JPS584796A - 抗腫瘍性物質デオキシペンタレニルグルクロンおよびその製造法 - Google Patents

抗腫瘍性物質デオキシペンタレニルグルクロンおよびその製造法

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JPS584796A
JPS584796A JP10209881A JP10209881A JPS584796A JP S584796 A JPS584796 A JP S584796A JP 10209881 A JP10209881 A JP 10209881A JP 10209881 A JP10209881 A JP 10209881A JP S584796 A JPS584796 A JP S584796A
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deoxypentalenyl
streptomyces
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JP10209881A
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Inventor
Hideji Takahashi
秀次 高橋
Hisao Okazaki
尚夫 岡崎
Seigo Iwato
誠吾 岩藤
Mamoru Arai
新井 守
Haruo Seto
治男 瀬戸
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本梶明は新規な抗M傷性物質デオギシベンタレニルグル
クロンおよびその製造法に関する。
本発明者らは埼玉県用越市の土壌から分離した放醒菌N
α13061珠が新抗腫瘍性物質デオキシペンタレニル
グルクロンを生産することを見い出した。
デオキシペンタレニルグルクロンは、式を有し、優れた
抗腫瘍性を示す。
デオキシペンタレニルグルクロンを生産する放線菌N[
113061株の形態学的特徴および生理学的性質は以
下に示す通りである。
1、形態学的特徴 本菌株NIL 13061株の同定はl5P(インター
ナショナルΦストレプトミセス・プロジェクト(Int
ernational Streptomyces P
roject ) )基準、応用微生物工業審査基準、
バージニー・マニアル(Bergey’s Manua
l of Determinative Baater
io−1ogy)第si、ニスエイ・ワックスママ(S
、A。
Waksman )著[ザ・アクチノミセーテス(Th
eActinomycet*a ) ] オよひ放勝−
1に関する。M近の文献によって行った。
本菌株の特徴は次の通りであった。
本菌株の胞子柄は直状ないし曲状を呈し、1゜ないし5
0ある囚はそれ以上の胞子の連鎖が観察された。胞子の
表面は平滑であり、各種培地上で気菌糸は明るい茶白色
ないし灰色を呈し、単純分枝であった。メラニン様色素
および可溶性色素の産生は認められなかった。また、細
胞壁型は主成分として、LL−ジアミノピメリン酸およ
びグリシンを含む1型であった。
これらの諸性質から本菌株はストレプトミセス・オオミ
ャエンシス(Streptomyces 0m1yae
nsis)(3) に近縁の性質を有していることが判明した。そこで、ス
トレプトミセス・オオミャエンシスNRRL B−15
87株と比較観察した結果を次に示す。
1)平板培地上で28℃、14日間培養後の各種培地上
での性状は第1表に示した通りである。
(4) (7) 2.生理学的性質 漱13061株およびNRRL B−1587株の生理
学的性質は第2表に示した通シである。
第 2 表 ゼラチンの液化能(24℃)  陽性    陽性スタ
ーチの水屏能(28℃)    l′M性    陽性
ミルクの凝固能(26℃)    陰性    陰性〃
(37℃)    陰性    陰性〃 (37℃)          陽性    1易性〃 2                 〃      
   〃〃 3” 〃            〃 1”ニドリフ゛トン・イーストエキスフ゛ロス(ISP
〜1) (8) t;ペプトン魯イーストエキス拳ICIIE天(ISP
−6) ♂:チロシン寒天(ISP−7) まだ、プ11トノ・ム・ゴド11−ブ寒天(ISP−9
)培地を使用1.て、28℃、14日間培養後に1−察
した陽13061株およびNRRL B−1587株の
炭素源の資化性は第3表に示しだ通りである。
D−グルコース     」(せ L−アラビノース    士     ±D−キシロー
ス     +     丑り−フルクトース    
−− L−ラムノース     士     +iミーイノシ
トール   −− シュクロース      −     −ラフイノース
      −     −〇−マンニトール    
− 什;良く資化する  +:賢化する ±:弱く変化する  −:資化(2カい以上の記載をま
とめると、N[113061株と標化性において高い伸
似性を示したので、Nl113061、株はストレプト
ミセス・オオミャエンシス(St−reptomyce
s 0rniyaenais Umezawa et 
Okami ) Nα13061 (=SANK 60
581 )と同定した。
本菌株は通産省工業技術院微生物工業技術研究所に寄託
されており、その微生物受託番号は微工研艷寄第604
4号である。
以上、デオキシペンタレニルグルクロンの生産菌につい
て説明しだが、放線菌の諸性質は一定したものではなく
、自然的、人工的に容易に変化する仁とは周知の通りで
あり、本発明で使用し得る画情・はストレプトミセス属
に属する、デオキシペンタレニルグルクロンを生産する
菌株すべてを包含するものである。
本発明の方法における培養は一般放線菌における培養方
法に準じて行われ、液体培地で振盪培養、あるいは通気
攪拌培養によるのが好ましい。培地成分としては放線菌
の栄養源とり、て公知のものが使用され、たとえば炭素
源としてブドウ■古、アラビノース、ガラクトース、マ
ンノース、シュクロース、マルトース、テキストリン、
澱粉、グリセリンなど、又は大豆油、トウモロコシ油、
綿実油などの植物性油脂、チキンオイル、ラード、魚油
などの動物性油脂も用いられる。窒素源としては、大豆
粉、箔化生粉、綿実粉、魚粉、コーン・スチーブ・リッ
カー、オートミール、スキムミルク、ペプトン、肉エキ
ス、生イースト、イーストエキス、カザミノ酸、硝酸ソ
ーダ、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウムなどが、又
無機塩としては、食塩、塩化カリ、燐酸塩、炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウムが使用される
。更に必要に応じて硫酸第一鉄、硫酸銅、硫酸マグネシ
ウム、硫酸亜鉛、塩化コバルトなどの微量金属塩が添加
される。液体培養に際してはシリコン油、植物油、界面
活性剤などが消泡斉I]として適宜使用される。培地の
pHは中性附近、培養温度は20〜35℃、特に28℃
前後か好ましい。
油気攪拌培養では、2乃至4日培養でチオキシペンタレ
ニルグルクロンの生産馳は最高に達する。
デオキシペンタレニルグルクロンはMW液液中主として
液体部分に存在する。培養終了後、自体その他の固形部
分をけいそう土を沖過助剤とするY濾過操作、あるいけ
遠心分離によって液体部分と分離する。そのP液あるい
は上澄中に存在するチオキシペンタレニルグルクロンは
その理化学的性質を利用することにより抽出、精製する
ことが出来る。
例工ば、デオキシペンタレニルグルクロンの溶媒抽出性
を利用して、最初に培養F液に戻粉を加えて吸着させた
後、50係アセトン水溶液を用いて溶出する。溶出液よ
りアセトンを留去し、得られた濃縮液を塩酸、硫酸また
は燐酸等を用いてpH2,0にIA+整する。酢酸エチ
ルで抽出し、抽出液を再び炭酸す) +1ウム水溶液で
抽出する。
水溶液を酸で再びpH2,0に調整鐘、次いで酢酸エチ
ルで抽出することによって得られる。
更にこのデオキシペンタレニルグルクロンを精製する方
法としては、このような埋イヒ学的性質を有する物質を
精製するのに用いられるすべての方法が適用されるが、
吸着剤を用いる方法、向流分配を行う方法あるいは再結
晶法が好ましい。吸f剤としては、アルミナ、シリカゲ
ル、セファデックス、セルロースなどが使われる。
特にシリカゲルを担体とするカラムクロマトグラフィー
が好適であシ、溶媒としては、ベンゼン、酢酸エチル、
クロロホルムなどを適当な割合で混合して用いられる。
又、更に純度の高いデオキシペンタレニルグルクロンを
mるためにはシ1)カゲルまたは各種逆相カラムクロマ
トグラフィー用担体を利用した高速液体クロマトグラフ
ィーあるいは再結晶法が効果的である。
このようにして得られたデオキシペンタレニルグルクロ
ンは次の特性を有する。
1)物質の色と形状:無色針状結晶 2)融点:186〜187℃ 3)元素分析値:C2□H3o08として計算イia:
  :  C、61,459g   H,7,359b
実副値:C,6064係 H,7,15%4)  分子
u : 410 [モノメチルエステル体(C2□H3
20,)の高分解能質量スペクトルでrr/e424.
2041が得られた〕5)#、外線吸収スペクトル ν
KBr cr、71 。
3450、1780.1720.1625.1460゜
1360、1265.1240.1070このようにし
7て得られたデオキシペンタレニルグルクロンは優り、
た抗rprr瘍活性を示す。
以下に、その試験方法および試験結果を述べる。
試験方法 マウス各5匹づつを用いて、これにザルコ−マ(Sar
coma ) 180を5×10細胞/マウス腹腔内投
与した。次いでデオキシペンタレニルグルクロンのit
だは0.2 mg / I(9/ dayをアカシア)
静濁液としてj復)路内に毎日1回7日間投4した。
マウスの生存日数は次の通りであつノζ。
以上の結果から、無投与の場合’t 100としたとき
に、1 ”Q / Kr / day投与では184以
上、0.21衿g/ h / day投与では139の
延命効果(係)を示した。
以上の如く、本発明の化合物は優れた抗Imm作用を有
し、種々の)厘賜の治療に有効な化合物である。
本化合物の投与形態として(d1紅口投与、非経口投与
のいずれでもよい。経口投与の場合には錠剤、カプセル
剤等があげられ、非経口投与の場合には注射剤があけら
れる。
本化合物の投与針は症状、年令、体重等によって異なる
が、通常は成人に対し1日約10〃り〜1000〜を3
〜4回に分けて投与するのが好ましい。なお、必要に応
じてそれ以上の寒を1吏用することもできる。
次ニテオキシベンタレニルグルクロンの製造法を実施例
を挙げて説明するが、本発明はこの方法によって製造さ
れたデオキシペンタレニルグルクロンに限定されるもの
ではない。
実施例1 麦芽エキス・イースト寒天培順に斜面培養したストレプ
トミセス・オオミャエンシスS A N K60580
の一白金耳をグルコース5%、イーイトエキス0.1%
、大豆粉1.OLII、ボ11ペプトン0.4係、肉エ
キス(極東(株)1品)0.4%、食塩0.25%およ
び炭1波カルシウム05%(殺菌前pH7,0)からな
る組成培地(120℃、50分滅菌)80dを含む三角
フラスコに接種し、次いで28℃で3日間回転振盪培養
(21Or、p、m、)を行なって種培養液とした。こ
の独培養液80−を柚培養と同一組成の培地15tを含
む301容ジャーファーメンタ−に接種し、温度28+
1℃、通気# 15 t/rnin 。
内圧1.0 K9/ctA 、攪拌回転140 r、p
、m、の培養条件で67時間培養を行なった。このジャ
ーファーメンタ−2基分の培養液301をセライ)54
5(米国ジョンズマンビルプロダクトコーポレーション
製)5係を濾過助剤として用いて濾過し、P液24tを
得た。クロマト用戻粉290 rを使用し九カラムにこ
のろ液を吸着させ水洗後、50%アセトンを用いて溶出
した。溶出液よりアセトンを留去し、濃縮液4tを得た
。得られだ嬢に4液を塩酸を用いてpH2,0に調整後
、酢酸エチル3tで3回抽出した。次いで酢酸エチル層
を10%炭tWす) IIウム水溶液で抽出し酸性物質
を水層に集めた。次いでこの水層を塩酸を用いてpH2
0に調整後、酢酸エチル3tで再び抽出し酸性物質を集
めた。酢酸エチル層全無水硫酸ナト11ウムで脱水後、
濃縮すると油状物が得られた。
1衿ら九た油状物をシリカゲル(71jンクロシド社吸
)sore用−てカラムクロマトグラフィー[:6H1
[+1;ベンゼン−1昨緻エチル(9:1)i溶剤〕で
溶出した。活性部分を含む溶出液から溶剤を留去すると
油状物が得られた。得られた油状物を更にセファデック
スLM−20(ファルマシア社W )100 ?を用い
てカラムクロマトグラフィー[溶出剤:クロロホルムー
酢酸エチル(1:t>系溶剤〕で溶出した。油性部分を
含む溶出液より溶剤を留去し、イイられた残留物を酢1
翼エチルを用いて再結晶すると無色針状晶のチオキシペ
ンタレニルグルクロン れだ。
喘許出願人 三−11−株式会社 代理人井埋士 樫出庄治 第1頁の続き 0発 明 者 瀬戸油力 八王子市上野町100 特開昭58−4796+(8)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 を有するデオキシペンタレニルグルクロン。 2、 ストレプトミセス属に属するデオキシペンタレニ
    ルグルクロン生産菌を培養して、その培養物より前記式
    (1)を有するデオキシペンタレニルグルクロンを単離
    することを%徴とするデオキシペンタレニルグルクロン
    の製造法。 3 チオキシペンタレニルグルクロン生産菌がストレプ
    トミセス・オオミャエンシスS ANK60581  
    (Streptomyces  orniyaensi
    s  5ANK60581 、倣工研菌寄第6044号
    )である特許請求の範囲第2項記載の製造法。
JP10209881A 1981-06-30 1981-06-30 抗腫瘍性物質デオキシペンタレニルグルクロンおよびその製造法 Pending JPS584796A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5160179A (en) * 1989-11-20 1992-11-03 Ckd Corporation Pipe coupler with split ring chuck

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5160179A (en) * 1989-11-20 1992-11-03 Ckd Corporation Pipe coupler with split ring chuck

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