JPS5848091Y2 - 陶磁器射出成形用成形型 - Google Patents

陶磁器射出成形用成形型

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JPS5848091Y2
JPS5848091Y2 JP3807779U JP3807779U JPS5848091Y2 JP S5848091 Y2 JPS5848091 Y2 JP S5848091Y2 JP 3807779 U JP3807779 U JP 3807779U JP 3807779 U JP3807779 U JP 3807779U JP S5848091 Y2 JPS5848091 Y2 JP S5848091Y2
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JP
Japan
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mold
molding
plaster
water
ceramic
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Expired
Application number
JP3807779U
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JPS55138505U (ja
Inventor
寿男 藤田
浩長 寺谷
貢 白井
Original Assignee
日本高圧電気株式会社
ヤマキ電器株式会社
株式会社中部化学機械製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は陶磁器を射出成形手段によって成形する場合
に用いる成形型に関する。
従来より電気機器用碍子、陶磁器等を成形する場合には
、長石、粘土、石英系を主成分とし、これに水を加えて
主成分原料の配合を化学成分的に定量調合した陶磁器成
形材料(泥臭、練土)を、成形型に上記の手段によって
注入し、任意の形状の成形物を得るようにしている。
この場合、成形型内に注入した成形材料から浸出する水
分を吸い取って成形型からの成形品の型離れを良くする
為に、例えば成形型を吸水性のある石膏で作ることが考
えられている。
しかしながら石膏はその強度が低い為、この型を高圧射
出成形の場合に利用すると型が破損してしまうといった
問題を引き起こす。
そこで本考案は、上記問題を除くようにしたもので、石
膏を用いた故に大きな吸水性を得ることができ、しかも
石膏を用いたものであっても、高い耐圧強度を得ること
ができて高圧射出成形の場合にも破損なく利用できるよ
うにした陶磁器射出成形用成形型を提供しようとするも
のである。
以下本願の実施例を示す図面について説明する。
第1図において、1は成形型を示し、要素1a。1bで
もって二つ割に形成しである。
夫々の要素において、2は主体部を示し、吸水性の良好
な石膏で形成されている。
3は主体部2の内周面に添設した内張層で、通水性の良
好な多孔質の焼結金属をもって構威しである。
尚この焼結金属層は、例えば銅90%、錫10%合金の
60〜150メツシユ粉末を原料とし、加熱温度約18
00℃を以て、常法により気孔率25〜40%、耐圧強
度1100−1700 kg/cm2にて焼結して形成
される。
またその厚みは例えば5〜3mmの薄肉に形成される。
4は成形型1内に形成された成形空間を示す。
5は成形空間4に連通する注入孔を示し、口金6を嵌め
て注入孔5の内壁面が非吸水性となす、シがも成形材料
を注入するときの摩擦抵抗が小さくなるようにしである
尚口金6は例えば砲金、真鍮、表面をクロムメッキした
鉄などの硬質材料を用いて形成される。
7は材料だまりで、型内への成形材料の流入性を良くす
ると共に、成形物の仕上げを容易にするよう周知の如く
設けられたものである。
8 a 、8 bは成形型1の外側にこれを囲むように
して設けた金属製のチャンバーで、周知の型締装置(図
示外)によって矢印A方向に締付けられている。
上記構成のものにあっては注入孔5から射出成形機によ
り成形材料10が成形空間4内に注入される。
この場合注入孔5の内壁面は非吸水性となっている為、
そこで成形材料中の水分が吸い取られることはなく、成
形材料は成形空間4内に入るに至っても良好な流動性を
有する。
従って成形材料は成形空間4の隅々まで良好に行き渡る
また上記注入の場合、注入孔5の内壁面には口金6が配
されている為、その注入孔5が材料注入時の加圧力によ
って破損するようなことも防止される。
尚上記注入は例えば50〜150kg/cm2の圧力で
行なわれる。
上記のようにして成形材料10が成形空間4内に注入さ
れると、成形材料10に含まれている水分は、焼結金属
の内張層3を介して石膏に吸水される。
上記のような吸水が終われば周知の如く型締装置が緩め
られ、成形された成形品が成形空間4から取り出される
一方戊形型は周知の如く(例えば60℃で8時間)乾燥
され、再使用に備えられる。
次に第2図は本願の異なる実施例を示すもので、石膏で
形成した主体部2e中には通気用パイプ11が挿入しで
ある。
この通気用パイプ11からは、図示される如く耐圧通気
ホース12を介して加圧気体の吹込及び減圧吸引が行な
われ、これにより石膏内に空気が通される。
このように石膏内に空気を流通させることにより、石膏
の吸水作用を促進して成形品の乾燥、離型を早め、型の
回転効率を高めることができる。
尚この通気パイプ11の挿入位置は、成形品の乾燥を全
面均一に行なわせ得る位置にされる。
なお、機能上前図のものと同−又は均等構成と考えられ
る部分には、前回と同一の符号にアルファベットのeを
付して重複する説明を省略した。
以上のように本考案の成形型1は、その主体部を吸水性
を有する石膏で形成したものであるから、内部の成形空
間4に陶磁器成形材料を注入してその材料を目的の形に
成形する場合、成形空間4に材料を注入した後直ちに成
形型1による上記材料からの吸水作用が行なわれて、非
常に短時間で成形品を成形型1から外すことができ、成
形作業を極めて作業性良く行ない得る利点がある。
しかも本考案の成形型1は、その主体部を上記のように
吸水性を有する石膏で形成した為に強度的に弱くなる可
能性のあるものであっても、その石膏の内周面を焼結金
属層で内張すした構成であるから、成形型としての耐圧
強度を高くすることができ、例えば高圧射出成形に用い
る場合でも破損なく利用することが可能となる利点があ
る。
その上上記のように石膏の内周面を内張すした構成であ
っても、その内張りは通水性を有する多孔質の焼結金属
によって行なったものであるがら、上記の如き石膏によ
る成形品からの吸水作用をいつこうに阻害することなく
、これを良好に行なわしめる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は断面図、第
2図は異なる実施例を示す断面図。 2・・・・・・主体部、3・・・・・・内張層、4・・
・・・・成形空間。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)内部に陶磁器成形材料成形用の成形空間を有する
    陶磁器射出成形用成形型において、上記成形型は、その
    主体部を吸水性を有する石膏でもって形成し、その石膏
    の内周面には通水性を有する多孔質の焼結金属層を内張
    して形成したことを特徴とする陶磁器射出成形用成形型
  2. (2)上記石膏内には、石膏内に空気を流通せしめるよ
    うにした通気用パイプを挿入したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の陶磁器射出成形用成形
    型。
  3. (3)上記焼結金属層は薄肉に形成したことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の陶磁器射出成形
    用成形型。
JP3807779U 1979-03-23 1979-03-23 陶磁器射出成形用成形型 Expired JPS5848091Y2 (ja)

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JPS55138505U JPS55138505U (ja) 1980-10-02
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