
さらに、空気人口10より空気または酸素ガスと窒素ガ
スが適当な割合で混合されたガスが流入する。
スが適当な割合で混合されたガスが流入する。
これらがノズル口で点火されて酸水素炎を形成する。
試料中に硫黄や燐成分が含まれていること、これらに特
有の波長を持った発光をし、その光は石英管3、石英板
6を通過し、これらの特有の波長のみを透過させるよう
な光学フィルター7を通して光電子増倍管8に入射され
る。
有の波長を持った発光をし、その光は石英管3、石英板
6を通過し、これらの特有の波長のみを透過させるよう
な光学フィルター7を通して光電子増倍管8に入射され
る。
そして、光電子信管8に於て光の強さは電気信号に変換
され、増巾されて記録される。
され、増巾されて記録される。
キャリヤーガス中の試料又は不純物の燃焼等により石英
管3の内面が汚れたときは、キャップ4を外し、石英管
3を取り出し、洗浄するか、又は汚れていないものと交
換することにより常に硫黄又は燐成分に特有の高感度を
得ることができる。
管3の内面が汚れたときは、キャップ4を外し、石英管
3を取り出し、洗浄するか、又は汚れていないものと交
換することにより常に硫黄又は燐成分に特有の高感度を
得ることができる。
冷却フィン5は燃焼部の熱を光電子増倍管8に伝えない
ようにする為のものである。
ようにする為のものである。
このような従来例では、大量の炭化水素類の有機溶媒等
がクロマトグラムのピークとして表れた場合、そのピー
クのすそがベースラインより落ち込むいわゆるクエンチ
ング現象を生じ、そのすそにのった試料ピークの感度が
下るか、極端なときには記録計上に表れないといった欠
点を有する。
がクロマトグラムのピークとして表れた場合、そのピー
クのすそがベースラインより落ち込むいわゆるクエンチ
ング現象を生じ、そのすそにのった試料ピークの感度が
下るか、極端なときには記録計上に表れないといった欠
点を有する。
第2図のクエンチング現象の例を示すクロマトグラムで
あり、溶媒ピークaのすそが落ち込み、試料ピークbが
ベースラインより下がっている。
あり、溶媒ピークaのすそが落ち込み、試料ピークbが
ベースラインより下がっている。
このようなりエンチング現象の出現ρ原因が不明であっ
たため、従来は、溶媒ピーク付近に溶出される微量成分
の測定誤差が大きいのはやむえないと考えられていた。
たため、従来は、溶媒ピーク付近に溶出される微量成分
の測定誤差が大きいのはやむえないと考えられていた。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、クエンチング現象を防止し得る炎
光光度検出器を提供することにある。
であり、その目的は、クエンチング現象を防止し得る炎
光光度検出器を提供することにある。
本考案は、ノズル上に石英管を載置しただけでは石英管
とノズルの間に隙間を生じ、ガスの流通が生ずるからク
エンチング現象が出現するということを見い出したこと
に基づいている。
とノズルの間に隙間を生じ、ガスの流通が生ずるからク
エンチング現象が出現するということを見い出したこと
に基づいている。
すなわち、大量の溶媒が燃焼するときには、石英管とノ
ズルの隙間から検出器内に滞留しているガスも引き込ま
れるため、炎の輝度が水素のみの燃焼時(バックグラン
ドレベル)より下がると考えられる。
ズルの隙間から検出器内に滞留しているガスも引き込ま
れるため、炎の輝度が水素のみの燃焼時(バックグラン
ドレベル)より下がると考えられる。
本考案では、石英管と外ノズルの間を接着等によって気
密にし、一体化してクエンチング現象の出現を防止した
。
密にし、一体化してクエンチング現象の出現を防止した
。
第3図は本考案の一実施例を示す断面図である。
第3図においてはノズル部のみを示し、第1図と対応す
る部材には同一符号を付している。
る部材には同一符号を付している。
第3図の実施例は、石英管3と外ノズル2のすきまを接
着剤12で気密に接合したものである。
着剤12で気密に接合したものである。
これにより、従来は第2図のように、溶媒ピークaのす
そが落ち込み、測定したい試料ピークbがベースライン
より下に落ち込み、感度も下ってしまったものが、第7
図のクロマトグラムに示す如く、正常に感度良く測定で
きるようになる。
そが落ち込み、測定したい試料ピークbがベースライン
より下に落ち込み、感度も下ってしまったものが、第7
図のクロマトグラムに示す如く、正常に感度良く測定で
きるようになる。
なお、石英管の汚れは石英管3と外ノズル2の一体にな
ったものを洗浄または交換すれば解決できる。
ったものを洗浄または交換すれば解決できる。
第4図は本考案の第2の実施例を示す側断面図である。
この場合は、石英管3を外ノズル2にうめ込み、バッキ
ング14を介してワッシャー15と共にナツト13によ
り気密にしめつけである。
ング14を介してワッシャー15と共にナツト13によ
り気密にしめつけである。
この例によれば、クエンチング現象がなくなると共に、
石英管の脱着はナツト13を外すことにより容易に行え
るという利点がある。
石英管の脱着はナツト13を外すことにより容易に行え
るという利点がある。
第5図は本考案の第3の実施例を示す側断面図である。
第5図の実施例は、石英管3と外ノズル2を溶着したも
のである。
のである。
効果は実施例の効果とほぼ同様である。
第6図は本考案の第4の実施例を示す側断面図である。
第6図の実施例は、石英管3の内面をキャリヤーガスと
水素の混合ガスが流れ、内ノズル1は石英管中に挿入さ
れた形となっている。
水素の混合ガスが流れ、内ノズル1は石英管中に挿入さ
れた形となっている。
外側の石英管ガイド18と石英管3とは接着剤12で接
合されている。
合されている。
この実施例によれば、第3図の実施例による効果に加え
、試料が金属の外ノズルでなく、不活性な石英管中を通
る為、ピークのテーリングや試料の金属表面での分解が
起りにくいという利点がある。
、試料が金属の外ノズルでなく、不活性な石英管中を通
る為、ピークのテーリングや試料の金属表面での分解が
起りにくいという利点がある。
以上より明らかな如く本考案によれば、クエンチング現
象の発生を防止することができる。
象の発生を防止することができる。
第1図は従来の炎光光度検出器の側断面図、第2図は従
来製品による検出特性図、第3図は本考案の一実施例の
側断面図、第4図は本考案の第2の実施例の側断面図、
第5図は本考案の第3の実施例の側断面図、第6図は本
考案の第4の実施例の側断面図、第7図は本考案に基づ
く検出特性図である。 1・・・・・・内ノズル、2・・・・・・外ノズル、3
・・・・・・石英管、4・・・・・・キャップ、5・・
・・・・冷却フィン、12・・・・・・接着材、13・
・・・・・ナツト、14・・・・・・バッキング、18
・・・・・・石英管ガイド。
来製品による検出特性図、第3図は本考案の一実施例の
側断面図、第4図は本考案の第2の実施例の側断面図、
第5図は本考案の第3の実施例の側断面図、第6図は本
考案の第4の実施例の側断面図、第7図は本考案に基づ
く検出特性図である。 1・・・・・・内ノズル、2・・・・・・外ノズル、3
・・・・・・石英管、4・・・・・・キャップ、5・・
・・・・冷却フィン、12・・・・・・接着材、13・
・・・・・ナツト、14・・・・・・バッキング、18
・・・・・・石英管ガイド。
Claims (1)
- 第1のガスを噴出する内ノズルと、第2のガスを噴出す
る外ノズルと、この外ノズル上に設けられた中空の石英
管と、この石英管壁を透過した光を受光する光検知器を
備えた炎光光度検出器において、上記石英管をねし止め
又は接着により上記外ノズルに気密に取付けて一体化し
たことを特徴とする炎光光度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981186387U JPS5848612Y2 (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 炎光光度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981186387U JPS5848612Y2 (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 炎光光度検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57116856U JPS57116856U (ja) | 1982-07-20 |
JPS5848612Y2 true JPS5848612Y2 (ja) | 1983-11-07 |
Family
ID=29988285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981186387U Expired JPS5848612Y2 (ja) | 1981-12-16 | 1981-12-16 | 炎光光度検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5848612Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3807863A (en) * | 1971-07-22 | 1974-04-30 | France Etat | Method and apparatus for testing for phosphor particles contained in the atmosphere |
-
1981
- 1981-12-16 JP JP1981186387U patent/JPS5848612Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3807863A (en) * | 1971-07-22 | 1974-04-30 | France Etat | Method and apparatus for testing for phosphor particles contained in the atmosphere |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57116856U (ja) | 1982-07-20 |
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